
【沢登り】黄連谷右俣 甲斐駒ヶ岳
日付:2023年08月17-18日
参加者:K田(フリー)・桐林
ルート:
1日目:矢立石登山口P - 尾白川林道終点 - 尾白川 - 黄連谷 - 右俣 - 2400m付近 30m滝前 泊
2日目:泊地 - 奥の滝 - 甲斐駒ヶ岳 - 黒戸尾根 - 尾白川P - 矢立石登山口P
千丈ノ滝 水流左を登り落口に
冬に黄連谷右俣に行きましょう、ということで下見も兼ねて出発。
沢登り銘渓62選に4級上と書かれていたため、う〜んどうだろう…。
同行者のK田氏もいるし、相互に補い合っていけるだろう。
1日目
矢立石登山口までの林道が悪い。対向車来るなくるなと念じながら。
6時半出発。林道終点には7時半過ぎに到着し、残置のロープに沿って入渓。
川の色が緑…。花崗岩の沢って臭くならない、と思っていたのに…。
その後は、快適に遡行をしていき、直登が難しい滝はトラロープに沿って高巻き。
確かに魚影が濃い。
あれはライオンキングに出てきそうだから、獅子岩だよなぁと、概念図と睨めっこしながら遡行。
ここまでナメがずっと続き、これって甲武信ヶ岳釜ノ沢東俣より長いんじゃないって言い合っていた、登ったことはないけど。
尾白川本流との分岐に出会い、黄連谷の水量の少なさに驚く。支流だしね…。
黙々と進んでいくと、目の前にデカイスラブがチラついてきた。
千丈ノ滝。
左から行けそうとのK田氏。確かに確かにと恐る恐る付いていった。
一カ所悪いところをお助け出してもらい越した。やれやれ。
ラバーソールだから、行けると思えど落差を思えば…悔しさは微塵も感じなかった。
坊主の滝 登山大系に右壁に直登ルートありって、マジ?
アイスだと、始まり?になる坊主の滝を迎え、これは無理無理。右の大きなガリーより、小尾根を超えて巻いた。
大きな巻きとわかっていたため、左岸側を大きく巻き、最後は黄蓮谷の分岐に。
左俣を行くなら、あいつを登るのかぁ、とドキドキ。
奥千丈の滝 階段状 ここは大丈夫
雨予報が11時からとなっており、ピッチを上げたいところ。
奥千丈の滝を迎える前に雨となった。
たぶんこれが逆くの字の滝の始まりだろうと登り、上部で左寄りにいくと行き詰まった。
ハーケン連打されているが厳しいとのことで一旦戻り、ロープを所望し水流沿いに。
1箇所嫌だなというトラバースをして、草付きでビレイ。
その後は顕著なクラック通しで滝の落口に戻ろうとするも、微妙なためそのまま巻き。
いつの間にか連爆帯の初期も巻いていた。
水流沿いは厳しい…すぐ隣のクラック沿いをK田氏リード
しばらく快適に直登でき、もうそろそろ幕営地!と思っていると、これは濡れ濡れ。
ちょうど良いクラック沿いをK田氏にリードしてもらい、烏帽子沢に迷い込むのを防いだ。
もうそろそろ2400mと思い、幕営地を探すと、巨岩の隙間に良い穴場が!
