2026年7月3日(金)、渋谷・SEABIRD、第1金曜(1金)ライブ&セッション。今年2026年は“ジャズの帝王”マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンの生誕100周年に当たるということで、インスト(歌無し)曲は、この2人が残した名盤を演奏する4回目で「COOKIN (クッキン)」がテーマ。


【十河さん(pf)、岩渕さん欠場でトラの上代さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

同アルバムから「Tune Up」「When Lights Are Low」「My Funny Valentine」と3曲。そして珍しくお客様からのリクエストにお応えしてスティングの「Englishman in New York、さらにセッション参加者の小松葉子さん(Fl)をフィーチャーして「Alone Togetherで1st.setを終了。

 【小松さんは音色も立ち姿も凛として美しい!】

2nd.setは先ず柳田さんが梅雨空を一掃したいと「On A Clear Day」。続いてプロピアニストのご主人(ケイさん)とバンマス夫人ジェーンさんのピアニカも従えたルーシーさんがRCサクセションの「Slow Ballad」をブチかます。そして久々登場の中村美津子さんは軽快なワルツで「Bluesette

  【↑ケイ(pf)&ルーシー(Vo)&ジェーン(mel)】

   【Bluesetteの曲調にはフルートが良く合う】

ヴォーカル4番手の私は毎年7月は七夕で星に因んだ曲を歌ってきたが、ラテンで攻める今年は「ラテンで星に関する曲はないか」と探した結果「Estrellita (小さな星)」を歌うことに。スペイン語の「星=estrella」に「可愛い」とか「小さな」という接尾語「ーita」が付いて「小さな星」である。

この曲はメキシコのマヌエル・ポンセが今から110年以上も前の1913年に作ったクラシックの名曲だ。あの“タンゴの王様”ザビア・クガート楽団のテーマにもなっている有名な曲だし私もどこかで聴いたことがある耳馴染のあるメロディでスペイン語もそんなに難しくはない。

ただメロディは美しいが音域が広く、下の「ド」から始まって上の「ラ」まで2オクターブ近くある。youtubeでクラシックの声楽家が歌い上げているが曲調からして声は張り上げたくないし、私の地声では張り上げても出ない音域でありミクスド・ヴォイス(地声×裏声)を駆使しても苦しい

♪Estrellita・・・2026年7月3日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪

“1金の美空ひばり”益田さんは星の定番曲「星に願いを (When You Wish Upon a Star)」を3拍子で。これ、4拍子より合うじゃん!トリの大津晃子さんは先月のニール・セダカ追悼に続き今月は大野雄二追悼で彼の代表作「ルパン三世 (Lupin the Third)」を披露。これは盛り上がるよネ!

フィナーレは管楽器陣総出演でテーマに戻ってアルバム「COOKIN」から「Blues by Five」。マイルス&コルトレーンというテーマをなぞりながらも、スティングにRCサクセションに「ルパン三世」まで、なかなかジャズスポットでは聴けない曲も飛び交った楽しいライブになった。


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以前「しろくま」と呼ばれる鹿児島発祥のフルーツ入りアイスデザートに凝ったことがあって、そのベースとなる牛乳アイス、てか牛乳ソルベを作ったことはある(*1)。これはこれで美味しいが今回はハーゲンダッツの様なプレミアム感のあるアイスクリームを作ってみたくなった


とはいえ“何事も本格的にやらない”がモットーの私なので高級なアイスクリームをいかに本格的じゃなく作れるかが腕の見せ処だ。youtube上の様々なレシピを組合せ、生クリーム等を使わずに牛乳と卵と砂糖だけで作れて、なおかつ冷凍庫に入れっ放しでもカチカチにならない作り方を研究した。

材料は牛乳200cc、卵2ケ、砂糖60gがあればOK!砂糖は白砂糖でもグラニュー糖でもよいが、今回は優しい甘さにしたいので、きび糖と蜂蜜を混ぜた(*2)。あとは塩1摘み、(あれば)バニラエッセンス。道具は牛乳を煮詰める小鍋、卵黄用のボウルと手動泡立器、卵白用のボウルと電動泡立器。

