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BLACK CHERRY

JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC

 Os Paralamas Do Sucesso82年Rio de JaneiroSeropédicaで結成されたBrasilのRock Band。ParaíbaJoão Pessoaに生まれたHerbert Viannaは軍人だった父親の仕事の関係でBrasíliaに移住し、そこでBi Ribeiroと出会い、その後Herbertが陸軍士官学校に通うためにRio de Janeiroに移住した時、偶然にも幼馴染のBiと再会したところから、このバンドの物語は始まる。Rock好きの2人は、Herbertがギター、Biがベースを担当してバンドを組んで、やがてDrummerのVital Diasが加わった。大学受験を控えてバンドは一時的に消滅したが、81年にバンドは再結成されることになる。82年になってバンドは真剣にプロの道に進むことを考え、Os Paralamas Do Sucessoと名付けられたバンドで、これまでギターしか弾いてこなかったHerbertはLead Vocalも担当することになり、Original曲とCover曲で構成されたConcertを積極的に開くようになる。Vital Diasは芸術家の道に進むことを理由にバンドを去り、後任としてJoão Baroneがバンドに加入した。 Rio de JaneiroのCirco VoadorでLulu Santosの前座を務めたことによってEMIの目に留まり契約を結ぶことになった。83年Debut AlbumCinema Mudo』をリリースし、84年に『O Passo Do Lui』をリリース、Rick In Rioにも出演し評価を高めた彼らは大規模なTourを行い、86年にとうとう政治的なMessageも込められた傑作『Selvagem?』をリリースする。 Gilberto GilをGuestに迎えた“Alagados”やGilが歌詞を書いた“La Novedad (A Novidade)”、Tim Maiaの“Vos (Você)”をFeatureしたこのアルバムは70面枚を売り上げ、彼らは一躍Brasilを代表するRock Bandのひとつとして躍進を遂げるのであった。本作は88年にリリースされた前作『Bora-Bora』で管楽器を導入した路線を引き継ぎ、さらに多種多様なRhythmを取り入れたアルバムとなった。

 

 『Big Bang』はOs Paralamas Do Sucesso89年にリリースしたアルバム。

アルバム1曲目は小気味良いカッティングで始まり高らかにHorn隊が鳴り響くPerplexo”。

歪ませたギターのRiffから始まる“Dos Restos”。途中でReggaeのカッティングになるが、歪んだギターに切れ込むHorn隊がカッコイイ。

Pólvora”は英国のMadnessあたりを思い起こさせるSka風味のPopなナンバー。

Nebulosa Do Amor”はMattos NascimentoTromboneが絶品の切ないBallad気怠気に歌うHerbertの甘美なVocalもイイ感じ。

Vulcão Dub”もHorn隊のSka風のサウンドが英国のバンドっぽいインスト曲で1分チョイで終わってしまう。

ようやくBrasilっぽいイントロにホッとする“Se Você Me Quer”。

ReggaeniRap風のVocalが面白い“Rabicho Do Cachorro Rabugento

Van Halenの“Jump”みたいなSyntheで始まる“Esqueça O Que Te Disseram Sobre O Amor (Vai Ser Diferente)”。Lingála風のギターがイイ感じ。切れ込むHorn隊もカッコイイ。

泣きのChord進行切ないMelodyが歌われる“Lanterna Dos Afogados”。

タイトル曲“Big Bang”もSkaのRhythmにビシバシ切り込んでくるHoran隊がカッコ良すぎ。引き締まったEnsembleが気持ち良い。

Kid AbelhaのGeorge Israelの雰囲気タップリなSaxをFeatureした、なんとも切ない“Lá Em Algum Lugar”。

Gerônimo Santanaの“Jubiabá”もタイトル通りAfroなノリをSkaにのせた楽しいナンバー。

アルバム最後をシメるのはRapでキメるCachorro Na Feira”。

Nebulosa Do Amor/Os Paralamas Do Sucesso

(Hit-C Fiore)

