B-1グランプリでも人気の「飛騨牛すじカレー」は、奥美濃カレーといわれるご当地グルメの一つです。
奥美濃カレーの特徴は、なんと、隠し味に郡上味噌を使うこと。
カレーと味噌、合わないことはないんだろうけど(何せ、カレーにソースをかけたり、しょう油までかける人もいるくらいですから。)、ちょっと意外でした。
ヨーグルトのような発酵乳製品がない日本の食文化の中で、日本人の胃腸の健康を保ってこれたのは、味噌があったから、というような話をどこかで聞いたような記憶があるんですが、
酵母菌と日本人のかかわりには、長~く深いものがありますから、全国にある味噌だけで、いったい何種類あることやら。
郡上味噌は麦麹と大豆麹を合わせる独自の製法らしいのですが、郡上市で奥美濃カレーをだすお店でも、それぞれ味の違いがあるそうで、食べ比べ歩きも、楽しみの一つだそうです。
奥美濃カレーは郡上味噌を加えればOKということで、飛騨牛、奥美濃古地鶏、地元産の豚、中にはアユを使ったものもあるらしく、特徴あるカレーが堪能できそうです。
味噌といえば、さすがに味噌の歴史は古く、『大宝令』や『和名抄』にも名前が出てきますが、今のものとはちょっと違って、嘗め味噌のよううな形で食べられていたのではないか、といわれています。
豊臣秀吉の朝鮮出兵で、仙台藩の味噌だけが腐らなかったという話が残っていますが、それに付いては『伊達正宗の味噌、仙台味噌 』を見てください。
カレーについては、『ふらのカレンジャー 』も見てくださぁ~い。
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