電鉄富山駅【富山県】(富山地方鉄道本線。2013年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
富山県富山市、JR線などの富山駅南口東側に位置する富山地方鉄道(富山地鉄)鉄道線のターミナル駅で、本線、不二越・上滝線、立山線の列車が乗り入れていて、宇奈月温泉・黒部峡谷や立山黒部アルペンルートへの玄関口である駅、そして今後高架化される予定の、
電鉄富山駅 (でんてつとやまえき。Dentetsu-Toyama Station) です。
 
尚、富山軌道線の富山駅電停および他社線の富山駅の記事につきましては後日UP予定です。
また、写真は2013年以前のものばかりで古いです。現在は状況が変化しています。ご了承下さい。
 
 
駅名  
電鉄富山駅 (T 01)  
 
所在地  
富山県富山市  
 
乗車可能路線  
富山地方鉄道:本線、(不二越線上滝線列車)、(立山線列車)
  
隣の駅  
宇奈月温泉方・岩峅寺方・立山方……稲荷町駅   
   
乗換可能駅  
富山地方鉄道:富山軌道線(本線支線富山駅南北接続線)……電鉄富山駅・エスタ前停留場まで徒歩5分  
富山地方鉄道:富山軌道線(富山駅南北接続線富山港線)………富山駅停留場まで徒歩5分  
JR西日本:北陸新幹線…………………………………………………富山駅まで徒歩6分  
あいの風とやま鉄道:あいの風とやま鉄道線(高岡・金沢方面黒部・直江津方面)   
……富山駅まで徒歩7分  
JR西日本:高山本線……………………………………………………富山駅まで徒歩7分  
(※)電鉄富山駅・エスタ前停留場および富山駅停留場では富山軌道線の環状線電車にも乗車可能。   
 
訪問・撮影時  
2015年4月   
 
 
駅概要(2023年6月記事執筆時点)   
駅形態……………地平駅(1931年開業。JR駅南口の東側に位置します)。
駅舎………………駅ビルエスタ1階(地平より少々高い位置に1階フロアがあります)。
出入口……………西側、南側。JR線南側にしか出入口がありません。JR線北側からは南北自由通路を通って南へ。
バリアフリー……対応済(駅外と改札階はエレベーターでも連絡。改札口~ホーム間は段差なし)。
点字ブロック……西側出入口~改札口~各ホームに設置。
駅前広場…………西にJRなどと共用の南口駅前広場有(バスターミナル・タクシー乗り場併設)。
 
 

 

駅舎(駅ビル)です。上写真(2013年撮影)は北東を、下写真(2009年撮影)は東を望む。
上写真奥の高層ビルが駅ビル「エスタ」で、1階部分に駅舎・改札口があります。
低層階に商業施設が、高層階に「富山地鉄ホテル」が入居しています。
1階フロアは地平より少々高い位置にあり、階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで連絡しています。電鉄富山駅はバリアフリーに対応しています。
また、上写真手前・下写真右のビルは富山地鉄が運営する商業施設「マリエとやま」で、「エスタ」と繋がっています。
上写真後方、下写真左前方に南口駅前広場があり、その北側にJR・あいの風とやま鉄道の富山駅があり、さらに西の高架下には富山地鉄軌道線の富山駅電停があります。
そして、下写真手前を左右方向に軌道線が通っており、右手に電鉄富山駅・エスタ前電停があります。
 
 

駅前です。西を望む。2022年撮影。
西側には南口駅前広場JR線・あいの風とやま鉄道線の富山駅南口があり、その先高架下に軌道線の富山駅電停があります。
左(南)には軌道線の電鉄富山駅・エスタ前電停があります。
富山駅南口側は市街地になっており、商店が多いです。ホテルも多数あります。
 
 

 

