【沢登り】南アルプス 信濃俣河内  | 群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club"

【沢登り】南アルプス 信濃俣河内 

2023年7月16日 - 18日

参加者:佐藤Y(他会)・K田(フリー)・桐林OB

1日目:畑薙第一ダム 林道 半島 - 第1ゴルジュ - オリタチ沢 - テン場

2日目:第2ゴルジュ - ヨモギ沢 - 箒沢 - 第3ゴルジュ - 西沢 - 20mナメ沢 - テン場

3日目:2段10m - 9m本流沢手前で本流を外れた沢 - 易老岳-喜望峰稜線 - 仁田岳 - 南尾根 - 南東尾根(・1503通過) - 駐車場

 

核心の第2ゴルジュ出口 K田氏撮影

 

夏合宿前にメンバーの力量と体力、装備点検も兼ねて2泊の信濃俣に行くことになった。

昨年は増水により中止していたため、念願の遡行となった。

 

1日目:

釣り橋から河原に降り、バックウォータの様子

 

畑薙ダムのバックウォータは少なく、最後の半島の下り口もスネ以下の水位。

天気も良く、期待に胸を膨らませた。

しばらく、河原歩き。

第一ゴルジュと思われる場所に入り、久しぶりの水に圧倒されてしまった。

いつもなら突破となるが、高く高く。

足がつかなくてあたふた

 

慣れてくると水の中を歩くようにしていった。

大岩までは巻くことなく、突破。

その後は、小さく巻いた。

テン場適地は右岸側にあり、2箇所あった。

 

2日目:

いよいよ核心の第2ゴルジュ。

水位がいくばくか下がっており、ちょっとだけ安心。

入り口から両側がそそり立ち逃げられない…と思ったら、左岸側に高いところにお助けヒモ。

流石に高すぎ。

水線通りに行き、佐藤Y氏による突破で出口手前まで。

ラバーが良さそう…。フェルトで突破しようとしたが、桐林立ち込めず。

 

K田氏からリードしたい?と聞かれ、行きます!と答えリード。

お助けヒモが2本垂れているが、あと1手が明らかに足りない…。(いや、ビビった?)

ザックを吊るし、空荷で突破。

 

その後は概念図の距離感に惑わされ、テン場まで。

3連続小滝は、高巻いた。上に行きすぎてると思っていると、残置スリング。

そこから、ギリギリ15mの懸垂で降り立った。

 

その後は、淡々と進み、西沢を過ぎた。

そこからこれでもかという小滝連続。

屈曲部に20mナメ滝が左岸側にかかっており、林の中までもう一段あった。デカイ。

ナメ滝は優美な気持ちに、優しい気持ちに、させてもらえる不思議。

 

20mナメ滝 明るい太陽に照らされ、どこか夢の国へ頭が飛んでいきそう

 

右岸側がガレ始める前の左岸側の高台にテン場。

少し高過ぎた?ソーメン冷却は俺の役割…。

 

3日目:

もう沢に心がなく、果敢に急いだ。

と思ったら、登り甲斐のありそうな滝。

高巻き途中で、デカイ滝だなぁと思っていたら、本流の9m滝だったようで、支流へ入っていた。

 

その後は感動の源流の雫!!

ではなく、鹿のフンにさらされた水にがっくし。

KANDOUがないと憤慨していると、そんなもんだと周りから言われた…。

藪漕ぎはなく獣道のトラバースで、コルを突き上げ登山道へ。

 

仁田岳から釣り橋までの道の、あぁでもないこうでもないの話し合いが、

ちょくちょく出たものの、安全牌で傾斜が緩いルートを選択。

疲れた身にはキツイ下山だった。

 

午後5時半に駐車場に到着。

ギリギリ7時半?、接岨峡温泉でカラスの行水。

賞味期限切れだからと、芋けんぴ「芋まつば@松浦食品」をもらい、帰宅。

 

お疲れ様でした。