群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club"
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【沢登り】泙川湯ノ沢

2025年5月30日 - 6月1日

ルート:奈良ゲート前 - 三俣沢 - 湯ノ沢 - 泊 - 折り返し

参加者:入江・桐林・[ニキ・ハマ](フリー)

 

ボルダリングジムで、沢靴買え買えのラブコールをし続け、ハマ氏を沢へ誘いこんだ。

釣りも好きで、料理もできる、仕立てあげるのに良い逸材のため、張り切って入江氏と沢へ行ってきました。

 

1日目:

1日目雨予報のため、ゆっくり出発。

入渓地点の平滝の学校跡地を11時前に立つ。

堰堤の微妙な高巻きに、久しぶりにビビる。

その後は、懐かしい沢の雰囲気に浸っていたのも束の間、雨がポツポツ落ちてきた。

 

なんとなく足取りも遅くなり、どんどん雨が強くなってきた。

あれ、寒い?

ラバーソールを履いてきたのを後悔した…。

言葉を交わす時間も少なくなり、まだかまだかとテン場まで足を前に出すもフラフラ。

結局、寒さにやられ、途中で泊。

濡れ濡れの落ち葉の上に、今晩の宿を決めた!

ここ最近で一番、不安な夜。焚き火もなし。寒い。あぁ。

でも、着替えをして、乾いた服をきた時の幸せと言ったら、他に比較できないほどの恍惚とした瞬間。

とっておっきの乾いた手拭いを取り出すときの瞬間!

屋根があるだけ、まし!

もう飲め飲め!料理人がいると、本当に楽しいね。

 

2日目:

6時半起床。珍しく、入江氏がもう6時過ぎてると起き上がるほど、寝ていた。

10時間以上寝ているのに、まだ眠い。

ゆったり朝ごはんを食べ、行けるとこまで行こうと、出発。

誘ったので、お手本を見せるために濡れた服を率先して着た。

この朝の瞬間、脳裏にまたかぁと、いつもながらフラッシュバックする。

11時前に折り返そうということで、そこまで詰めることもなく、折り返す。

 

初めての沢にしては、華がなく、ジメジメと寒い沢となったが、

満足そうにしているハマ氏をみたため、よかったと思いながら、帰宅。

 

雨って本当に寒いね…。後、防寒着はあったほうが幸せ。

 

三重泉橋 アッツアツの夏なら飛び込みたいね

 

入渓後、沢の雰囲気が両外に迫る

 

雨がポツポツと。写真で表せないコントラストで、渓相を味わう。

ただ、そこにいるだけでいい。ただし、なるべく、晴れがいい。

 

朝、明るい天上。寒くなければ最高

 

帰り。雨がないためルンルン。

2泊3日なら、皇海山。沢からたどるスカイサンなんて、いいロマンスだね。

 

 

【山スキー】針ノ木大雪渓 針ノ木峠 2025/05/24

2025年5月25日土曜日

ルート:扇沢駅 - 大沢小屋 - 大雪渓 - 針ノ木峠 - 右岸赤沢出合付近まで滑走 - 扇沢駅

参加者:入江・桐林

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またしても天気と睨めっこ。

先週の富士山で終わらすのには、不完全燃焼。

前会長の小暮さんより、次は針ノ木?とのメッセージで、決定。

土曜日の午後から天気が崩れるということで、扇沢駅4時集合。

 

出発前にトイレで出会った3人組の方と針ノ木峠で話したら、元太田山岳会のお二人と判明。

滑走では、距離をとりつつ一緒に楽しんだ。

 

 

4時45分ごろ出発。

川沿いの雪はないよねーっと思い込んで、大沢小屋まで夏道。

あれ、川沿いに人が?

川に降りて行き、話を聞いてみると、右岸側でかなりシール歩行できるよ、とのこと…。

朝出会った3人組は遥か先に登っていた…。来週あたりから夏道だよ、と教えられた。なぁーんだ。

 

マヤクボ沢出合まで、ドシドシ登っていく。2220m付近。

大休止。

 

マヤクボ沢、かなり急傾斜で、雪はついているものの、

先行者が針ノ木峠に行っていることもあり、みんなに倣い、峠へ。

 

急だが、なんとか、シールで峠を越した。

キックターン、左足が下手くそ。

 

4人の方々が、私たち2人を迎えてくれて、順次飛び込んでいった。9時30分。

遅れるな!っという気持ちで休みも早々すませ、峠の鞍部から、ドロップ!

