姫新線(その1・姫路~津山) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、リクエスト路線第2弾です!  

  
  
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播磨新宮駅にて。キハ122系・キハ127系(両運転台車はキハ122系、片運転台車はキハ127系)気動車です。

  

今回から2回にわたり、兵庫県の路駅と岡山県の見駅を結ぶ、中国山地に並行して走るローカル線、
姫新線(きしんせん)を紹介します。
前半は、姫路~津山を紹介いたします。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間・営業キロ   備考  
JR西日本:姫新線  姫路~新見(158.1km)          
  
  
今回紹介の区間  
路線名   区間   営業キロ  備考  
姫新線   姫路~津山  86.3km   全区間単線。非電化  
  
  
踏破達成時   2001年8月  
撮影時   2012年8月ほか  

  

  

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姫路駅は播州随一のターミナル駅で、山陽新幹線の駅も併設されています。
姫新線の列車は一番北側にあるホームの西側(東側は播但線が使用)、3番線と4番線を使用しています。
姫路口の車両はキハ122系・キハ127系に統一されました。姫新線高速化事業の一環としてキハ40系の後継として導入され、スピードアップに貢献しました。

  

姫路を発車すると、市街地の中を山陽本線と並走しながら高架線で西へ進みます。山陽電鉄本線をオーバーパス、続けて山陽新幹線をアンダーパスすると右へカーブし、山陽本線と分かれます。その後は地平へ下りて再び山陽新幹線をアンダーパスし、住宅街を走ります。播磨高岡を過ぎてしばらく走ると夢前川を渡り、右へカーブすると余部(よべ)に着きます。
余部を発車後は沿線に田畑が目立ってきて、山々が迫ってきます。

  
  

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そして右手に姫路鉄道部(車両基地)が見えてくると山間部へ入り、国道29号線をアンダーパスすると田園風景の中を走り太市着。その後は再び山間部へと入り、トンネルを潜ると兵庫県・姫路市から「たつの市」へと入ります。山陽自動車道をアンダーパスして林田川を渡ると田園風景の中を走り、やがて右へカーブすると住宅地へと入り、本竜野に到着します。龍野の中心市街地は駅の西側約1km、揖保川の対岸です。

  

本竜野を発車すると両側に山並みを見ながら田園地帯を走ります。

  
  

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東觜崎(ひがしはしさき)を過ぎると左へカーブし、短いトンネルを抜けると揖保川を渡ります。

  

その後は右へカーブして田園地帯を北上し、やがて左側に市街地が見えてくると左へカーブし、播磨新宮に到着します。

  
  

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播磨新宮駅にて。データイムは当駅にて系統分割されていて、佐用方面への列車は大幅に減少します。
また、駅周辺の旧・新宮町は手延そうめん(素麺)・揖保乃糸の産地です。さらに「アラ!」などで有名な食品メーカー・ブンセンの本社もあります。

  

播磨新宮を発車すると栗栖川の谷間に広がる田園地帯を西へ進みます。両側には山並みが見られます。千本を過ぎるとさらに山深くなり、さらに西栗栖を過ぎると栗栖川を渡り、相坂トンネルを抜けると今度は角亀川を渡り、佐用町へと変わります。その後は角亀川に沿って田園地帯を走り、やがて角亀川or本郷川を渡ると三日月に着きます。

  
  

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三日月駅にて。駅西側の「三方里山公園」の山の斜面には三日月が描かれています。

  

三日月を発車後は志文川を渡り、その後はその志文川の谷に広がる山里を西へ進みます。やがて志文川と別れ、今度は千種川を渡ると播磨徳久(はりまとくさ)着。その後は徳久トンネルで山越えをして、国道179号線と並走しながら谷を抜けると右側から智頭急行智頭線が寄り添い、右側に市街地が見えてくると佐用(さよ)に到着します。

  
  

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佐用駅にて。キハ127系列の運転区間は次の上月までですが、大半の列車が当駅にて折り返して行きます。
代わりに津山方面からキハ120形使用の列車が多数(と言っても知れていますが…)乗り入れてきます。

  

佐用を発車するとしばらく智頭線と並走しますが、やがて右へカーブして上郡へ向かう智頭線をアンダーパスします。その後は佐用川を見ながら走りますが、その佐用川を3度渡ると上月(こうづき)に到着します。