タープを岩の背に固定して、快適な幕営地。と、18時まで雨が強まった。
寒い夜が始まった。
2日目
気温が10度近辺。寒すぎて、K田氏に甘え料理してもらった。お互い様ですよね?笑
7時半過ぎに出発し、水に触りたくない…気持ちが出てしまったため、いつの間にか奥の滝を巻いてしまった 笑
一箇所、これをトラバース?と思っていたところが3段目の始まりだったか?見逃し進んでしまった。
その後は源流に拘っているつもりが左に逸れて、頂上に突き上げられないことをわかっていながら、進んだ。
2850m付近の稜線に突き上げ、頂上に行く行かないの葛藤に悩まされながら、押し合いへし合い騙し合いながら、てっぺんへ。
頂上ボルダに手をかけたら、崩れ落ちる…
好意の目?に晒されながら、沢道具・服を着替え、しばし休憩。
やっぱり、最後は頂上に抜け切るのがストーリーの完結だ。
周りのいい匂いにビビりながら、下山。
4時間ほどで竹宇神社に到着。その後はK田氏に車を拾いにいってもらった 笑
餃子とラーメンを献上したことは言うまでも無い。
沢登りとしてのスケールの大きさ、標高差、どちらも一級品。
もう一回行きたいかと言われると、即答できない山行でした。
K田氏提供の朝焼けと雲海 朝をどんだけ待ち侘びたか…。
【沢登り】ホラノ貝ゴルジュ 東沢本流下部
日付:2023年08月12日土曜日
ルート:西沢渓谷駐車場-二股橋-東沢
参加者:K田(フリー), S(他山岳会), 桐林OB
核心4m トラバース あと2歩が出ない
台風7号の進路が微妙なため、夏合宿の白神山地を中止。
前々から行こうと言われていたホラノ貝ゴルジュに、行くことになった。
この日の西沢渓谷は最上部市営駐車場に停めることができた。まずまずの人の出。
8時40分ごろ出発。
遊歩道を20分ほど進み、二股堰堤の上に下り、入渓。
河原を15分ほど歩くと最初のF1 5m
離陸が核心。細い指の方がクラックに入りやすい。
クライミングに慣れていないと空荷が無難
その後は、特に難しいところなく、ゴルジュ入り口に。
泳いで戻ってきたソロの方にお会いした。
アディダスのキャニオニング靴を履いていた…アクアステルスのソールとのこと。
個人輸入しか手に入らないらしい。
ドキドキしながら、ちょっと吐き気を覚えながら、リードにトライ。
これアブミトラバースか?と、アブミをかけたはいいが、全く使えない。
リングボルトのボルトが残っている箇所があり、そこが使えれば簡単に行けそう。
フィフィフックがあれば、簡単?
フリーで行こうと勢いづけてきたはいいが、2歩が出ない。
下を見ると、滝。10分ぐらい葛藤したが、お助けヒモを右手に掴んで、トラバース…
思わず叫んでしまった。悔しい。
フリーならず…次の課題かな。
K田氏 フリートライ 完登
泳ぎ突破 寒い S氏
泳ぎ突破以降は、フォータースライダー状になっていた。
へつりを必要とせず、足の置き場所を見極めれば、問題なし。
13時45分ごろ、ゴルジュ突破。休憩。
帰りは飛び込みでホラノ貝の入り口まで。一回飛び込むとタカが外れ恐怖心が薄らいできた。
次はフリーで…。
【沢登り】龍王淵ゴルジュ 天竜川厚血川
日付:2023年08月05日土曜日
ルート:龍王権現遊歩道の駐車場 - 龍王権現の滝 F1 - F3 - 林道
参加者:K田(フリー)・桐林OB
最初で最後の核心 龍王権現の滝 8 m ビビってる桐林
今日が来てしまったかと、恐る恐る集合場所へ向かった。
駐車場から10分。
それは現れた、龍王権現の滝 12m?? 意外と小さい。8m ぐらいか。
今年は夕立も少なく、渇水状態。
誰がいくかのせめぎあい。きり行く?の声に足が前に出たものの、心臓バクバクで取り付く前に代わってもらってしまった…。
その後、K田氏のリード。右壁をゆく。
