群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club" -11ページ目

【低山ハイク】古湯温泉の城山(じょうやま)

平成31年2月2日土曜日

参加者:渡邉

 

古湯温泉は、肥前小城郡天山北麓に位置する古来より親しまれている五大温泉郷の一つで、

徐福伝説を起源にすれば2200年の歴史となるらしい。

 

南北朝時代の多々良浜の戦いで敗走した九郎惟成公の傷を癒し、

家臣の原隼人が山に築城したと言い伝えられている。

 

城山展望台からの眼下に古湯温泉郷が見渡せる。天気がいい日には、くじゅう連山も見えるらしい。

 

城山公園として登山道が整備されており、とても歩きやすいが、

 

プラスチックの丸太階段は滑りやすいので要注意。

 

今回は最短距離から歩いたが、

散策コースとして古湯温泉から淀姫神社経由でも登山道が整備されており、

ちょこっとハイキングと歴史散策ができる良い低山と感じた。

【アイスクライミング】霧積温泉

2019年1月26日土曜日

参加者:渡邊、桐林(筆
場所:霧積温泉周辺
 
 
初めてのアイスクライミングを渡邊リーダに、桐林は連れていってもらった。
前回の例会時にアイスやってみたいです!と言ってみたところ、竹川さんに電話して借りてみればの助言。今まで会ったことなく、メールのやり取りのみ。緊張しながらコール。
断れることなく、借りることができた…。有難うございます!
 
霧積温泉付近の駐車場に着くと、先客。日が出ていないため、少しの仮眠後、出発。すぐに、これか!という氷!写真の右の氷が下まで発達すれば、豪華な滝のカーテン。10時を過ぎる頃には、とりつく人で賑やかなゲレンデとなった。
 
桐林は、渡邊リーダにアンカーをつくってもらい、トップロープで左の滝に取りついた。ぜんぜん登れない…。
ヤマケイテクニカルブックの4コマ説明を読み、シミュレーションをしていたが、歯が立たない。エイヤエイヤと、手で登ってしまう。絶対にトップロープじゃなきゃできない荒業。ロッククライミングのときと同じように体の使い方がうまくないとすぐ疲れてしまう。足!足!足!!!蹴りこむことを意識しながら、登ろうとするが、やっぱり頼ってしまう手。疲れてしまった。
 
氷に取りついている人たちを渡邊リーダ共に観察。
うまい人はロッククライミングのように体の動きが柔らかい。カチコチになって登っていた桐林と比べ、はるかに力の無理がない。重心移動が違う。今回は、いろんな人たちの動きや道具の使い方、トップロープの作り方をまじまじ観察した。やってはいけないことを渡邊さんから教わった。
 
とりつく滝がないため、裏側の氷に移動。
前より傾斜が緩く、短いルートで、練習。
足足足と唱えながら、足に重さを持っていき、アイスバイルで水平方向を押さえる。アイゼンの前爪を意識する。前爪に乗せてしまうのがやっぱり怖い。足が震える。滑るときのことを考えてしまうとダメ。信じるしかない。
 
初めてのアイスを経験してきました。ロッククライミングと比べ、自由に動き回れるのが楽しい。移り行く自然と、今の形しかない氷に向き合えるのもおもしろいところでした。
 
帰りは明るい中。至るところに氷が発達!
長いところだと、30 mか? 1パーティが取りついてました。
ロングコースを登れたら、さぞ自己満足感に浸れるでしょうねぇ…。

【積雪行動】富士山(馬返 - 佐藤小屋 - 6.5合目)「吉田口登山道」

2019年1月13日((日)) - 14日((月))

参加者:渡邊,入江,桐林(筆,小堀

ルート:馬返 - 佐藤小屋(泊) - 6.5合目(予定 7合目)

吉田大沢.標高2650 m付近か.青い空が広がる.

 

1日目

1月13日(日)の深夜に群馬を出発.

前日の夜に雨が降り,朝方,雪へ変わったようだ.富士吉田はうっすらと雪が付いていた.

馬返までは2cmほど積もっていた.

 

出発準備をしていると,マークXパトカーがパトロールに来ていた.計画書を渡す.

その後,2ドアの白ディーゼルランクルが来た.富士山についてのアンケートを受ける.

登山歴や富士山の8合目以上の計画書義務化などなど,色々聞かれる.

