2025年11月24日は振替休日、この日は杉山尚子(ts)と山内恵英(tp)がメインフロントを務める年に2回の「TheNAOKAYライブ」が渋谷・SEABIRDで開催される(*1)。いつもライブは19時(午後7時)か19時半~だが、この日は祝日なので15時~17時(午後3時~午後5時)と“真っ昼間のライブ”だ

昼間といえどもいつもの「TheNAOKAYライブ」のフルメンバーが勢揃い。中川さん(pf)、榎本さん(b)、小島さん(ds)の磐石のリズムセクションに、フロント陣もなおけいコンビに加えて岩井&加藤の“古狸チーム”、ヴォーカリストも出雲井さんにマッキーに私と3名、豪華絢爛てんこ盛りだよーん。

いつもの夜ライブなら夕飯食べてお酒飲んでという人も午後3時だとお茶の時間かも知れない。SEABIRDはジャズ喫茶だからコーヒー(500円)もあるが私のおススメはホットココア(600円)!(*2)マスターがココアパウダーから1杯ずつ鍋で作るから本格的、インスタントとは全然違って旨いんだなぁ。

11/24は今月2度目の3連休の最終日だけどSEABIRDはいつもノーチャージ(オーダーのみ)!だからワンコインでジャズライブを聴きながら午後のティータイムを過ごしてはいかが?私はスティービー・ワンダーの「Stay Gold」(朗読付き)とフランス由来の「La Belle Vie」を歌わせてもらう予定。

ジャズ喫茶 SEABIRD(シーバード) ※予約不要
住所:渋谷区渋谷2-3-4 電話:03-3499-1890

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*1:前回の「TheNAOKAYライブ」は下記ブログご参照。
TheNAOKAYライブin渋谷⑦ | Saigottimoのブログ
*2:ココアもチョコレート(ドリンク)も原料は同じカカオ。オランダのバン・ホーテンがカカオ豆の脱脂方法を考案しココアを発明、肥満を避けたい女性に大人気だったという。それでもカロリーが気になる方は「砂糖控え目で」と注文を。

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2025年11月7日(金)、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション、今日はテナー・サックス奏者のジョー・ヘンダーソン特集。フロントの本多バンマス(tp)「う~ん、ジョーヘンはキャラに合わないなぁ」御子柴さん(ts)も「変だ損だというくらい曲が変なんだよねー、聴く分には良いんだけどねー」

傍から見れば「そんなに好きじゃないなら特集しなけりゃいいのに」と思うが、でも気に入った曲ばかり演奏していてはマンネリに陥るので、普段余り演奏しない曲だからこそチャレンジしようというバンマスの意図らしい。その点は2金の岩井バンマスもそうだが、これは長く続ける秘訣かも?

【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

最初の曲は「Punjab」、そして「Step Lightly」「Black Narcissus」「Mamacita」とジョーヘン三昧が続く。休憩後は、本多バンマスの知人が作って贈ってくれたオリジナル曲だという「One Light (by Shingo Hibino)」(本多一光なので)、とても良い曲だ。そしてヴォーカルコーナーに。


柳田さんは“彼女は僕のお気に入り”という意味の「My Kind of Girl」。柳田さんにはマイケル・ブーブレの明るい雰囲気があって楽しい。2番手は益田伸子さんでコール・ポーターの「Night and Day (夜も昼も)」。彼女の、いつもバース(前歌)から歌う姿勢はヴォーカリストとして見習いたいものだ。


3番手の私はカンツォーネの「Volare」(*1)。この歌は青空をテーマにしているので天高い秋空の10月に歌いたくなるが、今年は秋が来ないと思っていたら11月になってしまった。
♪Volare…2025年11月7日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪


4番手の中村美津子さんは“ただの友達よ”という男としてはガッカリな歌Just Friends」を軽快に歌うと、トリの大津晃子さんは映画「いそしぎ」の主題歌Shadow of Your Smile」をしっとりと。最後は特集に戻ってジョー・ヘンダーソンの「No Me Esqueca」で賑々しく終演となった。

※先週から私のスマホのストレージが満杯になってしまった。かろうじて録音はできたものの写真が撮れず、今回のブログはお店のママがタブレットで撮ってくれた写真やバンマスのプライベート動画からのキャプチャーなどで失礼させて戴きました。遂にスマホも買換えなきゃダメか…嗚~呼。
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*1:この楽曲については下記ブログご参照。
実はヴォラーレではなかった! | Saigottimoのブログ