あれ?意外といけてる…。と思っていたら、完登。
微妙なトラバースのところの残置ハーケンでランナーを取り、難なく上がってしまった。
ちょっと、俺も行けたかなぁ…と後悔。
その後、荷物を背負ってフォロー。
意外と行ける…。ボルダーでいう5, 6級程度だ。水量が少なく、左よりのスタンスを拾えたためだろう。
上がって2人で握手。
F2 フォータースライダ 3m
その後は勢い乗ってリード。
右壁を最初登ろうとしたが、足のフリクション勝負。ラバーが効いているも思い切りがつかず。
あと2歩ほど上がれば流心のスタンスが使えた…。諦めてドボン。
左壁は、6級のボルダ。なんてことはなく超えた。
その後、K田氏は難なく右壁から…。マジかよ、ナイス。
その後に続くF3は、左壁から。F4の滝を上がると民家が現れ、雨が降ってきた。
満足感に包まれているため、今日は上りにしましょうっということで、終了。
ライフジャケットを買って強気だったのに…。リードをできなかった、悔しい山行でした。
また行くぞ!!その上にはタックイのゴルジュもあるらしい。
【沢登り】南アルプス 信濃俣河内
2023年7月16日 - 18日
参加者:佐藤Y(他会)・K田(フリー)・桐林OB
1日目:畑薙第一ダム 林道 半島 - 第1ゴルジュ - オリタチ沢 - テン場
2日目:第2ゴルジュ - ヨモギ沢 - 箒沢 - 第3ゴルジュ - 西沢 - 20mナメ沢 - テン場
3日目:2段10m - 9m本流沢手前で本流を外れた沢 - 易老岳-喜望峰稜線 - 仁田岳 - 南尾根 - 南東尾根(・1503通過) - 駐車場
核心の第2ゴルジュ出口 K田氏撮影
夏合宿前にメンバーの力量と体力、装備点検も兼ねて2泊の信濃俣に行くことになった。
昨年は増水により中止していたため、念願の遡行となった。
1日目:
釣り橋から河原に降り、バックウォータの様子
畑薙ダムのバックウォータは少なく、最後の半島の下り口もスネ以下の水位。
天気も良く、期待に胸を膨らませた。
しばらく、河原歩き。
第一ゴルジュと思われる場所に入り、久しぶりの水に圧倒されてしまった。
いつもなら突破となるが、高く高く。
足がつかなくてあたふた
慣れてくると水の中を歩くようにしていった。
大岩までは巻くことなく、突破。
その後は、小さく巻いた。
テン場適地は右岸側にあり、2箇所あった。
2日目:
いよいよ核心の第2ゴルジュ。
水位がいくばくか下がっており、ちょっとだけ安心。
入り口から両側がそそり立ち逃げられない…と思ったら、左岸側に高いところにお助けヒモ。
流石に高すぎ。
水線通りに行き、佐藤Y氏による突破で出口手前まで。
ラバーが良さそう…。フェルトで突破しようとしたが、桐林立ち込めず。
K田氏からリードしたい?と聞かれ、行きます!と答えリード。
お助けヒモが2本垂れているが、あと1手が明らかに足りない…。(いや、ビビった?)
ザックを吊るし、空荷で突破。
その後は概念図の距離感に惑わされ、テン場まで。
3連続小滝は、高巻いた。上に行きすぎてると思っていると、残置スリング。
そこから、ギリギリ15mの懸垂で降り立った。
その後は、淡々と進み、西沢を過ぎた。
そこからこれでもかという小滝連続。
屈曲部に20mナメ滝が左岸側にかかっており、林の中までもう一段あった。デカイ。
ナメ滝は優美な気持ちに、優しい気持ちに、させてもらえる不思議。
20mナメ滝 明るい太陽に照らされ、どこか夢の国へ頭が飛んでいきそう
右岸側がガレ始める前の左岸側の高台にテン場。
少し高過ぎた?ソーメン冷却は俺の役割…。
3日目:
もう沢に心がなく、果敢に急いだ。
と思ったら、登り甲斐のありそうな滝。
高巻き途中で、デカイ滝だなぁと思っていたら、本流の9m滝だったようで、支流へ入っていた。
その後は感動の源流の雫!!
