B-1グランプリの常連の一つ、
長野県駒ケ根市の「ソースかつ丼」は、昭和11年ごろ、ある食堂が出したソースがかかったかつ丼が始まりだそうです。
今では、このあたりでカツドンというと、ソースかつ丼が出てくるくらいの人気メニューなんだとか。
アツアツのカツに、細かく切って冷やしたしゃきしゃきのキャベツと、秘伝のソースが絡んだ味と食感は、絶品だそうです。
ソースかつ丼は近くにある伊那市でもご当地グルメになっていて、
信州の国道153号線沿いにある8つの市町村で、どんぶり物のご当地グルメを競い合っていて、「どんぶり街道」と呼ばれているんだそうです。
紹介すると、
〇辰野町 ほたる丼 ― 信州地鶏の照り焼きと、半熟卵
〇岡谷市 うな丼 ― もちろん鰻
〇諏訪市 みそ天丼 ― 天ぷらをみそダレで
〇飯島町 さくら丼 ― さくら肉(馬肉)のどんぶり
〇松川町 ごぼとん丼 ― 店によって自由で、決まりはないみたいです。「ごぼとん」だから、あえて言えば、ごぼうと豚かな?
〇飯田市 鹿味噌クリル丼 ― 鹿肉のどんぶり
〇伊那市・駒ケ根市 ― ソースかつ丼
食べ物の名前の付いた街道は全国にいくつかあって、知っているだけでも「鯖街道」、「富良野・美瑛カレー街道 」、「六田麩街道 」、長崎街道は「砂糖街道」と呼ばれているわけではないようですが、江戸時代、長崎に入ってきた白砂糖を小倉に運んだシュガーロードとして、独自の食文化を生んだようです。
中でも「鯖街道」は有名で、別の機会に紹介する予定です。