群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club" -5ページ目

【クライミング】瑞牆山 不動沢・本峰下部左岩壁

日付:2023年10月7日、8日

参加者:入江・桐林・阿部(大間々)

瑞牆山 1日目不動沢(屏風岩)・2日目本峰下部左岩壁(だるまフェース)

 

1日目:不動沢屏風岩

寒々ルート1P目5.7レイバック 入江氏リード阿部氏のフォロー

 

昔開拓していた堀越氏が、コロナの濃厚接触者で直前になって不参加。

初心者の3人。

どうにか資料をかき集め情報収集した結果、

まずは不動沢で洗礼を受けようと林道をゴトゴト揺られ駐車場へ。

100岩の概念図を頼りに屏風岩を目指した。

 

まずは取り付けるだろう寒々ルートへ。

寒い。

入江氏リード。5.7だが、半分以上プロテクションが取れず、レイバックで抜け切っていた。

3人とも上がりきったはいいが、寒いのと洗礼を受けたりと降りることに。

 

左から、おしん 5.8 ハンド 5.9 と、百八竜5.11bトライ中のクライマー

 

簡単なところをと思い、ここしかない…おしん。

桐林、リードをさせてもらい、終了点へ。

下部の出だしで何度かテンションをかけて踏ん切りをつけた。

その後、両氏もトップロープでトップアウト。

 

2日目:本峰下部左岩壁

だるまフェース クラック5.8? (Ⅳ ??) フォローの阿部氏と体育座りの入江氏

 

トムソーヤの冒険に行きましょう!っと渋る入江氏をなんとかその気にさせてアプローチ2時間。

大ヤスリの岩を見上げて歩いていたものだから、登山道をそれる場所を間違えた。

見覚えがあるダルマフェースのクラックを素通りし右へ右へトラバース。

やっとガイド本を読んで間違えに気づいた。

 

戻ることの億劫さを考え、クラックに直に取り付いた。

Ⅳ級の記述を見ていて実物を見たら、あらら。短い短いと言っていたものの、内心大丈夫かなぁ。

桐林リードでうんうん言いながら、トップアウト。指が血だらけ…。

 

クラック終了点の入江氏 懸垂でトラバース

 

その後は、簡単な歩きとはいえロープをつけたまま。

リーダ先を!と促して山頂へ。

 

帰りは川上村営の入浴場へ。

初めてのクライミングでの瑞牆となり、いろんな意味の洗礼を受けました。

大ヤスリ岩や天鳥岩など、

そのトップに立った時の気持ちはどんなものだろうかと想像するも、難易度を見て愕然とします。

少しずつ登れる場所を増やして、夢を見たいと思いました。

【クライミング】御在所岳 前尾根

日付:2023年09月27日

ルート:裏道登山道 - 前尾根取付き - P1 - 稜線 - 頂上 - 裏道登山道

参加者:桐林・N木 (フリー)

 

P3 リッジ状をゆく なかなかの高度感

 

マルチピッチをやるなら、前尾根か?と誘っていた。

外ボルダー・インドアリードでは遥かに上のN木氏を仕立てるため、要所なピッチはリードしてもらった。

 

外ボルダリングでかなり足の使い方がわかっているため、もたつくことなく終了。

懸垂やナチュラルプロテクション・アンカーの経験を積めば、行動がもっと早くなる。

 

登山経験年数では多いが、もうすぐに越されそう…。

ショートルートだと、既に超えており、トップロープを張ってもらえる…。

 

P7 クラック 

 

難なくこす。

初めて買ったカムをまさかの残置。

平日で人が来ないから、降りて自分自身で回収をお願いした。

20分ぐらい、ビナをトンカチにして無事回収…。ワイヤーが切れていたようだ。

 

プロテクションが不必要な場所だった。

次からN木氏、よく考えてカムをセットするようになった。

 

P7 高度感のあるリッジ

 

初めて来た時は、躊躇した出だし。

スタンスがある!自分の成長を実感。

 

その後は、さくさく進み、P3のリッジ。

岩に巻きつけてアンカーを構築してみてと、お願いした。

 

40m超をロープを伸ばし、辺りを見回し、セット。

初めてのナチュラルアンカーで、緊張していた。

 

P2 ヤグラ 頭がつっかえるマントル超え

 

