群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club"
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【沢登り】大菩薩嶺 小室川谷

日付:20240713-13

ルート:

1日目:泉水谷 -  小室川谷出会 - ジャヌケ沢出会手前泊

2日目:泊地 - 大菩薩峠-大菩薩嶺稜線 - 大菩薩嶺 - 丸川峠 - 泉水谷

参加者:桐林OB・ニキ・スギ

 

最初の3m次の4m滝 久しぶりでドキドキクライミング

 

近頃、内外のクライミングをしているものの、いまいち。

暑い日常が続いていたため、気分転換を兼ねて、沢へ行こう。

沢で泊まりたい、手軽に。

東京周辺の沢に載っていた大菩薩嶺の小室川谷。

「これが沢登りワールドだ、と言える大菩薩を代表する沢」に騙されて?行ってきました。

 

 

 

1日目:

1週間前の天気予報からも、雨マークがつき、大丈夫かな。。。と眺めていたものの、

土曜日の日中は持ちそうだ、ということで出発。

 

ゲートから林道を40分ほど歩いておかしいぞ?

小室川谷の看板がなくなっていた…ため?一回スルーしてしまった…みんな見てくれ…。

釣り橋もなくなっていた。

小室川谷出会に10時過ぎ入渓。

単調な歩きと思いきや、最初の4m滝。

右に残置ロープがあるものの、気合を入れるため左壁から。案外深くない。普通に突破。

勢いに乗りどんどん滝を越す。

 

プチゴルジュ帯も進み、泳がないで普通に越した(はず)。

 

いよいよかぁ、S字狭。威圧的な最初の滝をニキさんに少し泳いで左からへつって越してもらう。

そこまで悪くない。

特に問題なく突破。こりゃあ、時間がかかるぞ!っと、1人ビビっていた。

 

石門手前のCS8mは、少し泳いで右に垂れている残置ロープから乗り越えた。

左の残置はかなり悪そうだったため、正解?

 

その後は、せかせか気味で進み、小室ノ淵に。

 

 

 

最初の3mCSは、左の壁つたいに泳ぎ、左のバンド帯をそろそろ登り突破。あれ?あんまり泳いでない?

 

 

次の滝は、ボルダームーブ満載で、ツッパリからの右岸に乗り移り突破。

外岩では、ダメだけど、こういうのはできるんだよなぁ…。

水の中のスタンスを見つけ出せれば、いいんだよね。

 

その後は惰性でどんどん登った。

 

10mの滝を右岸から巻き、そこから見える4段40mナメ滝に歓声。

最後の落口もそうだが、ツルツル。残置は使わずに使わずに突破。

 

もう終わりにしてくれ…と思っていたら、出た。2段20m。

1段目の右壁を登ったら、落口ツルツル…ドキドキしながら乗り越す。

2段目は左岸の土の階段状を巻いた。

 

↓ 2段20m 画像を参考に。思っていたよりデカい。

 

 

 

もうやめてくれと思いながら、ジャヌケ沢手前の林業小屋跡地に泊。

15時半過ぎ。これを日帰りはなかなかハードだなぁ。

 

 

2日目:

雨も降らずじまいで、朝を迎えた。

6時半出発。あとは足を前に進め、稜線に8時半。山頂は9時。

丸川峠を経由し、11時半にゲート前、終了。

 

軽めに見積もっていたのが、まさか料理満載、これぞ沢登り!な1泊2日の沢登りでした。

スマホ故障で、画像が、パあー。

 

画像はこちらを参考に ↓ 

 

 

 

 

 

 

 

【山スキー】新穂高 - 雲の平 2024/05/02 - 05

日付:2024/05/02 - 05の4日間 (予備日:5/6)

ルート:

 1日目:新穂高温泉駐車場 - ワサビ平小屋 - 小池新道 - 大ノマ乗越 - 双六谷泊

 2日目:泊地 - 双六小屋 - 夏道ショートカット - 岩苔乗越 - 祖父岳 - 雲の平泊

 3日目:泊地 - 祖父岳 - 三俣山荘 - 夏道ショートカット下部 - 双六小屋 - 双六谷泊

 4日目:泊地 - 大ノマ乗越 - 新穂高温泉

参加者:桐林・入江

 