ではなく、鹿のフンにさらされた水にがっくし。
KANDOUがないと憤慨していると、そんなもんだと周りから言われた…。
藪漕ぎはなく獣道のトラバースで、コルを突き上げ登山道へ。
仁田岳から釣り橋までの道の、あぁでもないこうでもないの話し合いが、
ちょくちょく出たものの、安全牌で傾斜が緩いルートを選択。
疲れた身にはキツイ下山だった。
午後5時半に駐車場に到着。
ギリギリ7時半?、接岨峡温泉でカラスの行水。
賞味期限切れだからと、芋けんぴ「芋まつば@松浦食品」をもらい、帰宅。
お疲れ様でした。
【山スキー】富士山「須走口」
2023年5月28日日曜日
参加者:桐林 OB
須走口より
裾野市ライブカメラより(フリーで使用可!2008年まで遡れます)
右のスカイラインが須走口の尾根
ヤマテンだと強風警報
去年より続けている富士山、山スキー
http://www.hamarou.com/plan-result/2022/220423fuji.pdf
http://www.hamarou.com/plan-result/2022/220430fuji.pdf
http://www.hamarou.com/plan-result/2022/220506fuji.pdf
今年はなんだかんだで、遅い時期になってしまった。
3080 mで滑走終了。
今シーズン最後!!の掛け声がなければ、帰ってしまうところ。
高山病を警戒して2700mで1時間ほどぶらぶら。
山スキー同志会 都岳連の2人の方とお会いする。
その後は一つ乗り上げ、シールで登高。標高差にビビる。
3450m付近で休憩。頭が痛くシールの張り替えが億劫なので、アイゼンで。
そこからが辛い。
鳥居まであと少しのところで、まさかの突風。
スイッチサングラスが吹っ飛んでいった。
富士山、ゴミが散らかるのはこういうことかと少し納得。
お釜をちょっと見て、降りた。
登ってくる人の邪魔にならないように、面にダイブ。
2回ほど滑っては立ち止まり。ビビったトラバースで足がガチガチ。
そこからは、ヘルメットが浮くほど快調に飛ばした。
3080m付近で須走下山道に。
安心感と静寂な空気感で、
今シーズン最後の山スキーを安全に終えることができました。
あと250m がとっても遠い
鳥居を降りて岩が露出しているところをトラバース
突風がランダムに起きて、ここ一番、緊張した場面
お釜の風が強過ぎて、覗き込めない
【山スキー】鳥海山 祓川より
2023年05月3日水曜日 晴れ
参加者:桐林 OB
ルート:祓川
月山合宿(4/28 - 5/1)の後、さすがに疲れたので酒田市で一泊 (3200円)。
天気が悪そうなので、土門拳美術館や酒田市美術館の白旗写真展、海向寺の即身仏と回り観光。
山形を満喫し、本隊の前入りとして祓川ヒュッテに前泊(1830円)
ガス・水、そして電気が使える!!炊飯器があった…。次があったら、米を持って行こう。
朝6時ごろ出発。
昨日泊まったのは、3連泊したという新潟の夫婦と私のみ。
慌ただしさにペースが呑まれ、出発。
避難小屋まで順調に標高を稼いだ。
その後は、左へ左へと巻いて風が当たらないように少しずつ伸ばした。
今のペースを崩したくないため、休憩もそこそこに七高山頂上へ。
山頂にいたサイケデリックな?服のお兄さんに笑顔の挨拶をした。
スキーヤーではないのに、やけに元気が良さそうだった。
もしかすると登れないかもとの心配から鳥海の山頂、新山をしっかり踏んだ。
頂上間近 北北東方面
その後は、なかなか滑り出さそうとしないスキーヤーたちに、
俺が最初に滑走だ!!とシールをセカセカと上着のポケットに入れ、ドロップ。
ここまでオーディエンスがいるとなると、カッコよく滑りたくなるのが人の常。
カービング、キメキメで、少し硬めの斜面を勢い良くかっ飛ばした。
気持ちいい!