    本年もよろしくお願い致します。

 James GangJoe WalshDomenic TroianoTommy Bolinという大好きなギタリストを擁して60年代から70年代に活躍したRock Band。Eaglesに加入するJoe WalshThe Guess Whoに加入するTroiano、ご存知Deep Purpleに加入するTommy Bolin、3人ともJames Gangで、それぞれの持ち味を生かしたご機嫌なアルバムを残してくれているのは嬉しい。60年代Ohio州Clevelandで結成されたJames Gangは、DrummerのJim FoxとBassistのTom Kriss以外はメンバー・チェンジを繰り返し、68年にギタリストとしてWalshが加入後もメンバーの脱退があり、結局メンバーは3人組に落ち着いて活動を続けていく事になった。ABC RecordsStaff ProducerだったBill Szymczykと出会ったJames Gangは68年にABC傘下のBluesway Recordsと契約してDebut AlbumYer' Album』をBill SzymczykのProduceで69年にリリースする。69年にはベースのTom Krissが脱退してDale "Bugsley" Petersが加入、70年には人気Single“Funk #49”を収録した2nd AlbumJames Gang Rides Again』をリリースしている。The WhoOpening Actを務めPete Townshendにも認められた彼らは71年欧州Tourを敢行、勢いにのって3rd AlbumThirds』をリリースする。そして同年9月にはLive Albumである本作が世に出るのであるが、Joe Walshと彼らのDebutからProducerとEngineerを務めてきたBill Szymczykが参加したJames Gang最後の作品となるのであった。New York CityのCarnegie Hall5月15日に行われた公演の模様を収録した本作には、燃え尽きよとばかりにJoe Walshが鬼気迫る演奏を披露しているが、それは同時にWalshの才能が、図らずもこのバンドの枠には納まらないものになってきていることを明らかにしたのだった。1959 Gibson Les PaulHumbucking特有のぶっとく腰のあるギターが炸裂していて、これまでのStudio作とはうって変わってHeavyでガッツ入ったRockを聴かせてくれるのが個人的には嬉しい。

 

 『James Gang Live in Concert』は71年9月ABC RecordsからリリースされたJames GangのLive Album

アルバム1曲目は“Stop”。Debut Albumの最後を飾ったJerry RagovoyMort Shuman作のHoward Tateの67年のSingleのCover。イントロのギターからいきなり最高。WalshのVocalもカッコ良すぎWahをかけたギター・ソロもご機嫌で盛り上がりまくり。

Albert Kingの“You're Gonna Need Me”。これはギターもVocalも迫真のプレイでタメにタメたリズム隊にのってWalshがキレキレ。特にギター・ソロは圧巻Delayの使い方も素晴らしい。

Debut Albumから“Take A Look Around”。こちらもWalshが弾くHammond B3 Organ唸りをあげてカッコイイのなんの。リズム隊も気合入りまくりで頑張っているのが良い。

2nd Album『James Gang Rides Again』から”Tend My Garden”。こちらもHammondがカッコ良すぎ。Progressiveな展開は気持ち冗長な演奏に陥りそうになるけれどHammndの響きとChorusとリズム隊が頑張っている。

2nd Albumから“Ashes, The Rain & I”。Studio作ではStringsも導入された、これまたWalshの特徴のひとつともいえるBritishな陰影を感じさせる作品だったが、ドラムスのJim FoxがAcoustic Guitarを爪弾き、WalshとEnsembleを形成する。Walsh独特の粘っこいVocalも良き。

3作目『Thirds』の冒頭を飾る“Walk Away”。3人が一体となった演奏、これは文句なし。

アルバム最後をシメるのは1st収録のYardbirdsの“Lost Woman”。17分越えPsychedelicな展開になっていく中間部とか、メンバーのソロ回しも圧巻だが、後半のメンバー全員の奇声も飛び出すScatの掛け合いが最高である。

Walk Away/James Gang

(Hit-C Fiore)

  

  

  

  

                   (山陽新聞)

 

 失って、あらためて、その偉大な功績が日に日に身に染み、その存在感は増していく。相変わらず多忙な日々の中で、ふとした時に思いをはせると、時間が止まり、ついつい記憶を辿り思い出の中で、学んだ数々の教えや、その時の風景、出来事が頭の中を駆け巡っていく。今年は本当に色んなことがあったけれど、今年ほど喪失感を強く感じた年はなかった。それでも仕事とPrivateに関しては、おかげさまで何とか1年を無事に過ごすことができて、Projectの方も目途が立ちそうになって充実と一安心の年ではあった。そして思い出を辿る機会は多かったが、そこから今の自分をさらに律して前を向き進み続けるエネルギーを得るようにしてきたのだった。そう、ずっと生き続けていく、自分の中で、その永遠に輝き続ける音楽は決して止むことはないだろう。

 

(新譜部門)

Whispers Of Rain/Alina Bzhezhinska & Tulshi 

Luar Total/Alexandre Andrés

Hard Believer/Believers  - Brad Shepik, Sam Minaie, John Hadfield 

Inkyra/Emma Rawicz

Find El Dorado/Paul Weller

Painter Of The Invisible/Jaleel Shaw 

Room On The Porch/Taj Mahal, Keb' Mo

Barbastelle - Vestige Étésien/Jordi Cassagne

It's How You Say It/Karneef

Young Fashioned Ways/Kenny Wayne Shepherd, Bobby Rush

(再発&発掘部門)

