東武伊勢崎線(その1・浅草~東武動物公園【東武スカイツリーライン】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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西新井駅にて。日比谷線直通の18m車両・20070系電車です。
   
今回から数回にわたり、東京・浅草から北関東方面へ、群馬県の伊勢崎へ至る東武の本線格の路線で、私鉄最長の複々線区間(北千住~北越谷の18.9km)を持つ路線、
東武伊勢崎線を紹介していきます。
   
第1回目は、『東武スカイツリーライン』の愛称が付けられている、
浅草~東武動物公園を紹介します。
    
   
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(Yahoo!地図を使用)  
  
  
 路線名  区間・営業キロ  備考
 東武鉄道:伊勢崎線  浅草~伊勢崎(114.5km)   押上~曳舟は線増区間

  

   
今回紹介の区間(浅草~東武動物公園【東武スカイツリーライン】)   
 区間  営業
 キロ
 備考
 浅草~ 
 東武動物公園 
 41.0km  複線・複々線混在(※1)。直流1,500V電化。
 軌道間隔1,067mm。

  

(※1)とうきょうスカイツリー~曳舟(1.3km)、北千住~北越谷(18.9km)は複々線区間。前者については後に路線別記事で紹介予定⇒記事はこちら
  

  

 踏破達成時  2003年8月
 撮影時  2009年~2013年

  

  
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浅草駅は浅草寺の東側にあり、観光客など多くの人で賑わっています。
1931年(昭和6年)に完成の駅ビルが現在も使用されています。2012年にリニューアルされて完成当初の雰囲気が復活しています。
駅ビル内には百貨店の松屋(牛めし店ではない)がテナントとして入居しています。
しかし、ターミナル駅でありながら山手線と接続していないのがネックです。
   
   
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浅草駅は頭端式ホーム3面4線で、スペースの制約上ホーム先端で右カーブしています。
いちばん東側の1番線が8両対応、残りの3線が6両対応と、輸送力増強のネックとなっています。
西側の3・4番ホームは特急専用で、中間改札が設置されています。
   
   
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浅草を発車すると右カーブし終えて左手に東京スカイツリーを見ながら隅田川を渡り、東京都台東区から墨田区へと変わります。
   
その後は右手にスカイツリーを見ながら市街地を高架線で東へ進み、とうきょうスカイツリー駅(旧:業平橋駅)に着きます。
   
   
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とうきょうスカイツリー駅にて。駅の南側(写真左側)には東京スカイツリーや東京ソラマチなどがあります。
   
とうきょうスカイツリー駅を発車すると東京スカイツリータウン(東京スカイツリーや東京ソラマチなど)の北側を走り、左へカーブすると地下から出てきた東京メトロ半蔵門線直通の別線が上下線の間から合流し、さらに亀戸線も合流すると高架駅の曳舟に到着します。
   
曳舟を発車すると住宅密集地を高架で北へ走り、東向島を過ぎると地上へ下りてホームが大きくカーブした鐘ヶ淵に着きます。鐘ヶ淵はカネボウ(現・クラシエ)やカネカの創業の地です。
    
    
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鐘ヶ淵を発車後は荒川の堤防沿いに進み、隅田水門を過ぎると足立区へと変わり堀切に着きます。
   
その後は左へカーブして西へ向かい、京成本線をアンダーパスすると牛田に着きます。すぐ南側に京成関屋駅があり、乗換可能です。牛田を発車後は大きく右へカーブして北へ向かいます。この区間には側線が見られます。やがて市街地へ入り、頭上に東京メトロ日比谷線の高架橋が覆うと北千住に到着します。
    
    
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北千住駅にて。急行線を走る優等列車や浅草方面直通の列車は写真の1階ホームより、日比谷線直通の普通列車は3階ホームより発着します。
   
北千住を発車すると高架線になり、日比谷線と直通する緩行線が急行線の上下線の間へと入り複々線を構成します。荒川を渡って小菅を過ぎると左へカーブし、常磐線などをオーバーパスします。そして北西へ針路を取ると五反野、用地が狭いために上下線ホームが交互に配置されている梅島と住宅街を進みます。そして地上へ下りると西新井に到着します。
   
西新井を発車すると大師線が左へ分かれ、その後は右へカーブして北北東へと向かい、住宅街を地上で走ります。そして左手に東京地下鉄竹ノ塚検車区を見ながら走ると、竹ノ塚に着き
ます。当駅を始発・終着とする普通が多いです。余談ですが、レイルウェイ・ライター、種村直樹さんが竹ノ塚に在住しています。
   
  
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竹ノ塚を発車すると住宅団地を見ながら走った後に再び高架線となり、毛長川を渡ると埼玉県草加市へと変わります。
   