標高1800m付近から
これでもかというぐらい、人の群れ。
人気なのが頷ける滑走距離と斜面。祓川ヒュッテの駐車場まで板を外すことはない。
調子が乗っていたのもあって、往復2時間弱で終了。
朝の硬めの斜面の方が良いなぁと、つくづく思った。
あとはいかに板で登れるか。今回はシール歩行でやり通せた。
急斜面で板を外してしまうと、それはそれで怖い。
月山の登りでも無理やり、俺は外さない!!とエッジを立てた。
もう少し肩の力を抜いて歩行できるようになると、疲労度が小さくなるだろうなと思う今日この頃でした。
【植生調査ハイキング】赤久縄山 早滝〜
⦅日程⦆2023/05/02
⦅メンバー⦆小堀、小堀(旧姓寺本)(文・写真)
⦅ルート⦆栗木平登山口→早滝→山頂ピストン
⦅タイム⦆山頂まで登り2時間半程、下り1時間
藤岡の自然、多野山地(赤久縄、御荷鉾山、オドケ山周辺山域)の成り立ちについて『藤岡市史』で調べてから行きました。
簡単に言うと、妙義山や富士山よりも歴史古く、感慨深いものがありました。
20年以上前の記録だったため、植生が変わってしまっているのでは…と心配でしたが栗木平から登れば、植物たちは可愛らしい姿をたくさん見せてくれました。
スーパー林道からは最短10分で登れてしまうコースもありますが、そこだとほぼコバイケイソウを見るだけで終わります。
さて、登山口を行くとすぐ
が群生していました。
全ての花の写真を載せたかったのですが、
載せられる枚数に限りがあるようです。
コンロンソウ
早滝
早滝までの道中、足元悪いため
初心者には不向きです。
初心者(身体は強い)を連れてったら落ちかけましたので、ご注意ください。
登山道に戻りしばらく行くと
渡渉(靴脱ぐほどではない)がありますが、
その周辺にニリンソウとミヤマハコベの群生地がありました。
ニリンソウ(まだ一輪)
ミヤマハコベ
写真はないですが、フジスミレ(葉のみ)や、ヒトリシズカ、ワダソウ(花が散った後でした)も多くありました。
そして今回一番見つけたかった、レンプクソウ(別名:五輪花)
も、群生していました。
感激です。
指より小さい花でしかも緑。
小堀がこの葉っぱ何?と聞いてきて見た瞬間、
これだよ私が探していたのは!!となり、
旦那のおかげでみつけられました。
どうやら、一番上の花から順に咲くようです。
他には、
ハルトラノオ
ネコノメソウ
フイリフモトスミレ
エイザンスミレ
写真は載せられなかったのですが
タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、キケマン(と思われるもの)、カエデドコロ、カエデ、ウラゲヨブスマソウ、ユキザサ、ヤブレガサ、キジムシロ、ツツジなどなどありました。
スーパー林道からの道中は
先程も言ったようにコバイケイソウの群生地となっていました。
大きいので目立ちますが、
登山道上に生えているのもあり、踏まれてしまいそうな個体も沢山ありました。
みんな気をつけて登って欲しいです。
ここにもレンプクソウがコバイケイソウの葉にかくれて咲いていました。
大きさの比がすごい…
山頂にはニリンソウと
ハルリンドウ(フデリンドウとも言う…?)が咲いてました。
道中にもありましたがまだ蕾が多かったです。
ゴールデンウィークだというのに
会ったのは山頂で1パーティのみでした。
静かに自由に自然を満喫できた貴重なひとときでした。
下りは来た道をほぼ駆け下りました。
久しぶりのこの感じ、気持ち良かったです。
