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BLACK CHERRY

JAZZ, BRAZIL, SOUL MUSIC

 King Crimsonで一番好きなアルバムは81年にリリースされた『Discipline』だしRobert Fripp先生関連であれば75年リリースのFripp & Enoの『Evening Star』か、Daryl HallPeter HammillPeter GabrielTerre RocheのVocalが光る79年の『Exposure』、そしてGang Of FourのメンバーとなるSara Lee、元XTCBarry Andrewsと組んだ81年の『The League Of Gentlemen』ということになるけれど、小学生の頃に親友のお姉さんの部屋で見た『In The Court Of The Crimson King (An Observation By King Crimson)』のジャケットのインパクトの大きさといったらなかった。当然だけど、当時はそのレコードを聴いても全く理解が及んでいなかったと思われるけれど、同じようにジャケットが気になった『 In The Wake Of Poseidon』と『Island』は殆ど聴くことがなく年月が経っていった。中学生になってPunkの洗礼を受けた自分が再度、King Crimsonを聴きなおそうとした時に、ふと『Island』を聴いてみると、これが結構当時の自分にとっては意外にもツボだったのだ。情緒的で大仰なCrimsonは苦手なのであるが、Acoustic楽器を中心に混沌としたJazzyなImprovisationが交錯していく中、ジャケットのごとくSpacyな拡がりが感じられて中々気に入ってしまったのだった。Fripp先生関連では、どれか一枚ということになれば天知茂バリのキメ顔スーツでキメまくったジャケットが印象的な『Exposure』ということになるけれど、Crimsonということになれば、Aggressiveで、どこか儚さと寂しさを感じさせる本作も『Discipline』には及ばないけれど好きな作品である。

 

 『Island』は71年にリリースされたKing Crimsonのアルバム。

アルバム1曲目は“Formentera Lady”。Harry MillerのDouble Bassが傾きかけた船のようなイメージを演出する中、Keith Tippettのピアノ典雅で美しい調べを奏でていく。Mel CollinsのFluteが絡み、抑え目に歌い出すBoz BurrellのVocalはどこか寂しげで儚げですらある。そこにMelのSax妖艶なSopranoPaulina LucasVoiceが絡み合う。

Sailor's Tale”はIan Wallaceの心地良いSymbal、そしてSnareとのParadiddleが刻む12/16拍子で始まり、SaxがFree気味に咽び泣く。ここでFrippのギターがAbstractに絡み、4拍子の落ち着いたBeatになるとFrippがAggressiveなカッティングで煽り出す。このカッティングが激カッコイイ。再び12/16拍子になるとCrimson伝家の宝刀Mellotronが鳴り響き、WallaceのCoolながら生命感漲るドラミングにのってFrippのギターが凶暴な本性をむき出しにする。

一転して“The Letters”はoz Burrellが抑制されたVocalで静かに、悲しげに歌い出し、いきなりMelのSaxやFrippのギターが乱入して初期Crimsonのごとく迫力と演歌調の情緒的なSaxとギター、Vocalが始まる。BozがShoutして激情が高まったかと思うと、ふいに終わってしまう。

Ladies Of The Road”はAvant-Gardeな展開の中でIan WallaceとMel CollinsによるThe Beatles風のChorusが登場する。Frippのギター・ソロやMelのSaxはFreakyに押し通し、73年にリリースされるアルバム『Larks' Tongues In Aspic』の“Easy Money”の原型となった。

Prelude: Song Of The Gulls”はお上品でClassicalな室内音楽が始まる。この何の捻りもない退屈なOrchestraの後に驚くべき展開を期待するが、アッサリ終わってしまう。この辺がCrimsonの残念なところ

最後をシメるのはタイトル曲“Islands”。再びKeith Tippettの優美なピアノSoft Machine/CentipedeMark Charig典雅なCornetをバックにBozが穏やかに歌い上げる。Mellotronも再び登場し盛り上げる。

(Hit-C Fiore)