反発が強い雪に、足がおっととっと。

 

3人組とまたあい、フラフラしながら滑り出したところ、濃霧の滑走へ。

視程は15mほど。時々、掛け声をかけつつ、左岸にデポした靴を救出。

 

その後は、右岸の残雪の壁をトラバース。

11時過ぎごろ、駅の駐車場へ。

夏道の藪を思うと、来たことを後悔したが、なんてことはない。気持ち良い滑りで今シーズン終了した。

 

 

帰り際ラッピーに寄ったら、ディナフィットの前シーズンモデルの靴が激安。

2人で衝動買い。色違いのオソロを買ってしまった…。

 

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針ノ木峠 滑走開始!桐林

 

富士山の方が気持ちよかったと、言っている入江氏

 

夏道ワル!!ただ、右岸側を歩けるの知らないだけの2人

 

気を取り直して、シール歩行

 

北アルプス!霧が迫ってくる

 

左に針ノ木峠 右にマヤクボ沢

先行に3人組と、先週大沢を滑ったというソロの方

 

元太田の方と、フリーの栃木のスキーヤー ターンキメキメだった!

 

降りてきたら、こんな感じ。

登りで使ったことがない道でこの滑走だったら、最悪。

 

3人組に添いながら道を教わった。こっちからだったら、もっと快適だったな…。

 

 

 

 

【山スキー】富士山 須走口 2025/05/18

日付:2025/05/18

ルート:須走駐車場 - 須走夏道 2550m付近 - 本7号目

参加者:入江・桐林・[ニキ・ミズノ](フリー)

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GW後の土日に富士山を狙うも、天気が悪いため、3週目の日曜日になってしまった。

この日曜日も前日は大雨。天気が良くなったり悪かったりと、今回もダメかな…。と思っていたが、晴れに。

何度も来ているためあまり情報を集めなかったが、7号目あたりまで夏道でどんどん上がった方が良さそうだ。

 

2500mから無理やりシール歩行したため、思ったより時間がかかり、タイムアウトで3150m。

本7号目と7号目は良いが、それ以外は修行。

滑走に慣れていない場合、細かなターンが難しい幅が狭い湿雪。しかも地雷がある。

遅くなったら、富士吉田がいいのかな?

今シーズンがこれで終わってしまうのは、悲しいので、来週は針ノ木を計画。

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2025/05/19 山中湖長池

 

 

 

2500m付近。5月の初めだと、ここからシール歩行。写真は下山時、今シーズン最後はこれでいいのか?

 

2500m付近。しょうがないので、左の尾根手前をシール歩行で始めた。

ただし、シールを考えると、躊躇する。

 

思ったより滑れないと思えど、せっかくなんで。靴をデポ これ以降あまり写真がない。

 

2800m手前 下は7号目。角度があっても、シールがよく効く。

 

 

3000mを超え、後少しで本7号目。3150mで終了。13時。

 

本7号目から、7号目までは気持ちよく滑れた。

一旦板を外し、夏の下山道まで戻って、細かく刻んだ。

 

右側の三角ピークが3300m程度。雪が切れているのがよくわかる。

幻の滝方面に滑り込んだ方が良さそう。

 

あぁ…と思いながら、滑って下る。

 

地雷を避けながら…。

 

 

【山スキー】利尻山 4/30-5/1 鴛泊より 敗退

2025/04/30 - 05-01

ルート:

-2日目:境事務所 - 青森 - 函館 - 黒内町

-1日目: - 稚内

0日目:- 稚内 - 鴛泊 - 北麓野営野営場 - 530m 

1日目:530m - 長官山東北右俣 - 1100m 滑走 - 出合 - 長官山東北左俣 - 1050m 滑走 - 530 - 鴛泊港

参加者:桐林

 

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会津駒ヶ岳下山後、天気と睨めっこ。5/1が確実に天気が良さそう。

八甲田、羊蹄山を予定していたので、まさか、利尻山はアリじゃないか?

