おはようございます。
お母さんって、子どもの「やる気」、大好物ですよね。
だって普通に、【やる気に満ちている我が子】を見たら
親としては嬉しいし、なんだか安心できますもんね。
逆に、「やる気のない子になって欲しい!」なんてお母さんは
なかなか探す方が難しいでしょうね(笑)
で、もちろん、【やる気大好きお母さん】であることは
それ自体何も問題ないけれど、
「うちの子はやる気がない
やる気のないうちの子、どうにかしなければ!」
ってなると、コレ、どうなのかな?って思います。
いや、分かります、分かりますよ。
私もずーっと息子に対してそんな風に思っていたからね・・。
でもね、子どもが、
「やる気が出なくて困っているんだ!!
やる気スイッチ、お母さん押してくれない!?」
って頼んで来たなら、もちろんその時は
一緒にスイッチ探して、押してあげる手伝いをしてあげたらいいと思うんです。
でも、そういうケースは、むしろレアで、大抵は
お母さんが、子どもの様子を見て、
【やる気のない子】って捉えて、
やる気のない子=って、ジャッジしているんじゃないかな、
って感じるのです。
だから、そんな子どものことが、
何とかしなくていけない問題のように感じてザワザワする。
でも、そもそもそれって、本当に問題なのでしょうか。
目の前の我が子は、
今は、実際にやる気がない状態かもしれません。
(不登校になって、やる気満々の子ってあまりいないからね・・・)
でも、それって、実際は
【やる気のない子】なんじゃなくて、
【今は、やる気が出ない時】っていう状態の子、です。
大人だって、やる気の出るとき、出ない時、
ありませんか?
何かに傷ついて、心が疲れ果ててしまっている時
または、特別理由が自分でもわからなくても
なんとなーく、やる気が出ないって時もありますよね?
そんな時に、家族から、
「やる気のない者はダメだ。やる気出せ!」
なんて、一方的にジャッジをされて、
否定され、プレッシャーをかけられたら
(それが、たとえ無言であっても、意識が伝わるからね。)
余計にエネルギー奪われて、それこそやる気失いますよね。
そもそも、本人が困っていなければ、
周りが問題として騒ぐ必要ってないんじゃない?
そして、お母さんの言う、やる気っていうものが、
何をやる気になっていれば、やる気のある子、
と認めるのか?っていうところも、
ちゃんと確認してみる必要があると思います。
勉強や運動、規則正しい生活、そういうものを
ちゃんとしようとすること、
それが【やる気のあること】としているから、
目の前の我が子を
【やる気のない子】としてしまっているだけ、かもしれません。
やる気があろうがなかろうが、
どっちにしたって、子ども本人が困っていないのに
親が、【やる気を出させなくてはならない】理由って
本当はどこにあるのでしょう・・・?
子どもにプレッシャーをかける前に、
子どもにやる気を出させたい、
そうでないとザワザワする、
そんなお母さん自身の心に向き合う事の方が、
実は大事なことなんじゃないかって思います。