Late Autumn Sunshine/Michael Garrick 

One Size Fits All (50th Anniversary)/Frank Zappa And The Mothers Of Invention

Parts Of The Process/Godley & Creme

Suspicion/Stefano Pulga

Cross Fire/The Cabildos 

The Lamb Lies Down On Broadway (50th Anniversary Super Deluxe Edition)/Genesis

Jazzrocková Dílna = Jazzrock Workshop

Pelo De Rata/Matias Pizarro

Aladin Tapes/Kraan

Meccanizzazione/Oronzo De Filippi

Luar Total/Alexandre Andrés&Grupo

Warm Days, Cold Nights/Alina Bzhezhinska & Tulshi

In the Weeds/Believers  - Brad Shepik, Sam Minaie, John Hadfield

If Only You Could See Your Face Right Now/Karneef

Hoochie Coochie Man/Kenny Wayne Shepherd, Bobby Rush

That's Who I Am/Taj Mahal, Keb' Mo

Without Expression/Terry Reid

Rock and Roll Hoochie Koo/Rick Derringer & The Edgar Winter Group 

Left and Right/D'Angelo 

La Libertad LogicoComparsa De Los Locos/Eddie Palmieri

Papagaio Alegre/Hermeto Pascoal E Grupo

 

今年一年ありがとうございました。
来年が皆さまにとって良い年でありますように。

(Hit-C Fiore)

 14 Bis80年にリリースした、この2作目のアルバムは、まずは美しいジャケットに目を奪われてしまったのだが中身も素晴らしく、名作の誉れ高いDebut Albumから1年も経たずにリリースされたのが信じられない位、Qualityの高い作品が次々と飛び出して来る。14 Bisは70年代後半Minas Geraisで、O Têrçoの鍵盤奏者/VocalistFlávio VenturiniとベースのSérgio MagrãoBendegóの鍵盤のVermelhoことJosé Geraldo de Castro MoreiraとドラムスのHely Rodriguesと合流し、Flávioの弟のCláudio Venturiniがギターで加わって結成されている。FlávioとVermelhoはMilton NascimentoToninho HortaWagner TisoBeto GuedesLô Borgesらと共にClube da Esquinaの音楽仲間でもあった。ご存知の通りMinas Geraisから生まれた、さまざまなジャンルを飛び越えた神秘的で不思議な魅力を持ったMelodyとChord ProgressinMagicalなEnsemblleと空間を持った音楽は、80年代に入ってからも生まれ続けていった。そんな中でFlávioが在籍していたO TêrçoやSom ImaginárioSagrado Coração da Terraといった70年代ProgressiveSymphonicな音楽性を持って活躍したGroupは時代の波と戦わざるを得ない状況にあり、実際、消滅の道を辿るバンドもあった。ここで時代に迎合するわけでなくMinas特有の魅力的なMelodyを追求しながらも、14 Bisは本作でSophisticateされたPopで親しみやすい音楽性へと舵を切っていくことになる。高度な演奏技術に裏付けされた複雑で精緻ながら心地良いEnsemble魔法のような透明感のあるVocal Harmony優美なMelodyを最大限に活かすように歌い上げていく。本作ではFlávio以外にもSérgio MagrãoやVermelhoも積極的にSongwritingに参加してSérgioはMiltonが後にCoverする“Caçador De Mim”という名曲を本作で披露している。

 

 『14 BisII』は14 Bis80年にEMIからリリースしたアルバム。

アルバム1曲目は作者のMilton NascimentoがAcoustic Guitarで参加した“Bola De Meia, Bola De Gude”。Som ImaginarioのTavitoもPercussionとVocalでAcousticなこの名曲を盛り上げている。Miltonもこの曲を88年のアルバムMiltonsでSelf Coverしている。

夢見心地ななOrchestrationで幕を開けるメンバーのSérgio MagrãoとComoser/SingerのLuiz Carlos Sáが共作した“Caçador De Mim”もTavitoが弾くTwelve-String Guitarがイイ味を出している。

Flávio VenturiniとメンバーのVermelhoがMarcio Borgesと共作したSymphonicな“Planeta Sonho”。これまた爽やかなVocalとChorus優美なMelodyを歌い上げてく。

A面の最後をシメるのはバンド名を冠したInstrumentalの組曲14 Bis (Instrumental I)”と“14 Bis (Instrumental II)”。Cláudio Venturiniの見事なAcoustic Guitar典雅なMelodyを奏で、後半は疾走感に満ちた展開に突入、ギタリストCláudioが大活躍である。

アコギがジャンジャカしてCountry Rockなノリで始まる“Nova Manhã”はノリの良い軽快なRockで80年代らしさを感じさせる。美麗なMelodyをVocalとChorusで思いっきり楽しませてくれる。伸びやかなギター・ソロもイイ感じ。

Pra Te Namorar”はThe Beatles風の曲調でMelodyもChord Progressionも一捻りあるけれどMelodyが美しくて思わず聴き惚れてしまう。Harmonicaがイイ感じ。

