岡山駅【岡山県】(山陽新幹線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
岡山県岡山市北区の中心市街地に位置する山陽新幹線の『のぞみ』停車駅で、山陽本線や瀬戸大橋線など、在来線の多くの線区・系統と乗換可能な中国・四国地方最大級のターミナル駅であり、当然ながら岡山市の代表駅かつ岡山県の代表駅である、
岡山駅 (おかやまえき。Okayama Station) です。
 
尚、当記事では新幹線の岡山駅についてのみ紹介いたします。
在来線駅および駅西側につきましては在来線駅の記事で紹介いたしました⇒記事はこちら
  
  
駅名  
岡山駅 (新幹線は駅番号なし)  
 
所在地  
岡山県岡山市北区   
 
乗車可能路線  
JR西日本:山陽新幹線     
  
隣の駅  
新大阪方・東京方…………相生駅 (兵庫県)  
博多方・鹿児島中央方……新倉敷駅  
  
乗換可能駅  
JR西日本:山陽本線 (神戸方面門司方面)、宇野線【愛称・宇野みなと線】 (四国方面は【愛称・瀬戸大橋線】)  
JR西日本:津山線吉備線【愛称・桃太郎線】、(赤穂線列車)、(伯備線列車) 
……………………………岡山駅まで徒歩5分  
岡山電気軌道:東山本線、(清輝橋線電車)……岡山駅前電停まで徒歩10分
  
訪問・撮影時  
2018年3月、2021年3月、7月  
 
 

 

新幹線の岡山駅は高架駅(3階ホーム)で、西隣に地平構造の在来線駅が並んでいます。
高架下2階と在来線橋上部に跨がる形で地上駅舎があり、北寄り地下にも在来線の地下改札口があります。東西の地上(新在双方)と地下(在来線のみ)に出入口があります。
地上・地下とも駅改札外の通路は東西自由通路を兼ねていますが、橋上駅舎のみバリアフリーに対応しています。
 
写真は正面口に相当する後楽園口(東口)です。上写真は北を、下写真は西を望む。
高架下1階に出入口があり、高架下2階および橋上部の駅舎との間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。
また、新幹線高架下1階と2階にはJR西日本系の商業施設「さんすて岡山」があり、駅舎を境に北側が「さんすて岡山 北館」(地下1階在来線改札前にも店舗あり)が、南側が「さんすて岡山 南館」で、南館は橋上駅舎南館にもまたがっています。そして運動公園口(西口)側の高層ビルの低層階には「さんすて岡山 西館」が、高層階にはJR西日本系のビジネスホテル「ヴィアイン岡山」が入居しています。
ちなみに、「さんすて岡山」は「サンステーションテラス岡山」の略称です。
 
 

後楽園口(東口)には3つのロータリーを有する駅前広場が整備されており、南がタクシー用、中央がバスターミナル、北が一般送迎用になっています。
また、中央には歩行者用の広いスペースも確保されていて、噴水(右)があり、岡山にちなんだ桃太郎像(左)もあります。
そして駅前広場の直下には地方都市では最大級の地下街「岡山一番街」があります。
写真は北を望む。
 
 

 

後楽園口(東口)の駅前です。東を望む。後方に岡山駅があります。
奥へ延びる道路は桃太郎大通り(県道42号線)で、交差点の先の桃太郎大通り中央部に路面電車・岡山電気軌道の岡山駅前電停があります。
交差点から左右に延びる南北方向の道路は市役所筋です。
駅東側は岡山市の中心市街地で、商業施設や飲食店などの商店、オフィスが混在していますが、近年はマンションも増加しています。
岡山市役所は約1.2km南、古くからの繁華街である表町は約1.1km東、後楽園や岡山城は約1.7km東にあります。表町や後楽園・岡山城へは岡山電気軌道を利用すれば徒歩の距離が短縮できます。
 
 

高架下2階にある新幹線改札口です。北を望む。
右が後楽園口(東口)方面、左が運動公園口(西口)方面および在来線中央改札口方面です。東西自由通路を挟んで後方は「さんすて岡山 南館」です。
『EX-IC』や『スマートEX』に対応の自動改札機が4通路あり、右から3番目が幅広通路になっています。窓口に面した左端は点字ブロック設置の有人通路です。
改札口の左手前には指定席券売機『みどりの券売機』と『みどりの窓口』があり、さらに左側には在来線中央改札口があります。改札口の右手前には岡山市ももたろう観光センター(観光案内所)があります。
また、改札内には精算所があり、トイレ・多機能トイレ、AED、空調完備の待合室もあります。
そして改札の先は新幹線改札内コンコースで、3階各ホームとの間は階段・上下ES・EVで結ばれています。
改札内コンコースの左側には後述の在来線~新幹線のりかえ口(中間改札)があります。
コンビニ「セブン-イレブン ハートイン」は改札内にあり、各ホームには売店もあります。改札外は後方の「さんすて岡山 南館」内にあります(早朝と深夜は営業していないので注意が必要です)。
改札内には軽食の店舗もあります。
 
 

