大宮駅【埼玉県】(東武野田線【東武アーバンパークライン】。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県の県庁所在地・さいたま市大宮区の、旧・大宮市の中心市街地に位置する埼玉県最大の駅である
大宮駅 (おおみやえき。Omiya Station) のうち、今回は東武アーバンパークライン(正式名称:東武野田線)の駅について紹介いたします。
 
尚、JR新幹線駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら
そして、JR在来線駅、ニューシャトルの駅の記事につきましては後日UPできればと思います。
 
 
駅名  
大宮駅 (TD 01) 
 
所在地   
埼玉県さいたま市大宮区 (旧:大宮市) 
 
乗車可能路線・系統  
東武鉄道:野田線 【愛称:東武アーバンパークライン】  
 
隣の駅  
船橋方……北大宮駅  
  
乗換可能駅  
JR東日本:東北新幹線上越新幹線 (北海道新幹線秋田新幹線山形新幹線北陸新幹線の列車も乗り入れます) 
……大宮駅(新幹線)まで徒歩10分  
JR東日本:東北本線【宇都宮線】(上野・東京方面黒磯方面)、高崎線湘南新宿ライン京浜東北線埼京線川越線  
……大宮駅(在来線)まで徒歩6分~10分  
埼玉新都市交通:伊奈線【愛称:ニューシャトル】…………大宮駅まで徒歩10分
  
訪問・撮影時  
2020年6月  
 
 

 

東武の大宮駅は駅北東側、JR駅東口の北側にあり、駅舎・改札口は駅ビル「ルミネ1」(旧・大宮ステーションビル)の1階部分にあります。
1階出入口上にはJR東日本の駅名看板が、駅ビル屋上にはJR東日本系列の商業施設「ルミネ」の看板がそれぞれあるのみで、いずれも東武駅を示す大きな看板はありません。遠くから見るとこのビル内に東武駅がある事が分かりません。
下写真の正面にある階段は2階のJR線橋上駅舎に通じています。階段の右側に「ルミネ1」の出入口があり、東武線の駅へ行くことができますが、そこに東武線の位置を示す案内表示はありません。
出入口には段差がなく、また改札とホームの間にも段差がないので、東武線の大宮駅はバリアフリーに対応しています。
上写真は北西を、下写真は西を望む。
 
 

駅前です。南を望む。後方に東武線の駅と「ルミネ1」があり、右手に3階建ての駅ビル「ルミネ1」東口別館があります。
東口駅前にはロータリーを2ヶ所有する駅前広場があり、北側ロータリー(手前側)にはバスターミナルとタクシー乗り場が設けられていて、南側ロータリー(奥)は一般車乗降場となっています。
 
 

駅前です。東を望む。後方に東武線の駅と「ルミネ1」があります。
駅東側は繁華街になっており、東へはアーケード商店街の「すずらん通り」が延びていて、北側(左)へは大宮銀座商店街が延びています。
撮影地点の南側(右)には百貨店「高島屋大宮店」があります。
市街地は西口側と比較して再開発が遅れており、雑然ながら賑やかな街並みが広がっています。しかしながら東口側には再開発構想があり、実現すれば街並みが大きく変わる事になります。
また、駅から離れると住宅街へと変わり、1km圏内にも一戸建て住宅が多く見られます。
約950m南南東にはさいたま市大宮区役所があります。
そして、約1.4km北東には武蔵国一宮氷川神社(大宮氷川神社)が鎮座しています。
大宮は旧中山道の大宮宿に由来する宿場町として、そして大宮氷川神社の門前町として発展し、明治期に鉄道が開通してからは「鉄道の町」として発展してきました。
 
 

 

駅ビル1階にある改札口です。北を望む。
後部が出入口方面で、左後方と改札機の左手前にJR大宮駅とを結ぶ連絡通路の階段(前者)・上下方向エスカレーター(後者)があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が多数並んでいて、一番右が幅広通路です。右端には窓口があります(有人通路はありません)。
改札口から離れた右手前には自動券売機と定期券うりばがあり、左後方にはトイレ・多機能トイレはあります。ちなみに、改札内にトイレ・多機能トイレはありません。
また、改札内には自動精算機とAEDがあります。自動券売機、自動精算機ともICカードのチャージが可能です。
そして、改札を通った先はホームで、段差なく到達可能です。バリアフリーに対応しています。
尚、東武駅は改札内・改札外とも売店・コンビニがありません。JR駅構内や駅前に複数のコンビニがあります。また、改札内には飲料自動販売機があります。
 
 

時刻表・路線図・案内図と一体になっている建植式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
東武鉄道の標準デザインで、矢印は東武アーバンパークラインのラインカラー(水色)が使用されています。
右上には東武アーバンパークラインの表記があり、東武アーバンパークラインのロゴマークも描かれています。
駅ナンバリングも併記されています (TD 01)。当駅がトップナンバーです。
 
