Brook Wingmanコンバーター | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

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アケコンユーザーにとって便利なものと言えば、他機種でも使いまわせるようにしたコンバーターである。現在で言えば台湾のBrookや、中国のMayflashなどが有名であり、私もXboxOneXやSwitchを購入して以来幾度となくお世話になった製品群である。非常に便利な製品ではあるのだが、ここで避けられないのが遅延である。そして、これまで購入してきた全ての製品に存在していた。

 

シューティングゲームを好む私としては当然許容出来るものではなく、購入しては売却の繰り返し。結局、マッドキャッツの2009年モデルのTEをUFB換装してことなきを得たのではあるが、やはりPS4と比較した場合に最新のアケコンを使えない、と言うジレンマがあった。

 

そこで飛び込んできたのが、Wingmanという新ブランド?のコンバーターが新たにBrookから発売されるというニュースだった。一弾目はXbox, Swich>PS4用のコンバーターという、アケコン使用者にとってはなんの意味もなさないコンバーターだったのだが、その2弾目となったのが待望の>Xbox360andOne用のコンバーターだった。

 

以前の製品全てに明らかな遅延が存在していたので、正直不安もあったのであるが、公式サイトでもNo input lag表記だったし、さらにはわざわざYouTubeにおいても宣伝動画を公開していたほどであるから、これは余程自信があるに違いない、と確信した私は発売日にTwitterでリンクが貼られると同時にAmazonUSAで購入した。なぜUSAか、それは単純に日本ではまだ未発売だったからに過ぎないが、スタンダードシッピングにも関わらず10日ほどで届いてくれたので、幸いにも日本で発売する前に入手する事が出来た。

 

結果から言えば、驚くべき事に、その宣伝通りにほぼ完璧なまでの無遅延だった。そして、Victrixを含むほぼ全てのアケコンが、Oneと360で完璧に動作。これとほぼ同時にOneと360用のHORIのソウルキャリバーアケコンも購入、そして届いたために、それがほぼ無用の長物と化してしまった事は複雑ではあったが、それでもこれでXboxOneユーザー最大の悩みであったアケコン不足が完全に解消されたのは喜ぶべき事であった。そして、もちろんXboxSeriesXでも使用可能。XboxOneX購入時の悩みであったアケコンなし状態というのが今回は1秒たりとも存在しない、というのは実に喜ぶべき事であった。

 

そして、AmazonUSAから遅れる事2週間ほどして、日本のAmazonでもようやく発売されたが、価格は6980円と、米国からの送料含めても日本の方が高い、というものだった。わざわざ個人輸入した甲斐があった、と同時にこれまでで最も高額であった事に驚きもしたが、それでもそれだけの価値はある、と言っておこう。

 

それから公式でNS用もアナウンスされ、今回はユーザー数が多いせいか日本も最初の発売国に含まれていた。既出のように、Mayflash製のコンバーターを購入していたが、Victrixが使えるというのが大きなメリットであったものの、UFBと比較した場合明らかに遅延が存在していた。元々、ハード自体に遅延がある事はメーカーが認めているし、公式製品で最も遅延が少ないと言われるHORIのRAPでも、UFBに比べたら遅延が存在していた。イコールUFBを使いさえすれば問題ないのではあるが、それだと先述のように型落ちアケコンを使わざるを得ないし、一般ユーザーにとってはその導入自体敷居が高いものだ。と言う訳で、NSにとっても待ちに待った製品と言えた。

 

しかし、Xboxでは無遅延であっても、NSではどうだか分からない。さらに、MayflashのものはPS3であれば特に遅延は感じられなかったので、もしかしたらNSのハード自体コンバーターでは遅延を避けられない仕様があるのかも知れない。そして、価格も同じ6980円と高額だ。そして、私自身NSのヘビーユーザーでもない。なので、一旦は購入を躊躇したのであるが、やはり衝動は抑えられずに購入に至ってしまった。結果は…全てが杞憂だった。すぐにVictrixを接続し、アケアカの初代グラディウスで試してみた所、それはもうUFBと遜色ないぐらいの無遅延だった。Mayflashと比べたらそれはもう言わずもがな。これで明らかにコンバーター自体に遅延がある事も証明された。

 

アケアカのグラディウスシリーズはすでにPS4でラインナップされているし、今更拘る必要がないのであるが、初代グラディウス以外の2作はPS4ではNS同様のアップデートがされていないのだ。つまり、NSの方が選べるオプションが豊富であり、グラIIに至っては初代同様にステレオサウンドも選択出来る。もちろん、画質自体はPS4Proの方が上であるが、ソースの解像度が同じである以上4Kテレビにおいてもそう大差はない。もちろん、ウルトラストリートファイターIIや、セガエイジスのように未だにNS専売のソフトも少なくはないし、もちろん任天堂のソフトはNSでしか遊べないので、まだまだNSでもアケコンの需要は大きいのだ。

 

これで、ようやくNSにおいてもアケコン問題は完全に解消に至った。そう考えると、これまでゲーミングPCや、専用のアケコンを複数台買ってきたのが馬鹿みたいに思えるが、さすがにこんな未来は予見できる訳もないので仕方がない。それでもある程度、メルカリで売れたのでよしとしよう。PS4のフラッグシップモデルを愛用している複数ハード所有者にとって、このWingmanコンバーターは絶対おすすめだ。