所属を聞いたがうやむやに.佐藤小屋の人に聞いたところ,市役所の人だと聞いた.なぜ,所属をハッキリ言わないのか疑問.

 

吉田口登山道は,去年の台風の影響で倒木があった.

往年を思わせる茶屋が倒壊していたりと,スバルラインの建設によって時代が変わっていくことを身をもって知る.

茶屋があるところは,景色が良く,休憩に適している.朝方雲海があったが,徐々に薄くなっていった.

 

10時半ごろ,佐藤小屋着.

テントを張り,一次休息.その後,雪上訓練.

・斜面での滑落停止態勢の確認

・ビーコンからのプローブを使い,救助者の掘り出し

・簡易ハーネスをつくり,危険な箇所でのガイド

 

2日目

6時ごろ,佐藤小屋を出発.

吉田大沢の派生末端から入る.大きなシェルタを超え,吉田口登山道の反対の尾根沿いに行く.

 

左側に,雪崩の動きを抑制する建築物をみることができた.

尾根が広くなってきた場所でツェルトを使った休憩をする.今回は,風が穏やかのため恩恵は小さい.

強風時になったら,ツェルトがどれだけありがたいかわかるはずだ.

 

予定時間を過ぎていたため,早めに吉田口登山道へ渡る.

約2800mほど.今回の最高到達点.

大沢を下り気味にトラバースする.

雪の状態が場所場所で変わっていくことがわかる.

 

この小屋前で小休止後,下る.

良い斜面があったためキノコ?をつくり,雪を使った確保点を習った.

 

その後佐藤小屋でテントをたたみ,家主と奥さん,息子さんに挨拶して下る.

2日を通して,晴天.風も穏やかで,登山日和.

ケガもなく,吉田のうどんを食べ,群馬へ帰った.

【日帰り山行】南八ヶ岳「赤岳」(美濃戸山荘 - 行者小屋 -)

2019年1月12日(土)

参加者:石井,桐林(筆,寺本

ルート:美濃戸山荘 - 行者小屋 - 地蔵尾根 - 赤岳 - 文三郎尾根 - 行者小屋 -美濃戸山荘

タイム:9時間(休憩含む)

 

赤岳山頂.風はない.雲海があれど,山々を遠望できた.

 

八ヶ岳山荘を横切り,車で美濃戸山荘の駐車場へ.SUVの走破性に脱帽.

これで1時間のコースタイムを省略.往復2時間が浮いた.

今回のタイムを考えると,八ヶ岳山荘から出発で,12時間ぐらいになったと考えると恐ろしい.

 

桐林と寺本は,初の南八ヶ岳.主峰,赤岳(2899 m).

日帰りで堪能できるって素晴らしい.

いっつも眺めてばかりいたあの山へ行けるとは!

 

行者小屋.帰りの状態.3連休初日とあって,テントも賑やか.

 

南沢コースを行き,やれ,阿弥陀,やれ,横岳,おお!赤岳と,

退屈な道が一気に変わる.

ゴジラのようなあの黒い凹凸に感動しながら,首を回す.

 

赤岳頂上付近,横岳方面.寺本の元気ぶりがわかる.先頭写真が多かった.

 

地蔵尾根は赤岳頂上まで標高を500 m以上上げる.

ここで傾斜がぐっと上がる.

後ろを振り返るたび,行者小屋が小さくなっていき,周りの景色が広がっていく.

辛いけど,気持ちがいい.

 

赤岳頂上より,南アルプス方面.地上付近の雲海と,山々より高い位置の雲の狭間に景色がある.

 

ひさしぶりのピーク.この360度の展望は,やっぱり良いね.

桐林は山梨出身.やっと下から見ていただけの存在を,今度は逆に見られていた位置から見る.

北の八ヶ岳.

 

凝縮された八ヶ岳のサイズ感が堪らなく良い.

 

文三郎尾根を下っている最中,赤岳主稜を登っているパーティがいた.

じねんじょ山の会ということを,登ってきた名古屋山岳同志会の人たちが言っていた.

若い人たちがたくさんいて,羨ましい.

 

帰りは,もくもくと歩く.

赤岳の黒光りした岩を振り返りながら,いつかまた来るよと,期待をもって去りました.