ということで、利尻山へ行ってきました。

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-2日目:

境の事務所(群馬県伊勢崎市)からううう…っと言いながら青森港へ。行き当たりばったりなので、陸路で。

青森 - 函館館は、かなりの便数があるフェリーがあるため、難なく乗り込める。

※青函フェリーがお得!!津軽海峡フェリーに騙されるな!!(Googleに導かれた!2万円ぐらい…高い)

みんなで作る車中泊マップで良さそうな黒内町で車中。

 

-1日目:

またまたううう…っと言いながら稚内へ。英気を養うため、奮発して旅館へ。

4/29だったため、victoriaに行き、肉を食べ、就寝

 

0日目:

朝の一便を見送り、お昼頃鴛泊に到着する船に乗り込んだ。

到着後、ふらふらしつつ北麓野営場に向かうも、街中を散策したら、セコマ!!

セコマで腹越しらし、野営場へ。

野営場に着くと、長野から来たランクル夫婦と談笑。スキーヤーが少ないですね、と話した。

また、管理人と思しき方に見送られ入山。

溶けた雪の雨に打たれながら、ベースとなる500m付近を目指した。

ベース設立完了後、長官山東北右俣へ。ホワイトアウトのため、750mまでで上げた後、滑走。

 

1日目:

眠れず早々出発5時過ぎ。

クラストした右俣へ行く。斜度が増してきたため、浅い入りのクトーだと微妙と思いトラバースし、夏道の尾根へ。

800m程度からシートラ。

なんか風が強い?板のせいでそう思うだけなのか…

長官山までがやけに遠いように感じる…

風が強いし、上はもっと強いのか…途端にやる気を失っていった。山テンで5m/sでしょ…。

そうは言ってももう少し登ろうと、長官山手前までいった。

しかし、遠いなぁ、もういっそう降りようかという悪魔の囁きが頭を往復していく。

長官山のピークを見た瞬間、あぁ、遠いなぁ。担いで行くのかと、思うとさらにトーンダウン。

体力がなくなった?

思い切って滑り降りることに。1150m。

 

8時手前。朝が早いこともあって、クラストのバイブレーション。慎重にいき、湿雪斜面。

せっかく来たのだからと、左俣も偵察。

稜線上に長野の夫婦らしき人を確認。

前日のシュプールも1200mの沢地形についていた。

こちら側の方が藪漕ぎもほとんどないが、痩せ尾根の登高。

息が荒い。

体力が無くてもゆっくりいけば、登頂できたのではと迷いが出始める。

決めたのだから…。

1050mぐらいの僅かな尾根状を滑走。斜度30度を超えていたため、ビクビクしながら突っ込む。

スケールの大きさにやられてしまったか…。

 

技術的には問題ない。

ただ、もしもを考えて、悪い方向へ行ってしまった。

 

やり切る、時間をかけても、登頂する意識が足りなかったと思う山行でした。

 

途中をトラバースし、夏道の尾根へ。800m。

風が強い…。一気に気持ちが冷めてしまった。上はもっと強いのか…。

しかし登頂して降りてきた方に聞いたところ、穏やかだったとのこと…。頭をもしもが往復した。

わからないものだ…。スキーを背負わず、登頂だけでも…。

 

朝、ベースから、見た長官山北東右俣 長官山の頂上はさらに奥

 

長官山北東右俣。途中、トラバースし夏道へ。

1150mの頂点から少し下り、滑走。なんとも言えない気持ちで、降りた。

奥には北峰が見えた。遠いなぁ。

 

せめて次の機会にと、左俣も偵察。

こちらからの方が上りやすそうだが、滑走はかなり斜度がある。

結局、あまり詰めず、1050m、長官山の左から3番目のコルから滑走。

湿雪特有の斜面のズレを感じながら、終わりかぁと後悔めいた気分に支配されながら、降りた。

 

鴛泊港から見た利尻山は、憎たらしいほど晴れ上がり、どうだと言わんばかりの姿。

体力を戻し、スケールに圧倒されない経験を身につけてから、再挑戦したい。

そう思えた初めての山になりました。

 

【山スキー】春合宿 会津駒ヶ岳 4/27 - 28

2025/04/27 - 28

ルート:

1日目:駒ヶ岳滝口登山口 - 駒の小屋 - 会津駒ヶ岳 - コル - Drop - 山頂 - Drop 

2日目:山頂 - Drop - 1900m - 滝口尾根 - 滝口登山口

参加者:入江・桐林・[佐藤夫妻・阿部G] (大間々)

 

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八甲田を計画していたが、東北・北アルプスともに大荒れ注意報のため、断念。

転進先を探していると、会津駒ヶ岳の名前が上がった。

当初は蓮華温泉の計画を持っていた大間々の方々と一緒に、会津駒ヶ岳に行くこととなった。

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1日目:

境の2人は、事務所から2時半ごろ出発。

滝口の駐車場には、6時半到着。下道が2時間半と、アプローチが大変だった。

大間々の方がとは、7時手前に合流。

7時半ごろ出発。

 

最初のショートカットの谷地形は、上部が薮となり格闘。

林道と離れるところで会った女性集団に、ちょうど尾根に上がり終えたところで会ったところ、

「私たちの方が速かった!」と言われてしまった…。

 

その後はシール歩行をしたが、雪が滑る滑る。

2ヶ所微妙な急登があった。

 

最初の直登を思い出すと、徐々に標高を上げていく尾根上はとても快適であっという間に小屋へ。

12時ごろ小屋下の平地で、40分ばかり大休止。

春のほのぼのした太陽の下、なんでもない話で、山を満喫。

 

頂上は30分ぐらいで到着。北面の沢へ飛び込む予定だったが、

北斜面のグライドクラックが見られていたため、ルートを変更して南面をドロップ。

ジャンキーの後先考えない滑走で結局ボトムまで、落とした。1800mまで。

14時過ぎに滑ったため、コントロールしやすい、斜面だった。良かった!

 

せっかくだったら、頂上からドロップ!という掛け声で、入江氏と一緒になってもう一回。

 

2日目:

強風予報だったため、朝はゆっくり。

8時半ごろ出発。入江氏と桐林は、やはり山頂からドロップということで少し上げてから、落とした。

昨日のボトムから沢へトラバースと考えていたが、クラックやデブリが見えたため、1900mぐらいからトラバース。

150mぐらい落としながら、滝口の尾根に復帰。

大間々の方々と合流。

 

ヘリポート下の1200mで、終了。

トボトボシートラで降り、11時手前に登山口へ。

 

お疲れ様でした。

 

山頂コルから沢に向かってダイブ

 

シールが効きにくい斜面で悪戦苦闘

 

右には山頂。優雅な斜面だ。

 

小屋をバックに大間々3人衆 小屋は素泊まり!人気みたいです!ビールありました。

 

ドロップ前の佐藤夫妻。バックに燧ヶ岳。

 

【山スキー】尾瀬横断 (至仏山 - 燧ヶ岳) 戸倉起点 20250322-24

2025年3月22 - 24日 土日月

ルート:

1日目:戸倉駐車場所 - 津奈木橋 - △1867m - オヤマ沢田代 - 至仏山  ムジナ沢手前尾根 - 山の鼻 泊

2日目:泊地 - 牛首 - 龍宮小屋 - 見晴十字路 - 段小屋坂 - 沼尻平 - 尾瀬沼ビジターセンタ周辺 泊

3日目:泊地 - 浅湖湿原 - 長英新道 - ミノブチ岳 - 俎嵓 - 鞍部 - 泊場所 - 尾瀬沼山荘 - 三平峠 - 一ノ瀬休憩所 - 大清水小屋 - 戸倉駐車場

参加者:入江・桐林

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八甲田を計画していたが、強風のため断念。

入江氏がヤマテンを見ると、尾瀬だけ風が弱い…。

 

尾瀬に呼ばれている…奇しくも、去年と同じ週に尾瀬か…。

 

2年越しの夢の尾瀬横断。

尾瀬を代表する2山を結びつける山行をしてきました。

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1日目:

境の事務所を後にし、戸倉駐車場所を9時ごろ出発

途中までは歩き。林道が屈曲する手前で除雪が終了。そこからシールウォーク。

クロスした1人目は、スプリットボードで平ヶ岳、1泊2日!?

2人目は、奥利根横断 2泊3日!?

あれ?尾瀬横断のロマンティックさが際立ってきた。

津奈木橋に11時。そこから△1867mを目指し、登高。

地形図よりも、悪くない登り。スノーシューとスキーヤーのトレースあり。

 

至仏山を滑降する人はもういない。稜線を詰めて行ったが、人を目撃することはなかった。

ドキドキしていた子至仏のトラバースは、なんてことはない。

2本伸びていたが、経験通りあまり標高を上げずコルに。

その後は、いつものことながら爆風の中、感動のフィナーレ。

どうしてだか、この最後の詰めで、It's my life と口づさんでしまうが、

Bon Joviみたいなロックじゃない、もっとスイートなカントリー調な歌があったらと、思うんだ。

 

