2024年2月24日(土)、東中野駅から徒歩8分の松本湯に初めて入った。ここは以前に銭湯紹介雑誌「1010 (せんとう)」の特集を見て行こうと思っていたら、全くの偶然だが最近サウナ―の長男からも「松本湯は凄いから親爺も行ってみな」と勧められていたのだ。これはもう行くっきゃない。

   【↑表紙の写真は深川温泉 常盤湯(江東区)】

15時以降の開店が多い銭湯でここは14時~24時。私は毎週土曜の午前中は高円寺で絵本の読み聞かせをしているので高円寺から2駅分テレテレ歩いたが開店10分以上前に着いた。しかし既に10人以上並んでおり夕方には入場制限していた。特に若い人に人気だが中に入ってその理由も分かった。

まずサウナ室が広く(8畳程)3段20人は入る。普通の銭湯サウナはせいぜい2段で定員10人だから広さは倍もある。そのせいもあってか息苦しくない。ほの暗い照明の中でjazzが流れていて心地良い。20分毎のオートローリュー(自動的にアロマ水がストーブに噴射され水蒸気の熱波を浴びる)も快適。

そして何よりも水風呂の深さ(階段状で最深150cm)と水温(16℃)がヤバい!そして左隣の「泡」風呂はシルキーバブルと水温(28℃)が絶妙だ。「パンはバターを食べる為の口実byバカリズム」の名言に倣えば「サウナは水風呂を楽しむための装置」で、この2つの水風呂で確実に“ととのう”

他にも42℃の「熱」風呂、琉球畳で送風を受ける「風」風呂、「座」湯2席「寝」湯2席のジェットバス、強弱2席ある「電」気風呂、欧州産天然石の鉱「石」風呂(*1)まである。天然温泉ではないものの、正面のデジタルサイネージの映像も含めてここまで入浴施設が充実した銭湯は見た事が無い

 【右の青い浴槽がヤバい水風呂 写真はトリハピより】

私が知る限り都内で最強の銭湯は武蔵小山の清水湯(*2)だが、自宅から遠いのでクルマを手放してからは疎遠。今は専ら徒歩24分(チャリ9分)の笹塚温泉栄湯(*3)か徒歩7分の中野弥生町・清春湯(*4)。だがここなら自宅からチャリで15分だし日曜は朝湯もあるし、これはローテ入りアリかも?

追加サウナ代は500円だが今回は安売チケット屋で銭湯共通入浴券(通常は10枚4,700円)をバラ1枚470円で買ったので計970円と千円未満で済んだ。COCOFUROたかの湯(*5)のように追加サウナ代200円でロウリューまで楽しむ事は大田区蒲田の様な銭湯激戦区に住んでないと望めないしね。
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*1:松本湯の鉱石風呂にはオーストリア産のバドガシュタイン鉱石を使用しているとの事。紀州備長炭も入っていた。
*2武蔵小山の清水湯

天然温泉が2種類(黒湯と黄金湯)楽しめる都内唯一の銭湯。TVが見られるサウナも露店風呂もあり、(女性専用だが)岩盤浴もある。月曜定休で12時~24時(日曜は朝湯あり)、追加サウナ代は450円。

*3笹塚温泉栄湯

メタケイ酸系天然温泉。露天風呂もあり水風呂が水温20度と丁度良いのでずーっと入っていられる。毎週水木定休で基本15時~24時、追加サウナ代は460円で10回入ると入浴料も含めて1回無料。

*4清春湯

天然温泉ではないがTVが見られるサウナに露天風呂もあり水風呂の体感は池袋「かるまる」のサンダートルネード以上に冷たい!不定休で15時半~26時、追加サウナ代が300円と安く5回入るとサウナ代が1回無料。

*5COCOFUROたかの湯
京急蒲田から1駅の雑色駅近くにあるリノベーション銭湯。炭酸泉もあり、20分ごとに音楽と熱波が同時に楽しめるミュージックロウリューあり。1月を除く奇数月第三木曜定休で朝6時~24時。追加サウナ代2023年9月より0円⇒200円!

Saigottimo