今回も、兵庫県の姫路駅と岡山県の新見駅を結ぶ、中国山地に並行して走るローカル線、
姫新線(きしんせん)を紹介します。
後半は、岡山県内北部を走る区間、津山~新見を紹介いたします。
姫新線(きしんせん)を紹介します。
後半は、岡山県内北部を走る区間、津山~新見を紹介いたします。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間・営業キロ | 備考 |
JR西日本:姫新線 | 姫路~新見(158.1km) |
今回紹介の区間
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
姫新線 | 津山~新見 | 71.8km | 全区間単線。非電化 |
踏破達成時 | 2001年8月 |
撮影時 | 2010年7月ほか |
津山駅は島式ホーム2面4線の構造で、新見駅、三次駅と並び中国地方中央部の主要駅の一つです。
西側には車両基地があり、扇形車庫と転車台が今も使用されています。
姫新線の姫路方面へは一部の列車を除いて乗換となります。また、津山線と因美線も乗換です。
西側には車両基地があり、扇形車庫と転車台が今も使用されています。
姫新線の姫路方面へは一部の列車を除いて乗換となります。また、津山線と因美線も乗換です。
津山を発車すると、しばらくは住宅地の中を津山線と並走します。やがて津山線が左へカーブして分かれ、こちらは吉井川を渡った後も住宅地を走り、院庄に着きます。
院庄を発車後は田園風景の中を走り、再び吉井川を渡ります。その後は吉井川の支流である久米川に沿ってローカル風景の中を走ります。美作千代を過ぎると徐々に山がちになり、坪井に着きます。
坪井を発車後は中国自動車道をアンダーパスし、山里の中を西へひたすら進むと、岡山県・津山市から真庭市へと変わり、美作追分に着きます。
院庄を発車後は田園風景の中を走り、再び吉井川を渡ります。その後は吉井川の支流である久米川に沿ってローカル風景の中を走ります。美作千代を過ぎると徐々に山がちになり、坪井に着きます。
坪井を発車後は中国自動車道をアンダーパスし、山里の中を西へひたすら進むと、岡山県・津山市から真庭市へと変わり、美作追分に着きます。
坪井~美作追分にて。姫新線を一気に超閑散路線へと転落させる要因の一つとなった中国自動車道と並走します。
しかし、中国道も瀬戸内沿いを走る山陽道に通行量を奪われ、多くのパーキングエリアでは売店などが閉鎖に追い込まれています。
しかし、中国道も瀬戸内沿いを走る山陽道に通行量を奪われ、多くのパーキングエリアでは売店などが閉鎖に追い込まれています。
美作追分を発車後は米子自動車道をアンダーパスして、中国自動車道と並走しながら河内川の谷を下り、田園風景の中を走ります。そして中国道をアンダーパスして住宅地へ入ると美作落合に到着します。
美作落合を発車すると大きく右へカーブして北へ針路を変えます。中国道をアンダーパスすると、瀬戸内海へと流れる旭川に沿って田園地帯を北上し、古見を過ぎてしばらく走り目木川を渡ります。その後は左へカーブして市街地へと入り、久世(くせ)に到着します。
久世駅にて。相対式ホーム2面2線の構造です。
真庭市役所の最寄り駅です。市街地は駅の東側に位置しています。
真庭市役所の最寄り駅です。市街地は駅の東側に位置しています。
久世を発車後は右側から山地が迫り、左側を流れる旭川に沿って断崖を走ります。やがて周囲が開けてくると再び市街地へと入り、拠点駅のひとつである中国勝山に到着します。
中国勝山駅にて。中国地方の駅名で「中国」が付くのはここだけではないでしょうか?
運転上の拠点駅で、折り返し列車が多数設定されています。当駅より新見方は列車の本数が2/3に減少します。
運転上の拠点駅で、折り返し列車が多数設定されています。当駅より新見方は列車の本数が2/3に減少します。
中国勝山を発車すると旭川を渡り、すぐに山間部へと入ります。その後はトンネルで山越えをして、月田川の谷を走った後に周囲が開けてきて月田着。
その後も月田川の谷を蛇行しながら山里を走り、富原に着きます。
富原を発車後はさらに山深くなり、傍示トンネルを抜けると新見市へと変わります。やがて山が開けてきて盆地を走るようになると、小坂部川を渡り、刑部(おさかべ)に到着します。
刑部を発車すると山あいの農村部を走り、やや山深くなると丹治部(たじべ)着。その後は山間部を流れる大畑川に沿って走ると岩山に着きます。
岩山駅にて。岩山神社への参拝は当駅が便利です。
かつては列車交換可能でしたが、現在は線路が撤去されていて、ホーム跡が残っています。
かつては列車交換可能でしたが、現在は線路が撤去されていて、ホーム跡が残っています。
岩山を発車後は中国道と並走しながら延々と熊谷川の谷を下ります。やがて谷が開けてくると市街地へと入り、右へカーブしながら高梁川を渡ると、左から接近してきた伯備線に寄り添い、終点の新見に到着します。
新見駅は島式ホーム2面4線の構造で、中国地方中央部の主要駅の一つです。
姫新線の列車は2番のりばに発着します。
伯備線と芸備線は乗換です(伯備線の布原駅へは芸備線列車を利用)。
姫新線の列車は2番のりばに発着します。
伯備線と芸備線は乗換です(伯備線の布原駅へは芸備線列車を利用)。
今回の区間は全列車普通列車(快速列車あり)のみの運転です。
津山~中国勝山では概ね1~3時間に1本の運転ですが、中には4時間近く間隔が開く場合があります。
そして中国勝山~新見では概ね2~3時間に1本の運転ですが、こちらも4時間近く間隔が開く場合があります。
津山~中国勝山では概ね1~3時間に1本の運転ですが、中には4時間近く間隔が開く場合があります。
そして中国勝山~新見では概ね2~3時間に1本の運転ですが、こちらも4時間近く間隔が開く場合があります。
また、早朝と深夜には利用客の少ない駅を通過する快速列車が運転されているので、通過駅を利用される方はご注意を。
運転系統は津山~新見の全区間通し運転を中心に、津山~中国勝山の区間列車がが多数運転され、中国勝山~新見にも少数ながら区間列車が設定されています。
使用車両は、キハ120形の独壇場ですが、全車両トイレが設置されています。
津山からの所要時間は、中国勝山まで約50分、新見まで概ね1時間40分台です。
列車本数が少ないので、乗りつぶし難易度は高いです。
列車本数が少ないので、乗りつぶし難易度は高いです。
(参考:Wikipedia)