私が学生の頃からサウナ好きだったことは以前にも述べた(*1)が、若い頃から都内のサウナや温泉に通ってはマッサージをしてもらうのが至福の時だった。リタイアして年金生活者になってからはマッサージの様にお金がかかる贅沢は年に1,2回だが、近所の銭湯サウナには毎週通っている


いわゆる温浴施設は食事や仮眠やマッサージ等の設備もあって終日過ごせるが入場料だけで2千~3千円以上する。しかし銭湯はいまだに全国共通で大人520円(回数券を買えば470円)だし、別料金になっている事が多いサウナも+3百~5百円で済むので私の様な貧乏爺ぃでも毎週通えるのだ。


そして最近はサウナブームらしく、いわゆるサウナマニア、通称“サウナー”と呼ばれる人達が若い層を中心に増えているようである。そういった人種は大抵、サウナ(ドライサウナ)室に入る際はサウナハットと呼ばれるシャッポを被り、自分専用のマイマットを持ち込んで座っている。

50年来のサウナーである私は、そういう人種を「なぁにをシャレ込んでやがんだ、ポッと出のクセにコノヤロー!」と苦々しく思って見ていた。が、髪や頭部は高温で乾燥した環境は好ましくないので自分もドライサウナ室に入る際は実際に頭にタオルを被ったりしているではないか。


じゃあ、サウナハットを被ればいいんじゃない?という事でシンプルなフェルト製のサウナハットと折り畳み式のウレタン製サウナマットのセットを購入して使ってみると、これがすこぶる快適であることに気付いた。ハットもマットも軽くて折り畳めばかさばらないし、さして高額でもない。

施設側もコロナ禍を機にサウナ室の敷タオルを頻繁に交換したり、クッション地の敷物を何枚も常備し利用者に必ず敷くよう促したりしている。だがマットは直に座るから水ですすいでも他人と共用している点で衛生的にはリスクもある。その点、マイマットなら自分専用だから安心だ。

という訳で、今では私が他の年配サウナ愛好家諸氏から「なぁにをシャレ込んでやがんだ、イイ歳こいてる癖にコノヤロー!」と思われているだろうが、私としては、もはやサウナハット&マットは欠かせない。なので敢えてこれらはファッションではなく必需品であると声高に述べておく。

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*1:本件に関しては下記のブログご参照。
茶道ならぬ“サ道”の守破離とは | Saigottimoのブログ
サ道の聖地「かるまる」に遊ぶ | Saigottimoのブログ

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