ロッケンなギターで始まる“Esquina De Tantas Ruas”は疾走感溢れる軽快なナンバー。

Carrossel”は清らかで透明感溢れるVocalもChorusもひたすら夢見心地で寄り添うOrchestrationもイイ感じで後半に盛り上がっていく。

アルバム最後をシメるのはMárcio Fernandesという人物がVocalを務める“Pedras Rolantes (Nas Ondas Do Rádio)”はStonesやBeatlesへのHomage。彼らの曲名も歌詞に登場する。

Carrossel/14 Bis

(Hit-C Fiore)

 Teddy LasryはFranceのParis13区13e arrondissement de Paris

生まれのMulti-Instrumentalist/Composer。初期のMagmaに参加していたことで、その名を知ったのであった。音響彫刻Structures Sonoresの奏者として知られるJacques Lasryの息子でもあるLasryは、幼少時からClassical Musicの教育を受け、Clarinet作曲を学んだ。その傍らでStructures Sonoresの国際Concertにも参加していたという。67年から69年にかけて、64年Ariane Mnouchkineの呼びかけで設立された舞台芸術家による前衛劇団Théâtre du Soleil太陽劇団)の一員として作曲演奏を担当した。そしてLasryはMagmaに加入する。70年リリースのDebut AlbumMagma』から73年リリースの『Mekanïk Destruktïw Kommandöh』まで3作のアルバムに参加したLasryはClarinet、SaxophoneFluteBassを演奏しVoiceも披露した。72年にリリースされたMagmaの別動隊Univeria ZektのアルバムやYochk'O SefferPerception73年リリースのアルバム『Perception & Friends』にも参加している。Magmaを脱退すると、Lasryは様々なMusicianとCollaborateし、自身の名義での作品もリリースしていく事となる。TVや広告の音楽73年ぐらいから手掛け始める。本人のアルバムとしては、以前ご紹介した76年RCAからリリースした『e=mc²』が数曲だけどJannick TopAndré Ceccarelliが参加していることもあって最高であるが、本質はMulti-Instrumentalistとして管楽器、鍵盤、打楽器を一人で演奏して多重録音で作品を作り上げることが多い。70~80年代にかけてFranceのLibrary label Patchworkに残した作品がまさにそういったStyleである。75年に同Labelからリリースされた本作も洒落のめしたタイトル通りFluteの多重録音を重ね民族音楽からJazz Funkまでジャンルを越境した独自のStrange Worldを生みだしている。

 

Tutti Fluti』はTeddy Lasry75年にリリースしたアルバム。タイトルはTutti Fruttiを捩ったもの。

アルバム1発目は“Kikinda”。8/8+6/8拍子Fluteが民族音楽的なフレーズで魅了する。

Pajaritos De Los Andes”もタイトル通りFluteの多重録音Andesの香りが漂うFakeな南米Folcloreナンバー

Classic Fantasy”はCeltic Musicを思わせるFluteの多重録音。

Doulce Flute”もタイトルまんまで童謡のようなMelodyに心が和む。

Tahiti”もFluteの多重録音で甘美で、どこか懐かしい世界を描き出している。ComposerとしてのLasryの才能が感じられる。

And Now Whistlin'”はマッタリどこか長閑な世界がイイ感じ。

Monomotapa”はPercussionベースも加わって幻想的な中にFunkyな感じも実に素晴らしい。

Wind In The Sky”も奔放に舞うFluteFunkyなSynthesizer Bassがイイ感じで摩訶不思議な世界を描き出している。

Organum”もFunkyでCosmicな世界が実に気持ち良い。EffectをかけたFluteが良き。

Seventh Cloud”はチョッと寂しげ大陸的な旋律を奏でるFluteがどこか郷愁を誘う雰囲気なのが良い

Los Angeles”はピアノも加わり、FunkyなSynthe Bassがイイ感じのJazz Funk

Noir Ébène”もピアノ入りJazz Funk調のナンバー。FluteJazzyなフレーズで迫る。

アルバム最後を飾るのは“Jeremy”。これまたFunkyに跳ねるSynthe Bass躍動的なFluteが良き。

Tahitl/Teddy Lasry

(Hit-C Fiore)

 Jesse Johnsonは今、何を想っているのだろう。Jesseが80年代半ば表舞台に引っ張り出したSly Stone、そしてThe Vanguardの一員として音楽的にも精神的にも支えてきたD’Angelo、さらにThe Timeの同僚Jellybean Johnson(777-9311のドラムは必死にコピーしたものだ)、