3日目朝、静寂に包まれた雲の平を立つ

 

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2年前に、知り合いの女性の方がブナ立尾根から水晶岳往復した際、

黒部源流に多くのスキーヤーのシュプールとシール跡があった話を聞いた。

高天原温泉にスキーで入っているらしい…いつかは行きたい。

そんな思いが今回を実現させた。

計画的には、4日間で完結させることは難しそう。

それなら、黒部源流の秘境、雲の平へ行こう。

山スキーで、初めての北アルプス。

ドキドキとワクワクで、ビクビクしながらツアーしてきました。

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1日目:快晴

新穂高に6時集合。

荷物整理で7時半ごろ、新穂高観光案内所を出発。

初日でスキーも担ぎ重い…。

大ノマ乗越が見えたあたりから、スキーブーツに履き替えようか迷うところが出てきた。

一番大きいデブリを過ぎたあたりで履き替えた。

 

抜戸岳からのデブリが慣らされていたり、そのままだったり、歩きにくい。

林道が左岸側に渡って、少ししたらシール歩行。見当を誤り、一回だけ脱いだ。

 

大ノリ乗越を超えていく人たちが多く見えるが、なかなか近づかない。

 

乗越まであと少し

 

13時を超えて、大ノリ乗越に。十分に休んだのち、滑走。

 

入江氏が大ノマ乗越を双六谷へむけてダイブ 最初から豪快にターンする

 

ジャンケンで勝った入江氏がダイブ。見えない谷間は十分大丈夫とのことで、桐林も滑走。

水の音が響いていたが、谷とついているだけあって雪が豊富に残っていた。

 

 

栄養と睡眠不足でヘロヘロなため、水を取れる場所で幕営。

明日はどこまで行けるだろうか、不安を抱えながら就寝。

 

 

2日目:快晴に次ぐ快晴

4時半起床、6時過ぎ出発。

まずは双六小屋へ。

双六岳と南峰の間の沢との分岐で、最後の双六谷の沢を汲んだ。

しばらく、入江氏のシール修理で休憩。イワヒバリが朝のあいさつで飛び回っていた。

 

その後は、夏道のショートカットを進み、

丸山東尾根のトラバースでハイマツブロックにあい、板を外した。

 

三俣蓮華への分岐付近から

その後は順調に進み、岩苔乗越に向け、黒部源流へダイブ。

標高を落とさないようにトラバース。

 

岩苔乗越 黒部源流が目の前に

 

岩苔乗越へ 遠望した時よりも傾斜はない

 

トラバースボトムで左を向くと、ベースでゆっくりしているスキーヤーと目が合った。

朝早く、祖父岳南面を落としたようだ。

 

黙々と乗越へ。遠いなぁ。カール状になっている箇所を左に巻いていき、祖父岳へ。

シールで無理やり登り、頂上へ。

 

祖父岳頂上で、槍ヶ岳をバックに

 

その後は、お楽しみの祖父岳北面の滑走。

入江氏に譲り、広大なバーンを気持ちよさそうに…。たまらん…。

この雄大な景色、シュプールのついていない雪面に刻んでいく。

 

祖父岳北面 薬師岳をバックに 雲の平にダイブ

 

あんなにも、祖父岳周辺で泊まりますか、と泣き言がどこへ行ったのか。

トボトボ、歩き、雲の平山荘へ。

 

 

無風、静寂。

ポツンとある、山荘。

 

 

途中で辞めなくてよかった。

ゆっくり、酒を飲みながら、振り返った。

 

 

3日目:快晴!!!

 

朝、祖父岳へ カチカチバーン クトーがよく効いた

 

前日にシャリバテ気味を挽回するため、モンベルリゾットを朝夕合わせて7袋平らげた。(3500円かよ!)

その効果か、どんどん標高を上げ祖父岳。

お楽しみになるかな〜どうかな〜っと、ジャンケンに勝った桐林が滑走。

9時前。ドキドキで滑り出し。カリカリカリ。あっ。これは…。

慎重に黒部源流へ。トラバース気味に岩苔乗越方面に行ったあと、ターンを決める!

