第572回('08) 軽井沢プリンスホテルスキー場の夏山リフトに乗車

前回の続き…

2008年８月９日～12日、この年のお盆休みは３泊４日の日程で北陸・信州・北関東方面を乗り鉄しました。
ＪＲ在来線の乗車には『青春18きっぷ』を中心に使用しました。

今回は３日目、８月11日前半の行程です。
長野から長野新幹線ではなく「しなの鉄道線」に乗り軽井沢へ移動し、軽井沢プリンスホテルスキー場の夏山リフトに乗車しました。
そして、横軽間の信越本線廃止代替バスと信越本線を乗り継いで群馬県・高崎まで移動しました。

今回の日程　2008年８月11日(月)　【前半】　

長野702(信越本線→しなの鉄道線・3620M)802小諸810(しなの鉄道線・756M)834軽井沢840(徒歩)900山麓駅903(軽井沢ﾌﾟﾘﾝｽﾎﾃﾙｽｷｰ場・第6ﾛﾏﾝｽﾘﾌﾄ)909山頂駅(徒歩)ﾎﾃﾙ前921(第1ﾛﾏﾝｽA線ﾘﾌﾄ)928山頂駅(徒歩)944山麓駅945(徒歩)955軽井沢駅1000(JRﾊﾞｽ関東・碓氷線)1032横川駅／横川1059(信越本線・140M)1130高崎

【後半へ続く】

この日は５時30分頃に起床し、朝食後にホテルをチェックアウトして長野駅へ向かいました。この日はＪＲ線で『青春18きっぷ』を使用しないこともあり、自動券売機で「しなの鉄道」の軽井沢までのきっぷを購入してから自動改札を通りホームへ下りました。軽井沢へは長野新幹線(北陸新幹線)でも行けるのですが、出費が嵩むので…。
そして、既に入線していた小諸行き3620Mに乗車しましたが、しなの鉄道ではなくＪＲ東日本の長野色115系３連でした。また、この日、私はお盆休みでしたが世間では平日なので、通勤客をはじめ部活・補習の通学客が多くてボックス席が埋まっていたので、私は仕方なくドア横のロングシートに腰掛けました。

列車は７時02分に長野を発車し、長野新幹線と並走しながら信越本線を南へ進みます。篠ノ井からは「しなの鉄道線」へと入りますが、駅ごとに乗客が増えてきます。私の隣席も篠ノ井で人が着席し、正面にも立客が来たので車窓風景を見られなくなってしまいました…。本来ならドア脇立席で車窓風景を眺めていたところでしたが、昨日の疲れがまだ残っていたので、また、しなの鉄道線は既に踏破していたこともあり大事を取って(？)着席することにしました。
車内は結構混雑してきましたが、上田で８割方下車して車内は一気にガラガラになりました。その隙に私は空いているボックス席に座りました。入れ替わりに乗ってきた人もそこそこいましたが、下車客の方が圧倒的に多かったです。上田から先は車窓風景を眺めながらのんびりと車内でのひとときを過ごし、長野を発車して１時間後の８時02分に終点の小諸に到着しました。

小諸では８分の接続で軽井沢行き756Mに乗り継ぎました。今度は「しなの鉄道」所有の115系でした。車内はガラガラで、今度は最初からボックス席の進行方向窓側席に座れました。

高原の風景の中を電車は進みましたが、私は右側(南側)の座席に座っていたため車内から浅間山を見られなかったのが心残りでしたが…。そして24分の乗車で８時34分に軽井沢に着きました。長野～軽井沢は全区間複線電化なので結構スムーズに移動できました。まぁ、長野新幹線ですと各停でも30分で移動できるのですが…。

軽井沢駅では改札を出て南口から駅の外へ出ました。これから、駅からも見える西武鉄道グループの「軽井沢プリンスホテルスキー場」へ行って、夏期のゆり園イベントで営業しているリフトに乗車します。南口から長野新幹線に並走している道路を東へ歩きました。徒歩12分ほどで、ゆり園の入場口になっているスキーセンターに着きました。ここで入場料(1,000円)とリフト２回券(500円)を支払って入場しました。「ゆり園」企画は各地のスキー場で実施されていますが、入場料をもう少し下げることができないものかと思ってしまいます。さらに場内では百合の花も販売されていて(入場料金では百合を１本も貰えませんｗ)、客にとっては大きな出費となりますので…。なお、私の入場時は平日の早い時間帯だったせいか、入場客がほとんどいませんでした…。駐車場もガラガラでした。

入場後は、早速２本動いているリフトのうちの１本、第６ロマンスリフトに乗車して山頂駅まで上がりました(ロマンスリフトとは２人乗りリフトの意)。ゲレンデには所々ゆりの花が植えられていて、いい香りがしました。そして６分の乗車で第６ロマンスリフトを乗り終えました。