この3人が今年相次いで旅立っていった。Illinois州Rock Islandに生まれたJesse Johnsonは9歳の時にEast St. Louisに移り、両親の離婚後、里親に育てられ、16歳の時にRock Islandに戻り父親と暮らすようになり、15歳ギターを弾き始めるようになったJesseは、10代から20代前半にかけて地元のRock Bandで腕を磨いたという。音楽仲間の勧めで81年Minnesota州Minneapolisに移ったJesseは、そこでMorris Dayと出会い、Dayと同じ高校で一緒にバンドを組んでいたPrinceが思い描いたFunk Band The Timeを結成することになる。バンドは81年に『The Time』をリリースするが、楽器を演奏したとしてメンバーがCreditされているにも関わらず、Morris DayがVocalとドラムスを演奏した以外は殆どPrinceの演奏によるものであった(Dr. Finkが2曲でSynthesizerを弾いている)。JesseはPrinceの別のProject  Vanity 6に参加し、“Bite the Beat”をPrinceと共作、84年にリリースされたThe Timeの3rd Album『Ice Cream Castle』では演奏でも貢献した。しかし映画『Purple Rain』の人気にも後押しされThe Timeの人気が盛り上がり、さあ、これからという時にMorris Dayに続きJesseもThe Timeを脱退してしまう。そして84年A&M Recordsソロ契約したJesseは翌85年にアルバム『Jesse Johnson's Revue』をリリースするのである。The TimeからベースのJerry Hubbard、鍵盤奏者のMark Cardenasが参加し、ドラムスにはBobby Vandell、ギターにはMichael Baker、鍵盤にTim Bradleyというメンツ。本作は翌86年にリリースされたアルバムでJesse Johnson名義となっている。『1999』まで夢中になっていたPrinceだが『Purple Rain』以降には自分は入れ込めずに、この頃は圧倒的にJesseの方に興味が移っていったのだった(『Sign "O" The Times』で再びPrinceに夢中になるが)。

 

 『Shockadelica』はJesse Johnson86年A&M Recordsからリリースしたアルバム。ギター、Vocal、楽曲は勿論、ProduceEngineerMixまで担当して担当している。ベースのThe TimeのJerry Hubbard、鍵盤のTim Bradleyは前作から引き続き参加。ドラムスがRocky Harrisに交代している。PercussionにはPrinceとAndré Cymoneが結成していたBand Grand CentralWilliam Doughty、新たに鍵盤にKim Cageが参加している。

アルバム1曲目は“Change Your Mind”。気合の入ったド派手なPercussionHorn隊にJesseのVocalは、やっぱりどこなくPrinceのよう。短いながら燃えたぎるギターも聴くことが出来る。

上述の、引きこもっていたSly Stoneを引っ張り出して参加してもらった“Crazy”。これが驚きで鍵盤を弾き歌うSlyが主役を食いまくる勢いFunk魂を発揮している。Slyもいよいよ本格的に復活かとこの時は期待したものだった。

Baby Let's Kiss”もHorn隊がビシバシ切れ込み、文句なしに腰が動き出すDanceableなナンバー。Catchyなサビも良き。

ご機嫌なギターから始まる“A Better Way”もグッと腰を落とし女性Chorusを従えて迫るMidium。

Do Yourself A Favor”はPrinceがギターと鍵盤、ドラムスで参加した94 Eastの“If You See Me”のCover。バンドのLeader Pepé Willie作。これは最高。

She (I Can't Resist) ”はギターのカッティングSynthesizerが『1999』の頃のPrince、そしてZappの香りも漂う大好きな曲。

Addiction”もギターのカッティング、SyntheがまんまPrinceだがPercussion女性Chorusもまじえ、ご機嫌なMinneapolis Funk

Tonite”はハチロクのBallad風

Burn You Up”も典型的なMinneapolis Funk。Syntheだけでなくベースもキモになっているのがよくわかる。

アルバム最後をシメるのは“Black In America”。アコギをジャンジャカかき鳴らし女性Chorusを従えジックリ歌い上げていく。

Crazy/Jesse Johnson

(Hit-C Fiore)

 Wizz Jonesまで、とうとうこの世に別れを告げていってしまったのだった。それにしても今年はいったいなんて年なのだろう。Wizz JonesことRaymond Ronald "Wizz" Jones、英国のSurrey州Thornton Heath生まれの伝説のGuitarist/Singer-Songwriterは今年、86歳の誕生日を迎えた2日後の4月27日の朝早くに人生の幕を閉じたのだった。John RenbournBert Janschと共演し、Art Collageに通っていた10代の頃のKeith Richardsギターを教え、若き日のEric ClaptonはWizz JonesのLiveに足を運び最前列に陣取って、そのギター・テクニックを学ぼうとしたBruce SpringsteenはJonesがBerlinの壁の反対側にいる友人や親族について書いた“When I Leave Berlin”をCoverした。50年代、JonesはBlind Lemon JeffersonBig Bill BroonzyWoody GuthrieRamblin' Jack Elliottに影響を受け、同時にJack Kerouacに憧れBeatnikとなって、LondonCoffee HousesFolk Clubで演奏するようになった。そしてCroydon Folk ClubThe Oval Tavernで定期的に演奏し、Davy Grahamにも匹敵すると言われたそのギターはMartin Carthyに影響を与えた。60年代初頭ParisBuskingしたJonesはTroubadourでもあったがThe Incredible String BandClive PalmerRod Stewartとも交流を持った。FranceMoroccoへ旅立った後に、英国のCornwallFolk Music Circuitに再び戻ってきたJonesは、60年代半ばUnited Artistsと契約を結び、SoloとしてDebut AlbumWizz Jones』を69年にリリースするのであった。70年代欧州で人気がありTourもしていたが、不遇の80年代には家具を運ぶトラックの運転手として生計を立てざるを得ないこともあった。ようやく再評価され始めた90年代には米国をTourし、2013年にはLondonRoyal Festival Hallで行われたBert Jansch Memorial Concertでは素晴らしい演奏を披露、またJohn RenbournとのTourとRecordingにも参加している。

