群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club" -3ページ目

【山スキー】20250208-09 至仏山 大寒波 敗退

2025年2月8, 9日土日

ルート:戸倉ゲート - 津奈木橋

参加者:入江・桐林

 

大寒波の予報と、ヤマテンで1日降雪量が80cm以上という中、

右往左往せず、計画通りに実施。前回のスキーシーズン前哨戦、転戦の失敗に懲りたためだ。

立山と睨めっこし降雪量が足りないと見切り、月山に向かうも地肌がよく見える西面を見た時のガックシさ。

今回はとことん向き合ってやろうと思ったが、雪が多すぎて目的の至仏山にも届かず、鳩待なんて…。

シンシンと降り続ける山の中には鳩はいず、エナガの群れが帰路につく自分たちを見下ろしていた。

 

17時すぎにようやく、奈津木橋。もうギブアップ。

登り始め12時すぎだから、5時間…。

 

 

帰りの津奈木橋を渡った先のゲート 遠かった…。

 

津奈木橋手前の小屋。1日で80cm。雪が降っても、エナガがジュルジュル鳴いていた。

 

2日目 前日のトレースは消え、膝上のラッセルが多くなった。

 

------------------------(ネタがないので)-------------------

駐車場の車の雪かき中、入江氏のBDピッケルスコップが膝に刺さり、穴が空いてしまった。

なんでだー!!っと叫びたいがピックカバーが外れたことに気づかなかったのが悪い。

 

帰浜中に甲府のエルクによってまたパッチを当ててもらった。

その場で直してもらえるから、すごくありがたい。また、愛着が湧くズボンになりました。

モンベルのパウダートラック サーマパンツ#1102465、のラインナップまた出してくれないかな。

パウダービブしか、中綿がないゴアなし。

 

 

 

 

【山スキー】佐渡山 大橋経由

2025年1月25日土曜日

ルート:大橋 - 佐渡山鞍部 - 山頂 - 北東沢 - 大ダルミ - 大橋

参加者:桐林・草ぴょん

 

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黒姫山という響きが頭の中でリフレインしていた。

かつて5年間ほど、暑い?青春時代を長野市で過ごしていたので、戸隠エリアは何か蠢いているような神秘的な場所だった。

今だ!というタイミングで、今回行ってきました。

(佐渡山・黒姫山の予定が、佐渡山オンリーになりました。黒姫の回数券3千円は高いなぁ…。)

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黒姫山をバックに、佐渡山山頂

テレマーカーの二人組の方に、撮ってもらった

 

前日泊で大橋。

8時手前に出発。

大橋は車でいっぱい…。

 

黙々と1時間ほど歩き、沢地形のところへ行き、尾根状を登る。

手前の顕著な尾根も登れるようだが、山スキー百山に忠実に。

スキーの跡がところ狭しとあり、連日の高温で雪が固まっている…。

シールが効きづらく、草ぴょん氏が後ろへ後ろへ…。

ピキーんっと冴えたのか、ブレーキを作動させ、滑らない登りでずんずんゆく。その手があったか!

鞍部からは、メローな斜面が続き、山頂まではビクトリーロードのような冬景色が広がっていた。

 

 

10時ごろ山頂到着。

二人組のテレマーカーと談笑。

北斜面の方が楽しい…という言葉に誘われて西面をやらずに、行くことに。

 

 

技量に自信があれば、東の子尾根を行くのがいいだろう。

東南東の鞍部を目指しずつトラバースし、滑りやすい斜面にドロップ。

初心者にとっては、樹林帯が密であり、少し気持ちが必要。30度ぐらいか?

雪質は北斜面だけに軽やか。

 

行けるところまで滑り、小さい沢を超えシール歩行。

夏道の登山道を行かずに、大ダルミにダイレクトに行ける沢を遡行。

 

黒姫山の尾根に取り付き、もう一回滑る?ことも考えたが、大ダルミの牧歌的な景色に気が緩み、そのまま帰ることに。

登山口までノンストップに滑り帰ることができた。

 

このエリアは、気軽に多くのルートを取ることができ、誰でも受け入れてくれる優しさがある。

ただし、南面は高温が続くと硬い雪質となり、途端に緊張する。景色はとても良い。

山スキーヤーに仕立てるのには、売ってつけのエリアと言えるだろう。

 