改札口です。東方向を望む。後方に出入口があります。
 
駅員配置………あり(有人駅)。
自動改札機……あり(但しICカード専用で、3台設置。紙のきっぷは有人改札へ)。   
有人通路………2通路(左端に窓口あり、中央にラッチあり。左から2番目は点字ブロック設置)。
幅広通路………全6通路。
ICカード………『ecomyca(えこまいか)』『passca(パスカ)』のみ利用可能。
窓口……………改札窓口および左手前の『富山地鉄乗車券センター』。
自動券売機……あり(改札口の左手前。ICチャージ可)。
自動精算機……なし(チャージ機のみ。改札窓口にて精算して下さい)。
トイレ…………改札外(男女別車いす対応トイレ併設)。
付帯設備………空調完備の待合室・コインロッカー・公衆電話(いずれも改札外)。 
売店……………あり(改札外の右手前)。  
コンビニ………なし(最寄店舗はJR駅構内の「セブン-イレブン」)。
 
そして改札口の先がホームです。段差なく移動できます。バリアフリーに対応しています。
 
 

吊下式駅名標です。2013年撮影。電照式です。
国鉄タイプを簡略化したようなデザインになっています。
現在は駅ナンバリング「T 01」が併記されていると思われます。

背後は北陸新幹線高架橋の建設工事中でした。
 
 

 

2013年当時のデータです。
 
駅構造……地平駅。西北西~東南東方向。
配線………頭端式ホーム3面4線。
 
右端ホーム(南)が1番線、中央ホームの右が2番線、左が3番線、左端ホーム(北)が4番線です。
各番線とも本線下り宇奈月温泉方面、立山線下り立山方面、不二越・上滝線下り南富山・岩峅寺方面です。
現在は高架化工事により配線・のりばが度々変更されています。
2023年6月時点では2面2線で、1番線と3番線、2番線と4番線が縦列に設定されています。
   
ホーム有効長……3両分と思われます。2023年6月時点では4両分以上の有効長があると思われます。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………2・3番線は標準レベル、1・4番線はやや狭いです。
上屋(屋根)………1番は全3両分、2・3番は終端方の2両分、4番は終端方の1両分に設置。
その他設備………飲料自動販売機。
 
ホームにはベンチすらありません。
下写真後方の終端部には改札口があります。
写真は2枚とも宇奈月温泉方を望む。 
 
 

 

 

上2枚は4番線より、下1枚は2番線より、いずれも宇奈月温泉方を望む。
すぐ先で2~4番線は1本の線路に集約されますが、1番線は独立したままで、しばらく単線並列で進みます。前方には留置線が複数あります。また、昔は前方で左のJR線との渡り線があり、北陸本線や名鉄からの直通列車が通っていましたが、北陸新幹線建設やJR線(現・あいの風とやま鉄道線)の高架化などにより渡り線は廃止されています。
現在は左側を北陸新幹線とあいの風とやま鉄道線の高架橋が並走しています。
 
この先、1番線からの線路と2~4番線からの線路が離れた状態で富山市道のアンダーパスを乗り越すと両線路が寄り添い、小さな川を渡った先にある両渡り線を通過します。その後は左へカーブしながら住宅街の中を東へ走り、今度は右へカーブして北陸新幹線・あいの風とやま鉄道線と離れると程なくして本線が左へ、不二越・上滝線が右へ分かれると稲荷町駅へと至ります。両路線のホームの間には車両基地があります。
 
 

4番線より終端方を望む。
車止めがあり、その先で各ホームが繋がっています。終端方には改札口があります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2007年(乗りつぶしのため)、2013年(車窓風景撮影のため)          
 
頭端式ホーム3面4線(2013年当時。現在は2面2線)の地平駅で、西側の終端部に駅ビルと改札口があります。西側にはJR・あいの風とやま鉄道の富山駅があります。駅前は市街地で、商店も多いですが、繁華街は約1km南の総曲輪(そうがわ)地区になります。今後は地鉄の駅も高架化され、その姿が大きく変わろうとしています。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。北陸新幹線『かがやき』『はくたか』(行先不問)で富山駅下車。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。北陸本線『サンダーバード』~金沢から北陸新幹線(種別・行先不問)。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (JR駅構内やエスタ前電停南側にあり)   
飲食チェーン店・・・あり (周辺に複数あり)   
 
東京・大阪とも到達難易度はさほど高くありません。富山地鉄鉄道線を乗り鉄の際は、電鉄富山駅ですぐ乗車したり改札を出たりせず、ぜひ一度は駅を観察してみて下さい!
 
(参考:富山地方鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)