 

 『Right Now』はWizz Jones72年CBSからリリースしたソロとしては3作目のアルバム

アルバム1曲目はおなじみ盟友Alan Tunbridge作の“Which Of Them You Love The Best”。ギターは勿論、GentleなJonesのVocalも最高である。

Pete Seegerの“One Grain Of Sand”はJohn Renbournが弾くSitarが雰囲気タップリに効果を上げている。

再びAlan Tunbridge作の“City Of The Angels”はJonesのAcoustic Guitarの素晴らしい演奏がタップリ楽しめる。Bluesyで独特のリズム感が最高である。

JonesとAlan Tunbridge共作となる“The Raven”もイントロのAcoustic Guitarから惹きこまれてしまう。哀感が漂う曲調にJonesのVocalも実に味わい深い。

A面の最後を飾るWizz Jones単独作の“Right Now”は文句なしに素晴らしい。絶品のMelodyをGentleに歌い上げるJonesもCountryの香りが漂う英国の中の亜米利加な演奏も最高。

B面もAlan Tunbridge作の“Find A Man For You Girl”から始まる。Ragtime調Acoustic Guitsrの見事な指さばき軽やかに歌い上げるJonesのVocalがイイ感じ。

Bruce SpringsteenのCoverでも知られるPete Seegerの“American Land”は情感に満ちたJonesのVocalJohn RenbournSitarが素晴らしい。

Wizz Jones単独作の“No More Time To Try”は、英国の香りが漂う大好きな曲。Bottleneck Guitarがイイ味を出している。

Alan Tunbridge作の“Mary Go 'Round”は甘美だけどどこか寂しげな分息が絶品の3拍子の曲。

アルバム最後を飾るのはJonesとAlan Tunbridge共作Deep Water”。これまた英国の中の亜米利加。ギター・ソロもイイ感じ。ピアノも雰囲気を出している。

American Land/Wizz Jones 

(Hit-C Fiore)

 DicksはTexas州Austin80年代初頭に結成されたHardcore Punk Band。Hardcore Punkにあるまじき肥満体で歌えるVocalist Gary Floydを擁する彼らは、80年代社会保障や行政サービスを削りまくった小さな政府を志向し借金が果てしなく膨らんでいくNeo‑Conservative保守派の偶像Ronald Reaganが仕切った時代の米国に登場したバンドであった。外ヅラのみならずTexasから突如出現した異端のHardcore Punk Bandとも思えるDicks。当時のTexas人種差別や性差別、同性愛を嫌悪する保守的な空気が、その地全体に流れていた。Cowboyに代表されるような米国の保守の象徴のような土地、やがて傲慢で自己中心的な保守主義に反発する連中が現れると、差別や弾圧を受けて虐げられた人々が一斉に声を上げていく。Austinは、そんなTexasの中でも比較的おぞましい保守的な空気が薄まった地域ともいえるが、San Antonio出身のButthole Surfers保守主義の愚かさBlackなJokeComedyにしてNoisyPsychedelicRockabilly悪夢を表出させてあざ笑うのに対して、徹底的に権力に抗し続けたDicksはKurt Cobainにも讃えられた筋金入りの男気Punk Band MDCと共にAustinのPunk魂が炸裂した奴らだったのだ。80年にリリースされた権力を乱用し市民を虐待する警察官の視点から歌ったDebut SingleDicks Hate The Police”は大きな注目を集めた。MDC、The OffendersThe Big BoysといったTexasのHordcoreの先駆者たちと共演し80年Live演奏を収録したBig BoysとのSplit Albumとなる『Recorded Live At Raul's Club』をリリースしている。ギターのGlen Taylor、ドラムスのPat Deason、ベースのBuxf ParrotとVocalのFloydという4人組。そして83年Black FlagGreg Ginnが設立したSST Recordsから本作をリリースする。FloydはTexasを離れSan Franciscoを拠点にして85年にはFloyd以外のメンバーを一新したメンツでアルバム『These People』をリリースするのだった。

 

