【山スキー】木曽駒ヶ岳「千畳敷・濃ヶ池カール」 | 群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club"

【山スキー】木曽駒ヶ岳「千畳敷・濃ヶ池カール」

千畳敷駅を降りるとこれが目の前に

 

2022年03月30日水曜日

ルート:千畳敷駅ー宝剣岳-伊那前岳稜線ー中岳ー木曽駒ヶ岳ー濃ヶ池

桐林

 

シーズン券のスキー場が終わってしまっため、次を探していた。

近場をと考えていると、木曽駒ヶ岳のロープウェイを思い出した。

ロープウェイ+バス運賃で4200円。スキー1日券と思えば同等か。

まだその紅葉シーズンの艶やかさを知らぬまま、日本随一のカール2つを滑ってきた。

 

 

何はともあれ、まず駅下のちょっとした傾斜を滑った。

稜線に突き上げるのにシール歩行はできないとすぐにアイゼンに。

兼用靴の可動域がもどかしい。

中岳までは徒歩で移動し、スキーで木曽駒ヶ岳とのコルに降りる。

ガリガリでビビりながら岩を避けた。

シールを貼り付け、木曽駒ヶ岳へ。

こんなに楽して約3,000mに行けて良いのだろうか。

満足感を得ず、濃ヶ池方面へ。

岩と草木が露出し、尾根通しには行けず。

駒飼池を経由しようと考えていたが、尾根の向こうに斜面が見えたため、そちらに吸い込まれた。

来て見てびっくり、濃ヶ池、急傾斜じゃないですか。(地図上でははっきり急傾斜)

稜線を下るのは、おかしい…

 

中央は宝剣岳

濃ヶ池カールをドロップ

左の雪崩箇所は、ちょうど草木がないところ

 

赤矢印のように下降した。

最初の斜面が体感40度超えで、足がわなわな震えた。

キックターンしようとしても、踏ん張れず、尻餅ついた。

しょうがないから、スライドさせてなんとか矢印屈曲部まで移動。

そこからはここから落ちても大丈夫と、ターンを決めていった。

 

しばらく呆然として、濃ヶ池カールでぽつねんと音に耳を傾けていた。

駒飼池方面に戻ろうとしたが、前方に雪崩が見えたため、稜線に再度登りかえした。

斜度が急で結局ツボ足。

シール歩行が出来ず、滑りに来ただけの人のようだ。

 

黒川方面。次回、林道まで滑り通したい。

 

最後は千畳敷カールをドロップ

伊那前岳の手前で降りた。

トレースがあり、濃ヶ池の後遺症で付いていった。

最初の斜面は見えるが、先が見えず心配になっていた。

終わってみればなんてことはなく、ノンストップで行けばよかった。

 

千畳敷カール これは楽しい。

 

宝剣岳西稜の斜面は気持ち良さそう…

 

木曽駒ヶ岳の山スキーは、アイゼン歩行・滑走メイン。

新しい領域を手に入れた。

泊まりで楽しむのが最高だと思う。