またコバイケイソウが咲く頃出かけたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【山スキー】月山
山域:月山
日程:2023/0428-0501 3泊
メンバー:桐林(OB)
ルート:山スキー
4/28: 姥沢駐車場-頂上-佛生池小屋
4/29: 佛生池小屋-にごり沢左俣 (1500m付近)-佛生池小屋-頂上-大雪城-清川行人小屋-頂上-大雪城-清川行人小屋
4/30: 清川行人小屋(停滞)
5/01: 清川行人小屋-頂上-東面滑走-頂上-姥沢駐車場
にごり沢左俣
1日目
浜松を4時手前に出発。危うく深夜料金を取り逃がすハメになった。
11時半ごろ西山町ICで降り、セブンと地元のスーパーで買い出し。
はやる気持ちが抑えきれず、月山コールが鳴り響く。
12時ごろリフトアップ。
GW前の平日のため、人はまばら。14時手前、頂上到着。
無理やりシールで登高。久しぶりの高度感と角度にびびった。
眠気があるため、早めに佛生池小屋へ。一ヶ所板を外した。
モンベルのU.L.ドームシェルター2 を立て、雪を取りに行く。
上空を鳶3匹が飛んでおり、餌が食われないか心配になりながら沢筋に。
雪虫をかき出し10cmで硬い雪の層。
2日目
朝4時起床。あたりが明るくなり始めた。
朝、ヤマテンを確認すると、天候悪化が前倒しになった。
今日降りるか、明後日までやり過ごすか考え、清川行人小屋で停滞を決断。
頂上を経由し、大雪城を豪快に滑り、清川行人小屋へ。
食料を考え早めに寝支度。
あまり動かないようにと、小屋のノートを漁ると、渡邉さんの記述が。
そこへ、西川町の山の会の方と小屋の様子を見にきた方達と談笑。
居心地が良くないため、頂上へ。
行動食なしに700mの登高はキツイ…。
小屋目の前の面を滑るため、右寄りに降り、さぁ滑走。
お、小屋に3人いる。
オーディエンスがいる中、ターンを決めていく。
3日目:停滞
起床6時。雨が降り、風が強い。
食料を切り詰め、ラジオに耳を傾ける。
小屋中に鳴り響く悲鳴に眠れず、寝返りをなん度も打った。
夜に誰かが出そうだ。
4日目
起床4時30分
陽が出てくるともう一度寝たくなる不思議。
安心感が体を包む。
快晴。
頂上に8時ごろ到着。1日目にヨダレを垂らしていた頂上直下の東面を落とした。
ヘルメットが浮き、目に涙を浮かべる速度でターンを決めていった。あぁ、最高。
その後南東の尾根伝いに頂上へ。
オークリーのサングラスの人と出会った。(鳥海山でも再会)
下界に降りたい一念でどんどんおりると、人だかり。
板を付けたいがいい場所なく、岩陰で必死に装着。あっという間にリフト下へ。
沢沿いに下降し、駐車場へ直接向かった。
9時半前。
東北最高。
駐車場から振り返った。
2023年5月1日9時ごろ
頂上から少し降りると、面がつながった箇所があり、下まで落とせた。
どうりで登りのルートと違う場所にボーダーが集結していたことに、納得した。
【阿能川岳】残雪+ブッシュの尾根歩き
山域:阿能川岳(仏岩トンネルから往復)
日程:2023/3/21
天気:快晴
メンバー:松田、吉田、大和、小堀(記)
コースタイム:
仏岩トンネル6:30---三ツ岩岳10:00---阿能川岳10:30---
仏岩トンネ14:20
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実に数年ぶりに雪山登山に行く機会ができたので、会長に即連絡をし、阿能川岳へ行くことに。ここ数年は山になかなか行けないフラストレーションはマラソンにぶつけてきたので、久々の登山は荒天でもウェルカム!!