 『Kill From The Heart』はDicks83年SST Recordsからリリースしたアルバム。

アルバム1曲目は“Anti-Klan (Part 1)”。イントロのギターのRiffから痺れますなあ。思わずシンガロングな大好きな曲。

Rich Daddy”も荒ぶるギターのRiff最高にカッコイイ。ギター・ソロも短いながら雰囲気が出ていてイイ感じ。

No Nazi's Friend”はGlenベースBuxfギターを弾く緩急つけて暴れまくるナンバー。ド迫力でShoutするFloydのVocalもカッコイイ。

Marilyn Buck”もギターとベースが楽器を持ち替えカッコイイRiffと疾走するリズム隊がご機嫌なナンバー。

タイトル曲“Kill From The Heart”も腰を落とした激カッコイイイントロから途中でSpeed Upして爽快なほど突っ走る

Little Boys' Feet”も無軌道な暴走ぶりがカッコイイ。

ベースがガンガン鳴り響くPigs Run Wild”はSpeedを殺して貫禄の仕上がり。文句なしにカッコイイ。

Bourgeois Fascist Pig”は警官の立場から歌っているからヤバイ言葉が連発され迫力を増している。

Anti-Klan (Part Two)”はBig BoysのTim Kerrが弾くBluesyなDbro Guitarも飛び出す。

ここでJimi Hendrixの“Purple Haze”のCoverが飛び出すのが面白い。

Right Wing/White Ring”も爽快に突っ走る男気Punk歪ませたギター疾走するリズム隊もご機嫌だけど一心不乱にShoutするFloydがやっぱりカッコイイ。

アルバム最後をシメるのは“Dicks Can't Swim: I. Cock Jam / II. Razor Blade Dance”。FunkyなギターのカッティングとFloydの吐き捨てるようなVocalが炸裂するPunkishなFunk仕様。

Kill From The Heart/Dicks

(Hit-C Fiore)

 Quiet Sunが残した唯一の公式アルバムとなる本作は、そのジャケットに魅せられて以来、ずっと探し続けていた音盤であった。いや、ジャケットも最高だけど、一番の理由は、Roxy Musicの大好きなギタリストPhil Manzaneraが結成したバンドで、なんといってもRobert WyattMatching MoleのBassistだったBill MacCormickと後にThis Heatを結成する炎のDrummer  Charles Haywardが参加しているバンドなのだから当然手に入れたいわけである。Bill MacCormickはBrian EnoとManzaneraが中心となった、これまたお気に入りのProject 801に参加していたのだが、75年にリリースされたManzaneraのソロ・アルバム『Diamond Head』にCharles Haywardと共に参加していたのだった。

それにしても突然75年に、この伝説のバンドのアルバムがリリースされたのには理由があった。元々、60年代後半Dulwich Collegeに通っていたManzanera、MacCormick、Haywardの3人は、Soft Machineに影響を受けたQuiet Sunというバンドを結成していたのだった。鍵盤奏者にDave Jarrettを迎え、Original曲を制作していたものの世に出ることはなく、MacCormickはMatching Moleに、ManzaneraはRoxy Musicに加入することになり72年バンドは解散してしまうのだった。ところが、Manzaneraが上述の1st Solo Albumとなる『Diamond Head』を制作時にバンドは一時的に復活、同アルバム制作時に本作も録音されることになったのである。4人のメンバーを中心に曲によってはEnoやMacCormickの実兄 Ian MacCormickがGuest参加している。Soft Machineの練習Studioによく遊びに行っていたというメンバーの音楽性は、どうなのか。 Canterbury周辺のMusiciaanの本質は、複雑で一筋縄ではいかない捻りのある曲高い演奏技術で、さりげなく聴かせ摩訶不思議で先の読めない展開で楽しませるものであり、そういった意味ではQuiet Sunは、少々直球勝負でSerious過ぎるきらいはあるがところどころでCanterburyの香りも漂う中々充実した作品に仕上がっている。

 

 『Mainstream』はQuiet Sun75年Island Recordsからリリースした唯一のアルバム。

アルバム1曲目はManzanera作の“Sol Caliente”。JarretのMinimalなピアノに続いてManzaneraの歪ませたPsychedelicなギターが唸りを上げ8/8+7/8拍子に展開、7拍子のギターのRiffHypnoticなエレピをバックにManzaneraのギターが捻じれまくった世界へTripさせてくれる。Canterbury特有変拍子炸裂でスリリングな中で発揮される、飄々としたりげなさや外しの美学こそないが、中々聴かせてくれる。

Charles Hayward作の“Trumpets With Motherhood”は1分半で終わってしまうが、EnoのSynthesizerも加わりJarrettのMinimalなピアノ不穏な不協和音が独自の世界を生みだしている。ここでもManzaneraは歪んだPsucheなギターを聴かせている。

Dave Jarrett作“Bargain Classics”はCharles Hayward変幻自在のドラミングで始まりAggressiveでExperimentalな7拍子でグイグイ迫ってくる。

続いてもDave Jarrett作“R.F.D. ”。煌びやかで幻想的なSynthesizerエレピが浮遊感に満ちて、夢見心地にさせてくれるCanterburyの香り漂う曲