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2025年11月2日(日)、カナダ・トロントでMLB(米メジャー野球)の頂点ワールドシリーズ最終戦が行われ(現地は11/1夜)、32年ぶりの制覇を目指した地元のブルージェイズをロサンゼルス・ドジャースが下し、4勝3敗で連覇を果たした。同シリーズMVP(最優秀選手)はチーム4勝中3勝した山本由伸投手。


【シリーズMVPとなった山本由伸 MLB公式サイトより】

今回のワールドシリーズでは山本の活躍が凄すぎて、流石の大谷翔平も霞んだ。全7戦の本シリーズで3勝0敗、防御率1.05、しかも第6戦で先発し6回96球投げ勝利投手になった翌日の第7戦でも9回1死1、2塁の場面から登板して2回2/3を無失点に抑えて2日連続勝利投手という伝説に残る離れ業だ。

活躍以上に凄いのが彼のコメントで「(俺が投げれば)負けという選択肢はない」「(完投するから)ブルペンを施錠しておけ」等々、米国では連日ニュースのヘッドラインになる。だが実直で控え目な彼がそんな言葉を吐くはずなく、これらは「山本の(言ってない)名言集」として大バズりしている。(*1)

なんでそんな事になったかといえば、一部は翻訳上のニュアンスの違いだが大半は面白半分のイジりだ。“不言実行が美徳”という文化がない米国では大口を叩いて実現してしまう奴がウケるのだ。山本は実績が凄いので、ならばビッグマウス・キャラに仕立ててしまえという算段だろう。(*2)

実際は「負けられない試合なので勝つ事だけを考えて投げます」とのコメントが「負けることは考えられない」と通訳され「負けという選択肢はない」という名言になる。上記のブルペン施錠の名言も「ブルペン(リリーフ陣)の負担を減らすため出来るだけ長く投げたい」というコメントが元だ。

  【左:スポーツ報知より、右:docomoニュースより】

米国では野球に「引分」はなく決着するまで戦う。延長18回に及んだ第3戦では前々日に完投した山本が志願してブルペン待機しその献身性が感動を呼んだが、ヤマモロは「いつまでダラダラやってるんだ。ブルペンの鍵を寄越せ、俺がこのクソ試合を終わらせてやる」と言った事になっている。(笑)

この「山本⇒ヤマモロ変換」はもはや“お約束”で「これ以上失点する訳にはいかない(失点時の回想)」「これが今日お前らが得られる唯一の得点だ」、「明日(第7戦)はベンチで応援したい」「明日は俺が投げるまでもない」、「(連投勝利は)野球少年に戻ったようです」「小学生の俺でも抑えられた」と、ビッグマウスぶりがどんどん加速している。(笑)

我々日本人は真面目で謙虚な山本を知っているが、知らない米国人は真に受けるらしい。見るからに悪そうな奴ならともかく「ピンチでも表情ひとつ変えない、あの柔和で小柄な男がそんな大口を叩くなんて...」と逆に恐れおののき「こいつはサイコパスか」とギャップにビビるというから大笑いだ。

  【左:MLB公式Xのホラー画像、右:名言Tシャツ

これにMLB公式サイトが悪ノリしハロウィーンにかけてホラー仕立ての山本の顔写真を掲げた事もあり、トロントの野球ファンは「ヤマモロ以外は全て攻略したのに、なぜ今日も奴が...?」「一生ヤマモロの悪夢を見そうだ」と、もう笑うどころか恐怖がトラウマ化しているという。(笑ってゴメン)
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*1:MLBは「Losing isn’t an Option (負けという選択肢はない)」という彼の名言をプリントしたTシャツを公式グッズ化している。
*2仕掛け人の一人は彼と親しい同僚のキケ・ヘルナンデスで、記者に「山本はこう言ってたよ」と面白可笑しくイジってキャラ立てをしているようだ。

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石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「憑依者は花の女子高生」に出演させて戴いた。これはイタコ探偵シリーズの第7弾(*1)である。石貫さんには「今回は本当に無茶振りでスミマセンねぇ」と言われたが、私は第1弾で既に動物まで演じているので「そんな、いまさら...ねぇ」という感じだ。