下り方を撮影。

次はもう一本のリフト・第１ロマンスＡ線リフトに乗るのですが、軽井沢プリンスホテルスキー場の夏山リフトは上り線にしか乗ることができないので、一旦山頂駅から山麓駅に相当するホテル前(軽井沢プリンスホテルイーストに隣接)まで第１リフトが通っているゲレンデを歩いて下りました。まず、山頂駅前には古いゴンドラが数台置かれていて、急な雨や雷から身を守るための避難場所として活用されていました。そしてゲレンデを下るときは、何十種も植えられている百合畑の中を通りました。私は百合に詳しくなく、主に赤・白・黄色があることくらいしか分かりませんｗｗ

ホテル前に着いた後は、第１ロマンスＡ線リフトに乗って山頂駅まで戻りました。やはり高い位置からの方が景色がいいです。軽井沢駅をはじめ軽井沢の町並みも見えました。ただし、リフトですと百合に接近できませんでしたが…。今回は７分の乗車で山頂駅に着きました。

下り方を撮影。

山頂駅からは第６ロマンスリフトに並行する遊歩道を歩いてゲレンデを下りました。こちらの沿道にも百合の花が多数ありました。そして10分少々でスキーセンターに着きましたが、ここでは百合の花を販売していました。私は鉄道旅行中で花を持って動けないのでパスして、スキーセンターを出て軽井沢プリンスホテルスキー場を９時45分に後にしました。先程はガラガラだった駐車場も、いつの間にか車だらけになっていました。

次は軽井沢駅へ戻るのですが、往路とは違い駅東側にある地下道を通って北口側に回り、駅北東側にあるバスターミナルへ急ぎました。実は横川駅行きのＪＲバスの発車時刻が10時ジャストで、時間がなかったからです。汗だくになってバスターミナルに着くと、既にバスが停車していました。私はバスに乗り込み、運賃500円を先払いして、２席しか空いていなかった窓側席に座りました。着席後は水分補給をしました。乗客は10数人いました。

バスは10時に軽井沢駅バス停を発車し、駅前を通り駅西側から「しなの鉄道線」と長野新幹線を潜って南側へ出ました。そして南軽井沢交差点を左折して国道18号碓氷バイパスへと入りました。前回このバスに乗車した時は、めがね橋経由で国道18号の旧道を走りましたが、今回の便は正規のルートである碓氷バイパスを通ります。碓氷バイパスも今は廃止となった信越本線(軽井沢～横川)や国道18号旧道と似た形態で、さほど山を上らずに峠を越えて長野県から群馬県へと入りました。しかし、群馬県に入ってからはヘアピンカーブの連続で、相当下りました。そして最後はやや平坦な道(と言っても下り坂でしたが)を進み、国道18号旧道と合流して32分の乗車で10時32分に終点の横川駅に到着しました。人によっては車酔いするかもしれない道中でした…。本当に長野新幹線の開業により「横軽」が廃止になってしまったのが悔やまれます…。

下車後は「碓氷峠鉄道文化むら」を外から見てから横川駅へ。駅前で名物駅弁の『峠の釜めし』が売られていて、近くのテントの中にはテーブルがあり楽に食べれそうだったので私は『峠の釜めし』を購入してテーブルで食べました。

そして私は駅改札へと向かいましたが、当時の信越本線・高崎～横川はＩＣカード『 Suica 』のエリア外だったので、私は自動券売機で前橋までの乗車券を購入して自動改札を通り入場しました。ホームには既に高崎行き140Mが停車していましたが、車両は私が好きになれない３扉オールロングシートの107系２連でした…orz　この時点で車内はガラガラでしたが、短い２両編成なので安中辺りで満員になるかも…と予想した私は、予め最後部のドア脇のポジションに陣取って車窓風景を眺めることにしました。尚、「CHAGE and ASKA」の飛鳥涼容疑者が逮捕された事件で「アンナカ(安息香酸ナトリウムカフェイン)」の名前が度々登場し、安中市が困惑しているそうです(参考毎日新聞の記事。リンク切れの可能性あり)。

140Mは10時59分に横川駅を発車しました。前半はギザギザした形の妙義山(？)を見ながらの移動となりましたが、案の定、西松井田、松井田、磯部、安中と停車するにつれて乗車率が上がり、安中発車時点では結構な混雑になりました…。それでも、ドア脇のポジションを確保していた私は何とか車窓風景を眺めながら移動することができました。まぁ、乗車率100％少々でしょうか。そして140Mは11時30分に終点の高崎に着きました。31分の乗車時間でした。107系だったからこの程度の混雑で済んだとも考えることができますが、まぁ、107系でも４連に増結するなり115系(３連以上)にするなりして着席率を上げてほしかったのが本音ですね…。

この日は午後も乗り鉄を続けました。

(つづく)

今回の新規踏破路線(軽井沢プリンスホテルスキー場)

路線名	区間	距離	備考
第６ロマンスリフト	山麓→山頂	335m	踏破達成！
第１ロマンスリフト	ホテル前→山頂	385m	踏破達成！

(参考：白馬五竜のFacebook、Wikipedia)