核心のマントル超えにはボルトがあり、少し安心。

前に来た時よりもスタンスが豊富に感じた。リードをしてもらい、安定してるなぁと感心。

体を外に出すのに躊躇してない…。見習わないと。

 

P2 ヤグラの頭へ 高度感のある一跨ぎから

 

P1に行くには、最初の終了点手前でトラバースすればロープ無しで行ける。

100岩に終了点マークがあったため、せっかくなのでヤグラの頭を登ってから、懸垂してP1へ。

 

出たし一歩の高度感にやられそうになったが、ずりずりあがった。

頂上側に古いアンカーがあったため、そちらにかけて懸垂。

初めての本番懸垂は怖かっただろう、あたふた。

 

その後は、P1を超えて稜線に。

初めての前尾根は、多少時間がかかっても頂上に抜けた方が気持ちいかも。

 

過去の自分と比べてみても、安定感抜群。不必要な恐怖感がなく?技術がある分、迷いがない。

あとは経験、と自己脱出などのセルフレスキューの基本を抑えれば、弱点がなくなっていく。

【クライミング】松木沢ジャンダルム 右壁天狗岩・中央壁直上ルート

日付:2023年9月16日、17日

ルート:

1日目:松木沢ジャンダルム右壁天狗岩周辺

2日目:中央壁直上ルート

参加者:入江・桐林

 

中央壁直上ルートのガタガタチムニーの前で

 

1日目:

浜松を前日に出発し、事務所で泊。毎度のことながら、会長と。

大間々で合流し、松木へ。

 

金曜日の夕方ごろ雨が降ったため期待していなかったが、ジャンダルムに近づくほど、真夏日へ。

まずは右壁からと天狗岩へ続く、簡単なはずのルンゼを登り取付きに。

よし、桐林リードでとマッチ岩側壁だが、あっさり終了点。

続くクラック周辺を右左のガバ探しで乗り越した、入江氏。

フォローでも、ホールド探しで汗を掻いた。

 

マッチ岩側壁 天狗岩ルート 足を広げるムーブが必要

 

その後、桐林が天狗岩ハングルートをリードしようとしたが、ハング下で断念…。思い切りが…。

ここでも、足先行の開脚が必要とのこと。

右へ逃げるハング下の横クラックを使い回り込んだ。高度感にビビる。

 

天狗岩で感想を言い合い、下降路を使い下山。

 

 

2日目:

幕岩?直上?となったが、直上ルートへ。

朝方、登ってくる二人組、と思っていると、深谷遠峰の山岳会の方とお会いした。

小暮前会長と知り合いの方だった。

 

ガタガタチムニーを入江氏リードでスタート。

悪いなぁ。上部より下部の周りを見なければいけないムーブが慣れていない。

コーナークラックは2Pに分け、最初を桐林リード。

オフウィズスのクラックが微妙で思わず4番のカムを持ってしまった。

入江氏曰く、左壁に左足を置くとのこと。隙間があったら体を入れてスタックしたいんだよ…。

 

コーナークラックは入江氏リード。

 

快適なクラックで出口までは、フットジャムで安定。

乗り越しは、左手ジャミングで。

 

その後は、右にトラバースしてリッジ状を。歩き区間の浮岩が嫌らしい。

 

次は高度感のある易しいクラック。

ジャンダルムをしたから見た時に、壁のように見える場所。

快適でエンジョイクライミング、下部とは違う余裕がある。

 

カムプロテクションの練習にうってつけ

 

右上する階段を抜けコブシ岩手前。

直上は薄かぶりでプアプロテクションとのことで、左回りに凹角を登り頂上へ。

13時前に到着。

入江氏はどちらも4回目とのこと…。こういう岩場が近くに欲しい今日この頃。

 

3日目は黒岩参りをしたが、岳友会ルートに完敗。

差し入れのトリスのせいだ!!と言い訳がつかないほど、呆然。

 

精進が必要です。

 

【沢登り】釜ノ沢東俣 甲武信ヶ岳

日付:2023年09月02,03日

ルート:西沢渓谷駐車場-釜ノ沢-ヤゲンの滝上部で泊-甲武信ヶ岳-小屋-徳ちゃん新道-駐車場

参加者:N木(フリー), 桐林

 

