こちら↓が山門です。
大願寺には神仏分離令によって厳島神社から遷された弁財天像が置かれています。神道と仏教は神仏習合によって同一視されていましたが、江戸時代頃から神仏の棲み分けが理解されるようになり、明治時代には神仏分離令が出されました。厳島神社に祀られている宗像三女神は仏教では弁財天であるとされているので、こちらにその像が配されたというわけですね。
紅葉が綺麗です。お昼ご飯の前に大聖院に参拝に行きます。
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● 大聖院とあなごめし
仁王門です。門の左右に仁王像がありますね。なかなか迫力があります。
逆光で見にくいですが、こちらが大聖院です。寺と院の違いについて、前に調べたことがありますが、特に明確な区分けはなさそうです。傾向としては、天皇家などと関係の深い寺院は「院」が付く事が多いようです。
この大聖院は、厳島神社の別当寺としての役割を果たしていました。つまり、江戸時代以前の神仏習合の時代、神社を管理する寺として存在していたという事です。昔は寺は、今で言う市役所のような役割も果たしたいましたからね。行政機関の一部と考えても良いのでしょう。ちなみに神宮寺というのも別当寺と同じ意味です。
仏足跡です。お釈迦様の足跡を模しているようですが、足でかい!「ノウマク・サンマンダー」、私が子供の頃、うちのおばあちゃんが朝晩唱えてました。
こちら↓は観音堂です。観音様の像が安置されているのでしょうか。空が青くて綺麗です。天気には恵まれています。
遠くに小さく厳島神社の大鳥居の端っこが写っています。宮島口に向かうフェリーも写っていますね。
さぁ、お昼の時間です。こちらの「あなごめし ふじ多や」さんで「あなごめし」を食べます。
このお店、大変人気のお店で、ミシュラン広島版の「1つ星」を持っている(た?)そうです。大変人気なので大変混むのですが、妻が用事を済ませている間に、先に来て名前を書いておきました。大聖院から戻ってきたら、2分位で名前を呼ばれたので、ナイス・タイミングです。名前を呼ばれた時に居ないと、なんと、初めから並び直しになってしまいます。
メニューはいたってシンプルです。食事物は「あなごめし」しかありません。
「キリンクラシックラガー」をいただきます。あー、お昼からビール飲むの最高!今日は宮島に泊まるので、もう車の運転はしません。だからビール飲んでも良いのです。
「あなごなんばん」です。鳥南蛮を想像するより、小鯵の南蛮漬けを想像する方が実物に近いです。すごくおすすめメニューです。
「あなごめし」です。実にシンプルですが、器ごと蒸して作るとか。手間はかかっていますね。それに、食材は国産アナゴだそうです。
日本酒は「超特選 加茂鶴」を頂きました。
口当たり良いので、グイグイ行けちゃいそう。
こちら↓がお店の外観です。とても美味しい昼食をありがとうございました。
五重塔の朱色も青空に映えます。