今回は、JR西日本の路線でも地味な印象がありますが、実は沿線に有名な寺社や史跡が多く、岡山直結で利用者も結構多い吉備線です。
LRT化が検討されていますが、進展はみられません。
LRT化が検討されていますが、進展はみられません。
尚、2024年時点で【桃太郎線】の路線愛称が付与されています。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
JR西日本:吉備線 | 岡山~総社 | 20.4km | 全線単線・非電化 |
踏破達成時 | 1999年3月 |
撮影時 | 2000年夏頃(全線)、2009年1月(岡山~備中高松) |
吉備線の列車は、岡山駅の一番西側、10番線に発着します。
以前の吉備線ホームは、写真手前の更地の部分にありました。
以前の吉備線ホームは、写真手前の更地の部分にありました。
岡山駅を発車すると、西へカーブし、幹線道路を高架橋でオーバークロスします。最初の停車駅、備前三門は市街地の中にあり、学生の乗降が多いです。大安寺を過ぎると市街地は途切れ、田園風景の中を走ります。備前一宮は吉備津彦神社、吉備津は吉備津神社の最寄駅です。
備中高松駅が近づいてくると、北側の車窓から大きな鳥居が目に入ります。
備中高松駅です。岡山からの朝と昼間の一部の列車がこの駅で折り返して行きます。
備中高松城跡が近くにあり、最上稲荷へも時間はかかりますが歩いて行けます。
ちなみに、戦前はここから最上稲荷まで「中国鉄道稲荷山線」が存在していました。
備中高松城跡が近くにあり、最上稲荷へも時間はかかりますが歩いて行けます。
ちなみに、戦前はここから最上稲荷まで「中国鉄道稲荷山線」が存在していました。
次の足守も昔ながらの町並みで有名ですが、駅からかなり離れています。岡山自動車道をアンダークロスする付近で岡山市から総社市に入ります。服部は岡山県立大学の最寄駅です。
総社市街に入ると最後の途中駅、東総社です。当初の吉備線は、高梁川の舟運と貨物の連絡のために、高梁川に近い湛井(たたい)が終点で、伯備線の開通に伴い現行のルートに変更されました。
総社市街に入ると最後の途中駅、東総社です。当初の吉備線は、高梁川の舟運と貨物の連絡のために、高梁川に近い湛井(たたい)が終点で、伯備線の開通に伴い現行のルートに変更されました。
東総社を出てしばらくすると左にカーブし南向きになり、伯備線と合流して終点・総社に到着します。
総社駅では吉備線の列車は切り欠きホームの1番のりばから発着します。
なお、一部列車は中線の3番のりばを使用します。
なお、一部列車は中線の3番のりばを使用します。
総社駅は橋上駅です。井原鉄道の列車も総社駅から出ています。
【乗り鉄の注意点】
全線通し運転する列車の本数は、早朝夜間、データイムの一部時間帯を除き、概ね1時間に2本あります。
岡山~総社間では山陽本線・伯備線経由と比べて距離が短いですが、単線非電化、駅数などの要因から所要時間は吉備線のほうが長くなります。
全線通し運転する列車の本数は、早朝夜間、データイムの一部時間帯を除き、概ね1時間に2本あります。
岡山~総社間では山陽本線・伯備線経由と比べて距離が短いですが、単線非電化、駅数などの要因から所要時間は吉備線のほうが長くなります。
総社での伯備線との接続は、備中高梁方面については概ね良好です。倉敷方面や井原鉄道との接続はあまり良くないです。
使用車両はキハ40系列ですが、セミクロスシートの車両とオールロングシートの車両があります。
岡山寄りの区間は乗客が多いです。
駅名 | 路線名 |
岡山駅 | JR西日本:山陽新幹線、山陽本線(姫路方面、福山方面)、〔赤穂線列車〕 |
岡山駅 | JR西日本:〔伯備線列車〕、<瀬戸大橋線>、宇野線、津山線 |
岡山駅 岡山駅 |
岡山電気軌道(岡山駅前停留所):東山本線、〔清輝橋線〕 京山ロープウェー(廃止) 〔山麓えきまで徒歩40分〕 |
備中高松駅 総社駅 |
中国鉄道稲荷山線の廃線跡 JR西日本:伯備線、井原鉄道:井原線 |
(参考:Wikipedia)