かの有名な両門の滝 景観美にうなづく

 

1日目

浜松を4時ごろ出発。

駐車場に8時着し、40分過ぎに出発。

入渓は、ゴルジュを巻き山ノ神、9時半ごろ。すぐに二人組のパーティとすれ違った。

 

その後は、魚留めの滝まで単調な河原歩き。

東のナメ滝300mを見て、これを登れるのかぁと見上げた。

 

西のナメ滝の下部をトラバース ラバー効きます乾いてればバチ効きです

 

あまりにも単調なので、トラバース。要らないところもトラバース。

足の効きはどんなものか、試す良い機会になった。

ただし釜ノ沢の上部は、水流中でもよく滑った。緩い流れだとコケが成長するようだ。

 

魚留の滝は、問題なく左壁の壁を登り落口へ。

その後に続く千畳のナメは素晴らしい。キラキラ輝き、眩しい。

 

大きいポットホール状のナメ滝は、簡単に左壁を登れる。

あまりにも単調なので、わざわざ右壁から。手がかりがないスラブ。

一歩乗り上げるのが難しく、まさかここで使うとは思っていなかったスカイフックで乗っ越した。

 

スカイフックで乗り上げた、足のフリクションを信じて。無駄に盛り上がった。

 

気持ちが乗ってきたので、2人してポットホールに飛び込んで、洗礼。

俄然ファイトが湧いてきた。

ナメの直登!と思ったが、滑る滑る。タワシがあったらまた遊べたかも…。

 

野猿の滝5mを簡単に高巻けると思うも、いけるでしょとのN木氏。

これは見せ場か!?と泳いで取り付いた。

ボルダームーブ満載で、パワーで横クラックに乗った。

その後がチマチマ迷いに迷い、気合を入れて水流を足でまたぎ、ホールドをガッチし。

よかったぁと、下を向いた。

N木氏を迎え、これはシャワークライミングですねと、初めての沢でこの経験はデカい。

どんどんのめり込んで欲しい…。写真がない。

 

両門の滝を見、左岸から結構高巻き落口へ。

ヤゲンの滝は行けそう!と思ったが巻き。上から覗き、右岸から行けるか?

上部は、ヌメヌメで、左壁に逃げた。

 

ここから泊地を探し。集合住宅を見送り、一個上の1600m付近を決めた。

酒が足りず、入眠が浅い…。夜の雨音に気づいて干していた物をタープへ入れた。

 

 

2日目

5時。

寒いため、即行動。お湯をカフェオレに。

あれ?火種が。と雨が降っていたのに、儚げに。

思わずはたきにはたき、瞬く間に火がついた。

 

7時前に動き出し、順調に進んだ。

途中一度伏流し、地図上だと正解だが不安に進んだが合っていた。

 

3段のナメを右往左往し落口へ。ヌメッて悪い。

その後も、微妙な緩さの流れでヌメッた。マヨイ沢を見送りあとは詰め。

ガレ場が出てきて、よしこれはガレを直登!と思い込んでいたが、本当は最後まで水が流れる沢沿いだったみたいだ。

ひたすらガレ場を登り、頂上直上になってしまった。結果オーライ。

 

頂上直下までガレ場でいく みとみの道の駅からよく見えた

 

泊地からノンストップのプッシュ、2時間程度で頂上に。

初級的な位置付けの沢だが、遊び方次第で楽しい山行になることを実感。

水慣れがもう一声必要かな、飛び込む練習。

 

【沢登り】柿其渓谷 南木曽

日付:2023年8月29日火曜日

ルート:柿其渓谷駐車場-雷滝-ピストン

メンバ:S・Y(他会員)、K田(フリー)、桐林

 

箱淵 あれ?平泳で普通に行ける…S・Y氏曰く水流が弱くなっているとのこと

 

昨年は前日の雨で増水。

全く泳げる状態じゃない柿其。

1年経ち、本気の泳ぎを!大人の夏休みを!とのことで出発!!!

 

過去の記録

http://www.hamarou.com/plan-result/2022/20718kakizorekeikoku.pdf

 

浜松を4時出発。

途中でK田氏をピックアップし、柿其へ。

9時前後牛ヶ滝を巻き入渓。

気心が知れた同士、やりたいように進んだ。

前回の柿其の流量を知っているため、心が強い。どんどん泳いで直登を試みた。

ライフジャケットがあるからもあるが…。

 

最初の関門、ねじだる。とにかくパワー!!体をねじ込む!!