 

こちらは上家の柱に設置されている行灯式駅名標と縦型駅名標です。
行灯式は書体が古く、相当昔から使用されていると思われますが、結構綺麗だったので案外新しいかもしれません。
 
 

 

東武野田線【東武アーバンパークライン】の大宮駅は頭端式ホーム1面2線の地平構造で、南南東~北北西方向にホームが延びています。
左(西)が1番線、右(東)が2番線で、ともに下り春日部・柏・船橋方面です。種別・行先などによる番線の使い分けはされておらず、基本的に交互発着(折り返し)となっています。
わずか2線のみで多くの列車を捌いていて手狭に感じますが、東口駅前の再開発に伴い、駅を2面3線に拡張する構想があります。実現の可否は不明ですが…。
また、1番線の左側(西側)にはJR線が並行しています。東武駅から見て南側にJR線の各ホームがあります。
ホーム有効長はギリギリ6両分で、2020年6月時点でホームドアは未設置です。ホーム幅は乗車人員13万人台の駅にしては狭く、先端部の船橋方(奥)は非常に狭いです。
上屋は全6両分に設置されています。改札口から雨に濡れずに電車まで移動できます(異常気象時を除く)。
ホーム上にはベンチが設置されています。飲料自動販売機は改札口の近くにあります。
  
発車メロディは、
1番線……Crystal Clear River  
2番線……Chathedral  
です。
  
写真は2枚とも船橋方を望む。
 
 

2番線側より柏方・船橋方を望む。左側はJR各線です。
前方では県道2号線の陸橋(大栄橋)が東武線とJR在来線を跨いでいます。その先には両渡り線があります。
また、用地の狭さや大栄橋の橋脚の位置が影響してこれ以上のホーム延伸は難しいです。現在、野田線は6両編成のみの運転となっています(特急を除く)。しかし、前述の拡張構想が実現すればホームを終端方(南側)へ延伸できるため、8両編成や10両編成が運行可能になる可能性はゼロではありません(まぁ無理でしょうが…)。
この先、JR線と並行して右手に住宅街、左手にJRの大宮総合車両センター・大宮車両所を見て北北西へ走り、右へカーブするとJR高崎線と分かれ、引き続きJR宇都宮線と住宅街の中を並走します。そして進路を北北東に変え、県道164号線をオーバーパスすると北大宮駅へと至ります。並走する宇都宮線にはホームがありません。
 
 

1番線より終端方を望む。
すぐ先に両番線とも車止めがあり、その先に駅舎があります。ホーム終端部の先は通路で、改札口に通じています。
右隣にはJR京浜東北線のホームがあり、右後方に京浜東北線の車止めがあります。
1990年頃には東武アーバンパークラインと京浜東北線の直通運転構想が議論されましたが、両数の違いやコスト面から実現せずに現在に至っています。
また、東武駅とJR駅の間は迂回しなければならないため、乗り換えには若干距離がありますが、遠いわけでもありません。東京の地下鉄の事を思えば許容範囲かと思われます。
  
 
あとがき  
私が東武野田線の大宮駅で乗車(下車)したのは少なくとも2006年、2011年、2015年、2020年の4度はあります。2006年は野田線の乗りつぶしのため、2011年は野田線の車窓風景撮影のため、2015年は北陸から柏へ移動する際、東武アーバンパークラインを乗り鉄したため、そして2020年は春日部駅からJRの西浦和駅へ移動するため、いずれも終着駅ゆえに必然的に改札口を通っています。1面2線の小さなターミナル駅で、初訪問時は驚きました。東武の駅はJR駅の東口側にありますが、東口側は雑然とした街並みが広がっていますが、ごちゃごちゃした雰囲気がまた良かったです。しかし、再開発の波が迫っているようですが…。
 
新宿駅からですと湘南新宿ライン北行に乗り大宮駅下車、東口側すぐです。埼京線でも乗換なしで到達できますが、所要時間は湘南新宿ラインとほぼ同じながらホームから東武駅までの距離が遠くなるため、やや不利です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅へ。東北新幹線系統に乗り換えて大宮駅下車(一部種別は全車両指定席)。東口側すぐです。あるいは品川駅or東京駅で上野東京ラインの宇都宮線or高崎線直通列車に乗り換えて大宮駅下車。東口側すぐです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、JR駅構内や駅前に複数のコンビニがあり、飲食店もJR駅構内や駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東武アーバンパークラインを乗り鉄の際は、大宮駅ですぐに乗り換えたりせずに、一度は駅を観察されてみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、JR東日本のHP、ルミネ大宮のHP、Google地図、Wikipedia)