牛乳ソルベは「牛乳を煮詰めて濾して冷やすだけ」と極めて簡単だが、ジップロック等を手でグジャグジャ揉んで盛付けるのが何となく貧乏臭い。その点、高級アイスクリームは表面をシュッとすくって真ん丸く盛付けるのがリッチで良い!“面倒臭い”のは嫌なくせに“貧乏臭い”のも嫌なのだ

また“表面をシュッとすくって真ん丸く盛付ける”道具として可動部があるディッシャーor一体成形のスクーパーを買おうとしたが結構高い。某百均チェーンに110円(税込み)のディッシャーがあったがプラスチック製なのでやめて、別の百均チェーンで330円(税込)のアルミ製スクーパーを買った

【左:ディッシャー各種 写真はモノタロウ

             【右:購入したスクーパー】

拘りは「卵黄を加熱すること」と「生クリームを使わないこと」の2点。卵黄を生のまま冷凍するレシピもあるが日持ちが不安だし、生クリームを使えば確実に美味しくはなるが高価で本格的なので使わない。それでいて冷凍庫に入れっ放しでも硬く凍らないというレシピは以下の通り。

①牛乳を小鍋で温める
小鍋に牛乳200cc入れて弱火で温める。沸騰させないように沸騰する直前くらい(温度は80~85℃)までゴムベラでよくかき混ぜながら温める。

②卵黄と砂糖を混ぜる
卵を2個とも割り、2個の卵黄のみボウルに入れ、用意した砂糖の半量(30g)を入れて手動泡立器でよく混ぜる。砂糖のザラザラ感が無くなったらOK

③牛乳に卵黄を混ぜて小鍋で加熱する 
上記①の温めた牛乳を、上記②のボウルに何度かに分けて注ぎ良く混ぜ、小鍋に戻して弱火で沸騰する直前くらい(温度は80~85℃)までゴムベラでよくかき混ぜながら温める。


④卵白でメレンゲを作る

2個の卵白のみ別のボウルに入れ、用意した砂糖の残り半量(30g)を入れて電動泡立器で攪拌しメレンゲにする。この時に塩1摘みと、(あれば)バニラエッセンスも数滴入れる

⑤小鍋を冷やしてメレンゲに混ぜる
小鍋自体を外から氷水などで冷やしておく。メレンゲは角を立て、可能な限り固形化するまで泡立てた後に小鍋の中身を加えて更に電動泡立器でしっかり空気を混ぜる。



⑥ケースに入れて冷蔵庫で冷やす
しっかり泡立てたボウルの中身をケースに移して蓋をして冷凍庫で冷やす。最低3時間以上は必要だが一晩中入れっ放しでもカチカチに凍らない。(生クリームを泡立てれば空気が入るので硬くならないが)このレシピでは生クリームの代わりに卵白でメレンゲを作るのがミソなのだ。


冷凍庫からケースを出し、お湯で温めたスクーパーで“表面をシュッとすくって真ん丸く盛付け”る。うん、やはり高級感あるね~。このままでも濃厚な高級アイスクリームだが、インスタントコーヒーを少量の湯で溶いたホロ苦ソースや甘い蜂蜜をかけてもコーヒーフロートにしても美味しい!

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*1:本件については下記ブログご参照。
そういえば家庭科もアリです⑨ | Saigottimoのブログ
*2:今回の砂糖60gは、きび砂糖50g+蜂蜜10gとした。

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石貫慎太郎さんが主宰するkoto☆hana(言葉の花束)チャンネルでオーディオドラマに使われているBGM曲集動画の進行役を仰せつかった。正確には「イタコ探偵」シリーズでお馴染みのイタコ探偵こと夏目卵朗とマネージャーのナナオがラジオのDJの様に曲紹介をするというドラマ仕立てなのだ。

今回、石貫さんも視聴者からの「コトハナのBGM曲集が欲しい」とのご要望があって制作したとの事。koto☆hanaドラマ自体も入眠用に聴かれている方が多いようだが、ドラマの中の曲も“癒し系”の優しいメロディが多い。全17曲1時間15分と長尺だが、映像も美しく入眠用や作業時のBGVに最適だ。