 

順調に?進んでいくと見るからに圧倒させる滝、ねじだる。

先行パーティが登っていたため、登れるのか?と思いつつ、

サワグルイの記述でチムニー状を登るらしい、があったなと思い、取り付く。

ここでも、ありがたいことに、K田氏のキリいくよな?の一声で、よっしゃー!!!

乗り越しが悪いものの、体をジャミングしていけば問題なし!

ボルトが打たれているため、いい具合にフォローができる。むむ、ガイド業のおかげか…。

 

次のウォータースライダー状の滝は、落口の隅をいい具合に泳ぎ取り付く。

先行パーティ神戸の山岳会の後を追い、途中申し訳ないが横を通り抜けた。

 

その後は、霧ヶ滝。

ここでもキリいくやろ?の声で行きます!!と言ったものの、

上部のかかっているスリングがお助けなのか or 撤退用なのか頭が周り、結局交代…。

K田氏リードで突破。

フォローでタイブロックで登ったものの、あれ、行けるやん…。

足を開き、右手伸ばしガバを掴めば終了。

こういうメンタルの弱さは、プロテクションの取り方の経験値で変わるのかなぁ…。

 

参考にした記述を見ると大変かなぁ、と思っていたところもスタスタ突破。

水量の違いで難易度が変わる。

白濁している箇所も意外と足を突っ込め、大人の夏休みを満喫。

箱淵も思った以上の流速なく、突破。

あれ?これ箱淵?と言い合い、難易度が下がったことをS・Y氏が言っていた。

 

最後の雷滝。右岸にジャンプすれば終了

 

思い思いに進み。遡行から4時間程度で、雷滝へ。

ヒョングっている滝をジャンプし、終了。

最後に雷マークのS字カーブでウォータスライダーをし、滝の渦巻きや下方向への引き込まれを体感。

ライフジャケットは着た方が良いことを実感。

 

登はん・泳ぎ・ボルダーと、良い塩梅の遡行となっていて、飽きを起こさせない渓谷でした。

 

柿其渓谷に古民家、一棟貸しのきこりの家がある。

管理者の飯島さんと入渓前に出会い、着替えに使っていいよとのことで入渓前・脱渓後に利用。

20人収容可・1泊2万円からとのことです。

沢登り前・親族ミーティング時にご利用を検討下さい。

【沢登り】黄連谷右俣 甲斐駒ヶ岳

日付:2023年08月17-18日

参加者:K田(フリー)・桐林

ルート:

1日目:矢立石登山口P - 尾白川林道終点 - 尾白川 - 黄連谷 - 右俣 - 2400m付近 30m滝前 泊

2日目:泊地 - 奥の滝 - 甲斐駒ヶ岳 - 黒戸尾根 - 尾白川P - 矢立石登山口P

 

千丈ノ滝  水流左を登り落口に 

 

冬に黄連谷右俣に行きましょう、ということで下見も兼ねて出発。

沢登り銘渓62選に4級上と書かれていたため、う〜んどうだろう…。

同行者のK田氏もいるし、相互に補い合っていけるだろう。

 

1日目

矢立石登山口までの林道が悪い。対向車来るなくるなと念じながら。

6時半出発。林道終点には7時半過ぎに到着し、残置のロープに沿って入渓。

川の色が緑…。花崗岩の沢って臭くならない、と思っていたのに…。

 

その後は、快適に遡行をしていき、直登が難しい滝はトラロープに沿って高巻き。

確かに魚影が濃い。

あれはライオンキングに出てきそうだから、獅子岩だよなぁと、概念図と睨めっこしながら遡行。

ここまでナメがずっと続き、これって甲武信ヶ岳釜ノ沢東俣より長いんじゃないって言い合っていた、登ったことはないけど。

 

尾白川本流との分岐に出会い、黄連谷の水量の少なさに驚く。支流だしね…。

黙々と進んでいくと、目の前にデカイスラブがチラついてきた。

千丈ノ滝。

左から行けそうとのK田氏。確かに確かにと恐る恐る付いていった。

一カ所悪いところをお助け出してもらい越した。やれやれ。

ラバーソールだから、行けると思えど落差を思えば…悔しさは微塵も感じなかった。
 

坊主の滝 登山大系に右壁に直登ルートありって、マジ?

