赤穂線 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回は、青春18きっぷ利用時の迂回ルートにも使える、赤穂線を紹介します。
なお、本文は相生→東岡山(下り)で紹介していますが、写真は東岡山→相生(上り)乗車時に撮影したものです。ご了承下さい。

  

赤穂線は殆ど全線、山陽本線から10kmも離れていない海側を並行しています。

  

JR西日本・赤穂線:相生~東岡山(57.4km)、全線単線、直流1,500V電化。      
踏破達成:1999年3月、再踏破(今回の訪問):2009年1月。

  
  

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相生駅を発車するとすぐに山陽本線と別れ、トンネルに入ります。
築堤上にある西相生、再びトンネルを抜けた後に千種川を渡り坂越を過ぎ、市街地に入ると線内の拠点駅、播州赤穂です。

  
  

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播州赤穂をまたがって乗車する場合、2009年3月1日現在、上り最終電車を除きすべて播州赤穂で乗換が必要です。
昼間帯、相生方面は大阪方面直通の新快速と姫路行きの普通電車が1時間に1本ずつの計2本が交互に運転されています。一方、岡山方面は新快速に接続する普通電車が1時間に1本のみで、この駅を境に運転本数が半減します。

  

また、「赤穂義士祭」が行われる毎年12月14日は凄い混雑になります。

  
  

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播州赤穂~天和は、工場地帯の中を通り、貨物駅や側線、工場への専用線が見られます。

  

天和から伊部まで再びトンネルが連続する区間になります。備前福河は元々は岡山県で、昭和時代の越県合併により兵庫県になりました。駅名はその名残です。寒河から岡山県に変わります。

  
  

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日生駅は海のすぐそばに所在します。駅すぐの日生港から小豆島の大部港へフェリーが出ています。

  

伊里を過ぎ、数年前までは大阪方面からの快速電車の西限であった備前片上に到着します。

  
  

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備前片上~西片上間で、同和鉱業片上鉄道の廃線跡を跨ぎます。西片上は1面1線ですが、市街地の中にあります。

  

伊部も市街地にあり、しばらくすると山側に山陽新幹線が並走します。香登を過ぎると左へカーブし新幹線と別れ南南西へ向かいます。長船から先、昼間帯は1時間2本に増えます。その長船と次の邑久で乗客も増えます。
邑久を出ると今度は西へ向かい大富を過ぎ、吉井川を渡ると西大寺で、ここでも多くの乗車があります。かつて、西大寺地区から岡山市街へ軽便鉄道の「西大寺鉄道」がありましたが、赤穂線全通に伴い廃止されました。
大多羅を過ぎ、今度は北に向き小さなトンネルを抜けると山陽本線と合流し、東岡山駅に到着します。

  

路線としての赤穂線はここで終点ですが、列車はすべて岡山まで直通します。

  
  

【乗り鉄の注意点】  
赤穂線を全線通して運転する列車は上り最終列車の1本しかなく、基本的に播州赤穂で乗換が必要です。
また、相生~東岡山(岡山)では山陽本線より赤穂線の方がわずかに路線距離が短いですが、線形(単線)、速度、駅数、などの理由から山陽本線に比べ所要時間が長くなります。
ちなみに、「青春18きっぷ」が使用できる期間は、山陽本線の姫路~岡山の混雑が有名ですが、赤穂線はそんなに混雑はしないので、時間に余裕があれば、ゆったり座って行ける可能性大です。
但し、途中の播州赤穂~備前片上の間は、上下線とも終日1時間1本程度しかないので、事前に計画を立ててから行かれると良いでしょう。

  

  

のりかえ  

駅名   路線名  
相生駅   JR西日本:山陽新幹線山陽本線  
西片上駅   同和鉱業片上鉄道の廃線跡(1991年廃止。片上駅跡まで徒歩8分)  
東岡山駅   JR西日本:山陽本線(和気方面)  
(岡山駅)   JR西日本:山陽新幹線山陽本線(広島方面)、(伯備線列車)、津山線吉備線  
(岡山駅)   JR西日本:<瀬戸大橋線>、宇野線  
(岡山駅)  
(岡山駅)  
岡山電気軌道(岡山駅前停留所):東山本線、(清輝橋線電車)  
京山ロープウェー(廃止) 〔山麓えきまで徒歩40分〕   
  
(参考:Wikipedia)