 Hank De ManoLos Angeles生まれのTrumpet奏者。名前からして陽気なラテン系のイメージが湧いてくるのだが、Chet Bakerから強い影響を受けたであろう、そのCoolで洗練されてはいるが、どこか哀感を湛えた音色やフレーズに惹かれるものがあった。ChetやMilesの影響はわかるが、PeteConteCandoli兄弟Jack SheldonDon FagerquistBobby Shew、といった所謂West Coast JazzのTrumpet奏者とは一味違った魅力を感じる。そう、"Trumpetの詩人"と呼ばれたTony Fruscellaを少し思わせるところも、De Manoの魅力である。De Manoは9歳Cornetを吹き始め、高校生の頃から本格的に演奏を始めているLos Angeles Music Conservatory正規な音楽教育を受けたDe Manoは、Lewis Maggioに学び、Dance BandCircus舞台音楽の演奏をしていたというから面白い。Latin Bandで演奏していた時はLas Vegasで暮らしていたという。つまりJazzとはかけ離れたところでラッパ吹きとしての人生を送っていたのだ。しかしMiles Davisとの出会いがDe Manoの人生を大きく変えた。JazzのTrumpet奏者として自己のGroupを率いるようになったのは55年のことであった。その活動の場では、興味深いことにLos Angeles生まれでありながらWest Coast Jazzの面々との共演の機会は多くはなかったようだ。Freewayから56年にリリースされた『Listen To The Hank Demano Quartet』では、ピアノが当時20代前半のDon Friedmanであることに注目だ。De ManoはSan FranciscoでDave Brubeckと共演し、地元では自身のQuartetでAnita O’Dayのバックでも演奏した。そして、60年代初頭になると、一体何があったのか、De ManoはTrumpetを吹くのを止めてFlugelhornに専念するようになったのである。

 

 『Hank De Mano Quartet In Concert Featuring Fluegelhorn』はHank De Mano QuartetFreeway Recordsからリリースした63年11月20日に行われたCalifornia州TorranceにあるEl Camino Collegeでの演奏を収録したLive Album。アルバム・タイトルからわかるように、この時にDe Manoは既にFlugelhornに専念して演奏している。ベースはArt PepperBarney KesselWoody HermanRed NorvoShelly Manneと共演している盟友Monty Budwig、ドラムスはJack WillsonやPete JollyとやっていたNick Martinis、そしてピアノは名手Frank Strazzeriである。音がモコモコしていて、いかにも素人録音っぽい感じ。StrazzeriのPiano TrioをバックにしたDe ManoのOne Horn作、これで音が良ければ最高なわけであるが、多くは望むまい。

アルバム1曲目は“Summertime”。少々黄昏た感じで淡々と歌心あるフレーズを繰り出すDe Manoがイイ感じ。Strazzeriの優美なピアノも雰囲気タップリ。Nick Martinisのドラム・ソロもイイ感じ。Hard Bopな黒さを感じさせずCoolに歌い上げるDe Manoのフレージングが面白い。

Angel Eyes”はDe Manoの真骨頂というか、哀感に満ちながらも湿っぽくならず肩の力を抜いた歌いっぷりが最高である。Strazzeriのピアノ・ソロも良き。

44年公開のMusical映画Cover Girl』で使われたJerome Kernの“Long Ago And Far Away”はSwingyな演奏が心地良い小気味よくSwingするリズム隊をバックにDe Manoの流れるように歌うFlugelhornがご機嫌である。

アルバム最後をシメるのは“Delilah”。54年の名作『Clifford Brown And Max Roach』の冒頭を飾るVictor Young作のExoticなMelodyを持ったStandard。De ManoのFlugelhorn、Strazzeriのピアノが沁みますなあ

(Hit-C Fiore)

 今年は本当に色んな意味であまりにも心に残る出来事が多すぎた年であった。今年は久しぶりに映画を何本も観た年でもあった。中でも軍事政権下の南米を描いた映画が3作も公開され、その何れも素晴らしい出来であったのが心に残った。その中でも『They Shot the Piano Playerボサノヴァ〜撃たれたピアニスト)』は大好きな悲劇の天才ピアニストTenório Jr.76年Argentinaの公演中、ホテルを出て突然姿を消した真実に迫った映画で、その真相は知ってはいたものの、やはり衝撃的であった。南米で相次いだ軍事政権の樹立によって多くの芸術家が不当な弾圧を受け、その人生を狂わされてしまった。その背後で糸をひいていたのは米国であったという既視感にやり切れない思いと憤りを感じる。

 

◎映画『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』予告編

 

 Os Cobrasという名前のGroupは自分が知っている限り60年代のBrasilに2つ存在した。どちらもアルバム1枚をリリースしたのみなので、おそらく、それぞれ一度限りのProjectだったのであろう。一つはRio de Janeiro生まれのFunky Master Waltel Branco、Israel出身でMoacir Santosのアルバムでも弾いていたピアニストChaim Lewack、Drummer Paulinho、Sax奏者のMoacyr Silvaらを擁し、60年Copacabanaから