 

アイスだと、始まり?になる坊主の滝を迎え、これは無理無理。右の大きなガリーより、小尾根を超えて巻いた。

大きな巻きとわかっていたため、左岸側を大きく巻き、最後は黄蓮谷の分岐に。

左俣を行くなら、あいつを登るのかぁ、とドキドキ。

 

奥千丈の滝 階段状 ここは大丈夫

 

雨予報が11時からとなっており、ピッチを上げたいところ。

奥千丈の滝を迎える前に雨となった。

たぶんこれが逆くの字の滝の始まりだろうと登り、上部で左寄りにいくと行き詰まった。

ハーケン連打されているが厳しいとのことで一旦戻り、ロープを所望し水流沿いに。

1箇所嫌だなというトラバースをして、草付きでビレイ。

その後は顕著なクラック通しで滝の落口に戻ろうとするも、微妙なためそのまま巻き。

 

いつの間にか連爆帯の初期も巻いていた。

 

水流沿いは厳しい…すぐ隣のクラック沿いをK田氏リード

 

しばらく快適に直登でき、もうそろそろ幕営地!と思っていると、これは濡れ濡れ。

ちょうど良いクラック沿いをK田氏にリードしてもらい、烏帽子沢に迷い込むのを防いだ。

もうそろそろ2400mと思い、幕営地を探すと、巨岩の隙間に良い穴場が!

 

タープを岩の背に固定して、快適な幕営地。と、18時まで雨が強まった。

寒い夜が始まった。

 

2日目

気温が10度近辺。寒すぎて、K田氏に甘え料理してもらった。お互い様ですよね?笑

7時半過ぎに出発し、水に触りたくない…気持ちが出てしまったため、いつの間にか奥の滝を巻いてしまった 笑

一箇所、これをトラバース?と思っていたところが3段目の始まりだったか?見逃し進んでしまった。

その後は源流に拘っているつもりが左に逸れて、頂上に突き上げられないことをわかっていながら、進んだ。

 

2850m付近の稜線に突き上げ、頂上に行く行かないの葛藤に悩まされながら、押し合いへし合い騙し合いながら、てっぺんへ。

 

頂上ボルダに手をかけたら、崩れ落ちる…

 

好意の目?に晒されながら、沢道具・服を着替え、しばし休憩。

やっぱり、最後は頂上に抜け切るのがストーリーの完結だ。

 

周りのいい匂いにビビりながら、下山。

4時間ほどで竹宇神社に到着。その後はK田氏に車を拾いにいってもらった 笑

 

餃子とラーメンを献上したことは言うまでも無い。

沢登りとしてのスケールの大きさ、標高差、どちらも一級品。

もう一回行きたいかと言われると、即答できない山行でした。

 

K田氏提供の朝焼けと雲海 朝をどんだけ待ち侘びたか…。

 

【沢登り】ホラノ貝ゴルジュ 東沢本流下部

日付:2023年08月12日土曜日

ルート:西沢渓谷駐車場-二股橋-東沢

参加者:K田(フリー), S(他山岳会), 桐林OB

 

核心4m トラバース あと2歩が出ない

 

台風7号の進路が微妙なため、夏合宿の白神山地を中止。

前々から行こうと言われていたホラノ貝ゴルジュに、行くことになった。

 

この日の西沢渓谷は最上部市営駐車場に停めることができた。まずまずの人の出。

8時40分ごろ出発。

遊歩道を20分ほど進み、二股堰堤の上に下り、入渓。

 

河原を15分ほど歩くと最初のF1 5m

離陸が核心。細い指の方がクラックに入りやすい。

 

クライミングに慣れていないと空荷が無難

 

その後は、特に難しいところなく、ゴルジュ入り口に。

泳いで戻ってきたソロの方にお会いした。

アディダスのキャニオニング靴を履いていた…アクアステルスのソールとのこと。

個人輸入しか手に入らないらしい。

 

