富山地方鉄道富山都心線【環状線】(富山県富山市。2011年ほか訪問)

富山駅前電停にて。9000形連接車『CENTRAM(セントラム)』です。

今回は、富山市街を走る富山地方鉄道富山市内軌道線のうち、
2009年に開業した新線(実質的に1973年に廃線となった西部線を一部路線変更の上復活)である
富山都心線(案内上は環状線)を紹介します。

尚、今回の記事では路線そのものを『富山都心線』、運行電車を『環状線』と表記いたします。

(Yahoo!地図を使用)  

路線名	区間	営業キロ	備考
富山地方鉄道：(※1)富山都心線	丸の内→(※2)西町	0.9km	(※3)

(※1)路線は富山市が所有しています。      

(※2)西町電停には富山都心線電車は停車しません。代わりに中町(西町北)電停に停車し、南富山駅前方面への乗換(西町電停)が可能になっています。     

(※3)全線単線・直流600V電化。軌間1,067mm。     

踏破達成時	2009年12月
撮影時	2009年12月、2011年8月、2013年8月、2015年4月

富山都心線を走る環状線電車は富山駅電停を中心として左回りに一周運転します。
環状線は『3系統』で、連接車のみが運用に就いています。

環状線系統は北陸新幹線の富山駅高架下にある富山駅電停を発車すると路線名称不明の新線を通り富山市内軌道線(支線)へと入って南へ進み、新富町、県庁前を経由して丸の内に到着します。

丸の内電停にて。この先の丸の内交差点を右折すると大学前方面で、富山都心線は左折します。

丸の内を発車するとすぐに丸の内交差点へと差し掛かり、大学前へ向かう安野屋線が右折するのに対し、富山都心線は左へ曲がります。

そして県道44号線の中央部を、左手に富山城(模擬天守)、富山城址公園を見ながら東へ走ります。

その後は大手町交差点を右折して、電柱のない通りへ入ると国際会議場前に着きます。

国際会議場前を発車後も電柱のない、景観のスッキリした通りを南下し、

総曲輪通のアーケード商店街を左に見ると大手モールに着きます。

大手モールを発車後は越前町交差点を左折して、富山市中心部の繁華街である総曲輪(そうがわ)地区へと入ります。

そして国道41号と交差する一番町交差点を通過して、総曲輪フェリオの南側を東へ走るとグランドプラザ前に着きます。

グランドプラザ前を発車後は西町交差点に差し掛かり、これを左折すると本線に合流します。合流地点が都心環状線としての終点である西町電停なのですが、富山駅前方面の電停は交差点の南側にあり、西町は通過になります。

しかし、すぐ北の地点にある2013年に開業した中町(西町北)電停に停車し、西町への利便性は確保されています。中町(西町北)電停に到着した時点で都心環状線の短い旅は終わります。
環状線電車はこの後も本線上を走り、北陸新幹線の富山駅高架下にある富山駅電停に到着すると一周乗車が完了します。

乗り鉄の注意点   

富山都心線を運行する電車は、富山駅前から左回りに一周する３系統【環状線】のみです。中町(西町北)からグランドプラザや大手モールへ行くにはは大回りしなくてはならないので、歩いたほうが早いです。

平日は朝８時台までと20時以降は22分～23分間隔、９時台～19時台は11分～12分間隔の運転です。全列車が富山駅前を起点として一周運転します。終列車は富山駅前止まりです。

使用車両は9000形連接車『CENTRAM(セントラム)』のみですが、検査時などは代走でT100形連接車『SANTRAM(サントラム)』が運用に入ることがあります。

富山駅前からの一周乗車時間は22分～24分です。富山都心線のみですと、丸の内～中町(西町北)の所要時間は８分～９分です。

最後に、運賃は均一制で、大人200円(小人100円)です。１周より多く乗車した場合はどうなるか分かりません…。

のりかえ(富山都心線内のみ表示)   

乗換電停	乗換路線
丸の内	富山地方鉄道：富山市内軌道線 【支線(富山駅前方面)、安野屋線(大学前方面)】
中町(西町北)	富山地方鉄道：富山市内軌道線 【本線(富山駅方面は直通、南富山駅前方面は西町電停にて乗換)】

  

(参考：Wikipedia)