至仏からの景色、至仏までの景色が最高。

 

至仏山登頂15時半。

その後はお待ちかねムジナ沢手前尾根の滑走。

気持ちいい滑走とは言えないが、カリカリとたまにあるミルキーな斜面で、遊びながら山の鼻へ。

最後の林を抜け切った時の、開放感、着地感が、あぁ、ついに尾瀬ヶ原へ着陸したんだなぁ、と頭いっぱいに広がった。

ロッキーポーズ。

 

 

2日目:

余裕をかまして、7時出発。予報だと風速が強い、確かに周りの山は雲隠れ。

お待ちかねの尾瀬ヶ原、横断。

スノーモービルは牛首後ろを行っているが、迷わず中央突破!!

と、まさかの、川が見えていて、しかも橋は板が外れされていた…。

恐る恐る乗ったものの、滑る!?

怖気付いて、回り込むことに。川を横断できるところ探せど探せど、迷宮入り。

素直にモービル跡を行けば良かったと、後悔。まさか川が出ているとは…。

 

龍宮小屋で休憩後、燧ヶ岳へ向かうも、また川。そして橋は、三角屋根で渡れない…。

モービル跡をゆく。

当初の予定だと見晴付近で泊予定だったが、時間もあるため尾瀬沼まで伸ばす。

この夏道が意外と悪く、トラバースがずっと続いた。

疲労感で感情もなく、尾瀬沼に到着。

 

後は尾瀬沼を突っ切り、尾瀬沼ビジターセンタ方向へ。

泊地には、15時半。

 

 

3日目:

寒い…。水も凍っていた。7時出発。

浅湖湿原を突っ切り、ふにゃふにゃした沢沿いをこんな感じかな?と、進み長英新道へ。

曖昧な尾根に乗り、標高を上げていくとようやく合っている実感が湧いてきた。

一箇所急登があり、シールのまま直登。風は強くないが、気温が低く、斜面は硬い。

ミノブチ岳手前から、シュカブラが現れた。

右手には三角点がある俎嵓。あれ、急登。アイゼン歩行と思っていたが、ドキドキしてきた。

 

鞍部に到着し、一休み後、登頂へ。

近くによれば、角度はそこまでなかったが、2カ所ほど蹴り込んで這い上がった。

ウィペットだけだと心許ない…。

30分もかからず、山頂。風が強い。10時半。

早く安全地帯にと、握手の後は、さっさと鞍部に。

 

緊張と弛緩。

 

至仏山と燧ヶ岳の登頂で横断は完成。

そこから、長英新道を遊びながら滑走。

角度が無くなってきた後は、必死のポールプッシュ。

スキーを外さず、浅湖湿原に。

 

泊地を後に、尾瀬沼小屋方面へいくと、目の前に人!?

ヘリで荷物を運搬していたのか、小屋の従業員がいた。

尾瀬沼小屋には、雪下ろしをしようとしている別の従業員がいた。

挨拶もそこそこに、三平峠へ。

ここから赤テープと赤布、赤スプレーを目標にして歩いて行った。

最後の急な登山道は見送り、電柱を回り込んで尾根を滑走した。

ある程度標高を下げたら、沢地形を下げていき、微かな登山道に合流。

その後は林道に到着。

 

何も言わず、ポールプッシュ。

15時大清水到着。思ったより早かった。

この後、地獄の歩き、2時間。

17時過ぎ、戸倉駐車場所へ。

 

ふにゃけた2人。

やり遂げた安堵感に包まれながら、花咲の湯へ。

 

最後はやっぱり、事務所で会長とお酒。

気持ちよく、平らな場所で、眠れる幸せ。ありがとうございました。

 

 

1日目 津奈木橋 慣れてきた?意外と早い11時

 

小至仏のトラバース 左手から駒ヶ岳と尾瀬ヶ原、そして燧ヶ岳

 

上州武尊山と 山頂付近の蛇紋岩を バックに入江氏

 

 

至仏山 山頂 と 桐林、SLAYr114. 後には新潟と群馬の県境の山々が 15時半

 

至仏山 山頂 と 入江氏、ラスラー。右手の奥は平ヶ岳

 

至仏山山頂から、燧ヶ岳方面 これを今から横断する

 

山頂から回り込み ムジナ沢手前の尾根上を、山の鼻目掛けて滑走 16時に近かった

 

