群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club" -12ページ目
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平標山、魚野川仙ノ倉谷西ゼン

平成29年10月1日(日) 晴れのち曇り

沢登り会山行

会長、前会長、チーフリーダー、新人二名

 

今年の沢登り会山行は、やや肌寒い終いの時期になった。

 

日曜日の遡行としていたため、土曜日が休みの先発組と出勤の後発組に別れ、土樽のゲートで合流することに。

 

先発組は、10月から禁漁となることもあり、9月30日最終日の釣りに勤しみ、釣った岩魚は全部食べず、ありがたい(?)ことに、後発組の会長のために岩魚のお頭を残してとっておいてくれていた。 お頭だけに。。。

 

当日はゆっくりと夜明け後にゲートを出発し、ゲートから平標新道登山口までバラス道を歩く。

 

 

所々抉れていたであろう箇所は盛り砂で平坦にされており、整備されていることが窺えた。

群大仙ノ倉山荘の前後は舗装されており、橋を渡れば平標新道の道標が立っている。

 

 

平標新道をそのまま進み、大根下シ沢に着いたらハーネスを装着し、遡行開始。

 

 

暫く沢を進み大根下シ沢とイイ沢を分岐し、6m程のナメ滝を右から巻き、東ゼンの滝群が見えるころになると視界がさらに開ける。

 

 

ナメ滝は直登してもよかったのだが、容易なルートを選択して右側から巻く。

 

 

第一スラブ、第二スラブまでの滝群をすがすがしい青空の中、前会長リードで進んだ。

 

 

  

第二スラブを右側から巻いたが途中から高巻きとなってロープを出し、左側へトラバース。

そのまま左側から詰めていき、沢が涸れるまでの間も結局、全て前会長リードで切り抜けた。

 

ここから熊笹の藪漕ぎが待っていたが、前会長によると前回は10年前で池塘を通って平標山に登ったとの事。

 

 
暗中模索の中、1時間半掛けて平標新道の池塘上部に突き上げた。

 

天気は既に傾き、南風が吹き出して山容全体が雲の中に入っていた。

 

 

池塘の木道を進み、綺麗に刈られた熊笹の登山道を登り終わると平標山頂に到着した。

 

360度の展望はガスの中に掻き消され日も暗くなっていた。

 

平標新道を降りる予定だったが、夜中に掛けて長い長い下り道を降りる気力も無くなっていたので、エスケープルートとして平標山の家経由、元橋行きを選択した。

 

平標山の家に着いた頃には既に予定下山時刻も大幅に過ぎていたので、下界の方達にご心配をお掛けした。

各々安否連絡し、タクシー会社に下山口で乗車する旨を伝えてゲートまでの帰り道も確保。

 

雲に覆われた空の夜中の登山道をひたすら下りた。

 

無事、下山口に到着。既にタクシーが待ってくれていた。 ありがたやー。

 

とても長い一日に感じた。

50周年記念誌の販売

境町山の会歴代会員の山に対する情熱とそれを支えてくれた方々のご理解とご協力により、当会は、2007年で創立50周年を迎えることができました。
 その記念すべき節目の一大イベントとして、半世紀にわたる活動の足跡を集大成し、『境町山の会創立50周年記念誌』を刊行しましたので、ご紹介いたします。
 この記念誌は、会員たちの山への想いと喜びと感動の記録が綴られたものであり、基本的には、自己満足のために纏め上げたものです。
 しかしながら、その内容は、第2次RCCのメンバーとして活躍した小暮勝義の手記、奥利根流域の開拓期(未踏査ルート)の山行記録、ヒマラヤ、アルプス、マッキンリーなどの海外遠征の記録まで収めており、関係者以外の方にとっても貴重な情報として、読み応えのある面白い内容になっております。
 この記念誌の購入を希望される方がおられましたらお分けいたしますので、以下の要領でお申し込みください。
 なお、数に限りがございます。再版はいたしませんので品切れの際はご了承ください。

<注文方法>
下記メールアドレスに、お名前、ご住所/電話番号、必要部数を明記の上、ご連絡ください。
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大和 亨
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