翌日は、本命の黒姫山へリフトアプローチを試みるも、回数券が3千円!という金額に怯え中止。

戸狩温泉でみっちりしごき、反復練習で身も心もボロボロにして、帰浜した。

【山スキー】富士見台 ヘブンスそのはら

2025年01月11日土曜日

参加者:桐林

ルート:ヘブンスそのはら - 萬岳荘 - △1709 - 富士見台 - △1709 - ヘブンスそのはら

 

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先週の八ヶ岳で呼吸系がやられた。遠出でスキー遠征…も自重。

そしたら、ホームグランドヘブンスそのはらへ!

寒波のニュース。しかもちょうど土曜日が快晴予報。

G3 SLAYr114 をひっさけげ、行ってきました。

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8時30分にゴンドラ運行開始。

それまで、シーズン券のベテラン組に揉まれながら待機。

この装備を持ってるんだから…。若者の話を聞こう…。楽しくスキーやろうぜ。

 

1時間ばかり、不整地を食べ、ウォークモード。

萬岳荘まで、ひたすら水平移動。

トレーニングも兼ねているので、ラッセルふくらはぎ下ぐらいの埋まり方。

萬岳荘まで1時間弱。ブーツも新調し、軽量化の恩恵は絶大。

スノーシューの集団を大回りのトラバースで追い越す。これは滑れる!!!

多少笹が出ているだが、問題ない。息が荒いながら、稜線を乗越しピークへ。

 

珍しいシュカブラ。

 

一呼吸と水、パンを食べダイブ。

パックかと思いきや、硬い表層が頑張り、そして、吹き溜まりのパウダー!!パウダ!!

あぁ…報われる、この爆発。

一部始終を見ていた3人組に、偉くカッコいいと言われ、なんだか照れるなぁ…。

夢を与えたかなぁ…なーんて、思いながら富士見台へ。

 

山頂ダイブは、気持ち良さそうに滑れなさそうだったため、そのままトラバース滑走。

もう一度、△1709に行き、2ダイブ目。うん、いいね。

 

富士見台は、スノシューで登られることが多いが、断然スキー。

スケールが小さい割に、山スキーに必要な要素がぎっしり詰まっている。

初心者や子供心を忘れてしまった大人が、気軽に足を運べるフィールド。

 

13時30分手前に、ヘブンスへ。昼食後、もう一踏ん張り。

G3 SLAYr114 がもっと自由に滑れって言っている。

フリースタイルの格好?にいつの間にか、なっていた気がした。とにかく、楽しい板であることは間違いない。

 

萬岳荘上。△1709方面。うん、大丈夫。滑れる。

 

1回目のシュプール。オーディエンスを前にして、倒れない。

この瞬間、たまんない………。

 

ピーク手前。

こんなシュカブラ、見たことない…。

粒状のウロコが形成されている。かなり冷え込んだ暴風雪だとこうなるの?

 

TYROLIA ALMONTE 12 PT

この角度で、ブーツを思いっきり踏んだら、ポきーん…。

クライミングアシストが…。カンダハー名古屋店に問い合わせ中。パーツあるのか?

スキー場のスタートダッシュで焦った。

 

 

【アイスクラミング】八ヶ岳集中合宿 南沢大滝・中山尾根/赤岳主稜

2025年01月03日 - 05日

参加者:草ぴょん・ニキ・スギ・ヤマモト、桐林

1日目:南沢大滝、2日目:中山尾根 / 赤岳主稜 2パーティ別行動、3日目:南沢大滝

 

岳沢は来年に…ということで、今回は全メンバの経験値を上げる!八ヶ岳合宿!

30代前半4名 (桐林も、もう三十路) と、20代後半1名のゴールデンメンバとなっている。

会員ではないが、若い連中だけでワイワイできるのは奇跡に近い。

 

1日目:

前回は、占領されていた大滝もまばらな人出で、一番易しい左のラインと中央ラインをそれぞれリード。

桐林以外はアックステンションなく、乗り越す。

真ん中にロープをフィックスし、それぞれのクラミンングフォトセッションした。

いつも撮ってくれるヤマモト君のため、カメラを借りて撮影。

インスタのアイコンがそれらの中からの写真に変わっていたのが、ちょっぴり(結構)嬉しかった。

各自2本以上を上り、撤収。

 

2日目:2パーティに分かれ、アルパイン。

中山尾根:草ぴょん・スギ、桐林

赤岳西壁主稜:ニキ・ヤマモト

 

中山尾根、大丈夫かな…と思いながら、中山乗越で準備。

トポだと、上部岩壁の方が難しそうだから、最初のピッチだけリードかな…。

と思っていたら、最初のピッチが核心!!直上フェイスが難しいね!