カリカリと縦溝にビクビク。

やっと降りてきた…と安堵の滑走?降りたのが正解な表現。

 

三俣山荘へ向け、シール歩行。

 

三俣山荘から、槍ヶ岳をバックに

 

ソロの方に写真を撮ってもらい、ゆっくり寛いだ。

一昨年の夏には、伊藤家3代目と楽しく話したことを思い出した。

最近は山に上がっているだろうか…。

 

双六東面のどこかの沢に入ろうとするも、急傾斜すぎてダメ。

丸山の東尾根のトラバースをしようとしていたら、室堂からオートルート中のソロの方と出会った。

 

丸山東尾根を見つめて この沢はトラバースできるだろうか… 結局出来ずじまい

 

薮を掻き分けて、夏道切れ目に。

対岸の尾根に行けるでしょ、と言うことで入江氏が滑走トラバース。

イケた。

少しツボ足で登り、さらにトラバース滑走。

次は桐林で…と言い出したものの、次の尾根に届かないとなると、大変だ。

思ったより手前の谷が急傾斜で、標高を落としてしまった。

 

微妙なトラバース 地形図では判断つかない

 

双六小屋から直に落ちている谷、モミ沢に到着し、安堵。

このままここで泊まるよりは、上へ上がり双六谷に泊まろう、ということで、さらにトラバース滑走。

 

この時から視線を感じる県警?のヘリがホバリング。

機首がこちらを向けてじっとしているけど…遭難疑いかけられていないよね………。

 

しばらくした後、飛び去っていった。

14時ごろ、双六谷へ。

 

 

4日目

不安だった大ノリ乗越の登り。

大丈夫かな…。

 

最初からアイゼン、シートラで。

徐々に標高を上げていく。最大斜度35度ぐらいだろうか。

 

怖い…。

全然問題ない、角度だけど、アルパインをやっていないせいか、疲れた。

 

 

1時間ぐらいで乗越に。

最後のジャンケンは負けられない!!!

 

桐林先行で、ダイブ。

初めての北アルプス、山スキー。

 

重い雪で足がクタクタ。

どんどん、林道へ落としていく。

 

あれほど、汗だくで登った斜面を一瞬で

 

 

学びが多い山行となりました。

思い切った軽量化で、2人ともザックは60リッター以下。

重さは15kg前後。

 

サーマレストの一番暖かいエアマットであれば、シュラフはモンベル#5で大丈夫。

積極的にフリーズドライにして、あと1日は問題なかった。

 

でも、行動食が少なかった。

山行に向けて、エネルギーを貯めていなかったため、気力が湧かない。

 

高天原山荘を遠望した時、あそこか…と思わずため息が出てしまった。

今後も、この山域を楽しんでいきたいと思います。

 

参考図書とURL:

 

 

 

 

こちらは、行ったあとに。

黒部源流へまた行きたいですね。

 

 

【山スキー】富士山 須走口 4/28

日付:2024年04月28日

ルート:須走口5合目 - 9合目(最後から2番目の鳥居 3680mまで)

参加者:桐林

 

砂払い5合目を過ぎて 富士山を遠望

 

快晴

ヤマテンの予報より、アザミラインが開通後、ベストコンディションの週末が期待されていた。

日中の気温が3℃!風も5m以下!

春の合宿を前に、足慣らしに行ってきました。

 

今回は、3690m → 2360 mまで滑走可能でした。

2022年04月30日の記録:https://www.hamarou.com/plan-result/2022/220430fuji.pdf

 

朝3時過ぎ、浜松を出発。

須走口に6時過ぎ到着。日が高く、焦る焦る。これは暑い。

 

5合目でもうすでに汗だくで、水を2リッター持ってきて正解。

夏の下山道を周辺をチョコとチョコ歩き、3000m付近で大休止。

途中、歩くスピードが明らかに早い二人組に追い立てられるように上がった。

しかし、標高を感じさせない、スピード瞬く間に頂上へ。あれは一体何だったのか。。。

 

3200 m付近。 25度ぐらい? ものすごいスピードで上がっていく二人組

 

3000 mからは、アイゼンに切り替えた。スキーアイゼンあれば登れたと思う。

北岳よりも高い、なんて励ましたものの、やっぱり辛い。

ここから何度も足を止めて少しずつ伸ばした。

 

3690m付近。頂上は諦めて、最初のシュプールをここの面に…。

 

頂上直下まで来たものの、辛い。ぼーっとする。

下を見ると、誰もいない???