 
ドキドキしながら、ちょっと吐き気を覚えながら、リードにトライ。
これアブミトラバースか?と、アブミをかけたはいいが、全く使えない。
リングボルトのボルトが残っている箇所があり、そこが使えれば簡単に行けそう。
フィフィフックがあれば、簡単?
フリーで行こうと勢いづけてきたはいいが、2歩が出ない。
下を見ると、滝。10分ぐらい葛藤したが、お助けヒモを右手に掴んで、トラバース…
思わず叫んでしまった。悔しい。
 
フリーならず…次の課題かな。
 
K田氏 フリートライ 完登
 
 

泳ぎ突破 寒い S氏

 

泳ぎ突破以降は、フォータースライダー状になっていた。

へつりを必要とせず、足の置き場所を見極めれば、問題なし。

 

13時45分ごろ、ゴルジュ突破。休憩。

帰りは飛び込みでホラノ貝の入り口まで。一回飛び込むとタカが外れ恐怖心が薄らいできた。

次はフリーで…。

 

【沢登り】龍王淵ゴルジュ 天竜川厚血川

日付:2023年08月05日土曜日

ルート:龍王権現遊歩道の駐車場 - 龍王権現の滝 F1 - F3 - 林道

参加者:K田(フリー)・桐林OB

 

最初で最後の核心 龍王権現の滝 8 m  ビビってる桐林

 

今日が来てしまったかと、恐る恐る集合場所へ向かった。

駐車場から10分。

それは現れた、龍王権現の滝 12m?? 意外と小さい。8m ぐらいか。

 

今年は夕立も少なく、渇水状態。

誰がいくかのせめぎあい。きり行く?の声に足が前に出たものの、心臓バクバクで取り付く前に代わってもらってしまった…。

その後、K田氏のリード。右壁をゆく。

あれ?意外といけてる…。と思っていたら、完登。

微妙なトラバースのところの残置ハーケンでランナーを取り、難なく上がってしまった。

ちょっと、俺も行けたかなぁ…と後悔。

その後、荷物を背負ってフォロー。

意外と行ける…。ボルダーでいう5, 6級程度だ。水量が少なく、左よりのスタンスを拾えたためだろう。

上がって2人で握手。

 

F2 フォータースライダ 3m

その後は勢い乗ってリード。

右壁を最初登ろうとしたが、足のフリクション勝負。ラバーが効いているも思い切りがつかず。

あと2歩ほど上がれば流心のスタンスが使えた…。諦めてドボン。

左壁は、6級のボルダ。なんてことはなく超えた。

その後、K田氏は難なく右壁から…。マジかよ、ナイス。

 

その後に続くF3は、左壁から。F4の滝を上がると民家が現れ、雨が降ってきた。

満足感に包まれているため、今日は上りにしましょうっということで、終了。

 

ライフジャケットを買って強気だったのに…。リードをできなかった、悔しい山行でした。

また行くぞ!!その上にはタックイのゴルジュもあるらしい。

【沢登り】南アルプス 信濃俣河内 

2023年7月16日 - 18日

参加者:佐藤Y(他会)・K田(フリー)・桐林OB

1日目:畑薙第一ダム 林道 半島 - 第1ゴルジュ - オリタチ沢 - テン場

2日目:第2ゴルジュ - ヨモギ沢 - 箒沢 - 第3ゴルジュ - 西沢 - 20mナメ沢 - テン場

3日目:2段10m - 9m本流沢手前で本流を外れた沢 - 易老岳-喜望峰稜線 - 仁田岳 - 南尾根 - 南東尾根(・1503通過) - 駐車場

 

核心の第2ゴルジュ出口 K田氏撮影

 

夏合宿前にメンバーの力量と体力、装備点検も兼ねて2泊の信濃俣に行くことになった。

昨年は増水により中止していたため、念願の遡行となった。

 

1日目:

釣り橋から河原に降り、バックウォータの様子

 

畑薙ダムのバックウォータは少なく、最後の半島の下り口もスネ以下の水位。

天気も良く、期待に胸を膨らませた。

しばらく、河原歩き。

第一ゴルジュと思われる場所に入り、久しぶりの水に圧倒されてしまった。

いつもなら突破となるが、高く高く。

足がつかなくてあたふた

 