Os Cobras』をリリースした6人組。そして、もう一つは本日ご紹介するMilton BananaPaulo MouraRaul De SouzaSamba-JazzのOriginatorの一人João Theodoro MeirellesHamilton Pereira Da Cruz、ベースに名手José CarlosJosé Alves)、そして唯一無比のピアニストTenório Jr.という、これまた豪華すぎるメンツが勢ぞろいしたProjectのOs Cobras。こちらは64年に『O LP』という唯一のアルバムをリリースしている。本日ご紹介する、この音盤は、まあ、これだけの超一流のMusicianが勢ぞろいすれば、当然の結果ともいうべき充実した演奏が楽しめる素晴らしい内容で、アルバム1枚で終わってしまったのが本当に勿体ないというか、企画モノというのは、所詮、こういう儚いものなのかというところも考えつつ、名手たちの演奏に酔いしれながらも、あれやこれやと考えてしまうのだ。Moacir SantosRoberto MenescalOrlann Divoの名曲からClifford Brown & Max Roachのナンバーまで選曲も最高。心地良いJazz SambaHard Bop魂炸裂のスリリングなInterplayも、この時代だから生まれた、正に一期一会の名演の数々。欲を言えば、個々のソロをもっと長く聴きたいところもあるが、これだけ数多くの名人が一堂に会したら、時間的な制約もあるし、それは無理な注文、仕方がないところだ。

 

 『O LP』はOs Cobras64年RCA Victorからリリースしたアルバム。

アルバム1発目はJoão Theodoro Meirelles作の“Quintessência”。勿論、Meirelles E Os Copa 5のアルバム『O Som』の冒頭を飾った名曲。これは甲乙つけがたい、どちらも名演。

Moacir Santosの名曲中の名曲“Nanã”。イントロのTenorio Jr.のピアノから痺れまくり。MeirellesのFluteが心地良すぎ

Orlann Divoの“Depois De Amar”。Raul De SouzaのTromboneが最高。

Roberto Menescalの“Adriana”。Hrorn隊のEnsembleがご機嫌な5拍子からTenorio Jr.ピアノ・ソロが始まるところが鳥肌モノ。

Orlann Divoの“Praia”は心地良いJazz Sambaでサラッと聴かせるけれど何気に難易度の高いフレーズがビシビシ飛び出して最高。

三度のOrlann DivoUganda”。こらまたHorn隊のEnsembleがご機嫌で、Raul De SouzaTrombone・ソロが短いけれど凄すぎ。

54年の名盤中の名盤『Clifford Brown & Max Roach』収録Clifford Brownの“The Blues Walk”は文句なしのカッコ良すぎ。最高。

CipóことOrlando Silva de Oliveira Costa作の“40 Graus”。Tenorio Jr.のキレキレのピアノ・ソロが激カッコ良し。

Amaury Tristao作の“Chão”も優美っすなあ。絹の絨毯のようなHorn Ensembleがお見事。

Orlann Divoの4曲目Menina Demais”もイントロのご機嫌なHorn Ensembleから惹きこまれてしまう。目くるめくソロ回しは勿論最高。

64年Luizaの名盤『Luiza』でも歌われていたRoberto Menescal作の名曲“Mar, Amar”。これまた文句なし極上の味わい

アルバム最後をシメるのはMenescalとLuiz Freire共作の“Môça Da Praia”。優美で洒落のめした曲と演奏で最後まで極楽気分。

(Hit-C Fiore)

The Big Finish/George Freeman 

 George Freemanも、今年4月1日にとうとうこの世に別れを告げていってしまった。Phil UpchurchSteve Cropperがいなくなって悲しい毎日だけど、この人だって自分にとってはいなくなったら寂しくてたまらない大好きなギタリスト。Chicago生まれの、このFunkyでご機嫌なJazz Guitaristは4月28日で98歳になる誕生日を祝う公演も予定していたところだったというのだから、残念ではあるけれど、まずはよくぞここまで1世紀近くをJazzに捧げて頑張って来たことに敬意を表さざるを得ない。便利な時代になったもので、近年のFreemanの演奏を観ることができるけれど、さすがに全盛期に程遠いないおぼつかない指使いながらJazz魂は十分に感じられるプレイはさすがだ。何より最後までステージに上がり続ける姿勢に感銘を受けた。

 