この斜面に決めるチャンスかと、そそくさと滑走準備を始め、ドキドキのワンターン目!!!

 

これだから、辞められないね。

バカすか、スピードを上げて、あっという間に 3000m, 2600m...

 

ザラメのコントロールしやすいです斜面が続き、最後は湿雪のスプーン。

ベストだ。

今までで、一番、気持ちがいい。

 

5合目で凱旋気分の歩き。

今日も安全に滑ってこれました。

【山スキー】至仏山 2024/03/23-24

日付:2024年3月23, 24日

ルート:

1日目:林道ゲート前 - 津奈木橋 - 鳩待峠 - △1866m - drop - 鳩町峠

2日目:鳩待峠 - 小至仏山 - 至仏山 - 至仏山頂直下 南東沢 drop - 東広尾根 - ワル沢横断 - オヤマ沢横断 - 鳩待峠 - 林道ゲート前

参加者:桐林・入江

 

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チャンスがやってきた。

冬の尾瀬に入れる。

あの尾瀬ヶ沼が雪で覆われている景色を見れる!!!

念願のあの姿、3年越しでやっと訪れることができました。

 

山スキーの醍醐味は、冬の深い山に入れること。

道具を使い、あとは自分の体を動かし続けるだけ。

登るのも期待に膨らみ、降るのも夢みたいな一瞬。

山登りを続けてきて良かった、そう思える山行でした。

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1日目:

朝5時ごろ事務所出発。

ゲート前の駐車スペースを、8時過ぎに歩き出した。

アスファルトが出ている…。

橋を渡った後からかろうじて着いている雪をシール歩行。

これ以降、一度も外すことなく鳩待峠まで行けた。

 

途中から雪が舞い始め、津奈木橋付近ではザックに雪が積もり始めた。

ただし帰りは、津奈木橋以降は歩き!!!しんどかった。

 

薄い雪の上を歩く。パウダーに叫び声をあげながら元気がいい。

 

津奈木橋付近 ここからスノーモービル跡が始まった

 

ここから1時間半ぐらいで鳩待峠到着。

久しぶりの1泊装備で、足が痛い。靴擦れだなぁ。

鳩待峠に到着後、尾瀬ヶ沼側のコルより下がった場所に設営。

 

鳩待峠 雪の壁がでかい

 

その後は、明日の至仏に向けて行けるところまでトレースをつけることに。

雪が舞う中視界が悪く、どちらかが引き返す?と言われるのを待っていた気がする。

結局、傾斜がある△1866m からドロップ。14時前。

 

入江氏の板の浮力がよくわかった。ショートファットは伊達じゃない

 

 

2日目:

南東沢下部 振り返れば自分たちだけのシュプールと至仏山が

 

3時起きで朝食食べ次第、出発の予定が、外の風の音で30分後ろ倒し。

夜中は異常に外が明るく、月が隠れてからは暗闇に。

木々の合間から、あれが至仏か?と思いを馳せていた。

 

 

5時過ぎに出発。

前日のトレースが目印になり迷うことなく△1866ピークへ。

 

快晴だ。

 

悪沢岳手前 真ん中から小至仏山、そして至仏山

 

春ルートの話を聞いていたため、小至仏を目指した。

ところどころ小さい沢形状があり、渡りやすいところを渡った。

 

小至仏のトラバースが嫌らしかった。

雪面が固く、エッジをバフバフ言わせて食い込ませた。

途中、ビンディングが外れて焦った。リーシュ付けて良かった、と初めて思った。

 

小至仏の雪庇とトラバース 雪面の角度が見にくくビビりながら慎重に

 

コルに着けば、至仏まであと一息。至仏の大斜面に胸をときめかせながら。

 

あと少し

 

山頂 入江氏のRMUバナーナイフ ファットがよくわかる トラバースがしにくくて大変だったとか

 

滑走前に小至仏をソロの方がトラバースしていたのがわかった。

あとでお会いしたところ、朝4時出発で日帰りだとか…強い。

神奈川の方でディナフィットセットが珍しい。少し仲間意識が出た。

 

誰が最初のドロップ?