ボルトだけのところにハンガがあったら、思い切って体を上げられるんだけど…。

スギ氏にバトンタッチ。

そしたら、2p目まで継続し、下部岩壁終了。

易しいラインではなく、難しいラインを選択し、フォローで登ったら感心するしかない。

こっちから登ったほうが簡単なのになぁ…。

 

上部岩壁までは、コンテ。

中山尾根に行ったとは言えない状況になるため、桐林リード。

ハーケン主体のランナーが、豊富にある。

事前の調査不足で、被っているところがあることを知らなかった。

アックスの刺さりが良いため、足を少しずつ上げて、最後は両手プッシュで越した。

やっと終わったか…。と思っていたら、稜線までのピッチも意外と悪い。

トレースはないため、トサカ状の右か左か?と悩んだ末、左へ。

落ちないけど落ちれない…。プロテクションを丸い岩に徳利結びで。おまじないかな!

 

最後はトサカに跨がり、確保。

落ちないとはいえ、最後のトラバースも緊張。

意外とは意外。こういうクライミングも楽しいかもしれない…。北西稜が気になる。

行者には18時前に着。そこからは、なぜか皆バラバラに、ベースへ。殿は、桐林。

暗い星明かりの中、1人でベースに向かうも、感傷的に…。

朝からの悪夢と喉の痛みが、ここへきて苦しくなった。

 

3日目:

摩利支天に行く予定だったが、桐林体調不良ということもあり、再度大滝に。

各自1本リードし、帰宅。

 

 

1日目:南沢大滝 30m 中央をリードするヤマモト。若手のホープ。

 

スギ氏撮影

2日目:中山尾根 最初の1ピッチめ。悪い悪い…結局スギ氏に超えてもらう…。

正規は、右に回り込んだ凹角。

 

2日目:中山尾根 下部岩壁の上の雪稜。

 

 

スギ氏撮影

2日目:中山尾根 上部岩壁核心ピッチ。被っているところがあるとは知らず…。

この後は継続して桐林リード。

稜線手前のピッチは簡単だけど、プロテクションが取れず冷や汗。

 

【アイスクライミング】広河原沢右俣クリスマスルンゼ・左俣見晴ルンゼ

2024年12月21、22日土日

ルート:八ヶ岳 広河原沢右俣「クリスマスルンゼ」・左俣「見晴ルンゼ」

参加者:ニキ・山本・ハマ、桐林

 

クリスマスということで、よく行っているクリスマスルンゼに行ってきました。

どうしてか、今回で3回目。

名前に魅せられ、行きたくなってくる不思議。

八ヶ岳の有名どころとは違い、駐車料もかからず、敷居も低い。

 

アイス初心者3名だが、ボルダー4級以上、リード12a以上となると、アイスクライミングでも通用する。

フリーで超えられそう?と思う場面でも、どんどん付いてくる………。

何年か前の自分と重ねてみると、進歩が早いなぁ…と、出来が良い生徒に対する先生の気持ちがものすごくわかる…。

 

負けん気が強いメンバーだけに、どんなにパンプしても、アックステンションをしない彼らを見ていると、

ものすごくがんばっと言いたくなる。

 

初日は、思い思いに暗くなるまでクリスマスルンゼの2段目を堪能。

5パーティほど、この滝を登った。

 

2日目は、見晴ルンゼに。

最後の滝でトップロープ、リード、V字スレッドの構築と自分が試したいことをやった。

山本は旋盤技能五輪に出ていた?ため、V字スレッドを一発で決めていた…。

ソロイストをはめながら…。普通にやってのけるから、すごい。

 

クライミングスキルを既に超えている2人がいるため、

生活力と山行能力をいかに付けられるか、そんなことを考える山行でした。

自分より優れているところがある人を教えるって、本当に大変でもあるが楽しみでもある不思議。

 