ドラマの脚本に始まり、効果音の採集から編集まで石貫さんが一人でやっているのだが、これらのBGMも殆どが石貫さんご自身で作られたオリジナル曲であるという事にも改めて驚かされる。演奏も石貫さんのギターからピアノ、バイオリン、二胡、篠笛、歌まで様々なプロの音色が楽しめる。

卵朗とナナオが紹介するkoto☆hanaのBGM集/癒しのメロディ17曲(1時間15分)←クリック!
■作曲/ギター/編曲:石貫慎太郎
■DJ(曲紹介)
 ナナオ:月宮はる
 夏目卵朗:Saigottimo (開始冒頭から登場)

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2026年6月20日(土)、新宿・末廣亭。今日は中席(毎月11~20日)の千秋楽である。現在、定席と呼ばれる毎日興行している寄席は都内に5か所あり(*1)、末廣亭は落語協会(以下「落協」)と落語芸術協会(以下「芸協」)が交互に主催するので隔月で一方が「上席」と「下席」ならもう一方が「中席」だ。

今月の中席は芸協の主催で「昼の部」の主任(所謂トリ)は桂文治、「夜の部」は三遊亭游喜(*2)。他の出演者は交互出演だったり代演になったりするが主任は必ず10日間休まず務めるので今日の千秋楽でホッとするのだろう。文治は得意の泥棒噺「鈴ヶ森」を演じ終えると撮影会に応じてくれた。

【主任の文治を囲んで昼席の面々での撮影会ショット】

楽協よりも所属芸人数が少ない事もあるが芸協は他の団体(立川流、円楽党、上方落語協会)の出演枠を設けたり浪曲も聴ける。講談は楽協でも聴けるが浪曲は芸協主催でないとプログラムには入らない。今回も昼の部で上方の桂文我神田蘭の講談、夜の部でも国元はる乃の浪曲が聴けた。

この日は、タップをしながらバイオリンを弾くマグナム小林桂三四郎三遊亭萬橘三遊亭游雀など、私のお目当てが「夜の部」に集中。そこで久し振りに昼夜通しで9時間近く楽しんだのだが、残念ながら游雀は交代で出演しない日だったし、萬橘は代演(他の人が代わりに出演)で聴けなかった。

それでも収穫は多く、かねてより個性的で注目していた柳亭明楽は古典の「牛ほめ」を独特の語り口で爆笑させられたし、柳亭小痴楽は古典の「あくび指南」をさすがの達者ぶりで聴かせたし、笑福亭羽光はとてもシュールな新作で脳をよじってくれて、青年団のコントもキレ良く面白かった。

   【表の入口前に貼ってある当日の出演者】

この日は梅雨に相応しく終日大雨だった。以前、晩年の故・園歌が辿り着けずに欠席した大雪の日も長男と昼夜通しで末廣亭に居たことを思い出した。こういう荒天の日は家に籠っていても滅入るだけなので、昼食と夕食2食分&菓子類&飲料を持ち込んで終日寄席で笑っているに限る。(*3)。

土曜日ということもあってか客入りが良い。二階席は開けてないものの昼席はほぼ満席だし夜席も8割以上の客入りだ。そして寄席にしては女性比率も高いし年齢層も高齢者ばかりではなく若い客も居るので驚く。それにしても今日はよく笑った。恐らく免疫力は相当上がったに違いない
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*1:浅草演芸ホール(浅草)、鈴本(上野)、末廣亭(新宿)、池袋演芸場(池袋)、国立劇場演芸場(千代田区隼町)の5か所。
*2:毎日「昼の部」(正午~夕刻)と「夜の部」(夕刻~夜半)があり、各16組の出演者の持ち時間は10~15分。
*3:末廣亭は(神田伯山が出演する時などは入替制だが)基本的に「昼夜入替無し」なのでぶっ通しで楽しめるしアルコール以外の飲食物の持込みもOK。弁当や軽食は店内の売店でも購入できるが売切れの場合もある。

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先日の攻撃編(*1)に続き今回はMLBと日本野球の守備面の違いについて記したい。野球が他のスポーツと最も違う点は投手の役割が突出して大きいことだろう。アメフトやサッカー等と違ってワールドシリーズも日本シリーズも1試合ではなく4勝先取なのは、投手が試合の勝敗を左右するからだろう。