当日、朝の5時に集合し高速で水上へ向かう。天気予報は晴れでコンディションとしては申し分なかった。久々に赴いた水上の雰囲気は以前から知っていた街とはどこか違い、観光地感が増しているように感じた。個人的には谷川のビジターセンターとか土合駅付近が気になったが、これはまたの機会に。
水上へ着いてからほどなくして、仏岩トンネルに到着した。駐車場にはすでに5パーティほど来ており、ローカルながら人気の山だと感じた。登り始めは杉林を登り峠に行く。ここから尾根沿いにひたすら阿能川岳を目指す。例年より気温が高く雪が溶け気味だったし、岩尾根では藪こぎ気味で少し大変だった。トンネルから3時間ほど歩くと三ツ岩岳についた。谷川を眺めながら久しぶりの雪山を噛みしめるとともに、人の少なさに清々しさを感じた。
さらに30分ほどで阿能川岳山頂についた。この日の天気はかなり良かったらしく、普段から登山に来ているみんなも口を揃えて、来てよかったと言っていた。絶景+ご飯、これに敵うものはないかもしれない。
一息ついてから往路を辿った。行きよりも雪解けが進んでいたが、それすらも楽しんだ。
帰り道は谷川の湧き水を汲み、風和の湯で汗を流した。皆様、また行きましょう!
【山スキー】木曽駒ヶ岳「千畳敷・濃ヶ池カール」
千畳敷駅を降りるとこれが目の前に
2022年03月30日水曜日
ルート:千畳敷駅ー宝剣岳-伊那前岳稜線ー中岳ー木曽駒ヶ岳ー濃ヶ池
桐林
シーズン券のスキー場が終わってしまっため、次を探していた。
近場をと考えていると、木曽駒ヶ岳のロープウェイを思い出した。
ロープウェイ+バス運賃で4200円。スキー1日券と思えば同等か。
まだその紅葉シーズンの艶やかさを知らぬまま、日本随一のカール2つを滑ってきた。
何はともあれ、まず駅下のちょっとした傾斜を滑った。
稜線に突き上げるのにシール歩行はできないとすぐにアイゼンに。
兼用靴の可動域がもどかしい。
中岳までは徒歩で移動し、スキーで木曽駒ヶ岳とのコルに降りる。
ガリガリでビビりながら岩を避けた。
シールを貼り付け、木曽駒ヶ岳へ。
こんなに楽して約3,000mに行けて良いのだろうか。
満足感を得ず、濃ヶ池方面へ。
岩と草木が露出し、尾根通しには行けず。
駒飼池を経由しようと考えていたが、尾根の向こうに斜面が見えたため、そちらに吸い込まれた。
来て見てびっくり、濃ヶ池、急傾斜じゃないですか。(地図上でははっきり急傾斜)
稜線を下るのは、おかしい…
中央は宝剣岳
濃ヶ池カールをドロップ
左の雪崩箇所は、ちょうど草木がないところ
赤矢印のように下降した。
最初の斜面が体感40度超えで、足がわなわな震えた。
キックターンしようとしても、踏ん張れず、尻餅ついた。
しょうがないから、スライドさせてなんとか矢印屈曲部まで移動。
そこからはここから落ちても大丈夫と、ターンを決めていった。
しばらく呆然として、濃ヶ池カールでぽつねんと音に耳を傾けていた。
駒飼池方面に戻ろうとしたが、前方に雪崩が見えたため、稜線に再度登りかえした。
斜度が急で結局ツボ足。
シール歩行が出来ず、滑りに来ただけの人のようだ。
黒川方面。次回、林道まで滑り通したい。
最後は千畳敷カールをドロップ
伊那前岳の手前で降りた。
トレースがあり、濃ヶ池の後遺症で付いていった。
最初の斜面は見えるが、先が見えず心配になっていた。
終わってみればなんてことはなく、ノンストップで行けばよかった。
千畳敷カール これは楽しい。
宝剣岳西稜の斜面は気持ち良さそう…
木曽駒ヶ岳の山スキーは、アイゼン歩行・滑走メイン。
新しい領域を手に入れた。
泊まりで楽しむのが最高だと思う。



















