クリスマスルンゼ1段目

 

クリスマスルンゼ2段目 最後の80-85°の6m

山本はフィックスロープで、カメラマン

 

見晴ルンゼ 三俣の綺麗に凍っている 15m トップロープ・リード、V字スレッドの構築

 

見晴ルンゼ 1段目と2段目を合わせると、35m程度

初心者のリードにうってつけ

 

【アイスクラミング】八ヶ岳 ジョウゴ沢・ショートそうめん流し

2024年12月14, 15日土日

参加者:草ぴょん・山本・ニキ・桐林

1日目:ジョウゴ沢、2日目:ショートそうめん長し(南沢大滝人多く、摩利支天に向かうもルート間違い)

 

2日間とも日帰りで計画。

山本氏とニキ氏は、ほぼアイスクラミング初めて。

しかし、インドアで12を登れるだけあって、乙女の滝をトップロープでトップアウト…。

桐林は、11台を抜けきれず、初めてではないのに、テンテンでトップアウト??

さすがは、草ぴょん氏はリードでトップアウト。ドキドキ。最初にここを登らせるとは、2人の成長にも良い刺激となった。

 

2日目は、南沢大滝。と思いきやパーティに占領されており、摩利支天に転向。

誰も概念図をまともに読んでいなかったため、2時間ぐらいのロス。

どん詰まりに行き、ようやく撤退。

降りてきてから、よ〜く概念図を見て入った沢も終わってみれば、違う滝だった。

しかし、ガイドブックにはないその滝も登ってみれば、80m。

気持ちの良いマルチピッチができ、降りる理由も見つかった。

 

クラミングができる奴は、アイスもできる…。今回もまた楽しい山行でした。

待ちは寒い。

 

 

ジョウゴ沢 乙女の滝 15m

グッジョブ草ぴょん。ランナウト気味に登れるでっかい心臓が羨ましい。

 

ジョウゴ沢 乙女の滝の前の函手前 良い雰囲気だ

 

2日目

ショートそうめん長し 80m 記録なし(2180m 付近から登山道を外れる。顕著な平な氷が張っている場所)

マルチピッチにぴったりの滝。今回は、左俣だが、右俣の方が長いかも。ただし雪に覆われているため、脆い可能性あり。

 

南沢大滝 パーティが占領…………。

入りこむ隙は…。

 

【アイスクライミング】裏同心ルンゼ

2024年12月7日土曜日

ルート:赤岳山荘 - 赤岳鉱泉 - 裏同心ルンゼ - 大同心稜 - 赤岳山荘

参加者:桐林・ニキ

 

スキーの計画が流れ、アイスに移行。

今年の冬は、三峰川岳沢ということで、気持ちも引き締まってきた(後日談)。

赤岳鉱泉のブログで11/30時付で、登れるという情報があったため、安心して行ってきました。

 

当初は、テント泊の予定で遅めのスタート。

10時30分ごろ、F1。

トップロープを張っていたお兄さんたちによると、先行者が遅く1時間待ちでやっと登れたとのこと………。

遅くきて正解。

 

オールリードで桐林が引っ張った。

アックステンションしてしまったが、成長を実感した。胸より上でスクリュー回しちゃだめだ。パンプする。

 

寒さで写真を撮る余裕がなく、記録しては曖昧なものになってしまった。

だけど、久しぶりに山に入り、寒い寒いと言いながら、登った山は、楽しかった。

全身の細胞たちが働き、前へ前へと進む、熱い生命力が心地よい。

 

F2 3段

 

 

F1 15m 左壁側はまだ薄い

 

 

裏同心ルンゼのどん詰まり 左岸のF6沿いを行った方が詰めやすい

 

【沢登り】大菩薩嶺 小室川谷

日付:20240713-13

ルート:

1日目:泉水谷 -  小室川谷出会 - ジャヌケ沢出会手前泊

2日目:泊地 - 大菩薩峠-大菩薩嶺稜線 - 大菩薩嶺 - 丸川峠 - 泉水谷

参加者:桐林OB・ニキ・スギ

 

最初の3m次の4m滝 久しぶりでドキドキクライミング

 

近頃、内外のクライミングをしているものの、いまいち。

暑い日常が続いていたため、気分転換を兼ねて、沢へ行こう。

沢で泊まりたい、手軽に。

東京周辺の沢に載っていた大菩薩嶺の小室川谷。

「これが沢登りワールドだ、と言える大菩薩を代表する沢」に騙されて?行ってきました。

 

 

 

1日目:

1週間前の天気予報からも、雨マークがつき、大丈夫かな。。。と眺めていたものの、

土曜日の日中は持ちそうだ、ということで出発。

 

ゲートから林道を40分ほど歩いておかしいぞ?