ジャンケンで、桐林!!

下が見えない直下は避けて…左から周りこみドロップ!!!

最高…

重いけど、後傾だけど、気持ちいい。

止まっては動画の取り合いっこ。

 

広尾根を目指して。行きの尾根に戻るのは辞めた、綺麗に下へ落ちてしまおう。

 

こんな滑走、これからどれぐらいできるだろう…。

 

あっとう言うまに下部へ もう終わってしまった

 

あとは広尾根をゆっくり滑り降りた。

ワル沢に吸い込まれ、沢のスノーブリッジを2回渡った。

心臓に悪い。

オヤマ沢を渡り、登山道を目指して直登。

冬だったらアリかな?広尾根をもう少し左寄りの方が楽だったかも。

 

 

ぽっかり空いたポケットを見ながら   オヤマ沢を横断 渡れるか焦った

 

楽しい瞬間は、ほんの少し。

山行中の10%???

帰りの苦行がさらに記憶を美化しようとする。

でも、また来たいな。そう思える山行でした。

次は、みんなで。大勢で。尾瀬の懐に入りに行きましょう。

 

至仏山頂付近から尾瀬ヶ沼、燧ヶ岳

 

【アイスクライミング】米子不動 十八幅滝・龍神

2024年02月10日、11日

エリア:長野県須坂市 米子不動

十八幅滝・龍神

参加者:草田(フリー)・桐林

 

草田氏の米子!米子!話が出てくるたびに、大丈夫だろうかとお腹が痛くなる。

前回の緋の滝をリードさせてもらったため、ビレイヤーの気持ちでおっかなびっくり行きませんか?

と誘ってしまった。

 

1日置いて、行くかの返信。

 

コブラ、コブラと俺の目標は、コブラとの草田氏。

新装アイスクライミングを見てみて、6級の記述が。フォローでも行けるんかい…。

 

1日目:

駐車場は、上も満杯で路肩の林道入り口に駐車。

スキーで入山。草田氏は、そりを使っていたが、うまくいかない。

あと10キロの看板に汗をかいた。

8キロを過ぎた頃、マウンテンワークスの方にお世話になった。ありがとうございます。

 

上をベースとして、マウンテンワークスの撮影?が奇妙の滝?であるとかで、先に着いたが、

草田氏が登ったことがない18幅滝へ

 

1P目は、桐林リード。テンテンの連続でなんとか、テラスへ50m。

うまく手を伸ばして振れない…。フィフィの呪縛を解きたい。

石を突いたせいで、バイルの先がワシの口になってしまい、さらにガチガチスイング。

 

2P目は、草田氏リード。バーチカルな区間で、フォローでも苦労した。

下降は、灌木から、50m一杯で懸垂。

 

 

 

2日目:

朝、身支度をしていると、続々人が上がってきた。

挨拶をしてちょこちょこ話を聞いていった。

すると、みた事ある人だなぁ…。

思い切って馬目さんですか?っと聞いたところそうです。。。

まさか、百草丸を初登者と会えるなんて。

 

キャシャール峰(6,770m)南ピラー 初登攀

 

ガイドで昨日はアナコンダに行ったとのこと。今日は、奇妙の滝。

 

スキーで下のベースへ。

コブラをまずは見ようと、出発。

アナコンダとコブラ コブラの威圧的な氷柱でびびる。

 

谷間から見えるその滝は、

威圧的で挑戦的で、圧倒されるスケール感とバーティカル感。

これ?さすがに登ろうなんて言わないよね?草田さん…。

 

と、後からやっと追いつきどうします?コブラ。

 

ビビってる自分がいるとのこと…龍神をやろう。

と草田氏も睨め付けられ、心が締め付けられただろう。

 

龍神 核心部のオーバーハングを左へトラバースしたのち階段状を登る草田氏

 

最初の区間から、薄かぶりの壁でフォローでも歯が立たず、オーバーハングでギブアップ。

草田氏にお願いして、懸垂で戻ってきてもらった。

 

水が滴るくぼみで、ロープを解き、スクリューで自己確保している時間が長かった…。

リードでも1ピッチこなしてしまった草田氏の技術に乾杯。

しばらく、草田氏に悪態をつくことを控えたのは言うまでもない。

 