牛首の突端を行こうとしたら…

 

牛首手前の橋の板がない…まさかね…

 

景観山 ケイズル沢…気持ち良さそうだが…

 

意外と2日目後半は天気が良かった 尾瀬沼を横断 今晩の宿はもう少し 15時

 

 

3日目 これから長英新道で頂上へ出発 7時

 

鞍部にスキーを置いてアイゼンで

 

燧ヶ岳山頂 俎嵓 10時半

 

二箇所ほど、蹴り込んで這い上がった…ウィペットよりピッケルの方がよかった

 

宿を片付けて尾瀬沼を横断 尾瀬沼山荘手前で振り返りパシャリ 13時

 

三平峠を越えて、林道合流後はひたすら渾身の滑走 15時手前に大清水

この後、歩き2時間…でゲートに。

 

【山スキー】根子岳 2025/03/15, 16

日付:2025年3月15, 16日土日

参加者:桐林・[ニキ・ブン・ミズノ](フリー)

ルート:

1日目:駐車場所 - 避難小屋 - 山頂 - 小根子岳 - 避難小屋

2日目:避難小屋 - 駐車場所

 

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2年前にブン氏と行った根子岳に、

山スキーが初めてのニキ氏と最近中古で板を買ったミズノ氏とで、行ってきた。

 

前日の高温の影響で、雪面はかなり硬く、春スキーが到来。

日も出ず、温度が上がらないため、フィルムクラストにもならず、ガリガリ。

 

山頂手前のトラバースも、エッジが立たず、一苦労。

13時ぐらいに山頂。気温は -5度以上。

この日に入った人数は20人程度だった。アクセスも悪くなく、斜面も難しいところはない。

足慣らしにはうってつけ。

 

山頂から少し回り込みながら、鞍部へ。

そこから小根子岳の稜線に滑り込んだ。ガリガリで、板が進む進む。

 

小根子岳と思われる岩の露出部が現れたら、南東にトラバース。

リズム感がいい林の障害物で、遊びながら、避難小屋を目指した。

避難小屋に着いた後は、小休止。

 

その後は、まだ時間もあるということで、1900m程度まで登り上げ、

緩い沢地形を滑り、避難小屋へ。どこもかしこもガリガリ…

 

2日目は、寝たのかよくわからない朝を迎え、しなるテントを押さえつつ朝食。

風が強いため、登頂は断念し、下山。

吹き溜まりがところどころあり、パウダー!と思えど、ガリガリの緩急で意外とバランスを取るのが難しい。

最後は営業前のスキー場にダイブ。

扱いやすい斜面で、あれ?と思いながら、滑り納め。

 

スキーで移動する楽しさをわかってもらえたら、こっちのもん。

最初としては、難しい斜面だったが、道具の可能性を感じてもらえた山行でした。

 

避難小屋後、後を振り返れば菅平。

 

小根子岳への稜線 緩い斜度が続く

 

夜中から強まった風 朝さらに強くなりテントがしなる

 

山頂へ行くのは諦め、下山。

 

【雪洞訓練】武能岳 西尾根 2025030809

2025年3月8, 9日土日

ルート:駐車場所 - 西尾根末端 - 1200手前 - 泊 - 1400広尾根 - 下山

参加者:小暮・堀越(登高会)・[イノウエ・ヒロノ・アサイ・ニキ・ハマ](無所属)・入江・桐林

 

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この時期に恒例となっている雪洞訓練。

前会長は足が不自由しているというのに、山に行きたい。

そんな気迫にいつも感心される。誘われた桐林は、最近山に行っているニキ・ハマ氏コンビを連れていった。

 

大人数ともなると、共同装備の準備に時間がかかった。

出発は遅く、10時以降。西尾根のアプローチも悪く、こんなに急だったっけ?ピッケルを出して登った。

それ以降はペースが上がらず、14時ごろ1200m地点で雪洞ほりを開始。

 

2方向から掘る方式で、まず下にほり、横にほり進めた。

全長6mほど大きい雪洞ができた。参加している中では一番完成度が高かった。

完成時は18時手前。もう暗くなっていた。

 

22時前に就寝。9人分の水作りは大変だ。

 

翌日4時半起床出発は8時過ぎ。

晴れ予報のはずが、稜線は雲の中。雪も降っていた。

それでも黙々といき、1400m付近の広尾根で、ホワイトアウト。

稜線の境界がわかりにくい…

 