小室川谷の看板がなくなっていた…ため?一回スルーしてしまった…みんな見てくれ…。

釣り橋もなくなっていた。

小室川谷出会に10時過ぎ入渓。

単調な歩きと思いきや、最初の4m滝。

右に残置ロープがあるものの、気合を入れるため左壁から。案外深くない。普通に突破。

勢いに乗りどんどん滝を越す。

 

プチゴルジュ帯も進み、泳がないで普通に越した(はず)。

 

いよいよかぁ、S字狭。威圧的な最初の滝をニキさんに少し泳いで左からへつって越してもらう。

そこまで悪くない。

特に問題なく突破。こりゃあ、時間がかかるぞ!っと、1人ビビっていた。

 

石門手前のCS8mは、少し泳いで右に垂れている残置ロープから乗り越えた。

左の残置はかなり悪そうだったため、正解?

 

その後は、せかせか気味で進み、小室ノ淵に。

 

 

 

最初の3mCSは、左の壁つたいに泳ぎ、左のバンド帯をそろそろ登り突破。あれ?あんまり泳いでない?

 

 

次の滝は、ボルダームーブ満載で、ツッパリからの右岸に乗り移り突破。

外岩では、ダメだけど、こういうのはできるんだよなぁ…。

水の中のスタンスを見つけ出せれば、いいんだよね。

 

その後は惰性でどんどん登った。

 

10mの滝を右岸から巻き、そこから見える4段40mナメ滝に歓声。

最後の落口もそうだが、ツルツル。残置は使わずに使わずに突破。

 

もう終わりにしてくれ…と思っていたら、出た。2段20m。

1段目の右壁を登ったら、落口ツルツル…ドキドキしながら乗り越す。

2段目は左岸の土の階段状を巻いた。

 

↓ 2段20m 画像を参考に。思っていたよりデカい。

 

 

 

もうやめてくれと思いながら、ジャヌケ沢手前の林業小屋跡地に泊。

15時半過ぎ。これを日帰りはなかなかハードだなぁ。

 

 

2日目:

雨も降らずじまいで、朝を迎えた。

6時半出発。あとは足を前に進め、稜線に8時半。山頂は9時。

丸川峠を経由し、11時半にゲート前、終了。

 

軽めに見積もっていたのが、まさか料理満載、これぞ沢登り!な1泊2日の沢登りでした。

スマホ故障で、画像が、パあー。

 

画像はこちらを参考に ↓ 

 

 

 

 

 

 

 

【山スキー】新穂高 - 雲の平 2024/05/02 - 05

日付:2024/05/02 - 05の4日間 (予備日:5/6)

ルート:

 1日目:新穂高温泉駐車場 - ワサビ平小屋 - 小池新道 - 大ノマ乗越 - 双六谷泊

 2日目:泊地 - 双六小屋 - 夏道ショートカット - 岩苔乗越 - 祖父岳 - 雲の平泊

 3日目:泊地 - 祖父岳 - 三俣山荘 - 夏道ショートカット下部 - 双六小屋 - 双六谷泊

 4日目:泊地 - 大ノマ乗越 - 新穂高温泉

参加者:桐林・入江

 

3日目朝、静寂に包まれた雲の平を立つ

 

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2年前に、知り合いの女性の方がブナ立尾根から水晶岳往復した際、