MacCormick作の“Mummy Was An Asteroid, Daddy Was A Small Non-Stick Kitchen Utensil”はCanterbury風のタイトルであるが、ギターと鍵盤がAggressiveにかけ合いを演じる

Manzanera作の“Trot”は中期Soft Machine的なMinimalでHypnoticなエレピのRiffにManzaneraの歪んだ攻撃的なギターが絡み、Jarrettの優美なピアノ・ソロCanterburyの香りを運ぶ。

801の『801 Live』にもEnoのVocalで収録されたHayward作“Rongwrong”。HaywardのVocalは決して上手くはないが雰囲気は出ている。MacCormickのベースもイイ味を出していて最後にCanterburyの香りが濃厚に漂ってくるのが良い。

(Hit-C Fiore)

 

 Lloyd GlennTexas州San Antonio生まれのJazz/Blues PianistT-Bone WalkerB.B. King、Lowell FulsonらBlues界の大物を支えBig Joe TurnerやClarence "Gatemouth" Brownとも共演したBlues Pianoの名手であり、初期New Orleans JazzでTrombone奏法を確立したKid OryCreole Jazz Bandにも在籍し活動を続ける傍ら、自らもSwing Timeから50年に“Old Time Shuffle Blues”、翌51年に“Chica Boo”をリリースするやヒットさせ、Billboard R&B Chartで前者は3位、後者はなんと1位を獲得している。SongwriterArrangerとしても優れた才能を持っていたLloyd Glennは"West Coast" BluesのPioneerともいえる存在であった。そのキャリアは20年代後半から始まる。DallasSan Antonioの様々なJazz Bandで演奏して腕を磨き、36年Don AlbertのOrchestraと初録音を行っている。そして41年Californiaに移り住むと44年にWalter JohnsonのTrioのメンバーとなり、同時にSession MusicianArrangerとしての仕事もこなすようになり、 T-Bone Walkerの47年のヒット曲“Call It Stormy Monday” でピアノを弾いている。同年後半にはImperialからLloyd Glenn and His Joymakers名義で10", 78 RPMBoogiology / Texas Man”をリリースしている。49年にはSwing Time RecordsA&R担当となってLowell Fulsonと共にR&B Chart23週間ランクイン50年3位となった“Every Day I Have the Blues”やGlenn自らSongwriteし見事に1位を獲得した“Blue Shadows”など数々のヒット曲を生みだしている。50年代にはLloyd Glenn & His All StarsLloyd Glenn And His OrchestraLloyd Glenn ComboAladdinと契約してSingleをリリースしたLloyd Glenn And BandなどBandleaderArrangerとしても活躍して60年代に入るとSessionにも積極的に参加し自らもRecordingするようになる。B.B. Kingが60年にリリースした『My Kind of Blues』ではProduceを手掛けピアノも弾いている。

 

 『Old Time Shuffle』はLloyd Glenn76年Black And Blueからリリースしたアルバム。Roland LobligeoisのベースにPanama FrancisのドラムスでA面がTrio、B面でTiny Grimesのギターが加わる。

アルバム1発目はMuddy Waterのバンドで知られる名手Clarence "Pinetop" Smith29年のヒット曲“Pinetop's Boogie Woogie”。転がるピアノが最高。

Keith Emersonも弾いたBoogie-Woogie Pianoの名手Meade "Lux" Lewisの“Honky Tonk Train Blues”。洒落乙にキメるのがGlenn流。

タイトル曲“Old Time Shuffle”はLaid-Backした中に洗練された技巧が光る

58年にAladdinからLloyd Glenn And Band名義でリリースしたRiffが最高にご機嫌な大好きな曲“Black Fantasy”。

これまた大好きなBoogie-Woogie Pianoの名手であり先駆者Jimmy Yanceyの“Yancey Special”。歯切れ良く転がるピアノが気持ち良すぎ

57年にAladdinからLloyd Glenn And Band名義でリリースした“Ballroom Shuffle”。これまたRelaxして極上の指さばきを披露している。

B面に入って、ここからはTiny Grimesのご機嫌なギターが加わる。“Lloyd And Lloyd Boogie”もイナタくEarthyなギターが味わい深い

Low Society”は上述のLowell Fulsonの“Blue Shadows”のB面だった“Low Society Blues”で、これが最高。Grimesが素晴らしい。

Jungle Jubilee”は上述の51年のヒット“Chica Boo”のカップリング曲“Jungle Town Jubilee”で、こちらがA面だった。

“Wild Fire”は54年リリースのLloyd Glenn And His Bandの“Chocolat Drop”のB面曲。軽快で楽しいノリの良いナンバー。

最後をシメるのは自作曲“Conga Rhumba”。マッタリした中にGlennの技巧がさりげなく炸裂している。

(Hit-C Fiore)