● 親や自分たちの死について考えるのに、役立つ本

こんにちは。一美キンロスです。

最近、親や自分たちの死について、考えざるを得ません。

父92才、母89才。それぞれ、同じ敷地内の施設に入っています。何とか元気にしては、います。

本来は、5月には、会いに行っているはずでした。

しかし、もちろん、行けず。

しかも、いつになったら会えるのか、全く見通しが立ちません。

私は、両親と親しいとは、言いかねます。独断的な父と、そりが合わず、何とか逃れるため、大学進学を好機として、実家を離れました。その後も、積極的には、寄り付いていません。

ただ、私にとって、父母は、「いつも、そこにいる人」です。

いなくなるとは、想像し難いです。でも、いつ逝ってもおかしくない状況になって来ています。

そんなこんなで、父母、そして、自分や夫の死について、考えざるを得ないのです。

そんな中、この本に、巡り会いました。



With the End in Mind: How to Live and Die Well

私はむしろ、副題の

How to Live and Die Well:いかに良く生き、良く死ぬか。

が、刺さりました。まさしく、それを希求していたので。

一方、私が買ったのは、ペーパーバックですが、ハードカバーの方は、違う副題です。

Dying, Death and Wisdom in an Age of Denial:死を否定する時代に、死んで行くこと、死と知恵

こちらの表現は、読み終えた後、腑に落ちました。

緩和ケア専門の医師が書いた、これまで出会った患者、約30人についての話です。1つ1つのエピソードを通じて、死について、リアルに追体験させてくれます。

医師なのに、と言うのも何ですが、文章が、すごく上手で素敵です。

緩和ケアは、体だけでなく、心も、魂も、ケアする分野のようだから、配慮が行き届くのかな、と思いました。あ、残念ながら、食事を使ってのケアは、眼中には、無いようですが・・・。

引き込まれて、ずんずん読んで、エピソードごとに、違う感動を、味わえます。

そして全部が一つに繋がって、これからの生き方、死に方の準備をさせてくれるような本です。

英語が苦にならない場合は、ぜひ、読んでみてください。

そうで無い場合は、評判の高いベストセラーなので、日本語訳が、出る可能性も、あると思います。その時は、ぜひ、読んでみてください。



便秘、皮膚炎、アレルギー、生活習慣病、婦人科系の疾患など、あきらめていた慢性病が解決に向かう可能性があります。