昨日、12月15日(土)。
みんなが来たくなる図書館の
楽しいアイデアを出し合おう!
こんなテーマの会議に参加してきました。
『会議』とは言っても、実は今回は市民ファシリテーターの皆さんが開催する『JOSOまちづくりサロン』。これまで常総市の市民ファシリテーター養成講座を受講してきた人たちが、自分たちの手で “場をつくる” という、いわば卒業制作のような場に、参加させていただいたのです。
※主催者に許可いただいて写真を撮影し、内容とともにブログに掲載させていただいています。
市民ファシリテーターの皆さんが、学んだことを目一杯活用して挑戦した場づくりは、とても楽しく、温かみのあるまちづくりサロンでした。
(ちなみに、常総市では会議ファシリテーター普及協会の釘山さんを講師に迎えて、市民ファシリテーターの育成に取り組んでいるそうです)
司会は雪だるまだし。
トナカイも出てきて。
会議の説明も楽しそうに。
とても大切なサロンのルール。
1.自分ばかり話しません
2.頭から否定しません
3.楽しい雰囲気を大切に
各グループ5~6人に分かれて、司会の進行のもと、今回のテーマである「みんなが来たくなる図書館の楽しいアイデア」を出し合います。
ちなみに私のグループでは……
こんなにたくさんのアイデアが。
図書館大好きな私としては、図書館の魅力アップのために、どれも自分の手で実現してしまいたいような楽しいアイデアばかり!
4つのグループそれぞれから洗い出したアイデアを発表。
発表のスタイルや役割分担の端々に、今日の対話の中で作られたそれぞれのグループの関係性が感じられます。
各グループの発表を聴いた後は、参加者全員で3つのアイデアに投票。
投票を集計する市民ファシリテーターの皆さん。(雪だるま、トナカイ、サンタ)
ちなみに今回、最も多くの票を集めたのは、
図書館に来るインセンティブ・理由を作る(商店街などと連携したポイント制など)
というアイデアでした。
実際に出てきたアイデアが実現するかどうかはともかく、短い時間の中で、とにかくたくさんのアイデアが出てくるという点に驚きます。
それは、やはり参加者がその場を安心・安全だと感じているというのが要因としては大きいのかもしれません。
どの場面でも参加者がリラックスして話していることが感じられ、もちろん私もいつも以上にリラックスしてグループの中で話すことが出来ました。
会議だから!
とか
意見を言わなくちゃ!
という雰囲気ではなくて、とにかく楽しい雰囲気なので
・テーマと関係ない雑談からリラックスして話せる
・同じグループの人を警戒する必要が無い
ので、その結果として何でも言いやすい心持ちになり、
そこから
じゃあ図書館のこと、どう思う?
遠慮しないでアイデアを話せる
私のグループで出てきたアイデア。
感覚的には会議で一所懸命アイデアを出すというより、カフェで気の合う人たちとあーでも無いこーでも無いと気楽な気持ちで放談している感じ(笑)
でも、もちろん気楽なだけじゃなくて、出てきた多くのアイデアから、ちゃんとグループを代表するアイデアに育てる時間も。
こちらは私たちのグループのたくさんのアイデアから、代表する3つアイデアに絞り込んだもの。
ただし、単純に3枚の付箋を選んだのではなく、
「泊まれる図書館」と「イベント」は一緒だと楽しい!
「青空図書館」と「移動図書館」は同じ目的でできる
というように、アイデアとアイデアを繋げたり、よりよいものにしたり。
そうやって3つの代表を創出しました。
この作業のときに強く感じたのは、
安全だからアイデアを多く出せたけど、
同じように
安全だから結合・改善も提案しやすい
ということ。
否定されないのだから、これとこれをまとめてみたら? って提案してみようかなって考えられます。
最後に、これは場づくりのテクニックとは直接関係無いことなのですが、備忘録的に書いておきます。
やはり今回のような“市民”ファシリテーターだからこそ、創ることができる雰囲気というのがあるのではないか、ということを強く感じました。
例えば、市役所の特定の部署が主催する会議で、自前であれプロのファシリテーターなどを招聘するのであれ、今回のようなファシリテーションデザインも環境デザイン(飾りつけなど)も、参加者に素直に楽しい雰囲気づくりだと受け容れてもらえるか、正直あまり自信がありません。参加者の中には「市役所の取組みなのに……」と違和感を覚える人もいるかもしれません。
でも、“市民”ファシリテーターであれば、こういったファシリテーションデザインも環境デザインも、とても自然体で出来ますし、参加者も「あ~、市民が自らファシリテーターをやって、こういう飾り付けや進行をしているんだな~」と素直に受け容れることができるのではないでしょうか。
ここに市民主体の場づくりの強さを感じます。
仕事として、使命感や必要にかられてやる場づくりではなく、やりたい人が楽しみながらやっている場づくりの強さ。
やっぱり、“やりたいという気持ち(will)”が創る場はいい。
だからこそ、今回の市民ファシリテーター養成の事業のように、行政が自らクリエイティブな対話の場を創ろうとし過ぎるのではなく、市民の“will”を引き出したり、増幅させるような取組みに大きな可能性を感じます。
そこから結果的に生まれてくるものが、とても素敵で、しかも物事を変えたり進めたりする強さを内包しているから。
もちろん、それは市民に限らず、企業や団体もそうですし、組織の公務員の“will”を引き出すのも、とても大きな可能性があると、私は感じていて、そっち方面の活動はこれからも大切にしていきたいな~って気持ちを新たにしました。
主催者の常総ファシリーテーターズの皆さま、常総市役所市民協働課の皆さま、一緒に参加した皆さま、ありがとうございました!
クリスマスらしく、こんなプレゼントも。
中身はサクマドロップスとチロルチョコでした。
こちらもご紹介しなくては!
有形文化財の二水会館が会場に。
とても素敵な会場でした~。
さて、私たちの“will”で創っている「公務員おしゃべりカフェ」という場があります。
ぜひ、学生さんなど公務員への道について考えている人も、現役公務員でちょっとおしゃべりしたい人も、私たちの公務員おしゃべりカフェに、ぜひ遊びに来てください!
●公務員おしゃべりカフェのご案内
【日時】2019年1月9日(水)19時~21時
【場所】池袋駅または新宿駅周辺のカフェ
【参加費】飲食費実費
【参加方法】
公務員キャリアデザインスタジオにメール(k.careerdesign☆gmail.com ←☆を@に置き換えてください)で氏名と参加者区分(公務員志望者・内定者 か 現役公務員 か)と「●月●日来店希望」と伝える。
メールで「公務員おしゃべりカフェ」が開店する会場(リアル店舗のカフェ)の情報が届く。(※迷惑メールのフィルター設定にご注意ください)
「公務員おしゃべりカフェ」が開店する会場(リアル店舗のカフェ)に行って参加している公務員と好きなことをしゃべる。
↑来店方法はこれだけ。
皆さんのご来店をお待ちしています!
ここ最近の回の開催報告ブログがこちら
【開催報告】あなたたち、結局最終的にどうなりたいのさ!?(公務員おしゃべりカフェ)
皆さんのご来店をお待ちしています!
●公務員おしゃべりカフェ関係のブログ記事
ちなみに、こちらは公務員おしゃべりカフェに関する過去のブログ記事です。
【開催報告】あなたたち、結局最終的にどうなりたいのさ!?(公務員おしゃべりカフェ)
今年もリアルを語りましょ! 公務員おしゃべりカフェ、今年もやりますよ~