桐林と入江氏は、スキーで下降。

雪が降っている割には重めの雪。また場所によると、アイスレイヤーが下にあった。

 

そのまま尾根を降りるのではなく、1300mから北西にのびる広い沢を下降。

まずまずの滑走。駐車場所まで30分だけだった。その後2時間半ほど歩き隊を待った。

 

 

久しぶりの雪洞泊。装備があればかなり快適。

テントよりも音も少なく、長期間のベースキャンプとして利用するならかなり楽だ。

 

 

2室型雪洞で夕食を

 

2方向から、雪洞を

 

1泊した雪洞から尾根を進む どんどん雪が強くなる

 

撤退位置の1400mの広尾根で、ピッケルの使い方講習

 

1300m付近から北西に伸びる広い沢地形を滑る 

 

【山スキー】鍋倉山 POWPOW

2025年2月23日日曜日

参加者:堀越(登高会)・安倍(大間々)・入江・桐林

ルート:ゲート手前 - 東の沢 - 頂上直下

 

黒姫か鍋倉か…堀越さんの家に泊めていただき、うんうん言いながら鍋倉に。

ブナの木々の中をパウダーで…どんな感じだろう。

 

朝、スタットレスチェック渋滞に巻き込まれ、結局9時ごろ出発。

天気も思ったより悪くなく、晴れ間が時々あった。

 

東斜面を滑ると言うことで、東側の沢沿いを進んだ。

先行者がたくさんいたおかげで全く苦労しない。ありがたい。

2時間半ほどで、黒倉との鞍部に到着。その後は淡々と頂上へ。風が強い。

 

頂上直下の雪庇の下で小休止。荒れていない東の沢側を狙いをつけた。

今度はわかっている。スピードをつけて臨んだワンターン目。ビビって外足を踏みすぎた!

バランスを崩しそうになりながら、減速してしまった…。

外足100%じゃダメなんだなぁ。緊張をほぐし、ただ体を傾けるだけ。

両足に均等に荷重。昨日の巻機よりも表層が粘り、スピードを出しやすい。

長ーいターンが気持ちいねぇ。

 

もう終わりかぁ。もう2回ほど滑りたい気持ちを抑え、ボブスレー。

ここもシールをつけることなく、駐車場所へ。こりゃあ、辞められないよ。

G3 ジースリー SLAYr 114 買ってよかった。センター幅がものをいう。

 

黒倉と鍋倉山鞍部より 他パーティの滑降 気持ちが良いよね

 

 

頂上直下 シールを剥がし滑走準備

 

頂上直下 ブナ林の間をぬう

 

【山スキー】巻機山 JAPOW DAY

2025年2月22日土曜日

参加者:堀越(登高会)・入江・桐林

ルート:井戸尾根コースー5号目まで

 

天気予報では1週間近く新潟は雪マークが付いており、3連休の天候は良くなさそう。

またしても、お預けか…。と思っていたところ金曜日に土曜日の午前中は良さそう。

いつもの重い腰は、軽くなっていた気がする?

 

9時ごろ駐車場所から出発。

先行者二人組が早々桜坂駐車場前ですれ違う。昨年の初冬の巻機が嘘なような簡単なアプローチ。

スノーボーダーソロの方と会った。このあとの先行者はなし。トレースありがとうございました。

 

歩き出して2時間で井戸の壁に到着。新雪のこの斜面を見たら、期待大。

5号目手前で大休止。後からガイドパーティが上がってきた。

 

期待に胸を膨らませ、ダイブ。ちょっとビビって微妙なワンターン後、思い切って直滑降。

そして大きなターン。あぁ、これを知りたかった…。

雪面に綺麗な溝を作っていた。

 

気持ちい瞬間はあっと言う間。

その後はボブスレーのコチコチ体勢。結局シールをつけることなく、駐車場所へ。

 

これだよ、これ。雪が降り続ける中、集中しているようで散漫になっているかのような浮遊感。

気持ちいときに声が漏れている…って、まだ余裕があるんだなぁ。

何も言わず、板の反動を感じている体が、ただあった。

 

井戸の壁下部 POW POW 120mm台のセンターの浮力感ってこういうこと 入江氏

 

井戸の壁下部 板を思い通りに振れる。 浮遊感ってこれかぁ

 

一回止まってしまうと、センター80mmだと動くのも難儀 

 

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