こんにちは。スティーブ・ジョブズと同い年の、きんろす佳豆美です。

夫は、朝起きたら、まず、ニュース・サイトを幾つかチェックするのが、シキタリ、というか、趣味、というか。。今朝は、だから、

「スティーブ・ジョブズが死んだ。」

という声で、起こされました。

実は、我々二人とも、IT界二大偉人、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツと「同級生」。そろそろ、危ないのかな、とは判っていたけれど、ショックです。

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さて、スティーブ・ジョブズ氏は、2004年に膵臓癌が発見され、当初は、食餌療法で何とかしようとしたけれど、手術も実施。その後、肝臓移植。更に、(聞くところでは、ですが)ホルモン療法も取り入れていたとのこと。

膵臓癌は、発見されてから5年以上の生存率が5%未満、ということなので、7年間生存した、というのは、治療効果があった、と見るべきなのかもしれません。

なぜ、そんなに生存率が低いのか。主な理由は、次の二つ。

1)症状がなかなか出なくて、だから、早期発見が難しいから。

2)転移が早く、発見されたときには、既に、近くの器官(肝臓、胃、リンパ腺など)に広がっていることが多い。

膵臓は、ホルモンと消化酵素の両方を分泌する、貴重な器官ですが、スティーブ・ジョブズ氏の膵臓癌は、消化酵素分泌をつかさどる部分に出来た、珍しいタイプのものだったそうです。

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彼が行った食餌療法がどんなものだったのか、判りませんが、膵臓癌にことのほか良い、とされる「スーパーフード」の例は、以下のようなもの。こういうものを多食したのかもしれません。

・ハラペーニョ
・ラズベリー
・緑茶
・ターメリック
・にんじん
・鮭
・アブラナ科の野菜:キャベツ、ケール、ブロッコリ
・チコリ                          等。

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ところで、膵臓癌の原因は、明確に突き止められていません。統計的には、以下が、典型的なリスク・ファクター。

・タバコ(喫煙)←発がん性物質!!!

・アルコールやカフェインの摂り過ぎ

・偏った食事:肉が多くて野菜・果物や全粒穀物が少ない、砂糖の摂り過ぎなど。

・糖尿病

・慢性膵臓炎


最後の2つ以外は、なぁ~~んだ、っていう感じですよね?別に、目新しくない・・・。

そう。病気って、殆どが、そういうこと。

★つまり、まず、典型的な発がん性物質であるタバコは、吸わないのが基本!

そう言えば、2009年の「コンシューメリスト」というアメリカの雑誌に、アップル社は、喫煙者のアップル・コンピューターの保証を断る、っていう記事が載ったそうです。理由は、アップル社員が、タバコで汚染されたコンピューターの修理をするのは、危険だから。

・・・ひょっとすると、スティーブ・ジョブズ氏は、少なくともある時期、ヘビー・スモーカーだったんでしょうか。検索しても発見できませんでしたが。


★次は、言い古された言い方ですが、平たく言うと、「バランスの崩れた」食事。

食べ物の力、あなどれません。病気の「遺伝子」を持っていたとしても、「引き金」となる要因が無ければ発病しないことが多い・・・食事内容と、この「引き金」とは、大きく大きく、関係しますから。

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スティーブ・ジョブズ氏のご冥福を、心からお祈りします。