【富士見山行】明神山(鉄砲木ノ頭)

2019年1月4日(金)

参加者:桐林(筆、桐林(父

ルート:山中湖交流プラザきらら - 展望台 - 明神山(往復)

目的:でっかい富士山をみること

正月から山梨は連続して晴れ。右に見えるのが山中湖。山頂は、広場。
 
久しぶりに実家山梨に帰り、富士山の大きさに改めて感嘆した。
これは、もっと近づいて、赤城のすそ野と比較しよう!と、悪だくみをしてみたくなった。
また、親孝行をして、今流行りのWIN-WIN関係になろうというのも...。
 
ネットで素早く探索。
三つ峠、明神山が良さそうだ。父親が歩けるギリギリ2時間か。
明神山は三国峠からも、展望台からも入れるが、往復1時間。
もうすこし歩きたい、そこで山中湖交流プラザきららからにした。
 
富士山を見に行こうと父親を誘ってみると意外にも、乗る気。
何を持ってったほうがいい?バックどこだっけ?と、子供のようにはしゃいでいた。
町中を歩くようにしているようだが、断然、山の中の方が気持ちがいい。
ちょっとでも、よさを分かってもらえたら、幸いだ。
 
展望台より、車で来ることができる。
 
行きの道を間違え(復路で判明)、別荘の脇道を進む。霜柱を踏みつけながら、獣道をゆく。
アーモンドチョコレートみたいな糞は、鹿のだよと教えてあげる。イッパシの山屋のように...。
おかしな道だなと思いながらも、下から見えた頂上方向へ進む。
歩きづらいだろうと思いながら、単なるハイキングコースより湿っていて、それもいい。
15分ほど歩くと、車道へ出た。ハイキングコースの標識を見つけた。
一つ尾根の向こう側が正解だった。そもそも道を一本入り間違えていた。素知らぬ顔で、通り過ぎた。
 
展望台は、次から次へ新たな観光客がやってきた。
場違いな感じを抱きながら、水を飲みかわす。まだ大丈夫みたいだ。
10分ほど休憩。
うーん、この富士山は見慣れているあの優雅な線のすそ野ではない。
河口湖からのFUJIがいい。帰りに運転しながら、そう思っていた。
 
展望台からは、ススキが密生した登山道をゆく。
火山性の小石で滑りやすい。傾斜も、キツイ。
父親が下を向きながら、険しい顔をしていた。水を与える。
あと何分で頂上か?という問いかけがあったため、切り上げタイムを言い渡す。
いつも多めに教えるようにしている。小さく見積もったときの悲惨さを知っている。
徐々にススキが見える面積が減っていき、建物や樹海部分が大きくなっていく。
ゴミ集積場が左手に見えるのが、少々残念。
 
山頂では、御殿場の老夫婦と話し込み、甲斐駒ヶ岳、白根三山、北岳の思い出話を聞いた。
また、三つ峠が最高とのアドバイスを頂いた。
今回は接待であるため、お湯をテルモスに入れてきて、コーヒーを飲んだ。
温暖化の影響か、あったかい中での、冬のハイキングだった。
 
その後、吉田のうどんを食べ、実家へ戻った。

2018年度冬山合宿「五竜岳(遠見尾根)、唐松岳(八方尾根)」

2018年12月30日(日) - 2019年1月1日(火)

遠見尾根 - 八方尾根

参加者:6名;渡辺リーダ、入江、桐林(筆)、寺本、小堀、大和会長

目的:3000 m級稜線上行動

 

元旦初日の出をライトに、集合写真。桐林が撮影。小遠見より。鹿島槍と五竜。

 

1日目(12月30日SUN)

前日に装備の仕分け、事務所就寝。前会長の小暮さんに手伝いをしていただいた。

これだけの人数になると、予定を合わすのに一苦労。

午前4時手前に全員集合。半に出発。年末、天気が荒れる予報を見ていただけに、士気が下がり目。

高速の湯ノ丸PAにて休憩。八ヶ岳が綺麗に見えていた。今から向かおうとしている北アルプスはというと、雲で覆われていた。何かと、暗い気持ちになっていた。

 

白馬有料道路を通過。雪が舞う。白馬五竜スキー場。雪だ。

年末混雑ゆえに、駐車に慌てふためいた。

第4駐車場へと誘導されたが、そこの駐車場スタッフの親方に上へ行けと言われた。

エスカルプラザの人には第4駐車場へ!とにかく眠い。早く動きたい。

 