1.MLBは投手の分業専門化が徹底している

先発投手は立上りが不安定で1,2点取られても6イニング以上投げて自責点3以内なら評価される(*2)が、リリーフ投手は1人目の打者から100%の出力が求められる。MLBでは同じ投手とはいえ先発投手と中継ぎ投手と抑え投手は全く違う役割を担っている別のポジションと見做されている。

昔の日本ではエースと呼ばれる投手は3連戦の初戦を完投し、2戦目や3戦目ではリリーフもした。さすがに現在は日本でも先発投手と抑え投手(クローザー)は専門特化しているが、まだ中継ぎ投手の地位が確立しておらず、先発でも抑えでも結果が出ない投手が中継ぎをしている状況ではないか。


【左:日本シリーズ4連投4連勝の杉浦忠は通算200勝できず】

【右:新人で35勝した権藤博の投手生命はたったの5年間/写真は共に日刊スポーツ

今年のWBCでの日本敗退の原因は、先発投手が球数制限で交代した後の2番手要員に中継ぎ専門投手を配さず、先発投手を充てて「第二先発」などと称した事だろう。12球団からエース級の「先発投手を中継ぎに充てたのだから豪華だ、贅沢だ」と勘違いしていたことを結果で思い知らされた格好だ。

2.MLBはイニングではなく球数で交代させる

日本ではイニングの区切りで投手交代をしたいので2アウトならあと1アウト取るまでは何とかして続投させようとする。一方、MLBではイニングの先頭打者と対戦したら打たれようが打ち取ろうが交代というシーンが散見される。一定の投球数に達したらイニング途中でも関係なく交代させるのだ。

日本ではリリーフ投手が出番前に何度も肩を作らされる(ウォーミングアップ投球をする)事が普通にあるのだが、MLBではリリーフ投手はブルペンでも出番の直前まで肩を作らない。これは“投手の肩は消耗品”という考え方が徹底しているためにブルペンでの球数も勘案しているからだろう。

3.MLBは投手がクイックモーションをしない

クイックモーションとは、通常の投球フォームとは異なり、走者の盗塁を防ぐために投手が小さい投球フォームで素早く投げることだ。日本では投手なら誰でも走者が出塁すると必ずこの投法で投げるが、MLBでは多くの投手がこのクイックモーションが出来ない、というか、しないのだ。

そうなると当然のことながら盗塁はし易くなる。でもMLBでは盗塁による進塁阻止よりも、投手はしっかり打者に投げて三振等を奪ってアウトにする事が求められる。走者が出たことによって投法を変えて球速やコントロールに影響が出るよりベストな投法で良い球を投げる事を優先するためだろう。

4.MLBは外野ではなく内野のシフトを変える

日本では内野手は(前進守備や併殺シフトなど前後には動くが)左右には余り大きく動かない。一方、MLBの内野手は打者の打球データによって“王シフト”の様に極端に左右にシフトする。従って投手の足元を通過した打球は日本では外野に抜けるがMLBでは大抵二塁手か遊撃手の正面のゴロになる。


【フィリップス(エンゼルス)のホームランキャッチ/写真はAP通信

逆に、日本では走者の状況によって外野手は守備位置を変えるが、MLBでは外野手は余り動かない。日本では外野に抜ける単打で2塁走者を本塁で刺殺可能な位置まで前に守るのだがMLBでは基本的に単打より長打を想定しているからか、寧ろ塀際でのホームランキャッチ(*3)を狙うのだろう。

以上、2回にわたってMLBと日本野球の違いについて所感を述べたが総じて米国の合理性を痛感する。またピッチクロック導入による時間短縮などは米国プロスポーツ界でMLBがNFLやNBAなど他のプロスポーツと闘っている証左。その点NPBは殿様商法なので今にサッカーに負けるのではないか?
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*1:本件については下記ブログご参照。
MLBと日本野球の違い(攻撃編) | Saigottimoのブログ
*2:先発投手が6イニング以上投げて自責点3以内ならQS(Quolity Start)、7イニング以上で2点以内ならHQS(High Quolity Start)とされ、先発投手の評価指標となる。
*3:捕らなければ本塁打になる打球を捕球すること。