  

上月を発車すると両側から山が迫り、山間部へと入って行きます。そして万能トンネルを抜けると兵庫県から岡山県美作市へと入ります。そして勾配を下り、左手に集落が見えてくると美作土居に着きます。

  
  

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美作土居を発車後は山家川の谷を、田園の広がる景色を見ながら走ります。やがて左手に市街地が見え、吉野川を渡ると美作江見に到着します。

  

美作江見を発車すると吉野川沿いの山里を走ります。やがて右へカーブして吉野川と離れ、山あいを走ると楢原着。その後は中国自動車道と少しだけ並走して、その後は田園風景の中を走ります。そして梶並川を渡ると美作市役所への最寄り駅である林野に到着します。駅南側の離れた場所に市街地があり、また近畿でもよく広告で見かける湯郷温泉があります。そして美作市は『湯郷ベル』のホームタウンでもあります。

  
  

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林野駅にて。簡易委託駅です。昔ながらの木造駅舎が残っています。
また、駅南側の離れた場所に市街地があり、また近畿でもよく広告で見かける湯郷温泉があります。
そして美作市は『湯郷ベル』のホームタウンでもあります。

  

林野を発車すると滝川に沿って進み、滝川を渡ると勝央町へと変わります。もう一度滝川を渡り、のどかな田園風景を見ながら走ると勝間田に着きます。
勝間田を発車後は右手に市街地を見ながら走り、滝川を渡ると丘陵地帯を進みます。丘陵を出て西勝間田を過ぎると津山市へと入り、田園地帯を走るようになります。美作大崎を過ぎてしばらくすると峠越えをして平地を走るようになり、右手に郊外型の店舗などを見ながらしばらく走ると加茂川を渡ります。その後はすぐに右側から因美線が合流し、東津山に着きます。因美線は乗り換えですが、両線とも本数が少ないので要注意です。
東津山を発車後は吉井川を渡り、しばらく丘陵地帯を進みます。やがて周囲が開けてくると、間もなく津山に到着します。

  
  

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津山駅は島式ホーム2面4線の構造で、中国地方中央部の主要駅の一つです。
西側には車両基地があり、扇形車庫と転車台が今も使用されています。
姫新線の新見方面へは一部の列車を除いて乗換となります。また、津山線も乗換です。

  

(つづく)  

  

  
乗り鉄の注意点  

今回の区間はかつては急行列車も運転されていましたが、現在は全列車普通列車(快速列車あり)のみの運転です。
その普通列車は、佐用・上月を境に運転形態が全く異なります。
姫路~播磨新宮では概ね毎時2本が確保されていて、さらに姫路~車庫のある余部では本数が増えます。
播磨新宮~佐用・上月では概ね1~2時間に1本と、大幅に本数が減少します。

  

一方、佐用・上月~津山ではさらに本数が減り、中には4時間近く間隔が開く場合があります。
また、夕方以降には美作江見~津山の区間列車も2往復設定されていますが、早朝の上りと深夜の下りを中心に利用客の少ない駅を通過する快速列車が運転されているので、通過駅を利用される方はご注意を。

  

運転系統は姫路~余部・播磨新宮・佐用・上月、播磨新宮~佐用・上月、佐用・上月・美作江見~津山で、津山方では1往復のみ新見方と直通運転します。

  

使用車両は、姫路~上月はキハ122系・キハ127系で、佐用~津山はキハ120形です。

  

姫路からの所要時間は、播磨新宮まで30分台、佐用まで1時間強、津山まで最速2時間程度ですが、佐用や上月での姫路方と津山方の連絡が悪いケースが多いです。
乗りつぶし難易度は高いと言えるでしょう。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線
姫路駅   JR西日本:山陽新幹線、山陽本線 (神戸方面【JR神戸線】岡山方面)、播但線  
姫路駅   山陽電気鉄道:本線 (山陽姫路駅まで徒歩5分)  
姫路駅  
姫路駅  
姫路市:書写山ロープウェイ (書写駅までバスで約30分)  
姫路市:姫路モノレールの廃線跡。国鉄:飾磨港線の廃線跡   
佐用駅   智頭急行:智頭線  
東津山駅   JR西日本:因美線  
津山駅   JR西日本:姫新線(新見方面)津山線  
    
(参考:Wikipedia)