目標を見てみよう。

そういった気持ちで行ったが、圧倒される自然のスケール感にちっぽけな自分との対比。

恐怖感。

登れたら、きっと達成感がドバッとくるんだろうな。

そう思いたい山行となりました。リードさせてもらい、感謝です。

 

来年は、大谷不動に行きましょう。

【アイスクライミング】濁河温泉 はもずしエリア・緋の滝

日付: 2024/01/28

メンバ:草田(フリー), 桐林

 

なんだか最近、御嶽に導かれるようにここのエリアへスキーに来ている。

昨年は、スノボー初挑戦で右手首骨折…。

スキーだったら…。

 

前日の27日は、草田氏とおんたけスキー場で特訓。

パラレルの内板を引き寄せる感覚がわかってきたようで、初めてスキーが楽しいと思ったそうだ。

自分も上半身の捻り癖を治そうと、意識してどんどんシャカシャカ、滑った。

 

翌日

スキーの筋肉痛がありながら、まずははもずしエリアへ。

飛騨山岳会の方ともう1グループのみ。どちらも地元岐阜の方々。

瑞浪へクライミングに行った際お会いした若い女性がいた。

 

空いているところは、難しいところで、バーチカル。

右岸側の上流のバーチカルに挑むも、太刀打ちできず。

草田氏の動きを見て、トップロープで思い切り。体のムーブがびびって繰り出せていないだけだ…。

 

午後になり、緋の滝へ。

草田氏のアイス3シーズン目で緋の滝をリードした云々カンヌンの話を聞いてしまったため、

行かなくては…。

やはり、キリ、リードする?の一声が…。

ドキドキしたものの、ここは越えなくて!

1時間半?も取り付いたおかげでなんとかトップアウト。

滝の飛沫の中、ビレイありがとうございました。

 

最後のバーチカルが核心。緋の滝 20m

 

 

トップロープでスイスイ15分ほどでトップアウト草田氏

上半身を外に出して動くムーブを自分もしなくては

 

【アイスクライミング】層雲峡③ 銀河の滝

2024年01月03日

参加者:草田(フリー)・桐林

 

ついにきた。

銀河の滝に。

 

まずは渡渉

ウェーダーの草田氏は良いが、桐林は長靴+ゴミ袋 90ℓ

あ!っと思ったら、石狩川の水があらあら、ゴミ袋へ。

靴下が濡れた瞬間、終わった…。草田さんごめん!っと思い、一時撤退。

草田氏の声はなく、心配さえしていない模様。

行くしかないか…と覚悟を決め裸足をゴミ袋に突っ込み長靴で再度渡渉。

もうちょっと心配しろよと毒つくがどんどん先へいく草田氏…。

 

今年はまだ入っていないようで、ラッセルで滝の取り付きに。

1P目は良いが、それ以外はプロテクションが取りづらい。

ラストの4P目はボコボコなシビアなバーディカルで、桐林リードだったが、引き立て役になって撤退。

草田氏リードで落口へ。

プアな条件でも行ける自信がなければ越えられない壁だった。

 

自分でもわからないぐらいフロー状態で登り続けられたが、

4P目のステ縄を見た時、撤退の文字が脳内を占めた瞬間のあの恐怖感。

フォローでもパンプパンプ。

ボコボコバーディカルを登った草田氏に乾杯。

あなたがいなければ、撤退で銀河を終えていた…。

 

滝の様子は、後尾の草田氏追記の文章から

 

銀河の滝 落口にて

 

1P目 40m 草田氏リード

 

2P目 40m 桐林 雪壁リード

 

3P目 40m 草田 シビアな雪壁リード 

 

4P目 プアプロの最終ピッチ 桐林リードでいくも、右壁に取り付けず左岸側のステ縄で懸垂撤退

 

4P目 シビアなボコボコなバーティカルを果敢に取り憑き、乗り越した草田氏

 

銀河の滝 全体図

 

追記ーーー草田氏より

 

実際に見るまでは、登れるかは半信半疑だった。

 

写真から見るその姿は圧倒的で、他の滝をどんなに登っても自信になるコトはなかった。

でも現地で見た時、登れると確信した。根拠はない。 

寒空にそそり立つその大瀑布に凌駕され、畏敬の念も抱いた。

それでも畏れはなかった。今年初めて落ち口に立つであろうその喜びの方が大きかった。

 