黒部源流に多くのスキーヤーのシュプールとシール跡があった話を聞いた。

高天原温泉にスキーで入っているらしい…いつかは行きたい。

そんな思いが今回を実現させた。

計画的には、4日間で完結させることは難しそう。

それなら、黒部源流の秘境、雲の平へ行こう。

山スキーで、初めての北アルプス。

ドキドキとワクワクで、ビクビクしながらツアーしてきました。

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1日目:快晴

新穂高に6時集合。

荷物整理で7時半ごろ、新穂高観光案内所を出発。

初日でスキーも担ぎ重い…。

大ノマ乗越が見えたあたりから、スキーブーツに履き替えようか迷うところが出てきた。

一番大きいデブリを過ぎたあたりで履き替えた。

 

抜戸岳からのデブリが慣らされていたり、そのままだったり、歩きにくい。

林道が左岸側に渡って、少ししたらシール歩行。見当を誤り、一回だけ脱いだ。

 

大ノリ乗越を超えていく人たちが多く見えるが、なかなか近づかない。

 

乗越まであと少し

 

13時を超えて、大ノリ乗越に。十分に休んだのち、滑走。

 

入江氏が大ノマ乗越を双六谷へむけてダイブ 最初から豪快にターンする

 

ジャンケンで勝った入江氏がダイブ。見えない谷間は十分大丈夫とのことで、桐林も滑走。

水の音が響いていたが、谷とついているだけあって雪が豊富に残っていた。

 

 

栄養と睡眠不足でヘロヘロなため、水を取れる場所で幕営。

明日はどこまで行けるだろうか、不安を抱えながら就寝。

 

 

2日目:快晴に次ぐ快晴

4時半起床、6時過ぎ出発。

まずは双六小屋へ。

双六岳と南峰の間の沢との分岐で、最後の双六谷の沢を汲んだ。

しばらく、入江氏のシール修理で休憩。イワヒバリが朝のあいさつで飛び回っていた。

 

その後は、夏道のショートカットを進み、

丸山東尾根のトラバースでハイマツブロックにあい、板を外した。

 

三俣蓮華への分岐付近から

その後は順調に進み、岩苔乗越に向け、黒部源流へダイブ。

標高を落とさないようにトラバース。

 

岩苔乗越 黒部源流が目の前に

 

岩苔乗越へ 遠望した時よりも傾斜はない

 

トラバースボトムで左を向くと、ベースでゆっくりしているスキーヤーと目が合った。

朝早く、祖父岳南面を落としたようだ。

 

黙々と乗越へ。遠いなぁ。カール状になっている箇所を左に巻いていき、祖父岳へ。

シールで無理やり登り、頂上へ。

 

祖父岳頂上で、槍ヶ岳をバックに

 

その後は、お楽しみの祖父岳北面の滑走。

入江氏に譲り、広大なバーンを気持ちよさそうに…。たまらん…。

この雄大な景色、シュプールのついていない雪面に刻んでいく。

 

祖父岳北面 薬師岳をバックに 雲の平にダイブ

 

あんなにも、祖父岳周辺で泊まりますか、と泣き言がどこへ行ったのか。

トボトボ、歩き、雲の平山荘へ。

 

 

無風、静寂。

ポツンとある、山荘。

 

 

途中で辞めなくてよかった。

ゆっくり、酒を飲みながら、振り返った。

 

 

3日目:快晴!!!

 

朝、祖父岳へ カチカチバーン クトーがよく効いた

 

前日にシャリバテ気味を挽回するため、モンベルリゾットを朝夕合わせて7袋平らげた。(3500円かよ!)

その効果か、どんどん標高を上げ祖父岳。

お楽しみになるかな〜どうかな〜っと、ジャンケンに勝った桐林が滑走。

9時前。ドキドキで滑り出し。カリカリカリ。あっ。これは…。

慎重に黒部源流へ。トラバース気味に岩苔乗越方面に行ったあと、ターンを決める!

カリカリと縦溝にビクビク。

やっと降りてきた…と安堵の滑走?降りたのが正解な表現。

 

三俣山荘へ向け、シール歩行。

 

三俣山荘から、槍ヶ岳をバックに

 

ソロの方に写真を撮ってもらい、ゆっくり寛いだ。

一昨年の夏には、伊藤家3代目と楽しく話したことを思い出した。

最近は山に上がっているだろうか…。

 

双六東面のどこかの沢に入ろうとするも、急傾斜すぎてダメ。

丸山の東尾根のトラバースをしようとしていたら、室堂からオートルート中のソロの方と出会った。

 

丸山東尾根を見つめて この沢はトラバースできるだろうか… 結局出来ずじまい

 