New Improved Funk/George Freeman

 “Big Finish”はGeorge Freeman73年Groove Merchantからリリースしたアルバム『New Improved Funk』に収録されている。実兄であるTenor Sax奏者Von Freemanを迎え、自由奔放でFunkyなギターが楽しめる。Charlie ParkerGene Ammonsとも共演したBop魂を基本にChicago独特SoulでFunkyな要素Earthyな部分や兄譲りのFreeなぶっ飛びも披露している。

(Hit-C Fiore)

 Extra BallPolandが生んだ超一流Musicianが結集した伝説のJazz Groupで、74年から解散する84年まで、メンバー・チェンジを重ねながら活動を続けてきた。Kraków出身の天才ギタリストJarosław ŚmietanaLeaderとなって70年代初頭Katowicach州の高等音楽学校に通う学生を中心に結成された彼らは、64年からWrocławiuで開催されPolandのMusic Sceneに大きな影響を持ち、同国の数々の世界的なMusicianを生んできた音楽Festival Jazz nad Odrą74年に、その姿を現し、ContestでŚmietanaは個人で1位の栄誉を受けた。翌75年には鍵盤奏者のWładysław SendeckiがŚmietanaと1位を分け合いバンドも1位の栄誉に輝いた。ŚmietanaとSendeckiにベースのAndrzej Pawlik、ドラムスには元DżambleNiebiesko-CzarniのメンバーでAnawaのアルバム『Anawa』に参加していたBenedykt Radecki、Baritone SaxのPiotr Prońkoというのが最初のメンツであった。ベースはPawlikからMarklowicach Górnych生まれのベース奏者Jan Cichyに交代し、75年にProńkoが脱退し76年にTenor Sax奏者Andrzej Olejniczakが加入した。75年から76年にかけてWarszawaで開かれる欧州最古にして最大の音楽Festivalのひとつ Jazz Jamboreeなど数々のJazz Eventに参加し東欧のみならず、当時の西ドイツなど欧州各国など海外公演を行い、75年にはDebut Albumにして名盤『Birthday』をリリースしている。76年12月にはドラムスがRadeckiからMarek Stachに交代している。77年にWarszawaのJazz Club Akwariumで演奏を行い、その時の模様が収録されたLive Albumが本作である。しかし数か月後にバンドは解散78年1月にŚmietanaはバンドを再編するがOriginal Line-Upから残ったは自身のみとなり、音楽性も、よりJazz寄りとなっていくのだった。

 

 『Aquarium Live No. 3』は77年PoljazzからリリースされたExtra BallLive Album

アルバム1曲目は“Dobry Rok”。如何にもなWeather Report風ではあるが、Jarosław Śmietanaギター・ソロが素晴らしい。続いてWładysław Sendecki転がるようなエレピ・ソロも心地良くSamba風の演奏にのってのAndrzej OlejniczakのTenor Saxもノリノリ緩急自在に躍動するリズム隊も文句なし

Latin Jazz風に始まる“Atlantis”もマッタリ風味かと思わせて OlejniczakのTenor Saxは鋭く切れ込む。そしてŚmietanaのギター・ソロもスリリングに攻め込んでくる。この辺は熱いっすなあ。そしてSendeckiの至福のエレピ・ソロ。バックを支えるドラムスとベースもさりげなく技巧的なプレイ連発しており、本当にこのバンドの演奏は素晴らしい。Jan Cichyのベース・ソロも登場し、演奏はジワジワ盛り上がりCoolな炎が燃えるような演奏に惹きこまれてしまう。

Sloneczny”は静かに始まり穏やかでRelaxした演奏に心を和ませる。どこか哀しみを湛えたMagicalな曲調はやはり東欧らしい

アルバム最後をシメるのはStandardの“Stella By Starlight”。15分を越える長尺の演奏であるが、決してダレることなく引き締まった演奏は流石である。 OlejniczakのTenor Saxで始まり、淡々と演奏は進んでいくのだが、Jan Cichyのグイグイ進むベース・ランニングにのって実に心地良い。OlejniczakのTenor Saxソロに続いてŚmietanaのギター・ソロがキレキレで素晴らしい。そしてSendeckiのエレピ・ソロもご機嫌である。Jan Cichyのベース・ソロも派手さはないが、実に味があるプレイである。甘さに逃げずに最後までCoolHard-Boiledに徹した演奏が素晴らしい。

(Hit-C Fiore)

