【アイスクラミング】八ヶ岳集中合宿 南沢大滝・中山尾根/赤岳主稜 | 群馬境町山の会 "SAKAIMACHI Alpine club"

【アイスクラミング】八ヶ岳集中合宿 南沢大滝・中山尾根/赤岳主稜

2025年01月03日 - 05日

参加者:草ぴょん・ニキ・スギ・ヤマモト、桐林

1日目:南沢大滝、2日目:中山尾根 / 赤岳主稜 2パーティ別行動、3日目:南沢大滝

 

岳沢は来年に…ということで、今回は全メンバの経験値を上げる!八ヶ岳合宿!

30代前半4名 (桐林も、もう三十路) と、20代後半1名のゴールデンメンバとなっている。

会員ではないが、若い連中だけでワイワイできるのは奇跡に近い。

 

1日目:

前回は、占領されていた大滝もまばらな人出で、一番易しい左のラインと中央ラインをそれぞれリード。

桐林以外はアックステンションなく、乗り越す。

真ん中にロープをフィックスし、それぞれのクラミンングフォトセッションした。

いつも撮ってくれるヤマモト君のため、カメラを借りて撮影。

インスタのアイコンがそれらの中からの写真に変わっていたのが、ちょっぴり(結構)嬉しかった。

各自2本以上を上り、撤収。

 

2日目:2パーティに分かれ、アルパイン。

中山尾根:草ぴょん・スギ、桐林

赤岳西壁主稜:ニキ・ヤマモト

 

中山尾根、大丈夫かな…と思いながら、中山乗越で準備。

トポだと、上部岩壁の方が難しそうだから、最初のピッチだけリードかな…。

と思っていたら、最初のピッチが核心!!直上フェイスが難しいね!

ボルトだけのところにハンガがあったら、思い切って体を上げられるんだけど…。

スギ氏にバトンタッチ。

そしたら、2p目まで継続し、下部岩壁終了。

易しいラインではなく、難しいラインを選択し、フォローで登ったら感心するしかない。

こっちから登ったほうが簡単なのになぁ…。

 

上部岩壁までは、コンテ。

中山尾根に行ったとは言えない状況になるため、桐林リード。

ハーケン主体のランナーが、豊富にある。

事前の調査不足で、被っているところがあることを知らなかった。

アックスの刺さりが良いため、足を少しずつ上げて、最後は両手プッシュで越した。

やっと終わったか…。と思っていたら、稜線までのピッチも意外と悪い。

トレースはないため、トサカ状の右か左か?と悩んだ末、左へ。

落ちないけど落ちれない…。プロテクションを丸い岩に徳利結びで。おまじないかな!

 

最後はトサカに跨がり、確保。

落ちないとはいえ、最後のトラバースも緊張。

意外とは意外。こういうクライミングも楽しいかもしれない…。北西稜が気になる。

行者には18時前に着。そこからは、なぜか皆バラバラに、ベースへ。殿は、桐林。

暗い星明かりの中、1人でベースに向かうも、感傷的に…。

朝からの悪夢と喉の痛みが、ここへきて苦しくなった。

 

3日目:

摩利支天に行く予定だったが、桐林体調不良ということもあり、再度大滝に。

各自1本リードし、帰宅。

 

 

1日目:南沢大滝 30m 中央をリードするヤマモト。若手のホープ。

 

スギ氏撮影

2日目:中山尾根 最初の1ピッチめ。悪い悪い…結局スギ氏に超えてもらう…。

正規は、右に回り込んだ凹角。

 

2日目:中山尾根 下部岩壁の上の雪稜。

 

 

スギ氏撮影

2日目:中山尾根 上部岩壁核心ピッチ。被っているところがあるとは知らず…。

この後は継続して桐林リード。

稜線手前のピッチは簡単だけど、プロテクションが取れず冷や汗。