英彦山花園スロープカー【山頂線】(福岡県添田町。2006年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回のスロープカー路線は複線(実際には単線並列)になっています。
写真の車両は『花号』です。

 

今回は、福岡県添田町の英彦山(ひこさん)にある英彦山神宮奉幣殿にアクセスするスロープカー路線で、
おそらく国内最大級のスケールを誇るスロープカー路線でもある、
英彦山花園スロープカー(英彦山スロープカー)のうち、上部路線に相当する【山頂線】を紹介します。
ちなみに英彦山花園スロープカーは、地元の嘉穂製作所が開発・製作したものです。

 

尚、当スロープカーは途中の花駅を境に下部路線と上部路線に分かれています。
今回は、上部路線に当たる路線を紹介致しますが、この路線を便宜的に【山頂線】と呼ばせて頂きます。

 

また、訪問が2006年と6年も前で、私の訪問後に、緩行線(参道駅に停車する路線)の車両が単行から2両編成に変更されました。
写真は単行時代のものとなりますが、どうかご了承願います。


 

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(Yahoo!地図を使用)

  

区間   全長   高低差  方式  
花(はな)駅~神(かみ)駅  469m  不明   複線(単線並列)。(※1)スロープカー  
(※1)参道駅に停車する路線の「神号」は2両連結で定員80名、急行線の「花号」は単行で定員41名。  

  

訪問・撮影時   2006年6月  

  

  

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山麓駅に相当する花駅は2階建て構造で、【山頂線】の乗場は1階にあります。
幸(さち)駅方面へは2階より発着する【山麓線】にのりかえです。
ちなみに花駅には当初、「フルール駅」の愛称が付いていました。
写真の車両は初代『神号』、右側に少しだけ見える車両は『花号』です。


 

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(下り時に撮影)花駅を発車しました。駅前には駐車場があります。
花駅の2層構造がよく分かるかと思います。


 

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(下り時に撮影)私の乗っている路線は、中間駅である参道駅(旧・花園駅「愛称:シャルダンフルール駅」)に到着します。
ちなみに反対側の路線は参道駅にホームが設置されていなくて、花駅と神駅をノンストップで結びます。


 

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(下り時に撮影)さらに上昇すると、遠くの方まで望めるようになります。
結構山深い所を走ります。


 

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神駅に着きました。2面2線の構造です。写真の車両は初代『神号』です。
スロープカーの施設は、原則としてバリアフリー構造になっています。


 

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神駅を山麓方から望む。やはり神社参拝のための路線だからか、神殿のような造りになっています。
ちなみに神駅も当初は「ディウ駅」の愛称が付いていました。


 

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神駅からすぐの所に英彦山神宮奉幣殿があり、簡単にアクセスできます。
かつては銅の鳥居から徒歩で1時間以上を要しましたが、スロープカーの開業により最速で約15分で到達できるようになりました。

  

  
情報(2012年11月現在)  

営業期間   通年。但し、不定休なので事前に要確認。  
営業時間   (上り)始発8時40分~最終16時40分(下り最終は17時10分)。  
運転間隔   20分毎。  
所要時間   片道約8分(参道駅停車便。推定)。  
料金   大人片道300円(小人200円)、往復600円(小人400円)。  
幸駅~神駅の料金   往復のみ、大人800円、小人400円  

    

  

【山麓線】・幸(さち)駅までのアクセス(2012年時点)  

公共交通機関:JR日田彦山線・彦山駅より添田町バスで約12分(便によっては30分~40分かかることがあります)、銅の鳥居バス停下車すぐ。

 

マイカー:福岡市方面から八木山峠経由で約1時間30分、北九州市方面から田川経由でり国道56号線利用で約1時間、日田市方面から国道211号線経由で約1時間。駐車場60台(花駅にも20台駐車可能)。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
花(はな)駅   英彦山花園スロープカー【山麓線】 (銅の鳥居、彦山駅方面)  
  
(参考:英彦山花園スロープカーのHP、Wikipedia)