やっとのこと、ゴンドラへ。春山合宿のときと同じ人か?登山安全委員の人に計画書提出。

福岡教育大学の人が入っている情報をもらう(しかし、後日九州大学山岳部4名だったと判明)。

3日前から雪が降る続いているもよう。景色がないし、風もあるし、省電力モードへ。

 

ゴンドラ、リフト、そして地蔵の頭へ。

とにかく積もっている。昨年の谷川岳、西黒尾根より、キツイ。

積もりたての雪で、フカフカ。カンジキを履いていても、どんどん沈む。

ラッセルの違いがわかる渡邊リーダ曰く、これが本当のラッセルとのお墨付きをいただく。確かに息がすぐにあがる。

交代交代先頭を変えて、ラッセルラッセル。疲れたら先頭を交代せよとの渡邊リーダの声にうんざりする。

はぁ、これがつづくのか...。

景色もなく、何にもなく、黙々と歩く。あるのは視界100 m先の景色。真っ白だ。

今日の夜のスパゲッティしか、楽しみを見いだせなくなる。

 

小遠見手前の平地で、あのエスパース色を発見。

この中を歩いていた人がいるとは!こんにちは!

川崎の山岳会の3名。中遠見までで引き返してきたのこと。それまではトレースがあるらしい。

今までの道のりでは、トレースかな?程度の道。風によって消されていたようだ。

その後、小遠見を超えた鞍部にて泊。15時手前。

踏み固め、初使用のジャンボ6 - 7人用テントを設営。

19時ごろ就寝。風の音を聞きながら。端っこは、やっぱり寒かった。

 

進み具合と雪の量を見て、渡邊リーダが判断。

明日は、テントをデポ。行けたら西遠見を折り返してくる。

春山合宿の際は、大遠見を超えたあたりで泊。進み具合がゆっくり。ラッセルを実感。

 

2日目(12月31日MON)

4時起床。渡邊リーダの一声で起きた。

味噌ラーメンと赤飯、ミソスープ。一袋だけ辛ラーメンを入れたが、辛い。

ミソスープは不評。桐林しか飲まず。ココアが若手衆に人気。確かにうまい、濃いめが。

 

遠見尾根は電波がビンビン。天気は正月の午前まで持つとのこと。

いけるところまで行く。五竜に近づく。

前日の白白白白の景色とは違い、雲が流れていき、当初の予定であった八方尾根が見えた。

遠い。夏だと五竜から唐松まで2時間。ラッセルがあるだけでこんなに違うのかと実感。

 

青春的入江ワンショット。

トレースを自分たちでつけていく。

中日の天気が初日にもあればと、IF思考をするが、それもまた人生かな。

テントサイトから大遠見まで4時間ほど。

 

気持ちがとにかくいい。周囲の景色を堪能しながら歩く。

雲が北アルプスを覆い隠していたが、午後に向かうにつれて薄くなっていく。

 

大晦日、やっと、姿を現した五竜。長かった。この景色を見ながら尾根歩きをしたかった。

タイミングが重要。それと、歩き方練習をしていれば、もう少し近づけたか。

今回の合宿では、ここが最高到達地点。

 

その後、大晦日入りした登山者と約10人ほどすれ違った。

二人組夫婦?

九州大学山岳部4名

二人組おじさん

単独

関西パーティ4名

3日目(1月1日TUE)

前会長が口を酸っぱくして言っている生活力がついてきたか、朝活がはかどる。

めんつゆの粉を使っての雑煮が意外と好評を得た。さすがの渡邊リーダも脱帽。大和会長も「うめぇな」の一言。

テントをたたみ、荷物を持ち小遠見へ。

前日のトレースは、風が強いところは消失。快適には変わりない。

 

さぁ、元旦。

天気は、最高。

雲はなし。

無風に近い。

 

小遠見にて、日の出を待つ。

それまで雪壁を作る。

 

大和会長と日の出。

初日には、ピンクリボンを付けながら来ていただいた。

学生時代から、仏のヤマト、と呼ばれていただけ、黙々と事を行う姿には安心感が漂っていた。

 

昨年度の谷川岳合宿時でもそうだが、雪のつき方で全く違う歩き方になる。

コースタイムは当てにならず、パーティメンバの体力と人数によって左右される。

天気によって雪の硬さも変わり、疲労度が全く異なる。

リーダになるには、

パーティメンバ体力の把握、トレーニングの計画、そして、褒め力が必要である。

 