 Jards MacaléStrangeでどこか謎めいた音楽の虜になってしまったのは今から10年ほど前である。名前こそ聴いたことはあるものの、実際にその音楽を初めて聴いたのはWagner TisoRobertinho SilvaLuiz AlvesといったMinas一派Paulo MouraNecoLaércio De Freitasといった豪華な演奏陣目当てで手に入れた77年作『Contrastes』であった。そして、その底知れない音楽性の深みを知ったのはDiscobertasからリリースされたこの初期の音源を収録した編集盤なのであった。そんなRio de Janeiro生まれのJards MacaléことJards Anet da Silvaは、今年11月17日82歳人生の幕を閉じたのであった。João Donatoとのアルバム『Síntese Do Lance』がまだ記憶に新しいし、2ヶ月ほど前にJoyceのLiveにGuest出演してたのに…。ピアノを弾き歌手でもあった母親とAccordionを弾く父親の元、音楽に囲まれて育ち、幼少期にIpanemaに移り住むと、 "Macalé" というあだ名をつけられたのであった。PianoとOrchestrationを Guerra Peixeに、CelloをPeter Dauelsbergに、ギターを Turibio SantosJodacil Damascenoに学び、Esther Scliarに師事して音楽理論を学んだ。Macaléは65年Grupo Opiniãoのギタリストとしてプロのキャリアを開始し、Maria Bethâniaの初演では音楽監督を務めた。また、Elizeth CardosoNara LeãoはMacaléの楽曲を録音した。69年には第4回 Internacional da Cançãoに参加して“Gothan City”を歌い、翌70年には自らのバンドGrupo Somaを率いてEP『Só Morto』をリリースする。軍事軍事独立政権によって弾圧されLondonに亡命を余儀なくされたCaetano Velosoに招かれ72年リリースのアルバム『Transa』でギターを弾きMusical Directorとして貢献した。同年にDebut AlbumJards Macalé』をリリースする。アルバム・デビュー前後の音源を収録した本作には、Tropicáliaと深い関りを持ったMacaléの武骨でありながら、Psychedelicで混沌とし、Romanticで官能的な一面も持ち合わせた音楽性妖しくも生命感に満ちた輝きを放ち続けている。、

 

 『Só Morto』はJards Macalé70年RGEからリリースしたDebut EP4曲70~73年に残したLive音源10曲を加えDiscobertas2014年にリリースしたCompilation Album

アルバム1曲目はMacaléのギターとVocalがMysteriousで生命感に満ちたSoluços”。

O Crim”も妖しく密林で蠢く生き物のような得体のしれない野生の神秘を湛えている

Só Morto (Burning Night)”は狂おしく絶叫するMacaléが最高。

Sem Essa”は抒情的なギター優しく語りかけるVocalで始まりRomanticなMacaléの一面が出たナンバー。

ここからLive音源が始まる。まずは暴れまくるHorn隊で始まる、その名も“Gothan City”。鬼気迫るShoutを披露するMacaléのVocalも武骨で生々しく生命感に満ち溢れている

Só Morto”はアコギ弾き語りで始まり、力強く歌い上げていくMacalé渾身のShoutに圧倒される。

Debut Album収録の“Let's Play That”。こちらもド迫力である。

上述のアルバム『Contrastes』にも収録される美しいBalladPoema de Rosa”。観客からも大きな

再び“Let's Play That”。こちらは静かに始まりながらも

熱い衝動がマグマのように流れ出す。

こちらもドラムスをバックに再び狂おしい心の叫びが炸裂する“Gothan City”。

Debut Album収録の“Revendo Amigos”。一筋縄ではいかないMacalé節が良き。

74年の2nd Album収録のAprender A Nadar収録の“Orora Analfabeta”。こちらも一人芝居のような弾き語り

続いても2nd収録の軽快で洒脱な“Anjo Exterminado”。

最後をシメるのも2nd収録で魅惑のMelodyを情熱的に歌い上げるRua Real Grandeza

Soluços/Jards Macalé 

Sem Essa/Jards Macalé 

Vai deixar muitas saudades.

Vá em paz, Jards Anet da Silva. Seu legado é eterno.

Obrigado por tudo, Jards.

(Hit-C Fiore)

著名アナリスト、おこめ券は「これだけの無駄があると国民に知らしめたようなもの」

日刊スポーツ 2025年12月4日

おこめ券のマージンは12%である

印刷代や流通費等の経費を引いたとしても発行元であるJAや全米飯には億単位の利益が転がり込むカラクリである。

国民の税金を使って中抜きぼろ儲け券を発行する農業団体や業界の利益誘導やってどこが物価対策なんだろうか?この官僚上がりの大臣様は?