薮を掻き分けて、夏道切れ目に。

対岸の尾根に行けるでしょ、と言うことで入江氏が滑走トラバース。

イケた。

少しツボ足で登り、さらにトラバース滑走。

次は桐林で…と言い出したものの、次の尾根に届かないとなると、大変だ。

思ったより手前の谷が急傾斜で、標高を落としてしまった。

 

微妙なトラバース 地形図では判断つかない

 

双六小屋から直に落ちている谷、モミ沢に到着し、安堵。

このままここで泊まるよりは、上へ上がり双六谷に泊まろう、ということで、さらにトラバース滑走。

 

この時から視線を感じる県警?のヘリがホバリング。

機首がこちらを向けてじっとしているけど…遭難疑いかけられていないよね………。

 

しばらくした後、飛び去っていった。

14時ごろ、双六谷へ。

 

 

4日目

不安だった大ノリ乗越の登り。

大丈夫かな…。

 

最初からアイゼン、シートラで。

徐々に標高を上げていく。最大斜度35度ぐらいだろうか。

 

怖い…。

全然問題ない、角度だけど、アルパインをやっていないせいか、疲れた。

 

 

1時間ぐらいで乗越に。

最後のジャンケンは負けられない!!!

 

桐林先行で、ダイブ。

初めての北アルプス、山スキー。

 

重い雪で足がクタクタ。

どんどん、林道へ落としていく。

 

あれほど、汗だくで登った斜面を一瞬で

 

 

学びが多い山行となりました。

思い切った軽量化で、2人ともザックは60リッター以下。

重さは15kg前後。

 

サーマレストの一番暖かいエアマットであれば、シュラフはモンベル#5で大丈夫。

積極的にフリーズドライにして、あと1日は問題なかった。

 

でも、行動食が少なかった。

山行に向けて、エネルギーを貯めていなかったため、気力が湧かない。

 

高天原山荘を遠望した時、あそこか…と思わずため息が出てしまった。

今後も、この山域を楽しんでいきたいと思います。

 

参考図書とURL:

 

 

 

 

こちらは、行ったあとに。

黒部源流へまた行きたいですね。

 

 

【山スキー】富士山 須走口 4/28

日付:2024年04月28日

ルート:須走口5合目 - 9合目(最後から2番目の鳥居 3680mまで)

参加者:桐林

 

砂払い5合目を過ぎて 富士山を遠望

 

快晴

ヤマテンの予報より、アザミラインが開通後、ベストコンディションの週末が期待されていた。

日中の気温が3℃!風も5m以下!

春の合宿を前に、足慣らしに行ってきました。

 

今回は、3690m → 2360 mまで滑走可能でした。

2022年04月30日の記録:https://www.hamarou.com/plan-result/2022/220430fuji.pdf

 

朝3時過ぎ、浜松を出発。

須走口に6時過ぎ到着。日が高く、焦る焦る。これは暑い。

 

5合目でもうすでに汗だくで、水を2リッター持ってきて正解。

夏の下山道を周辺をチョコとチョコ歩き、3000m付近で大休止。

途中、歩くスピードが明らかに早い二人組に追い立てられるように上がった。

しかし、標高を感じさせない、スピード瞬く間に頂上へ。あれは一体何だったのか。。。

 

3200 m付近。 25度ぐらい? ものすごいスピードで上がっていく二人組

 

3000 mからは、アイゼンに切り替えた。スキーアイゼンあれば登れたと思う。

北岳よりも高い、なんて励ましたものの、やっぱり辛い。

ここから何度も足を止めて少しずつ伸ばした。

 

3690m付近。頂上は諦めて、最初のシュプールをここの面に…。

 

頂上直下まで来たものの、辛い。ぼーっとする。

下を見ると、誰もいない???

この斜面に決めるチャンスかと、そそくさと滑走準備を始め、ドキドキのワンターン目!!!

 

これだから、辞められないね。

バカすか、スピードを上げて、あっという間に 3000m, 2600m...

 

ザラメのコントロールしやすいです斜面が続き、最後は湿雪のスプーン。

ベストだ。

今までで、一番、気持ちがいい。

 

5合目で凱旋気分の歩き。

今日も安全に滑ってこれました。