こちらは在来線~新幹線のりかえ口です。東寄りを望む。
手前が在来線コンコース、奥が新幹線コンコースです。
『EX-IC』『スマートEX』に対応の自動改札機が並んでおり、左から3番目の自動改札通路が幅広通路です。左端には点字ブロック設置の有人通路があります。
改札口の右手前に『みどりの窓口』があり、そこで新幹線の特急券などを購入可能です。
のりかえ口を通って右手には前述の新幹線改札口があります。
 
 

21番のりばに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトは蛍光灯かと思われます。
JR西日本の標準デザインで、下部はJR西日本のコーポレートカラーである青色です。
尚、山陽新幹線では駅ナンバリングが導入されていません。
 
 

山陽新幹線の岡山駅は島式ホーム2面4線の高架構造(3階)で、北北東~南南西方向にホームが延びています。ホームはカーブを描いていますが、通過列車は存在しないため、速度が制限されても影響は小さいです(但し、ホームと停車列車の間に隙間が生じますが)。
右ホーム(東)は右から21番のりば・22番のりばの順でいずれも下り博多方面・鹿児島中央方面、左ホームは右から23番のりば・24番のりばの順でいずれも上り新大阪方面・東京方面で、基本的に上下線ごとに発着ホームが固定されていますが、一部例外がありますので注意が必要です。
内側の22番のりば・23番のりばが主本線、外側の21番のりば・24番のりばが副本線(待避線)ですが、厳格には使い分けていないようです。
ホーム有効長は16両分で、短い8両編成の列車はホーム中ほどに発着します。2018年時点でホームドアは未設置で、落下防止柵が設置されていましたが、2020年にホームドアが設置されました。ホーム幅は全体的に広く、両端部も狭くありません。
上屋は全16両分に設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、売店「セブン-イレブン ハートイン」があり、新大阪・東京方面への乗客が集まる23番・24番のりばの博多寄りには駅弁販売店、スイーツ販売店、うどん店もあります。
2階コンコース・改札口への階段等はホーム中ほどにあります。
写真は22番のりばより新大阪方を望む。
 
  

22番のりばにて2021年撮影。ホームドアが設置されています。
 
 

こちらは23番のりばより博多方を望む。
上屋は結構高い位置にあります。
後にホームドアが設置されました。
24番のりばの右側地平部に在来線ホームがありますが、一部のホームは新幹線高架下に設置されています。
 
 

 

22番のりばより新大阪方を望む。ホーム端には詰所があり、副本線が本線に合流したすぐ先には片渡り線があります。
この先、右へカーブして進路を東寄りに変え、山陽本線と並走して市街地から郊外へ出ます。沿線には次第に山が目立ってきて、上道駅付近で山陽本線と分かれます。その後、山間部をトンネル主体で通過して吉井川を渡ると赤穂線と並走します(香登駅付近~備前片上駅付近)。赤穂線と離れると帆坂トンネルで山越えをして兵庫県に入り、赤穂市の北側を走って千種川を渡ります。その後もトンネル主体で東へ走り、いきなり市街地に出て左から山陽本線が、右から赤穂線がそれぞれ寄り添うと相生駅へと至ります。
 
 

 

22番のりばより博多方を望む。ホーム端には高架下にある詰所への階段があります。
この先、すぐに右へカーブしてから副本線が本線に合流し、市街地を西へ走りますが、山陽本線が左へ離れるとすぐに博多総合車両所岡山支所(車両基地)への出入庫線が左へ分岐します。分岐手前に上り線から下り線への片渡り線があります。その後は郊外を西へ走り、やがて丘陵地に差し掛かるとトンネルが連続するようになり、左へカーブします。伯備線と交差して高梁川を渡っても山間部をトンネル主体で走り続けますが、やがて田園地帯に出ると左から山陽本線が寄り添い、住宅地に入って新倉敷駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が山陽新幹線の岡山駅で下車(乗車)したのは記憶では2000年が最初で、以後何度もあります。ほぼ乗り鉄での利用ですw 特に若い頃は『青春18きっぷ』を多用していたため、移動がしんどい在来線の(姫路~)相生~岡山をワープするために新幹線をよく利用していました。2面4線の甲賀駅で、ホームはカーブしていますが、全列車停車駅であるため問題はないでしょう。駅舎は在来線と共用で、改札は分けられています。また、通常ですと新幹線駅は駅裏側に設置されるのですが、当駅は在来線と新幹線が並ぶ駅の中では国内で初めて正面口側に新幹線ホームが設置された駅かと思います。その後、東北新幹線や上越新幹線ではこの方式が多用されています。駅前は新幹線寄りの東口の方が栄えていて、市街地が広がっていますが、近年は在来線駅の橋上駅舎化と再開発により西口側も活気が出てきた印象です。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線『のぞみ(岡山以遠行き)』に乗り、当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です(最大滞在時間:11時間半程度)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線に乗り当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間:約16時間)。
  
食料・飲料について、駅構内や駅前に複数のコンビニがあり、飲食店も駅や駅前に多数あります。駅弁も販売しています。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。
山陽新幹線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は岡山駅でも途中下車してみて下さい!
そして岡山で新幹線と在来線を乗り換える際も、ぜひ新幹線の岡山駅を観察してみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、Google地図、Wikipedia)