下見と打ち合わせをして 1 月 3 日、満を持して挑む。

新しく買った X-DREAM も馴染み、不安はない。

渡渉し、ラッセルで進み、取りつきに着く。

気温はマイナス一桁台。風はなく、やや暖かめ。

遠目から見た時、最終 4p 目の凍り付きが甘かったように思えたが、真下から見る限り大丈夫だろう。

午前 10 時、予定通り私からリードをする。

幅広の 1p 目。

どこでもいいから、豪快に真ん中を進んでいく。

難易度はそこまで難しくない。

アックステンションをせずとも行けそうなくらいだが、初の大瀑布。

腕がパンプしては何しに来たのか分からない。

慎重に、安全策で進んでいく。

上部に差し掛かると、積もった雪のせいでスクリューの効きが悪い。

気休め程度だなと思いながら、サクサクと登っていく。

そうして最後に雪稜を横切って 1p 目の終了点にたどり着いた。

拍子抜けするほど、案外あっさりとしたものだった。

2p、3p 目はアルパインといった感じで、アイスクライミング感はない。

支点は氷が露出している所にスクリューを差し込む。

面白味はないが、高度感はある。アルパイン好きとしては嫌いではない。

が、 せっかくの大瀑布の大半の高度を雪上で稼いでいるのは、虚しさもあった。

そうしてあっという間の 4p 目、桐林氏が満を持して落ち口を目指した。

テラスから見ると中央にライン取りするべきように思える。

しかし彼は右岸に沿って登っていく。

やがて見えなくなってから、「懸垂で下りる」との声がした。どうやら断念したようだ。

時間は 13 時半を過ぎた頃。

日が暮れるのが早い北海道でも、まだ時間はある。

せっかくここまで来たならその頂点に立ちたい。

そう思い、リードを代わってもらった。

滝の中央目指して進む。

が、雪氷でグズグズの氷に、アックスが逃げる。

真下への荷重はかかるが、少しでも横へ力をかけようものならすぐすっぽ抜ける。

この状態でのトラバースは危険だ。

結局私も、桐林氏と同じルートに収束する。

やがて彼が行き詰ったであろう場所まで辿り着いた。

この先は 15m 程度のバーティカル。

アックスは真下にはしっかり刺さるので、技術的にはそこまで難しくないだろう。

 

ただ、支点がない。

スクリューが刺さらない。

 

辛うじて取れてもスカスカで気休め。

絶対に落ちられない本チャンが始まった。

 

身体を反らしながら、一手ずつ登っていく。

手も足もよく決まる。不安はない。

支点が取れないコトを除けば。

余裕はあったが、万が一も起きないようアックステンションでのレストを挟む。

できればその間にスクリューをぶち込みたかったが、それは叶わぬ願い。

考えるだけ無駄なので、無心で登った。

そしてようやく最後の乗越まで辿り着いたが、雪に埋もれて肝心のアックスが氷に刺さらない。

片手にぶら下がりながら、必死に雪を落として氷を探す。

流石に腕も疲れてきた。そんな頃ようやく刺せる氷が現れた。

 

今年初めて銀河の滝を攻略した瞬間だった。

 

不完全燃焼だった 3p 目までとは違い、 4p 目は充実感があった。

凍り付きが甘い氷瀑を攻める。

先駆者の跡はない。

そういった中で会心の登攀ができた。

これは今後への大きな自信になるだろう。

そうして再び駐車場へ戻って滝を振り返った時、大瀑布がなんだか朝よりもちょびっとだけ大きく見えた。

ありがとうと呟いて、夕暮れの温泉へと消えて行った。

【アイスクライミング】層雲峡② 錦糸の滝

2024年01月02日

参加者:草田(フリー)・桐林

 

昨日の山スキーでお疲れのため、手軽に取り付ける錦糸の滝へ。

駐車場から歩いて30分。デカい…。

草田氏のキリいく?の言葉に、お先にどうぞ!っと言ってしまった…。

 

準備をしていると、草田氏が、悪い、アイゼン忘れた…、との声…。

50分ほど滝と向き合い待つ中で、リードするファイトが湧いてきた。

草田氏が帰ってきた頃には、

僕リードしますよっとさらっと言いさらっと…とは言わず、1ピッチ(40m)を登った。

上部にも滝が見えたが、2ピッチで下降。

登り下りで2時間程度だった。

 

帰りにライマンの滝を遠望し、これ登る?ぐらいまで成長できたらなぁ。

 

1ピッチ目 40m 思ったより登りやすい?