無事に冬山合宿を終えることができ、とても良かったと思います。

今年は、初日の出を見ることができ、いいスタートを切れました。

 

【トレーニング】白毛門 往復

日程:2018/12/9(日)

行程:白毛門登山口ー白毛門ー白毛門登山口
メンバー:渡邊(CL)、入江、桐林、寺本、小堀(筆)
天気:雪
 
 
 
この記事ではあまり触れないが、前日土曜に渡邊リーダー、桐林、寺本の3人が谷川西黒尾根を登りに行っていた。(きっと誰かがレポートしてくれるだろう…)
 
前日夜のうちに入江、小堀は土合橋駐車場に向かい、他メンバーと合流をした。この時、麓は全く雪がなかった。果たして、翌日登る白毛門は、風になびく白髪を見せてくれるのだろうか。
 
 
 
朝ごはんと身支度を整え、いざ出発。昨晩の我々の思いが届いたのか、新雪が積もり、一面が冬の世界になっていた。
 
 
 
 
トレーニングでアイゼンを履いて、今シーズン初の雪を踏む。何事もなく楽しく尾根を登る…わけにはいかない。昨晩何を食べたのか、桐林氏のお腹は不調で、後方を行く筆者は無言激臭の二撃を受けてしまった。事案発生である。
 
 
 
 
とはいえ、偉大な山の前では小さきことである。のらりくらりと行く一行を白毛門は細目で見詰め続ける。
 
 
 
白毛門登頂。上は寒かったので滞在時間は短かった。無論、周囲はホワイトアウト。



(寒いので)即刻下山。
 
 
 
 
この後、極上の温泉と夕飯を楽しんだ。山行は無事に終わった。
 
お疲れ様でした。そして、ありがとうございます!

 
 
 
 
 
 
 
 

【トレーニング】谷川岳西黒尾根(下り:天神尾根)

2018年11月25日日曜日快晴

参加者:入江,桐林(筆)

ロープウェイ駐車場 - 西黒尾根 - トマの耳 - 天神尾根 - ロープウェイ駐車場

6時間半程度

 

入江さんと遠い懺悔岩.谷川が雲を抱き込み,山頂が見えなくなる.あとちょちょちょっと,と励ます.

 

先週,谷川岳に雪が付いたとのモーニングコールを前会長から受け取る.

金曜日にさらに降り,冬のファンデーションが整い始めたようだ.

 

西黒の鉄塔からは,ほぼ雪の上を歩く.アイゼンは,樹林帯の最後のピーク手前で着けた.

 

入江さんは,アイゼンを着けると,アキレス腱がつりやすいとのこと.

今シーズン初でもあり,調子はどうだろうかと前へ進む.

桐林は,昨日の足尾で着けていたこともあり久しぶりではない.が,靴擦れができていた.毎度のことではあるが.

何も処置しておらず,痛みを感じながら進む.靴での失敗が多い...

 

踏み跡がしっかりついているので歩きやすい.

天気も快晴.

 

トマの耳から,オキの耳,一ノ倉,茂倉.

巌剛新道分岐手前ピークから,ペースが落ちた.登りに4時間かからないぐらい.

景色を満喫しながら,初めて来た残雪期の西黒の感動がどこへいったのかと思いを馳せる.

 

肩の小屋で,昼食をとり,天神へ下った.

川棚の頭方面,俎嵒(まないたぐら)を見ていつもながら,きれいだなと思う.

入江さんは,お正月のホワイトアウトのため,今回初めてその山容をみた.

 

熊穴沢避難小屋.埋まった状態しか見たことがなかったため驚く.

下山は,さっさと,入江さんが引っ張る.

【トレーニング】足尾石塔尾根(中倉尾根)「中倉山-沢入山」

2018年11月24日土曜日

参加者:石井,桐林(筆)

銅親水公園駐車場 - 上久保沢ルート - 中倉山 - ニセ沢入山 - 沢入山 (往復)

6時間程度

 

参考:

皇海山と足尾山塊』 増田宏 白山書房,

『足尾アルプス 中倉尾根を歩く』 庚申の湯「かじか荘」発行 2016年5月 \200 ?