慣れてくると水の中を歩くようにしていった。

大岩までは巻くことなく、突破。

その後は、小さく巻いた。

テン場適地は右岸側にあり、2箇所あった。

 

2日目:

いよいよ核心の第2ゴルジュ。

水位がいくばくか下がっており、ちょっとだけ安心。

入り口から両側がそそり立ち逃げられない…と思ったら、左岸側に高いところにお助けヒモ。

流石に高すぎ。

水線通りに行き、佐藤Y氏による突破で出口手前まで。

ラバーが良さそう…。フェルトで突破しようとしたが、桐林立ち込めず。

 

K田氏からリードしたい?と聞かれ、行きます!と答えリード。

お助けヒモが2本垂れているが、あと1手が明らかに足りない…。(いや、ビビった?)

ザックを吊るし、空荷で突破。

 

その後は概念図の距離感に惑わされ、テン場まで。

3連続小滝は、高巻いた。上に行きすぎてると思っていると、残置スリング。

そこから、ギリギリ15mの懸垂で降り立った。

 

その後は、淡々と進み、西沢を過ぎた。

そこからこれでもかという小滝連続。

屈曲部に20mナメ滝が左岸側にかかっており、林の中までもう一段あった。デカイ。

ナメ滝は優美な気持ちに、優しい気持ちに、させてもらえる不思議。

 

20mナメ滝 明るい太陽に照らされ、どこか夢の国へ頭が飛んでいきそう

 

右岸側がガレ始める前の左岸側の高台にテン場。

少し高過ぎた?ソーメン冷却は俺の役割…。

 

3日目:

もう沢に心がなく、果敢に急いだ。

と思ったら、登り甲斐のありそうな滝。

高巻き途中で、デカイ滝だなぁと思っていたら、本流の9m滝だったようで、支流へ入っていた。

 

その後は感動の源流の雫!!

ではなく、鹿のフンにさらされた水にがっくし。

KANDOUがないと憤慨していると、そんなもんだと周りから言われた…。

藪漕ぎはなく獣道のトラバースで、コルを突き上げ登山道へ。

 

仁田岳から釣り橋までの道の、あぁでもないこうでもないの話し合いが、

ちょくちょく出たものの、安全牌で傾斜が緩いルートを選択。

疲れた身にはキツイ下山だった。

 

午後5時半に駐車場に到着。

ギリギリ7時半?、接岨峡温泉でカラスの行水。

賞味期限切れだからと、芋けんぴ「芋まつば@松浦食品」をもらい、帰宅。

 

お疲れ様でした。

【山スキー】富士山「須走口」

2023年5月28日日曜日

参加者:桐林 OB

須走口より

 

裾野市ライブカメラより(フリーで使用可!2008年まで遡れます)

右のスカイラインが須走口の尾根

ヤマテンだと強風警報

 

 

去年より続けている富士山、山スキー

http://www.hamarou.com/plan-result/2022/220423fuji.pdf

http://www.hamarou.com/plan-result/2022/220430fuji.pdf

http://www.hamarou.com/plan-result/2022/220506fuji.pdf

 

今年はなんだかんだで、遅い時期になってしまった。

3080 mで滑走終了。

今シーズン最後!!の掛け声がなければ、帰ってしまうところ。

高山病を警戒して2700mで1時間ほどぶらぶら。

山スキー同志会 都岳連の2人の方とお会いする。

 

 

その後は一つ乗り上げ、シールで登高。標高差にビビる。

3450m付近で休憩。頭が痛くシールの張り替えが億劫なので、アイゼンで。

そこからが辛い。

鳥居まであと少しのところで、まさかの突風。

スイッチサングラスが吹っ飛んでいった。

富士山、ゴミが散らかるのはこういうことかと少し納得。

お釜をちょっと見て、降りた。

登ってくる人の邪魔にならないように、面にダイブ。

2回ほど滑っては立ち止まり。ビビったトラバースで足がガチガチ。

そこからは、ヘルメットが浮くほど快調に飛ばした。

3080m付近で須走下山道に。

 

安心感と静寂な空気感で、

今シーズン最後の山スキーを安全に終えることができました。

 

あと250m がとっても遠い

鳥居を降りて岩が露出しているところをトラバース

突風がランダムに起きて、ここ一番、緊張した場面

 

お釜の風が強過ぎて、覗き込めない