 

2ピッチ目終了点より、眼下

 

2ピッチ目終了点より先に見える滝。30m

 

 

【山スキー】2024年正月初スキーは”旭岳”!!

2024年01月01日

参加者:桐林・草田(フリー)

ルート:旭岳スキー場 - 姿見駅

 

前日のアイスに懲りて、

草田氏の天気見の結果、スキーにいく?の声にいきましょう!にすぐさま取り付いた。

よっしゃ!やったるで!の思い出、旭川から1時間ばかし。

旭岳スキー場に着き、9時のリフトに間に合った!っと思ったら、運休の看板。強風のため…。

 

モジモジ天気予報を検索するも、風速が20m/sで全然弱る気配がないため、下からハイクアップすることに。

登山道に圧雪車が入り、もうゲレンデ。

見た子もないような綺麗な積雪。北海道に来て良かったと。

でもそれは浅はかだった。

 

夏道の登山道を外れ始めた圧雪道に、強い風がやってきた。

あれ?頬が冷たい…。

そう思うまもなく、耐えられないほどの強風。

初めてゴーグルをつけなきゃ、と思ったほどの爆風。

天気は晴れなのに、前へ進むのが億劫だ。

写真を撮りたいのに、スマホをポケットから取り出すのさえ嫌だ。

そんな区間を20分?ほどやり過ごし、姿見駅へ。

 

ロープウェイ待合室が空いていたのしばし休憩。

いきますかっと声を掛けたはいいが、撤退理由を必死に考えていた…。

 

避難小屋を過ぎて、さすがに強過ぎて滑るのも大変だからと、一旦戻り、帰りましょうっと。

そこから天狗原に向かって降りるも、雪が深くて刺さる刺さる。

 

そこからもなかなかの斜面を降り、ガイドパーティと戯れながら、圧雪道へ。

ゴンドラが動き始めていたため、おねだりしてもう一回。

ロープウェイから見える顕著な岩頭を右に見ながらドロップポイントへ。

流石に傾斜がキツ過ぎて、はぁはぁ。

 

初心者の草田氏には、悪いことしたなぁ、と思いながら、

イジメるには最適な場所でした。

 

るんるんでハイクアップ

 

尾根を目指そうにも爆風すぎて、声が聞こえない…

避難小屋でシールを剥がし、ドロドロッぷ

 

1回目ドロップポイントをバックに

景色は最高です。

 

【アイスクライミング】層雲峡① 小函・大函エリア

2023年12月31日

参加者:草田 (フリー), 桐林

滝:尾滝・NAKA滝・あなたの滝

 

夏休みの頃から暖めていた計画が始動。

北海道でアイス・スキー三昧。

29日に北海道入りをし、31日より層雲峡へ。

 

まずは、銀河の滝!と、ご対面。

デカ過ぎて、2人して少しだけ息をのんだ…。

これを登るのか…!?さすがに100m超えのスケール感。

感情を殺したのはいうまでもない…。

 

気を取り直して草田氏先導のもと、大函入り。

ラッセルした割には、結局シェルター上の小函エリアの尾滝とNAKA滝に取り付いた。

どちらも滝が小さいとはいえ、本土でも登りごたえがある大きさ。

びびって、草田氏にリードを任せ、フォローに徹した。

ひいひい言いながらフォローでトップアウト。叫び声が小函に響き渡る。

 

最後は、車に戻り、リードをしないと始まらない!!っと思い取り憑きやすいあなたの滝へ。

まずまず8m。心の平穏を戻しながら、旭川のホテルへ戻った。

 

銀河の滝 180mのスケールにただただ不安が…

 

 

尾滝 18m  登りやすいがプロテクションが取りづらい

 

 

NAKA滝 15m バーティカル もうだめ

 

あなたの滝 8m  良かったこれなら登れる!

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