一旦地上へ下りて国道4号をアンダーパスして高架線へ戻ると谷塚に着きます。
   
  
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谷塚を発車後はやや左にカーブして住宅街を北へ進み、やがて市街地へ入ると草加に到着します。
    
草加を発車すると引き続き高架線で住宅街を北上し、左へカーブして北北西へ針路を変えると松原団地(駅西側には東洋最大規模といわれた旧・日本住宅公団造成の草加松原団地あり)、東京外環自動車道をアンダーパスして新田、綾瀬川を渡って越谷市へと入り蒲生と進み、市街地へと入ってさらに高い所を走ると新越谷に着きます。
    
   
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新越谷駅にて。高架線の武蔵野線を跨ぐために高々架になっています。
複々線区間なので、急行線と緩行線の電車が同時発車する場面も見られます。
   
新越谷を発車後は通常の高さへと戻り、越谷市の中心市街地にある越谷駅に到着します。
   
越谷を発車すると住宅街を北へ進み、北越谷に着きます。複々線区間はここまでです。
北越谷を発車後は地上へ下りて、複線で住宅街の中を大袋、国道4号をアンダーパスして、せんげん台と北上します。
   
  
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せんげん台を発車後は川を渡り春日部市へと変わります。
   
その後は引き続き住宅街を武里、一ノ割と北へ進みます。そして左へカーブすると野田線をアンダーパスします。やがて野田線と合流すると市街地へと入り、春日部に到着します。
   
春日部を発車すると右へカーブして野田線と分かれ、住宅地を北北西へ進むと北春日部に着きます。北春日部を発車後は右手に南栗橋車両管区春日部支所を見ながら走ると宮代町へと変わり、姫宮に着きます。
   
  
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姫宮を発車後は田園地帯を走り、やがて住宅地へ入ると左へカーブして東武動物公園駅に到着します。
   
  
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東武動物公園駅にて。伊勢崎線と日光線との連絡駅です。
開業当時は大落古利根川の対岸にある町名から「杉戸駅」でしたが、駅南西に東武動物公園ができたことから改称されました。
  
(つづく)  
  
  
==== 乗り鉄の注意点(データイム中心) ====  
今回の区間では伊勢崎線系統の特急『りょうもう』と日光線系統の特急(『きぬ』など)が運転されています。また、日光線へは料金不要の快速も運転されていますが、昼間帯以降は2時間に1本なので使えないです…。
   
一方、使える優等種別は『急行』で、押上(半蔵門線直通)~久喜(4本)・南栗橋(2本)で毎時6本の運転です。また、普通が北千住(日比谷線直通)~東武動物公園(4本)、南栗橋(2本)で毎時6本、浅草~北千住(3本)・竹ノ塚(3本)も毎時6本で、普通は全区間で毎時6本以上が確保されていますが、浅草と埼玉県方面との移動は主に曳舟で乗換が必要なので注意が必要です。
なお、ラッシュ時には半蔵門線直通の準急、浅草系統の区間急行、区間準急の運転もあり、浅草と埼玉県方面を乗り換えなしで移動可能になります。
   
使用車両について、特急は専用車両(日光線系統は100系ほか、『りょうもう』は200系列)、快速は6050系、半蔵門線直通列車は30000系、50000系の他に東京メトロ・東急車が、日比谷線直通列車は20000系列とメトロ車が、浅草系統は10000系列、30000系です。
   
浅草 から急行利用での所要時間は、とうきょうスカイツリーまで3分、北千住まで13分、春日部44分、東武動物公園48分です。
  
  
==== のりかえ ====   
 乗換駅  乗換路線
 浅草  東京メトロ:銀座線。都営地下鉄:浅草線
   (押上駅へは改札外連絡) 東武鉄道:伊勢崎線(別線)【東武スカイツリーライン】
とうきょう  (押上駅へは改札外連絡) 東武鉄道:東京メトロ:半蔵門線
 スカイツリー  (押上駅へは改札外連絡) 京成電鉄:押上線
   (押上駅へは改札外連絡) 都営地下鉄:浅草線
 曳舟  東武鉄道:亀戸線伊勢崎線別線【東武スカイツリーライン】(押上駅、半蔵門線方面)。
 牛田  京成電鉄:本線(京成関屋駅まで徒歩2分)。
 北千住  東京メトロ:日比谷線(緩行線伊勢崎方面と直通運転)
 東京メトロ:千代田線。JR東日本:<常磐緩行線(千代田線ホームに発着)>
 JR東日本:常磐快速線。首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス
 西新井  東武鉄道:大師線
 新越谷  JR東日本:武蔵野線(南越谷駅まで徒歩3分)
 春日部  東武鉄道:野田線【東武アーバンパークライン】
 東武  東武鉄道:伊勢崎線(久喜・館林・太田・伊勢崎方面)
 動物公園  東武鉄道:日光線(東武日光・鬼怒川温泉方面)

  

(参考:Wikipedia)