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以前はNPB(日本のプロ野球)を球場で観戦したり中継で観る事が多かったが、ここ数年は大谷翔平とNHKのお蔭でMLB(米・メジャーリーグ野球)中継を観る機会が増え、一昨年秋には直接、現地でも観戦した(*1)。その結果、日米の野球の違いや観戦文化の違いなども少しずつ判ってきた(*2)。

まずレベルについては、以前はNPBは米国のAAA(トリプルA:マイナーリーグのトップ)クラスだとも言われていたが、野茂、イチロー、松井を経て大谷や山本、今永、誠也、吉田、村上、岡本等の活躍を見ていると、現時点ではもう殆どメジャーリーグと差がないと言ってもいいかも知れない

野球は米国発祥のスポーツだが日本では戦前から学生野球(甲子園大会や東京六大学野球など)が盛んだったし、戦後はプロ野球も隆盛し子供から大人まで競技人口もファンも多く国技の様に最もメジャーなスポーツとなっている(*3)。今回はまず、MLBと日本野球の攻撃面の違いとして感じた事を記す。

1.MLBは打率よりもOPSを重視(*4)

日本では打者の評価基準は打率が一番だがMLBでは打率ではなくOPS(出塁率+長打率)である。この理由はMLB中継を観ているとよく分かるが得点シーンは殆ど本塁打を含む長打だからだ。単打で得点になるのは走者が3塁に居る場合くらいだが「長打」なら1塁走者も生還できる可能性が高い(*5)。

毎時100マイル超の速球投手が居並ぶMLBではそうそう安打は打てないので1安打でも得点に繋がる「長打」が求められるし、四死球でも安打でも走者が居ればよいのだから打率より「出塁率」が重要になる。従って出塁率と長打率の合成指標のOPSが打者の一番の評価基準になるのだろう(*6)。

【2022年から両リーグに跨り3年連続首位打者のアラエスの年俸はMLBのトップ50以下/画像はMLB公式Webより】

「打率」は安打を打てる好打者像を示しているのは確かだが、打率が重視されなくなったもう一つの要因は、MLBではコンタクト率やハードヒット率などのデータも残るので、当たり損ねやポテンヒットなど運の要素が含まれた打率で打者の巧拙を評価しなくて済むという環境の変化も大きい。

2.MLBは最強打者を4番に置かない

日本では「エースで4番」という言葉があるように最強打者の打順は4番だが、MLBでは大谷もジャッジもシュワーバーも1番か2番を打つ先頭の1番打者が出塁し2番打者が進塁させ3~5番打者で得点するという理想像が描けるのは初回だけで2回以降はイニング先頭が1番打者とは限らないからだ。

であれば最強打者を可能な限り多く打席が回せる打順(1番や2番)に置いた方が得点する確率が高くなるという実に合理的でシンプルな考え方である。そして走者を置いて最強打者が打席に立つためには「出塁率」の高い打者をその前の打順(9番や1番)に置くのがMLBの打順に関する基本的な考え方だ。

【大谷翔平は出塁率.426、OPS.979でともにリーグTOP(6/13時点)/写真はNHK公式Webより】

3.MLBは全打者が本塁打を打てる

山本由伸がサンフランシスコの中軸を抑えながら8番9番打者に本塁打を3本浴びて負けた試合があった(*7)が、日本では本塁打を警戒すべきは3~6番打者くらいで、あとは好打者でも「まず本塁打はない」と考えて投球できる。しかしMLBでは8番9番打者でも甘い球がツボにハマると本塁打になる。

MLBでは各マイナーリーグからOPSで評価されるため、長打力が無くて本塁打が全く打てないような打者はどんなに好打者でもメジャーまで上がれない。従ってメジャーの打者は、全員本塁打を警戒しなければならない。こんなチームは日本ではソフトバンクホークスくらいではないだろうか。

4.MLBでは犠打や盗塁は奇策になる

攻撃面において日米の最も大きな違いは「犠打(送りバント)」だろう。先述の通りMLBは長打で1塁走者も生還させようとするので失敗のリスクを犯してまで走者を2塁に進める必要はない。盗塁も同様だ。特に犠打は成功してもアウトが1つ増える。作戦としてはアリだがどちらも奇策の部類だろう。

