2012年にiPhone4Sを購入して以来、私はずっとiPhoneのユーザーである。特にアップルの大ファンと言う訳ではないものの、当時はスマホと言えばiPhoneであったし、iPod nanoの頃からiTunesも愛用していたので、特に変える理由もないので今でもiPhoneで通している。そして、この度2年ぶりにXSから買い替えを果たした。最初は12Proを購入するつもりであったのだが、予約に失敗し長らく在庫なしの状態が続いたため、その間考えた挙句、結局フラッグシップのiPhone12ProMaxを購入した。かつ2014年にiPhone6Plusが発売されて以来初めての大型ディスプレイモデルである。
現在売れ筋の中韓のモデルを見れば分かるように、スマホの画面はどんどん大型化が進んでおり、今や6インチ以上が完全に主流だ。理由は定かではないが、まあやはりそれで動画や電子書籍を楽しむ人が増えていった事が大きいだろう。かくいう私もそうであり、Xsを買った当初はベゼルレスと言う事もあり8よりも大分大きく感じたものの、前述の理由により次第にもう少し画面が大きければな、と言う思いが募っていった。しかし、店頭でMaxを見た時はやはり大きすぎ!と言う印象が拭えなかったし、街中を見回してもやはりユーザーはそれほど多くないように思える。そんな事もあって、ずっと購入を躊躇していた。
しかし、気が付けば、先述のように中韓メーカーからMaxを軽く上回るサイズのスマホがリリースされており、日本のソニーですらも21:9と言うある種常軌を逸したXperiaまで発売する始末。もはやMaxですら大きすぎる、と言う時代ではない、そしてもっとkindleや動画を大きな画面ではっきりと見たい、そして12Proの入荷を待っていたら気が付けばMaxの発売日、と言う訳で当該モデル、色は一目で気に入ったパシフィックブルーのものを購入した。
配送だといつ来るか分からないのが嫌なので、常にアプリをチェックしたおかげで新宿のアップルストアで買う事が出来た。当然、SIMフリーなのだがドコモと契約している以上、店頭でドコモのプランを再契約しなければならなかったのは面食らったが、価格はフリーのままだったのでそれは一安心。担当の方に加え、トレーニーの人も付いていたのだが、奇遇にも二人ともMaxを所有していたので、その間その素晴らしさ、特に写真についてかなり語られる事となった。
そして、実際に触ったサイズ感であったが、確かにXsからの買い替えだったのでかなり大きいな、と言う印象はあった。しかし、数分も使えばすぐに慣れたし、使っていくうちに「もうスマホと言えば最低限このサイズはないとだめだな」と思うようにもなっていった。重量はXsが公称177g、12ProMaxが226gと言う事なのでほぼ50gの増量だ。当然重いのであるが、もはや大きさそのものが両手で持つことを前提としているためにそこまでの重さは感じない。「片手で操作できない」との声も当然あるが、正直片手で不自由なく操作出来たのは3.5インチのiPhone4Sまでである。4インチモデルのiPod touchでもかなりギリギリだったので、iPhone6以降はもう両手持ち前提だ。と言う訳で、操作感覚についても何も不満はない。むしろQWERTY配列でしか打てない自分としては、キーボードが大きくて打ちやすいぐらいだ。
ただ、画質に関しては大きな違いは感じられなかった。アプリの起動やブラウジングも劇的に変わった印象はないので、もし12Proを買えていたとしたら満足感は低かったのではないかと思う。もちろん、カメラは確実に進化はしているとは言え、そんなに日常的に撮りまくるような事もないだろうし、それを考えたら余計にMAXにして良かったな、と思えたものだ。
詳しいレビューは専門家の記事やYouTubeを見てもらえれば、と思うが、ひとまず個人的な意見としては非常に満足度が高かった。前に記した通り、スマホほど使用頻度が高いものはないのだから、可能な限り一番いいモデルを買うべき、と言う訳でProMaxかProかで迷っても、無印やMiniは初めから眼中になかった。そして、その考えで大正解だった、と思っている。