Xbox Series X | ONCE IN A LIFETIME

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フィリピン留学から人生が変わった一人の男のお話です。

11月11日、Amazonで予約していたXbox Series X(XSX)が無事届いた。予約日前夜はどうしても眠気に耐えられず、12時を待たずに眠ってしまったのだが、正直日本では全く売れなかったXboxOneの事、翌日朝でも余裕で予約できるだろうと思っていた。しかし、今回ばかりは期待値が高かったのか、翌朝起きてみると公式サイトからリンクされているネットショップは全て全滅。PS5だけではなく、まさかXSXすら年内に入手不可能とは予想だにしていなかったのだが、10月23日になりAmazonにて突如として在庫が復活、すぐに予約した私は発売日にこそすら入手出来なかったが、翌日無事に配達された。

 

実際、ヨドバシカメラなどでは店舗での事前予約はあっさりと終了していたのにも関わらず、それとは別の当日の店舗在庫も入荷していたため、早朝から並ぶ事さえ出来れば予約せずとも入手可能であったのには拍子抜けしたが、正直そんな都合よくスケジュールを変更できる訳にもいかないので、まあそれは何かしらの情報を掴んでいないと無理な話だ。

 

届いて思ったのは、思ったよりも箱が小さい事だった。写真の印象では縦置き前提のタワーPC的なイメージを抱いていたため、かなり大きいのでは、と予想していたのだったがせいぜいミニタワーレベルと言った感じだ。もちろん、以前のハードと比べたら完全な「立方体の箱」であり、所有面積を取る事には違いはないのであるが、高さ自体はPS3やXbox360と同程度であるため、置き場所には困らなかった。

 

サインアップやXboxOneXからの以降もアプリからあっさり出来たし、またゲームも再インストールする事無く、外付けHDDを繋ぎ変えるだけでOKだったのでセットアップは非常に簡潔に終了した。それが終わって真っ先に気付いた事は、UIが全てOneと同一、と言う事だった。そして、Oneのアケコンはもちろん、BrookのWingmanコンバーターも使用可能、イコールPS4用のVictrixや旧パンテラ、そしてオブシディアンと言ったフラッグシップアケコンも問題なく使用可能だった。それは非常にありがたい事であるし、OneXですらもたつきを感じたUIの画面ももちろんスムーズになっていたのではあるが、そのおかげで全くの新機種と言う感じではなくあくまで上位互換機種と言うイメージが拭えなかった。

 

事前にGamePassのアルティメットには加入していたが、起動した時点でXSX仕様のゲームはFZ4のみであった。さすがに最高画質で60フレームと言うのは最高であったが、OneXの時点で相当な画質を誇っていたために、正直後者を買った時ほどのインパクトはなかった。360のゲームはOneでの後方互換と全く同じなので、残念ながらぐわんげ以外のケイブシューなど、私好みのゲームは未だにかなりの数が未対応だ。まあ、そのほとんどが日本ローカルな感じなので否めないと言った感ではあるが、このおかげで未だに360は手放す事は出来ない。

 

また、Oneのゲームはもちろん、360のゲームでさえHDR対応となる。Amazonのレビューでは余計な機能、と言う意見もあったが、自動HDRをカットしてしまうと画質がOneと変わらなくなるので、自分はそのままにしている。あくまでハード的なアプコンなので、ネイティブ4Kで映し出される訳ではないものの、それでもネイティブ720Pかは大分綺麗に映ってくれる。これがあるから余計に、大半のケイブシューが未対応なのが残念でならない。

 

そして、前回の記事で次世代機のためにわざわざテレビをLGの55NANO91JNAへと新調した事にも触れたが、まだローンチ時点では4Kの120Hz対応ソフトは少ない。うち数少ない中のひとつであるDevil May Cry 5を購入してみたが、さすがに高フレームレートと高画質の両立は出来ない。しかし、一旦前者でプレイしてしまうと、そのヌルヌル差から後者にはもう戻れない、と言った感じだ。

 

高フレームレート自体もPCでそれ以上の物を経験済みなので、今更衝撃はないがそれでも家庭用ゲーム機ならではの大画面と手軽さは魅力的だ。まあもちろん、PCでも表示可能なのだが、私自身ゲーミングPCを購入しても結局プレイしなくなっていってしまったので、やはりゲームと言えばまだまだコンソールだと思う。

 

PS4のゲームしか後方互換性がないPS5に対し(それでも十分だが)、XSXは全てのOneソフトだけではなく、それに対応したソフトのみとは言え360と初代のゲームまでプレイできる、つまり購入初日から少なくともゲームソフト不足に悩まされる事無く、いわばシームレス的に移行できるのはやはり強みだ。反面、ローンチの魅力に乏しいと言うのもあるがそれはいずれ解決されるであろう。

 

マルチ展開とは言え、遂に来月には初のXboxハード向けとなるドラクエのナンバリングも登場するなど、日本ユーザーには良い流れで来ていると思われるXSXであるが、個人的には運よくPS5が入手出来れば、やはりそちらがメインとなってしまうかと思う。OneXとPS4Proであれば圧倒的に前者がハイクオリティであったが、PS5になればその差はなくなり、むしろロード時間をはじめPS5の方が高性能とまで言われるほど。しかし、私にとってPSへの決定的なアドバンテージと言えるのは、やはりアケアカとストリートファイターV、そしてM2のSTGの存在だ。ストリートファイターは6が出てもおそらくPS5オンリーとなるに違いないのでこれはもうどうしようもないが、せめて他2つもプレイ出来ればレトロゲーマーへの求心力も高まるのではないかと思う。Oneでアケコン不足に悩まされたのも、それらのゲームが少なく需要が見込めなかったのが何より大きい。そしてさらなる360ソフト、特にケイブシューの対応だ。PS2以前とは異なり、360自体HDMI対応なので、現時点でも現役で行けるのはまだ救いではあるのだが、やはり4Kの大画面に720Pソースの画質はかなり無理が生じる。いずれも簡単にはいかないであろうが、あるのとないのとでは天地なので、本格的に日本でも普及させたいのであればMSの資金力を投じてでもなんとかしてもらいたいというものだ。