おこめ券で高騰した米が売れれば米価格は上がることはあっても下がることはない

 

「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

日刊ゲンダイ 2025/11/30

税金使って500円の券買って、中身は実際440円分の米しか買えない

その中抜き差額は利権団体がボロ儲けという

自民党お得意の税金チューチュー中抜きボロ儲け商法

米価格の高止まりや価格高騰を助長し券を発行する団体に利益誘導するバラマキに過ぎない天下の愚策である。

 

 

小泉レジぶくろうお坊ちゃまが、まともに見えてしまうほど、後任の大臣が酷すぎる。それもそのはず、国民の生活を無視し犠牲にして税金を食い物にし、利権とベッタリの官僚上がり政治家さんなんだから。このオッサン、農水省出身の農水族典型的な官僚上がりの政治家である。そもそも官僚様が大好きな〇〇券なるもの、これこそ、国民の税金を食い物にして中抜きボロもうけ利権団体に利益誘導の官僚の手法なのである。

かつての官僚は優秀で日本の未来を、国民の生活を考えていたかもしれない。しかし、今の官僚はご存知の通り、利権団体とズブズブで不祥事続き。こうなるわけである。

 

官僚上がりの人物を絶対に政治家にしてはならないのである

(Hit-C Fiore)

 Gwen MccraeFlorida州Pensacola生まれの女性Singerで60年代末から活躍を続けてきた。あのBetty Wrightと並びMiamiの歌姫的存在で知られていた。残念ながらGwenも、今年2月にこの世に別れを告げていってしまった。そのGospel仕込みの迫力あるDeepな歌唱は、Southern Soulファン愛され高く評価されてきた。Gwen Mosleyとして生を受けた彼女は、子供の頃から教会でGospelを歌い始め、10代になると地元のClubで歌手としての活動を開始している。63年George McCraeと結婚し、夫婦でDuoを組んで歌い始めた彼らはHenry StoneTK Recordsと契約を結んだ。そしてBetty Wrightに認められて、Alstone Records67年に契約を結ぶことになる。一方、並行してソロとしての活動を開始したGwenは、70年ColumbiaからBobby Blandの“Lead Me On”をCoverしてU.S. R&B Chartで成功を収め、71年にはEddie Hinton作の“Lay It On Me”というご機嫌なSingleをリリースしている。72年には、後にElvis PresleyWillie NelsonらによってCoverされる“You Were Always On My Mind”をリリースしている。73年にはTK傘下Catに移籍してEd Townsendの“For Your Love”のCoverをリリース、74年にはDebut AlbumGwen Mccrae』を世に出すと、75年にはSingleRockin' Chair”で見事にBillboard Hot 1009位、 R&B Chartでは第1位を記録した。本作はBetty WrightProduce79年にリリースされたアルバムで Clarence ReidFrederick KnightがProduceした78年リリースの前作『Let's Straighten It Out』も素晴らしい作品であったが、この作品でのより洗練されたGwenの魅力もまた、個人的にはツボだったりする。ジャケットの優しく微笑むGwenが物語るように男勝りのShoutで圧倒するVocalだけではないGwenのVocalが楽しめる。全曲Betty Wright楽曲に絡んでいるのが興味深い。本作がCatでの最後のアルバムとなる。

 

 『Melody Of Life』はGwen Mccrae79年にCatからリリースしたアルバム。鍵盤のGarry Greene、ギターの William E. Bridgeforthの元The Perfections組にベースのMichael Wilkerson、ドラムスのGregory WilkersonBetty Wright78年リリースのLive Album『Betty Wright Live』でバックを務めた面々。

アルバム1発目は高らかに鳴らされるHorn隊SpacyなSynthesizerで始まる“All This Love That I'm Givin'”。イントロから惹きこまれるけれど、切れ込むHorn隊Chorus隊を従え力強いGwenのSoulfulなVocalが冴えまくり。

I Can Only Think Of You”はStringsChorus隊が寄り添いGwenがGentleに歌い上げる甘美なMidium Number。この手のMellowな曲でも、ここぞという時にSoulfulにShoutをキメるGwenのVocalが魅力を放っている。

Maybe I'll Find Somebody New”は高揚感溢れるイントロからグッと惹きこまれるが心地良いBeatにのったGwenのMellowなVocal極上の味わい

軽快な曲調の“I Found A Love”も柔よく剛を制すなGwenの歌いっぷりが最高。StringsSynthesizer、ピアノ、Horn隊絡みもイイ感じ。