という訳で、このブログの表題の問いに答えるならYesである。正確に言えば「ホン(脚本)に書いてあれば役者は何にでもなれる」のだ。但し役者本人が「なったつもり」でも「実際になっているかどうか」は別の話で、それは役者の技量にもよるし、最終的にはお客さんが決めることである。

私のようなトウシロのナンチャッテ声優が言うのはなんともおこがましいが、声優は声だけとはいえ逆に声で全てを表現する俳優でもあり役者としてキャストに成り切るので、脚本にさえ書いてあれば、声優は詐欺師にも妖怪にもなれるし、どんな偉業も悪事も平気でやれば、空だって飛べるのだ。

ただ、お客さんがそう感じてくれなければ「脚本」か「配役」か「演技」か、そのいずれかの問題で芝居として成立しない事になる。今回、イタコ探偵のオッサン(役の私)は女子高生になった(つもりでいる)のだが、実際になれたかどうかを判断するのは貴方を含むお客様お一人おひとりである。

●「憑依者は花の女子高生」【33分間】クリック!
■スタッフ

脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
■キャスト
ナナオ、エンディングナレーション:月宮はる
千春の母:山木梨花
和也、居酒屋の店員:能登洋宇
喫茶店の店員、観光船の添乗員:​中田真由美
卵朗:Saigottimo (開始から1分過ぎに登場)
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*1:これまでのイタコ探偵シリーズは下記ブログご参照。
イタコの探偵は一人5役ですよ | Saigottimoのブログ
安心して下さい一人1役ですよ | Saigottimoのブログ
宝の地図巡るイタコ探偵第3弾 | Saigottimoのブログ
シリーズ第4弾イタコ探偵里帰り | Saigottimoのブログ
イタコ探偵第5弾はドタバタ劇 | Saigottimoのブログ
“女手一つ”はいずれ死語になる? | Saigottimoのブログ

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2025年10月25日(土)、朝から小雨が降りしきる中、多摩中央図書館のイベント「音と楽しむ おはなし会」(*1)に出演させて戴いた。私はイベントを企画した絵本セラピストの中田(なかだ)真由美さんからお声掛けを戴き、絵本「ラブレター」のおじいさん役を仰せつかったのだ。

イベントは14時から15時過ぎまでで、前半は、くすのきしげのり:作、松本春野:絵の「ライフ」「ラブレター」という絵本2冊の朗読、そして後半は、石貫慎太郎さんのギターとacoさんのアコーディオンのコンサートという2部構成。館内に設けられた50席ほどの客席は殆ど満席になった。

著者や出版社の協力も得てスクリーンに投影された絵を観ながら生演奏をバックにナレーションや登場人物の台詞が聴ける。後半のコンサートはこの絵本をイメージして石貫さんが作ったオリジナル曲や有名な映画音楽等をアコーディオンとギターの生演奏で聴けるという贅沢な趣向だ。

あいにくの天気だったが、この図書館は噴水もある公園にも面しており会場もガラス張り。外の緑と床の木目の美しさを愛でながらオトナのファンタジーで癒される。こんな素晴らしい空間が身近にあるこの街の人々のなんと恵まれたことか、と憧憬の念を抱いたイベント体験だった。

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*110/25多摩市で絵本を読みます | Saigottimoのブログ

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今週末(10/25)からワールドシリーズも日本シリーズも始まり、いよいよ野球シーズンも最終章に入った。ドジャースはポストシーズンに入って9勝1敗と絶好調で勝ち進んでおり、特にリーグ優勝決定シリーズは4連勝と圧倒的だった。ワールドシリーズもブルージェイズに圧勝するとの前評段だ。


なかでもリーグ優勝を決めた10月18日(日本時間)のブルワーズとの第4戦では、大谷翔平が投手として先発し6回0/3を10奪三振の無失点で勝利投手となった上に、打者として3本のホームランを放つというMLB(米メジャーリーグ)史上、前人未到の大活躍で、同シリーズのMVPに輝いた。

これはベーブ・ルースも成し得ていない“伝説的な偉業”だと米国内でも称賛されていた。私も「それはそうだろう、そんな二刀流の選手は過去には世界中で誰も居ないのだから」と思ったら、なんとなんと実はその大谷を超える活躍をした選手が日本に居たということをネットの情報から知った。

