五感教育研究所-3
哲学者の巨人、P・Fドラッカーによれば、仕事の出来る、出来ないは、幾つかの習慣的な姿勢と基本的な方法を身につけているかどうかの問題である。
それらの姿勢と方法とは、時間を管理する。貢献に焦点を合わせる。
的確に意志決定することである。加えて、的を得ているどうかの問題でもある。その当を得るために知らなければ成らないことが、自らの強みであり、得意とする仕事の仕方であり、自らの価値観である。
仕事は、自分の得意とする仕方でしなければならない。そして、仕事の仕方について最初に知っておくべきことが、自分の得意とする学び方である。
プロフェッショナルの条件より、週刊ダイヤモンド6/5号より抜粋引用。
私は、とくに仕事の習慣的な姿勢と自分の得意とする(個性)を重視し、大切にしている。私の場合は「人の五感研究」という、課題研究から五感ビジネスへの応用など新たな分野、新ビジネスにも取り組んでいる。
我が社は小規模な企業だが、ノウハウと創造性などを駆使し、仕事に取り組んでいる。取引先、取り組み先、提携、連携の大学などの関連もある。
これらは新事業として、未来に向けたビジネス展開となる。だから現状では細々と五感研究を推進して行かなければ成らず、国からの援助や研究資金も大企業などからも受けていない。
今後は、海外の大学、研究施設などから支援援助も受けられる予定であり、私共研究所は小規模でありながら、常に世界に目を向け、世界を相手に戦っているつもりである。これが私の「プロフェッショナルの流儀、条件」だと考えている。
具体的には2011年頃からロシア、カナダ、アメリカ、オーストラリア、中国、韓国など本格的な人の五感研究論文を発表し、世界で評価を受ける予定である。また、社会貢献、世のため、人のためにをモットーに人の命に関わる問題の解決の一つの方法として、「五感センサ」の開発、研究もして参ります。
ナノテクノロジー、嗅覚センサの開発によって、爆発物、麻薬の探知、地雷など探知に役立ち、大勢の命を守ることに繋がると確信している。
また、人のガンや病気の臭い識別により、初期発見、初期治療によって安価でガン検診が誰でも簡単に受けられ、近い将来にはガンで死亡する人を半減し、撲滅出来ればと願っている。
臭い物質は、眼(視覚)では見えないため、新型インフルエンザ、口蹄疫などのウイルスの発見にも役立つ物です。
現在ナノテクノロジー研究は、日本が世界トップレベルであり、犬の嗅覚並み、それ以上の精度で嗅覚センサシステムが開発出来れば、これら検知も夢物語ではなくなるのです。携帯電話で会話しながら、歯周病やガン、病気の臭い識別が簡単に発見できれば、大勢の人たちの健康まで見守って行けるのです。
これらもすべて、五感研究のプロフェッショナルの条件の一つなのです。
日本では、馴染みのない人の五感研究、感覚生理学という学問を後生伝えるためにも、私は後継者に私共の五感研究を受け継いで欲しいと願っている。
明海大学外崎馨一博士も感覚生理学者の日本での第一人者だが、来年には大学を定年退職しなければならず、大学で後継者として研究を受け継ぐ者は居ないのである。本当にもったいない話である。私はこれらが「日本の知的財産の損失」だと呼んでいるように、各大学、研究施設でも起きている現状である。
新たな研究課題に取り組むの良いが、半ば途中で挫折してしまう研究も多くある。現に五感センサの開発、研究もそうであるように大手医療器機メーカーが開発途中で研究の取りやめ、ノウハウ、高い技術が「宝の持ち腐れ」状態になってしまうである。
これらも実績や特許を取得としても営利に繋がらない、応用できないとその企業の利益に繋がらないからすぐに取りやめてしまうのである。
私共は、これら研究ビジネスに「コーデュネート」が必要と考えている。A社では、ノウハウと高い技術を持ちながら応用が出来ない、特許を持ちながら宝の持ち腐れになっているなど、必要としているB社に紹介するなど日本には、コーデューネート的な役割を担う企業も少ない。これらもビジネスチャンスなのかも知れない。
私共は、テレビ番組の監修、企業での開発、研究の監修、コーデューネート、コラボレーションなどの業務を来年以降、本格的に推進して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