しばらく涼しくて快適だった奈良県ですが、今日は久しぶりの暑さ
やっぱり35℃超えが戻ってきてしまった〜って感じですね。
ダブルで台風が日本列島に向かってきております。
ホントに大変だなぁって思います。
風速50m近い風が吹く19号だとニュースで見ました。
毎年この台風シーズンには昭和36年9月の第二室戸台風を思い出します。
当時私は、小学2年生の7歳でした。
最大風速75mってことでしたが、避難した校舎の窓から屋根瓦が木の葉のように舞っていたのを思い出します。
うちの家は下町の普通の2階建てで、東隣が空き地の端っこの家でした。
一番すごい風が吹いているとき、家族みんなで2階でテレビを見ていました。
ゴーッと風が吹く度、家がミッシミッシ揺れました。
私は、怖くて泣きそうになりました。
やがて、天井から粉がパラパラ降ってきました。
数分後、土がバラバラっと落ちてきた時、父が叫びました。
「みんな階段のところへ行け!」
私は、大声で泣きながら階段の踊り場に走りました。
「由美子泣くな!うるさい」
そう言われても、泣きやめなかったことを今も覚えています。
みんなが階段に集まった途端に、今までテレビを見ていた部屋の天井が土埃と共に落ちて来たら、私はショックで余計に声を上げて泣いてしまいました。
最低気圧が888hpaの巨大な台風だったため、母も父も最初から鉄筋校舎の小学校への避難も考えていました。
その1時間ほど前、母が私に言っていました。
「避難する時、大事なもんを持っていけるようにしておきなさい!」
私はお気に入りの籐製の白い箱型バスケットに、オルゴールとお土産にもらったブローチとネックレスを入れていました。
それを見た母が
「アンタ、何を入れてるの!アホちゃうか?
食べるもん入れなさい!」
結局私は、オルゴールは置いてブローチは持って、お菓子を入れた気がします。
小学低学年の頃は、あまり食べることに関心が無くて好き嫌いも多かった私でしたから、大事なものが食べ物って思えなかったのです。
当時、自分が大事だと思っている物は、行楽地で買ってきてくれた貝で作ったネックレスと竹製のブローチだったからです。
父に買ってもらった大きなバラの絵がついた黒いオルゴールも、この上もなく大事なモノでした。
父の運転する小さなミゼットで、まるで笹舟のように揺れながら小学校へ避難しました。
その時のミゼットを繰る父がすごいと思いました。
何度も横転しそうでしたから。
母と私達を小学校へ置いて、すぐに父はどこかへ行ってしまいました。
学校で泊まってはいないので、多分数時間後だったと思います。
自宅に戻ると、天井が貼り変わってキレイになっていたのです。
父はとっても器用で家の中のリフォームや手作り家具が上手だったです。
そのまま、材木屋さんに走って木材を購入。
1人で直したのか、誰か応援を頼んだのか、今となっては定かではありません。
でも、キレイな天井になっていてビックリしたのを覚えています。
うちはその後、結局離婚した両親なので、仲が良くなかったのですが、その時ばかりは
「うちのお父ちゃん、すごいなぁって思ったわ!」
と母が言っておりました。
歳を数えてみれば、父は当時まだ34歳だったんだなぁって今思います。
彼は残念なことに、新しい家族のもとで40代前半に脳卒中で亡くなってしまっています。
もし、存命だったら「あの日のこと」を聞きたかったのですが何も聞けません。
台風が来る度、思い出す私の小さい頃の思い出をお聞き下さってありがとうございます。
今週は、久しぶりにチコリのパウダーピンクのニットが編み上がってきて、枕カバーなども縫えました。
ピンク系の枕カバー(チコリマルチロール)はとっても人気です。
チコリなめらかロングパンティと共に、また是非よろしくお願い致します。
では、明日8月22日に出来上がってくる製品達のご紹介をさせていただきます。
◆チコリ なめらかロングパンティ(パウダーピンク) ¥3,850
絹100%なめらかスベスベのロングパンティに、可愛い新色の登場です。
◆チコリ マルチロール(パウダーピンク) ¥2,800
絹100%なめらかスベスベの筒状カバーの新色です。
優しいお色味で枕に使うとリラックスしながらヘアケアもできます。
どなたが触れられても、その優しい風合いに驚かれます。
柔らかい生成がやっと編み上がりました。
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お待たせしているお色が、編み上がりました。
やっぱりブラ付きのタンクトップは人気です!!
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リブタイツは人気です。
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1歳モデルですが、7歳までご着用いただけます。
オーガニックコットンの真空糸のニットで縫い上げています。
その柔らかさは、特記すべきものなんですよ。
また、追加が出ましたら書かせていただきますね。
明日22日水曜日の午後2時からカートが開きます。
どうぞよろしくお願い致します。
いつも、お読み下さってありがとうございます。