また個人主義の米国では契約との関係もある。「犠打」は打者の年俸査定に関わるOPSを上げる機会を失わせるのでベンチからサインを出し難い(*8)。とはいえレギュラーシーズン終盤でポストシーズンへの進出がかかってくるとMLBでも(チーム勝利が最優先となるので)犠打が頻出する傾向はある。

以上、攻撃面でのMLBと日本野球の違いについて所感を述べたが、次回は防御面での違いについて記したい。
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*1:本件については下記ブログご参照。
ナマの大谷翔平を観に来ました | Saigottimoのブログ
*2:本件については下記ブログご参照。
MLB球場のオルガン演奏に注目 | Saigottimoのブログ
*3:本件については下記ブログご参照。
大谷翔平は長嶋茂雄を超えたか | Saigottimoのブログ
*4:打率は安打しか反映されないが、OPS(On-base Plus Slugging)は出塁率(On-base)+長打率(Slugging)なので四死球等による出塁も含まれ、0.700前後が平均値。
*5:長打率は安打に占める長打の比率ではなく、塁打数÷打数であり単打も1塁打として加算される。打率は単打も本塁打も同じ1安打だが、長打率では1塁打と4塁打で4倍違う。
*6:出塁率には安打以外に四死球による出塁も反映される。
*7:山本は5/13のSF戦6回1/3を93球5失点で敗戦投手。また6/13のCWS戦でノーヒットノーランまであと3人の9回先頭で本塁打(唯一の安打)を打たれた相手(ピーターズ)も8番打者。
*8:犠打(送りバント)は成功しても打率や出塁率は良くならず(従ってOPSも良くならず)、失敗すると悪くなる。

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2026年6月7日(日)、渋谷の街が1日だけの音楽解放区となる“渋谷ズンチャカ”当日。午前11時から渋谷駅周辺にある11か所のステージで様々な音楽が展開される。3年連続3回目の出場となる私は、過去2回は1人だったが今回初めてマッキーこと牧かおるさんとアカペラDuoとして参加した(*1)。


今回は山手線と明治通りに挟まれた「神宮前公園」ステージでの3組目。世界的な建築家、安藤忠雄氏設計の壮麗な御手洗の真ん前。1組15分間の持ち時間で5曲も詰め込んだのでMCでは曲名しか紹介できないためA5サイズのチラシに曲紹介と演者紹介を両面に印刷して近くにいる人に配った。

   【現地で配ったチラシの表↑と裏↓】

1曲目の「ラブミー・テンダー」は昨年11月にも赤坂でDuetした(*2)のだが、この時は私が予め決めたキーを(半音で3つも高く)間違えたので今回は間違えないように慎重に音を聴いて歌い出したのだが「え?違いますよ!」とマッキーに即刻指摘されて歌い直し。あーやっぱ私は音が取れないんだなー

【最初の音が「違った?ゴメン」と30秒ほどタイムロス】


2曲目の「蘇州夜曲」はマッキーのソロ、う~ん、さすが、心に染み入る歌唱だ。次の「Sukiyaki」は私のソロ。


隣の明治通りをカラフルな衣裳のデモ隊がガヤガヤ行進していくが、こういう事もストリートライブの醍醐味だろう。だって、そんな中で歌える機会なんてなかなかないからね。

4曲目の「センチメンタル・ジャーニー」は伴奏付きでは何度もDuetしたがアカペラで歌うのは初めてだ。

5曲目の「Smile」は男声と女声の中間のキーで歌うつもりだったが私の音感が酷くて...結局、マッキーが男声寄りのキーで音程をキープしてくれた。あーあ、トホホ...である。


ともあれ持ち時間をフルに使って何とか楽しく歌い終えた。この日は午後から雨予報だったが開演前から小雨がパラついたものの公演に影響する程ではなかった。最後に、いつもながら我々を支えて下さる、小川キャプテン以下ボランティア・スタッフの皆さんに、改めて感謝の意を表したい

     【渋谷ズンチャカ公式Webより】
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*1:以前の参加報告は下記ブログご参照。
渋谷ズンチャカ2025参加報告 | Saigottimoのブログ
第10回渋谷ズンチャカ参加報告 | Saigottimoのブログ
練馬で渋谷街中で音楽祭真盛り | Saigottimoのブログ
*2:赤坂でのコンサートに関しては下記ブログご参照。
アカペラだけでライブしてみた | Saigottimoのブログ

