東武伊勢崎線(その４・押上～曳舟の支線【東武スカイツリーライン】)

押上駅にて。東京メトロ半蔵門線を通り東急田園都市線まで足を延ばす50050系電車です。
今回は、東武伊勢崎線の番外編的内容です。
東京スカイツリータウンの地下にある押上駅<スカイツリー前>と曳舟駅を結ぶ、伊勢崎線(愛称：東武スカイツリーライン)と東京メトロ半蔵門線の連絡線的な押上支線(実際には伊勢崎線の線増区間)を紹介します。
なお、今回の支線にも【東武スカイツリーライン】の愛称が付いています。

(Yahoo!地図を使用)  

  
今回紹介の区間(押上<スカイツリー前>～曳舟【東武スカイツリーライン】)   

区間	営業キロ	備考
東武鉄道：押上<ｽｶｲﾂﾘｰ前>～曳舟	1.3km	全区間複線(※1)

(※1)正式には本線の「とうきょうスカイツリー～曳舟」の線増扱いという形で建設されました。なので、とうきょうスカイツリー・押上<スカイツリー前>～曳舟は複々線です。     

(※)直流1,500V電化。軌間1,067mm。      

踏破達成時	2004年12月
撮影時	2007年～2013年

押上駅は東京スカイツリータウンの東側地下にあり、『スカイツリー前』の副駅名が付けられています。
尚、写真右側の複線は伊勢崎線【東武スカイツリーライン】の線路で、スカイツリーの西側には「とうきょうスカイツリー」駅があります。

押上駅は島式ホーム２面４線の構造で、中央の２線は半蔵門線の折り返し列車が使用します。
なお、中央２線の終端方は、計画に挙がっている松戸方面への延伸に対応していますが、果たして延伸されるでしょうか…。

押上<スカイツリー前>を発車するとすぐに右へカーブします。そして地上を通る東武スカイツリーラインの本線・京成押上線と地下で並走します。

左へカーブしながら進むと地下トンネルから地上へ出て、東武スカイツリーラインの上下線の間を上り勾配で走り、高架線へ上がります。

そして右側から亀戸線が寄り添うと右手にはイトーヨーカドーなどを、左手後方には東京スカイツリーを見ながら走り、曳舟に到着します。

曳舟駅は島式ホーム２面４線の構造で、支線を通る列車は中央２線を使用します。
外側２線は浅草方面の列車が使用します。

曳舟駅ホームより押上方を望む。すぐに地下へ入っていきます。
一部を除き半蔵門線直通列車しか通りません。東京メトロや東急の車両を日常的に見ることができます。
ちなみに、左側・外側線の車両は浅草へ向かう列車です。

  
乗り鉄の注意点(データイム中心)   

今回の押上支線では普通列車の運転はなく、全列車が準急または急行です。準急は朝と深夜のみの運転です。
全列車とも押上と曳舟に停車しますが、曳舟の次は北千住まで停車しないので、曳舟と北千住の間にある各駅へ向かう場合は曳舟駅で普通列車に乗り換える必要があります。少なくともデータイムは曳舟で浅草方面列車と緩急接続が行われています。

データイムは毎時６本の運転で、中央林間～久喜の急行と中央林間～南栗橋の急行、各３本の運転です。
また、平日朝ラッシュ時は若干増発されますが、７時台でも８本の運転にとどまり、あくまで支線の扱いです。

使用車両は50050系と30000系ですが、30000系は現在定期列車で運用されているかどうか定かではありません。
また、乗り入れ先の東京メトロや東急の車両も運用されています。

押上～曳舟の所要時間は２～３分です。

最後に、押上駅<スカイツリー前>は、とうきょうスカイツリー駅(旧・業平橋駅)と同一駅の扱いですが、両駅は多少離れている上に改札外連絡となるので注意が必要です。
ちなみに、押上～とうきょうスカイツリーをICカードで利用すると140円が引かれるそうです。

のりかえ   

乗換駅	乗換路線
押上駅(ｽｶｲﾂﾘｰ前)	東京メトロ：半蔵門線(相互直通運転)
押上駅(ｽｶｲﾂﾘｰ前)	京成電鉄：押上線。都営地下鉄：浅草線
押上駅(ｽｶｲﾂﾘｰ前)	東武鉄道：伊勢崎線(本線)【東武ｽｶｲﾂﾘｰﾗｲﾝ】    (とうきょうｽｶｲﾂﾘｰ駅まで徒歩7分)
曳舟駅	東武鉄道：伊勢崎線(本線)【東武ｽｶｲﾂﾘｰﾗｲﾝ】(北千住方面へ直通運転)   東武鉄道：亀戸線

  

(参考：Wikipedia)