 【上段:大谷翔平(MLB公式)、下段:堀内恒夫(時事通信)】
それは読売ジャイアンツの堀内恒夫投手(後に監督、参議院議員)である。堀内投手は入団2年目の1967年(昭和42年)10月10日の広島カープとの第22回戦で、投手として先発しノーヒット・ノーラン(無安打無得点試合)を達成(*1)したその試合で、打者としても3打席連続本塁打を放っている

投手としては同じ無失点ながらも大谷が6回0/3で被安打2なのに対し、堀内投手は完封(無失点完投)して被安打0だし、打者としても大谷が3打連続本塁打(途中に四球あり)だったのに対し、堀内投手は3打連続本塁打で4打席目もヒットを放ち4打席4打数4安打だったというのだからビックリだ。

この記録はMLBではなくNPB(日本プロ野球機構)だったという違いはあるものの“伝説的な偉業”とまで賞賛された1試合での活躍ぶりでは大谷翔平を完全に凌駕しているではないか。堀内投手は日本シリーズで1試合2本塁打を記録したこともある(*2)し、また引退試合でもホームランを打っている。

彼は巨人V9時代のエースだった(通算203勝、本塁打21本)が、寮の門限破りの常習犯など武勇伝も多く“悪太郎”の異名もあった。今回の大谷の活躍によってもっと注目されてもいいと思うのだが、なぜ国内メディアが今もご存命(77歳)の堀内氏をフィーチャーしまくらないのか不思議である。
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*1ノーヒット・ノーラン達成者一覧(NPB公式Web)
*2:1973年(昭和48年)南海ホークスとの第3戦で投げては完投勝ち、打っては2本塁打を記録。このシリーズ(5試合)で堀内投手は、3試合に登板して2勝0敗、防御率0.91。打っては7打数3安打、2本塁打、4打点の大活躍で第2戦では決勝打も放つ。第5戦では胴上げ投手となり、シリーズMVPも獲得。

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石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「天国のあなたへのご報告」に出演させて戴いた。これはイタコ探偵シリーズの第6弾(*1)だ。今回はイタコ抜きの本格的な探偵業に勤しむハードボイルド?な夏目卵朗の仕事ぶりも描かれているが、イタコ探偵としては女手一つで娘を育てた母親が依頼人。


と書いてきて“女手一つ”という言葉に違和感を感じた。社会で稼ぐのは男だけという昔ならいざ知らず男女雇用機会均等法で女性が就けない職業は殆ど無くなった。今や両親が共働きで子育てするのは当たり前で専業主婦の方が稀有になったし、寧ろ男性が独りで子育てする方が大変そうな世の中だ。

今でも「男手一つでよく子育てしましたね」などとは言われるが“女手一つ”はいずれ死語になるかも?とはいえ今回は過去の話なので涙無くして語れず聴けない話だ。出演者として参加した私自身、母親の手一つで育てられたし、またこの歳まで健康で生きて来られた幸せを改めて実感させられた

●「天国のあなたへのご報告」【約30分間】クリック!
■スタッフ

脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
 エンディングテーマ:「Ciel
  歌:Mitsuyo
  作詞/作曲/編曲:石貫慎太郎

■キャスト
ナナオ:月宮はる

伊織:山木梨花

達也:能登洋宇

サツキ、エンディングナレーション:​中田真由美

卵朗:Saigottimo (開始2分半頃から登場)

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*1:これまでのイタコ探偵シリーズは下記ブログご参照。
イタコの探偵は一人5役ですよ | Saigottimoのブログ
安心して下さい一人1役ですよ | Saigottimoのブログ
宝の地図巡るイタコ探偵第3弾 | Saigottimoのブログ
シリーズ第4弾イタコ探偵里帰り | Saigottimoのブログ
イタコ探偵第5弾はドタバタ劇 | Saigottimoのブログ

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2025年10月3日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。今月はジェリー・マリガン(*1)の曲特集なのでテナー・サックス奏者の御子柴さんもこの日はバリトン・サックスを持ち、「Apple Core」「Festive Minor」「Line For Lyons」「Theme For Jobim」「Barks For Barkdales」と続く。

