![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/47/b6/j/o0500037514425307713.jpg?caw=800)
今回は、神奈川県寒川町・相模線の寒川駅から分岐して、西寒川駅までを結んでいた国鉄の支線、
相模線支線(通称:西寒川支線、寒川支線)の廃線跡について簡単にレポートします。
西寒川支線は、相模川の砂利を採取するための貨物線として1923年(大正12年)に相模鉄道によって開業しました。そして、1940年(昭和15年)に旅客営業を開始しました。
戦後、長い間旅客営業が廃止されていましたが、1960年(昭和35年)に旅客営業が復活しました。しかし、列車本数が少なく(朝1往復、夕方3往復)、したがって利用客も少なかったため1984年(昭和59年)に廃止されました(貨物営業は1970年(昭和45年)に廃止されました)。
戦後、長い間旅客営業が廃止されていましたが、1960年(昭和35年)に旅客営業が復活しました。しかし、列車本数が少なく(朝1往復、夕方3往復)、したがって利用客も少なかったため1984年(昭和59年)に廃止されました(貨物営業は1970年(昭和45年)に廃止されました)。
尚、今回の区間は徒歩でサラッと辿っただけなので調査が不十分なことを、
また写真が少ないことをお詫び申し上げます。
また、訪問時は2008年と古く、当時と現在で廃線跡の状況が異なっていることをご了承願います。
また写真が少ないことをお詫び申し上げます。
また、訪問時は2008年と古く、当時と現在で廃線跡の状況が異なっていることをご了承願います。
今回も廃線跡のバイブルであるJTBキャンブックス『鉄道廃線跡を歩く』シリーズを随分と参考にさせて頂きました。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/1a/80/j/o0800060014425307727.jpg?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 廃止日 |
日本国有鉄道:相模線支線【西寒川支線】 | 寒川~西寒川 | 1.5km | 1984年4月1日(※1) |
探訪・撮影時 | 2008年2月 |
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/f7/7e/j/o0500037514425307740.jpg?caw=800)
現在は橋上駅舎になっていますが、左側(南口側)には空きスペースがあります。色々と推測してしまいます。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/42/01/j/o0500037514425307758.jpg?caw=800)
なお、西寒川支線の他に、砂利採取の貨物線であった川寒川支線もありました。川寒川支線は西寒川支線より橋本方で本線から分岐していました。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/5c/d1/j/o0500037514425307771.jpg?caw=800)
そして、道路を渡ると廃線跡は「一之宮緑道」という遊歩道になって、西寒川駅跡まで続いています。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/4d/09/j/o0500037514425307775.jpg?caw=800)
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/93/ac/j/o0500037514425307790.jpg?caw=800)
現役当時のものが保存されているのか、再敷設されたのかは定かではありませんが…。
この付近は一之宮公園になっています。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/29/96/j/o0500037514425307800.jpg?caw=800)
そして車輪を通り過ぎると、廃線跡はまた元の一之宮緑道に戻ります。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/13/0a/j/o0500037514425307817.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/af/62/j/o0500037514425307828.jpg?caw=800)
八角形のモニュメントの向こう側には短区間ながらレールが敷設されていて、
その上にはトロッコ風の遊具(固定式)が乗せられています。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/a8/38/j/o0500037514425307836.jpg?caw=800)
ということは、西寒川駅は軍需工場への工員輸送を目的として1940年に旅客輸送を開始したのでしょうか?
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/15/s-limited-express/0f/ea/j/o0500037514425307848.jpg?caw=800)
当初の終点は西寒川駅ではなく相模川の近くにある500m先の四之宮駅まで路線が延びていました。
尚、西寒川~四之宮は1944年に廃止となりました。
廃線跡は道路に転用されたと思われます。道路のカーブ具合が鉄道路線のそれと近い感じがします。
以上で相模線西寒川支線の廃線跡探訪の記事は終了です。今回も中途半端な内容ですみませんでしたm(_)m
今回の廃線跡は1.5kmと、元気な人であれば徒歩1時間で往復可能な距離です。スムーズに行って徒歩で片道25分、途中で止まったりしながら進むと40分ほどかかります。
西寒川駅へは、神奈川中央交通バスの寒川駅南口~茅ヶ崎駅(北口)を結ぶ<茅53>系統で行くこともできます(時刻は要確認)。
西寒川駅へは、神奈川中央交通バスの寒川駅南口~茅ヶ崎駅(北口)を結ぶ<茅53>系統で行くこともできます(時刻は要確認)。
また、廃線跡は西寒川方は道路に転用されていて、遺構こそ少ないものの廃線跡をそのままトレースできます。但し、寒川駅から廃線跡へ入るまでは、線路沿いを歩くことができないので、南側の道路を迂回する形になりますが、相模線を走行中の電車内からも観察可能です。いずれにしても事前に地図で調べておいた方が良いでしょう。
2008年の時点で遺構は少ししか残っていませんでしたが、今後数年の間にそう大きな変化はないと思われるので、機会があれば皆様もご訪問下さい。
2008年の時点で遺構は少ししか残っていませんでしたが、今後数年の間にそう大きな変化はないと思われるので、機会があれば皆様もご訪問下さい。
駅名 | 接続路線 |
寒川駅 | JR東日本:相模線 |
(参考文献:JTBキャンブックス『鉄道廃線跡を歩くⅤ』)
(参考:Wikipedia)
(参考:Wikipedia)