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2026年6月5日、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。今日は

久しぶりにあの“回文王”竹笛太郎こと横地太郎さん(ts)が参加するという。しかも男性ベーシスト、ドラマーに加え女性のヴォーカル、ピアニカ奏者、ピアニスト、トロンボーン奏者とセッション参加者も多彩で大盛況だ。

【レギュラーメンバーの十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

いつもは右脳で処理する音楽以外は御子柴さんのダジャレくらいだが「回文は左脳を使うためかダジャレと違って凄く疲れるんですよねー」とこぼすと“回文王”が「左脳がちと右脳と違うのさ(さのうがちとうのうとちがうのさ)」うっわぁ、まだ開演前だというのに回文砲が炸裂するではないか。

まずはインスト(器楽演奏)で「The Surrey with The Fringe on The Top」「When I Fall in Love」「St. Thomas」「There Will Never Be Another You」「Oleo」...すると「おれ!大人しくしなとOleo(おれおとなしくしなとおれお)」とまたも回文砲!そして「Diane」「I’ll Close My Eyes」...。

2nd.setのヴォーカルコーナーは1番手のマッキーこと牧かおるさんが「It Had to Be You。続いて先日「Cry Me a River」でステージデビューをした中川絵美さんが「Candyを歌うが、今回もバンマス夫人恵美子さんがピアニカで参戦する(*1)、ユニット名は阿佐ヶ谷ならぬ“中野姉妹”との事。

【左写真:浅田裕子さん(pf)、 上代一宏さん(ds)、マッキー(vo)、浅田聡さん(B)、右写真:中野姉妹のお二人】

すると「やるー!ピアニカなの世の中にアピールや(やるーぴあにかなのよのなかにあぴーるや)」とここでも回文砲。

3番手の私は今年のラテンシリーズかつ6月は“父の日”もあるので1金では2年ぶりに「パパはマンボがお好き (Papa Loves Mambo)を店内の皆さんを巻き込んで一緒に歌わせてもらった(*2)。やっぱりジャズはコール&レスポンスだからねー(って、そもそのこの曲はジャズじゃないけどね)。

【イントロは本多バンマス(tp)、テナーソロは“回文王”】

【帽子がLAだとシャツもDodgersに見えるが実はDragons】
♪Papa Loves Mambo・・・2026年6月5日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッション♪

大津晃子さんは梅雨の「雨」に加え今年2月に86歳で亡くなったニール・セダカを追悼して「Laughter in the Rain。そしてヴォーカルコーナー大トリは“お祭り男”柳田さんの「君の瞳に恋してる (君の瞳に恋してる (Can’t Take My Eyes Off You))」で80年代ディスコノリで店内が大いに盛り上がる!

     【トロンボーンは小林史佳さん】
さらにセッションの定番曲「Bye Bye Black Bird」「On the Sunny Side of the Street 」と、最後は迫力の4管(tp、tb、ts×2)サウンドを響かせて大団円となった。ここでも「三管より四管さ(さんかんよりよんかんさ)」と横地さんの回文砲は止まらない。嗚呼!


しかも“回文王”は新手の回文を作って持って来てくれた。曰く「結婚は墓場(けつこんははかば)」ん?これ、回文じゃないじゃん?と思って逆さから読んだら「バカは判子突け(ばかははんこつけ)」うわぁ、これ、対句になってるじゃん。これはすごい!新手の回文?てか、いや回文以上だ。

社畜は文化!(しやちくはぶんか)⇒ 幹部白痴やし
いかん!麻薬(いかんまやく)⇒ 悔やまんかい?
薬飲みたい(くすりのみたい)⇒ 痛みのリスク
特許出そう(とつきよだそう)⇒ 嘘だよきっと
難問かと・・・(なんもんかと)⇒ 解かんもんな