The Joy”もタイトルのごとく、Horn隊が高揚感を高め、GwenのVocalも開放的でのびやかなMiamiの潮風を運んでくれる。やっぱりここぞの男前なShoutはカッコイイ。

Ease The Pain”は優しくSoulfulに歌い上げていくGwenのVocalにメロメロ。甘く切ない必殺のBallad

アルバム最後をシメるのは高揚感に満ちたタイトル曲The Melody Of Life。StringsChorusがGwenのVocalに寄り添い盛り立てていくのが良い。

All This Love That I'm Givin'/Gwen Mccrae

(Hit-C Fiore)

 未だに『円安は国益』カルト宗教の念仏のように唱えている方がいらっしゃる。資産を外貨預金にシフトしたポジショントークならまだしも本気でそう思っているなら経済無知でオツムのネジが相当緩んでいるのだろう。

 現在、日本は急速なインフレ状況にある。現在の円安は物価上昇の加速という国民の生活に不安を与え困窮させる原因となっている

10月の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、前年同月比で3.0%上昇。なんと総合指数の上昇は50カ月連続となる。算数がわからない方以外は現在、日本がインフレ環境にあるのは間違いないと理解できる状況だ。インフレで生活の不安が増し続けている国民目線で考えれば日銀は早急に利上げしなければならない状況である。日銀が掲げる2%の物価安定を越えているのだから。

原油や天然ガスだけではない、先日、買い物をした時に欧州産のワインもオリーブオイルもハムも円安を背景に結構値段が上がっているのに驚かされた。

 

それにも関わらず日銀は屁理屈をつけて頑なに利上げを渋っている

国民の生活よりも株価を維持する方が大事なのだろう。

 

インフレになって給与が上がればよいが実質賃金は連続してマイナスを続けているのが現状だ。

9月実質賃金1.4%減、9カ月連続マイナス 物価上昇が加速=毎月勤労統計

Reuters 2025/12/01

 

円安が続くと個人消費が低迷していく。そうなれば、ただでさえIMFに2028年までのGDP成長率予測で、2020年からのGDP成長率が全世界でワースト3位になるという見通しを立てられている日本経済は低迷する。1997年から2022年までの25年間において、日本の名目GDP(ドルベース)は178カ国中唯一減少しており、実質的に最下位なのだ。

 

円安を喜んでいるのは日本の高級住宅地やタワマン、無農薬野菜などの高級食材を買い漁り買い占めて価格を釣り上げている某国の人々か売国奴だけなのである。

 

「『安い、安い』と中国人が買い占め」「いずれ日本人はいなくなる」 関西屈指の高級住宅街《芦屋》がいま迎えている"危機的状況"

 

東洋経済 2025/11/30

 

中国富裕層が日本の高級住宅を「別荘」に、東京で空き家急増…

 

日本生活 2025/04/16

 

2000年にはG7で最も豊かだった日本が、現在G7で最も貧しい国になってしまった

 

この10年異次元の金融緩和円安へと舵を切り、輸出企業を中心に企業業績の上昇と日経平均株価の上昇にはつながったものの国民の生活は決して豊かにはなっていない

日本は経済成長できない本当に貧しい国になってしまった

購買力平価で見た1人当たりGDPでは、2024年の時点でG7で最下位の39位に留まり、韓国や台湾よりも低い位置にあるのだから。

2023年の日本の1人当たりGDPはOECD加盟38カ国中22位で、韓国より低い順位である。これは1980年以降で最も低い順位である。

 

確かに税収は過去最高を記録した。それなのに減税の声が上がると

「ザイゲンガー」(笑)

そして税源がないはずなのに自民党は自分たちの給料を上げようと画策しているんですな(笑)

 

ふざけるな! 国民は増税だけど自分たちは月5万増…物価高で苦しむ国民を嘲笑う自民党

集英社オンライン 2025/11/27

 

それに追い打ちをかけるように、未だにデフレ(苦笑)とホザイて、まったくトンチンカンな経済政策を打ち出す経済無能内閣一刻も早く退場願いたいものだ。

なんで壺議員やら裏金議員、官僚上がりの無能議員がゾンビみたいに復活してんだろうか、この政権は。

 

「21兆円の経済対策」はインフレを悪化させるだけ…「円安・株安・債券安」で明らかになった高市首相の”深刻な誤算”

Persiident Online 2025/12/01

 

バフェットも孫正義も資金を引き上げた!「1ドル157円でも危機感ゼロ」日本の麻痺しきった感覚と市場が警戒する“熱狂の最終局面”