他にも,『足尾山塊_社山南陵を行く』が売っている.

ぜひ,日帰り温泉ついでに,購入オススメ.

 

有名なブナの木.落葉していたため,あまり感慨が沸かなかった.

 

アイゼントレーニングとして,妙義の鍵沢や富士山などが挙がったが,自信がない.

そこで去年度の足尾事件から敬遠されていた足尾に行くことにした.

 

当初は,石塔尾根の三川ダムにつづく東へ伸びた尾根に取りつく予定だった.

1017 mの三角点を下った鞍部は,脆い岩場で両側が切れているという.

また,中倉山手前に岩塔があり,そこまでのルートが岩に難渋するという.

確かに下山の途中でそのルートを遠目で見たが,危なげだった.

ネットの記録としてはあるものの,今回はパスして正解か.

 

1570 mピークと石井さん.

 

上久保沢ルートは,つづら折りの道.

もくもくと登り,中倉山から南へ伸びる尾根に出る.

岩塔を右手にみてこれが東へ伸びる尾根を確認.高度感がある.

中倉山から沢入山まで,適度に岩稜帯があり,軽いトレーニング.

 

沢入山と男体山.

 

沢入山を越えた平らな場所でお昼.

ここからだと,谷川岳や武尊山,日光白根が見える.

谷川は,真っ白になり冬の装い.

日光白根はある標高以上のところになると,雪がびっしり詰まっているように見えた.

 

この石塔尾根は,庚申山を経由し,鋸山,皇海山へと行ける.

足尾事件で,通ったルートを通りつつ,社山へ繋げる足尾周遊コースも面白そうだ.

 

銅親水公園方面.尾根に出ても電波通じず(Docomo,au)

 

この尾根は,多くの人々が訪れていた.

北の社山や三俣山などと違い,明るく,カラッとした雰囲気が出ている.

山肌が露出している凄みがある.

 

【第41回群馬県民登山大会】エビ山(群馬県境稜線トレイル「野反湖エリア」)

2018年10月14日日曜日

群馬県山岳連盟主催

第41回県民登山大会として,草津の上,野反湖周辺の山を歩いた.

 

参加:

一般参加者5名

大和会長,後藤,岡田(Bコース),桐林(筆),小堀

他:金子さん(前橋山岳会),須田さん(桐生山岳会),三田さん(太田山岳会),町田さん夫婦(クラブシグマ)

計14名

 

 

Aコース:岩堂山

Bコース:三壁山

Cコース:エビ山(白砂山登山口 - 第2キャンプ場 - エビ山 - エビ沢 - 湖畔周遊道 - 白砂山登山口)

 

第2キャンプ場にて集合写真.

 

境町山の会では,Cコースを担当し,5名の一般の方々と登った.

早朝の霧が立ち込めた野反湖は,とても寒く,手袋なしでは居られないほどだった.

8時ごろ白砂山登山口を出発.

歩きはじめると霧がはれ,徐々に周りの山が見え始めた.

 

 

コースは,笹を刈り取られた道を行く.

幅が広く,快適に登れる.

時々,後ろを振り返ると,岩堂山や八間山などが見えてくる.

朝の寒さが嘘のように,半袖でもちょうどよい気候へと変わっていった.

 

 

エビ山山頂手前,大きく見渡せるところが出てくる.

あと10分ほどで,山頂へ.9時40分ごろ着.

 

エビ山山頂付近は平らな場所が広がり,登ってきたことに喜びを覚える.

牧歌的な景色があり,心が平穏になる.

 

エビ山山頂にて.群馬百名山でもある.

 

一般参加者に余裕がありそうだということで,弁天山を抜け,野反峠に行くことに.

大和会長は,「エビ天だ」とジョークを飛ばす.

弁天山で昼を取ることに.景色のいい場所でご飯を食べる,これで満たされた気持ちになる.

 

 

野反峠(富士見峠)に12時手前着.

トイレをしたり,売店をのぞいたりする.

その後,湖畔周遊道を通り,白砂山登山口へ戻る.

 

野反湖までのアクセスは大変だが,周りの山々はよく整備され歩きやすい.

開けた場所が多く,ゆっくり景色を楽しみたい方にはもってこいの場所だ.

群馬から入った方は,帰りの道中,草津によったりもいい.

 

久しぶりのゆったりした山行だった.