長いものもある。「鍋、たんと煮たなあ(なべたんとにたなあ)⇒ あなた2トン食べな」、「なんせ金が要るわ(なんせかねがいるわ)⇔ 悪いがね、貸せんな」「デマの猛威、相当よ(でまのもういそうとうよ)⇔ 酔うと嘘言う者まで・・・」等々...でもさぁ、これって、知能の無駄使いじゃね?
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*1:中野姉妹のデビュー戦は下記ブログご参照。
一味違うフリオ・イグレシアス盤 | Saigottimoのブログ
*2:この楽曲を歌った2年前の様子は下記ブログご参照。
パパはマンボがお好きでっか? | Saigottimoのブログ

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石貫慎太郎さんの新作オーディオ・ドラマ「雫姫の旅立ち」に出演させて戴いた。今作は「注文の多い古旅館」「雪原鉄道の夜」の続編、私は前2作と同じく500歳ともいわれる妖怪ぬらりひょん役だ(*1)。そして、あのお騒がせマンの不動産屋、川上さんの驚くべき系譜が明らかにされる。

今回のメインストーリーは千年前に封印された恐ろしい妖怪「雫姫」の復活である。とはいえ袈裟を纏ったぬらりひょんも立派な(?)妖怪だし、一緒に住む幼女の咲子もおぞましい妖怪だ。妖怪meets妖怪、すわ、妖怪大戦争の勃発か?と思いきや、そこはkoto☆hanaワールドですので、ね!

「雫姫の旅立ち」【約44分間】←クリック!
■スタッフ

脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
エンディングテーマ「湖畔の煌めき」
 二胡:王蓉
 作曲/ギター:石貫慎太郎
■キャスト
ナレーション:​中田真由美
咲子:月宮はる
川上さん:能登洋宇
雫姫:山木梨花
ぬらりひょん:Saigottimo (開始冒頭から登場)
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*1:前々作、前作は下記ブログをご参照。
妖怪ぬらりひょん知ってます? | Saigottimoのブログ
妖怪でも「怖い」とか思うのか | Saigottimoのブログ

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座・高円寺(杉並区立杉並芸術会館)の「絵本の旅@カフェ」が終了して2ヵ月(*1)。今期からの新しい絵本イベントが始まることが決まった。2千冊超の所蔵絵本は旧運営団体の所有だというし同会館2Fのカフェ「アンリファーブル」も3月で閉店したので、あの時空間はなくなるのかと心配していた。

新しいイベント名は「えほんのわっか」、これまでの絵本読み語りに加えてお絵描きや折り紙工作なども楽しめる複合イベントとなる。場所も同じ同会館2Fで「まぁるいカフェ」と名前は変わるが絵本も新たに300冊購入してカフェの壁に配架され“絵本が楽しめるカフェ”は存続するようで一安心だ。

5/16に我々ボランティア向けに新企画の説明会があった。開催周期も毎週土曜の朝で参加費も従来と同じ(子供1人飲物付500円)、所要時間も同じく1時間だが、時間帯が10分前倒しで10:20スタート(11:20終了)となる。これはカフェのオープン時間11:30への切換えをスムースに行うためである。

「えほんを読んで、なにつくる?」というコンセプトなので前半は絵本を読んでもらい、ドリンクタイムを挟んで後半はお絵描きや工作をしてもいいし絵本を読んでもらい続けてもいい。未就学児を主な対象としているため工作もハサミやカッターなど危険な道具は無しで折り紙とシール類だそうだ。

説明会ではボランティアの中から「えぇ~、絵本を読むだけじゃないの?」「お絵描きは得意じゃないし工作の指導なんか出来ない!」といった戸惑いの声も上がったがそんな指導は不要で、基本的には子供たちの選択に任せて、我々は図画工作に関しては「見守る」だけでOKとのことだ。

利用希望者は座・高円寺のWebから申し込めるが、新企画の初回6月8日(土)、2回目の6月15日(土)までは「お試し期間」という意味合いなのだろう、無料だそうだ(*2)。「絵本ガイド」という役名の我々絵本読みボランティアも随時募集しているし、絵本の寄付も募集している(*3)。
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*1:本件については下記ブログご参照。
絵本の旅@カフェ終了しました | Saigottimoのブログ
*2:「えほんのわっか」の参加申し込みは下記より。
6・7月分の「えほんのわっか」参加申込みページ
*3:絵本の寄付の詳細については下記ご参照。
えほんのわっか ひきつぐプロジェクト

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