集英社オンライン 2025/12/01 

おこめ券や子どもにつき2万円給付など補助金(バラマキ)連発(笑)

バラマキは一時しのぎのシャブ打ちみたいなものである。

つまり根本的な対策にならないどころか、余計に日本経済を悪化させていく元凶となるものなのである。

 

今、早急にやらなければ「いけないのは(バラマキではない根本的な)物価対策であり、そのために投機的に異常な円安が続いている状況を阻止すべきなのである。

 

日本の未来のためにも一刻も早く、この売国政権にお引き取りいただかないといけないだろう。

 

(Hit-C Fiore)

 The Varukersは、The Sunday TimesにMidlandsで最も住みやすいところに選出されたこともある英国はWarwickshire州の温泉街にあるRoyal Leamington Spa70年代の末に結成されたHardcore Punk BandDischargeのDrummer  Terry Tezz RobertsがMotörheadやThe Buzzcocksから受け継ぎ発展させたとされるD-beat(Discore、Kängpunk、Discrust、Crust-Beat)を最も早く取り入れたGroupのひとつとされている。The Varukersは89年に解散してしまうが、91年に再結成され、90年代以降も現在に至るまで活動を続けているようだ。VocalのAnthony "Rat" Martinはバンドの創設メンバーであり、長年にわたる数多くのメンバー・チェンジが繰り返されてきた間もずっと在籍してきた唯一のメンバーである。またギターのIan "Biff" Smith85年からずっとバンドに在籍している。RatがThe VarukersとDischarge、BiffがSick on the Busと、2つのバンドを同時に活動を続けていた時期にもThe VarukersはTourを続けてきたのだった。そういえば、Jyrki "Spider" Hämäläinenが監督してThe VarukersのDocumentaryが制作され2022年公開の予定で2024年に延期とされていたようだが、『The Varukers - Legends of Punk Vol.3』として昨年、世に出たらしいが確認できていない。バンドは当初Veruccasとして知られていたというが、より攻撃的なイメージを重視してバンド名をThe Varukersと改め、RatはギターのBruce Riddell、ベースにTom Lowe 、ドラムスにDischargeのGarry Maloneyと81年に『The Varukers E.P』をリリース、翌82年にドラムスがBrainsBrian Roe)に交代した7", Single, 45 RPM“I Don't Wanna Be A Victim!”をリリース、今度はベースがGeorge Jenkinsに交代して83年Riot City Recordsから7", Single, 45 RPM“Die For Your Government”、Debut AlbumBloodsuckers』をリリースするのであった。

 

 『One Struggle One Fight』はThe Varukers85年にリリースした2nd Album

アルバム1発目は“Persistant Resistance”。切り裂くようなギターのカッティングからHeavyなRiffへの展開がカッコイイ。

凶暴なギターのRiffから始まり無軌道に突っ走るWe Hint At Things Nuclear”。

Snare連打のRiffから、これまた急速調へ展開するのがカッコ良すぎの“In South Africa”。ギターのRiffも最高。

MetalなRiffで始まる“The Fear Of Mankind”はCoolに疾走する中でVocalがひたすらがなり立てるのが良い。

Will They Never Learn (Live)”はLive録音でDrumsがGibことKeith Gilbertで、これまた暴走ぶりが最高にカッコイイ。

Killed By Mans Own Hand”は、ギターのRiffからもある種Thrash Metalな香りが漂う。野郎Chorusが良き。

Animals An Animal”はSpeed Upしてからの豪快にGlindするギターのRiffが最高だけど、"UK 82"な心意気が感じられる。

Protect Not Disect”もEvilなギターのRiffただひたすら突っ走る向こう見ずな爆走ぶり爽快ですらある。

イントロのギターのRiffからご機嫌な“How Can Your Conscience Allow This To Go On”。野郎Chorusも良き。

Stop The Killing”は流麗で美しいギターのArppegioで始まり、一転して激しく爆走するところが鳥肌モノ。

再びDrumsがGibLive録音で“Enter Of A New Phase (Live)”。Metal風のギターRiffで始まりVocalもShoutするものの、ひたすらCoolでSolidなのが彼ららしい。

A Lesson We Must Never Forget”はSeriousなMessageを激しいBeatにのってAgitateする、"UK 82"な男気が最高。カッコ良し。

アルバム最後をシメるのはThrashな雰囲気を湛えつつCoolに爆走するOne Struggle One Fight”。この辺が実に英国的。

Will They Never Learn?/The Varukers

(Hit-C Fiore)