岡山駅にて。キハ47形気動車です。
今回は、岡山駅から北へ進み、岡山県美作地方の中心都市である津山へ至る地方交通線で、かつては因美線とともに岡山~鳥取を結ぶ陰陽連絡線を形成していた路線、
津山線を紹介します。
津山線を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR西日本:津山線 | 岡山~津山 | 58.7km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時 | 2003年1月 |
撮影時 | 2010年8月ほか |
岡山駅は新幹線が2面4線の高架ホーム、在来線が4面10線の地平ホームを持つ大規模な駅です。
津山線の列車はいちばん西側のホーム、9番のりばより発着します。向かい側の10番のりばは同じく非電化の吉備線の列車が発着します。
津山線の列車はいちばん西側のホーム、9番のりばより発着します。向かい側の10番のりばは同じく非電化の吉備線の列車が発着します。
岡山を発車すると山陽新幹線、山陽本線と並走して市街地を北北東へ走ります。左手に岡山気動車区を見ながら走るとまずは山陽本線が右へ分かれ、続いて新幹線も右へカーブして分かれます。その後は住宅街を走り、岡山大学や岡山理科大などの学生の利用が多い法界院に着きます。
法界院を発車後は左手に岡山理科大などが立地する山並みを見ながら住宅地を走りますが、やがて右側にも山が現れ、山の間を通ります。
その後は田園地帯も見ながら走り、備前原に着きます。備前原を発車後は右側を流れる旭川に近い田園地帯を走り、玉柏に着きます。
玉柏を発車後は左側から山が、右側から旭川が迫り、旭川の流れに沿って峡谷を走ります。
玉柏を発車後は左側から山が、右側から旭川が迫り、旭川の流れに沿って峡谷を走ります。
山陽自動車道をアンダーパスした後も旭川を見ながら走り、牧山に着きます。
牧山を発車後も旭川に沿って走りますが、旭川が蛇行するようになると津山線は根元の山間部をトンネルでショートカットして進み、やがて旭川と再会して周囲が少し開けてくると野々口に着きます。野々口を発車後は再び旭川の峡谷を走りますが、すぐに盆地へと入り田園地帯をしばらく走ると住宅地へと入り、旧・御津町の中心駅である金川に到着します。
金川を発車すると金川の町並みを見ながら宇甘川を渡り、その後は山あいの田園地帯を走ります。
やがて山間部へ入るとトンネルで山越えをして、やがて田園の広がる盆地へと出ると建部に着きます。建部を発車後は住宅も多く見られる田園風景の中を北上し、やがて旭川を渡ると市街地へと入り、福渡に到着します。
福渡を発車するとすぐに峡谷区間を走りますが、やがて旭川と別れて今度は支流の誕生寺川に沿って走ります。
カーブしながらその誕生寺川を4回渡ると岡山県・岡山市北区から久米南町(くめなんちょう)へと変わり神目に着きます。神目を発車後は誕生寺川の谷に広がる田園風景を見ながら山あいを走り、住宅地へ入ると久米南町の中心駅である弓削(ゆげ)に到着します。
弓削を発車すると久米南町の中心市街地を見ながら走り、
やがて山里に広がる農村風景を見ながら北へ走り誕生寺駅に着きます。駅名の由来となった誕生寺は駅の北西約1kmの場所にあります。
誕生寺を発車後は美咲町へと変わり、相変わらず農村風景の中を走ると小原に着きます。この付近が旭川水系と吉井川水系の分水嶺となっています。小原を発車後もローカル風景の中を走りますが、やがて住宅地へ入ると亀甲(かめのこう)に到着します。
亀甲駅にて。駅舎の屋根は駅名にちなんで亀の形をしていて、あたまの部分も付いています。目の部分は時計になっていてとてもユニークです。
亀甲を発車してしばらくすると津山市へと変わり、山間部へ入ります。そして皿川の渓谷を北へ進み、佐良山に着きます。
佐良山を発車後は次第に谷が開けて盆地の田園地帯を走り、やがて右カーブで針路を東寄りへ変えると津山口に着きます。
津山口を発車後は左側からの姫新線と合流して市街地を東へ走り、やがて右手に扇形車庫と転車台が残る岡山気動車区津山派出を見ながら走ると程なくして終点の津山に到着します。
津山駅は島式ホーム2面4線の構造で、側線もあります。津山線の列車は南端の4番のりばを使用します。
駅の西側には車両基地の岡山気動車区津山派出があります。
駅の西側には車両基地の岡山気動車区津山派出があります。
津山駅は津山市の代表駅で市街地にありますが、津山城跡のある中心市街地は駅の北側、吉井川の対岸にあります。
また、駅前のバス停には中国ハイウェイバスが発着していて、京阪神方面へ多数の便が出ています。
また、駅前のバス停には中国ハイウェイバスが発着していて、京阪神方面へ多数の便が出ています。
津山線ではかつて急行『砂丘』『つやま』などが運転されていましたが、現在は快速と普通のみの運転です。
快速『ことぶき』は岡山方面8本、津山方面7本の運転ですが、岡山方面の1本のみ津山~福渡は各駅停車です。
普通は岡山~津山の全線通し系統をはじめ、岡山~法界院・野々口・金川・福渡、そして福渡→津山の区間運転列車が一部あります。
普通は岡山~津山の全線通し系統をはじめ、岡山~法界院・野々口・金川・福渡、そして福渡→津山の区間運転列車が一部あります。
快速は概ね2~3時間間隔、普通は1~3時間間隔での運転で、トータルで見ると概ね1時間に1本の運転です。
使用車両はキハ40形とキハ47形が主力で、一時期普通列車で多くみられたキハ120形は運用機会が減少しています。
岡山~津山の所要時間は、快速『ことぶき』で概ね1時間10分程度、普通では1時間半程度ですが、列車によりばらつきがあります。
最後に、津山線では岡山~法界院のみICカード『 ICOCA 』が利用可能で、法界院~津山では利用不可能です。ご注意下さい。
乗換駅 | 乗換路線 |
岡山駅 | JR西日本:山陽新幹線、山陽本線 (姫路方面、広島方面)、(赤穂線列車) |
岡山駅 | JR西日本:(伯備線列車)、吉備線、宇野線、(瀬戸大橋線列車) |
岡山駅 | 岡山電気軌道(岡山駅前停留所まで徒歩5分):東山本線、(清輝橋線電車) |
岡山駅 | 京山ロープウェー(廃止) 〔山麓えきまで徒歩40分〕 |
津山駅 | JR西日本:姫新線 (姫路方面、新見方面)、(因美線列車) |
(参考:Wikipedia)