【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(Bs)】

セッション参加者も上代さん(ds)が途中で加わり、休憩を挟んでノブ高橋さん(as)が「Up Jumped Spring」と春の曲、そしてヴォーカルタイムはマッキーこと牧かおるさんの「Flamingo」に続いてセッション参加者のヒダマリさんが「‘Tis Autumn」(*2)と、今度は秋の曲になった。


3番手の私は先月マッキーが歌った「Someday My Prince Will Come (いつか王子様が)」を初演した。この曲は1937年のディズニー長編アニメ映画「白雪姫」の挿入歌だが、マイルス・ディヴィスビル・エバンスの名演等があり、ジャズの世界でもスタンダードとして定着している。

3/4拍子もしくは6/8拍子のジャズワルツとして美しいメロディーなので私は大好きなのだ。そしてジャズスタンダードはその8割が色恋モノで、heとshe、boy (man)とgirl (lady)を入れ替えれば男でも女でも歌えるのだが、この曲は“男は歌えない歌”だと思って今まで諦めて来た

何故なら「いつか私の王子様が迎えに来るわ」という歌詞を男女置き換えて「いつか私の王女様が迎えに来るよ」ってのはヘンだからだ。ところが私のMCの師匠でもある大津晃子さんにそれを話したら「一人称でなきゃいいんじゃない?」と言われ「なるほど、その手があったか!」と膝を打った。

というわけでIをyou、myをYourに替えて二人称で歌った。
♪Someday My(Your) Prince Will Come (いつか王子様が)・・・2025年10月3日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪
御子柴さんも「そうか、I よりyouの方が多くの人の幸せを祝う歌になるね」と言ってくれたから、まあ成功だろう。

ところが実際に歌ってみるとまるで納得出来ない。そもそもこの王子は仮死状態の素性も知れない娘を一目見ていきなり“I Love You”と囁きキスするなんて余りにも軽率だしチャラ過ぎやしないか?それに舞い上がる白雪姫もどーかと思うわ、結局イケメンで王子だったら誰でもイイのかよ?

4番手は先月欠場した柳田(やなだ)さんが本多バンマスのアレンジで「On A Clear Day」、ヴォーカルのトリは大津さんで「Too Marvelous for Words」。ノブ高橋さんの「Stars Fell on Alabama」を挟み、最後はまたジェリー・マリガン特集に戻って「Who’s Got Rhythm」で終演となった。

帰途、私は「どうしても白雪姫に納得がいかない」と大津さんやマッキーに訴えると「いやいや、それは“夢見る乙女”だから...」とか言う。私も乙女のロマンチックな歌だと思っていたのだが、いざ歌う側になるとそんな美しいものではなくドロドロの欲望剥き出しとしか思えなくなってしまった。

私は常々“少年の心を忘れない大人”でありたいと思っているので「子供向けのお伽噺だから」と済ませるのではなく大人になって得た知見もフル稼働して本気で考えたいのだ。そう考えれば、お妃様だってさぁ、毒リンゴを喰わせただけでトドメを刺さなかった点はツメが甘過ぎるよねぇ?
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*1:ジェリー・マリガンはアメリカのジャズ・ミュージシャン (バリトン・サックス奏者、ピアニスト)、作曲家、編曲家。1996年68歳没。
*2:tisは英語の古語で“it is”の意。「'Tis Autmn」は「It is Autmn (これぞ秋)」という意味のタイトル。アイルランド民謡の「Dany Boy」の歌詞にも“Tis You~”とある。

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2025年9月23日(祝)、板橋区立文化会館オーケストラアンサンブル豊島第36回定期演奏会を聴いた。このオーケストラに知り合いは居ないが、以前に知人が客演した際にご招待されて聴きに行き、以降は楽団からご招待ハガキが送られてくれるので都合が付く時は聴きに行くことにしている。

  【板橋区立文化会館大ホール 写真:公式Web

この日のメインはチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」(*1)。私は余りクラシック音楽に詳しくはないがチャイコフスキーの交響曲は比較的好きで、なかでも最も好きなのは第4番だ。あのさざ波のようなピッチカートの第3楽章から怒涛の第4楽章でのフィナーレは圧巻で大音量で聴きたくなる。

チャイコフスキーの4番に限らず、誰の交響曲でも大抵4楽章構成で最終楽章はAllegro(速く)でジャジャーン!と終わるものが多い。そして第2楽章はAdagio(ゆっくり)で”緩徐楽章”などと呼ばれる。しかしこの6番「悲愴」は真逆で、第2第3楽章がAllegroで最終楽章がAdagioになっている。

しかも最後は消え入るようにピアニシモで終わる。昔聴いた時は「なんじゃ、こりゃ?」と思ったが今日は心に沁みた。そうか、交響曲を人生に例えれば壮年時に華々しい活躍をした人も最期は静かに息を引き取る。特に最後のコントラバスのピッチカートが絶えるところは鼓動の停止を想像させる。

この曲の初演から9日後に53歳で急死した本人をして最高傑作と言わしめ、“作曲家自身による遺書”“19世紀ロシア・ロマン派芸術の到達点”(*2)とも称される「悲愴」。う~ん、ということは私も遂に人生の最終章に入ったという事か、と爽やかな秋風に吹かれながら、ふとそう想った。
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*1チャイコフスキーの交響曲第6番以外に、ベートーベンのピアノ・ソナタ第8番も「悲愴」と呼ばれている。
*2:オーケストラアンサンブル豊島のヴィオラ奏者、千葉元氏による当日のパンフレット解説文より。

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2025年9月22日(月)、築地から魚河岸が移設された東京・豊洲に昨年2月にオープンした「豊洲万葉の湯」に初めて入って来た。立地は築地の場外を引継ぐ食の市場豊洲千客万来」の中に建つタワービル。屋上には「横浜みなとみらい万葉の湯」と同様に展望足湯庭園があって景観が素晴らしい!

   【左:7階ロビーから、右:屋上足湯庭園から】
中学生から“半世紀以上のキャリアを持つサウナー(*1)”?である私としては、いずれ入湯せねばならないとは思っていた。私と同時期にカミさんから貰った割引クーポン券で一足先に行って来た長男から「親父も行くべきだ」と言われたのでクーポン券の期限が迫るこの日、ようやく行く事にした。

長男も私も様々な温浴施設を体験した(*2)が「万葉の湯」は湯河原や箱根湯本から毎日タンクローリーで温泉を運んでおり泉質は確かだ。またタオル等のアメニティや休憩室も充実しているのだが、ややお高いのと我が家からは横浜(みなとみらい)まで足を運ばなければならないのが玉に瑕だった。

今回クーポンで3850円の日帰り入館料が770円引きになるのに加えLineで新規会員登録したらさらに200円引きの2880円になった。また自家用車がない場合、立地が厳しいが新橋(汐留)と門前仲町から無料シャトルバスがあるのは助かる。今回私は大江戸線汐留駅から無料シャトルバスを利用した。

屋内には通常の温泉とナノバブル炭酸泉、露天風呂は眺望が抜群。「ドライサウナ」は5段25人超の大きさでTVが観れるし「塩サウナ」と称するウエットサウナは塩に加えクレイパックとして白い泥を顔に塗れる、水風呂も大きい。特にこの日は露天の寝椅子での外気浴が最高に気持ち良かった

食事も豊洲市場だけに充実している。私はランチにサンマの塩焼き(880円)に一汁一飯、夕食はカツカレー(1200円)にクリームあんみつ(690円)にした。結局、10時に入って塩サウナ(15分)&水風呂、ドライサウナ(6分)&水風呂を各7セット浴びて21時まで存分に楽しませてもらった。

3か月間有効の半額券(1925円で入れる)をもらったのでまた来ようかなあ…とにかくビル10Fに相当する屋上の360度展望足湯庭園と6階の露天風呂からのレインボーブリッジ等を臨む眺望が素晴らしいので、気候の良い日があったら是非、また11月末迄には行きたいと思っている。
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*1:サウナーとはサウナ愛好家のこと。
*2:本件については下記ブログご参照。
タイ古式マッサージは痛くない | Saigottimoのブログ
東中野・松本湯は凄い銭湯サウナ | Saigottimoのブログ
サウナハット&マットは必需品 | Saigottimoのブログ
サ道の聖地「かるまる」に遊ぶ | Saigottimoのブログ
茶道ならぬ“サ道”の守破離とは | Saigottimoのブログ

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