東武大師線(東京都足立区。2010年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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大師前駅にて。8000系電車です。

  

今回は、東京都足立区内を走る1区間のみの東武鉄道の支線で、西新井大師への参詣および地域輸送で活躍している
東武大師線(とうぶだいしせん)を紹介します。

  

尚、当初は伊勢崎線の西新井駅と東上線の上板橋駅を結ぶ「西板線」として計画されていたのですが、紆余曲折の末、西新井~大師前の1区間のみの開業にとどまりました。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
東武鉄道:大師線  西新井~大師前  1.0km   (※1)  
(※1)全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm。      
  
  
踏破達成時   2002年8月  
撮影時   2010年7月  

  

  

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西新井駅の中間改札です。ここが事実上、大師前駅の改札口となっています。
大師前までの乗車券を持っていないと通れません。乗り越しやカード残額が少ない時は、ここで精算やチャージを行います。
また、改札の向こう側には大師前駅からの乗車券を販売する券売機があります。

  
  

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西新井駅は島式ホーム3面6線の構造で、大師線の電車はいちばん西側のホーム、1番線と2番線を使用しますが、ほぼ全ての列車が行き止まり式の1番線より発着します。ちなみに2番線は伊勢崎線と繋がっています。

  
  

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西新井を発車すると環七通りをアンダーパスし、左へカーブして伊勢崎線【東武スカイツリーライン】と分かれます。

  
  

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その後は高架区間となり、畑も残る住宅地を見ながら西へ走ります。

  

そして都道461号線(尾竹橋通り)をオーバーパスすると左へカーブして、終点の大師前に到着します。

  
  

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大師前駅は広い単式ホーム1面1線の高架駅です。ホームはかなり広いです。

  
  

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大師前駅ホームより西新井方を望む。1面2線へ拡張できる高架橋の造りになっています。

  
  

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大師前駅ホームより終端方を望む。出口へは終端方にある階段を下る必要があります。

  
  

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大師前駅ホームからは西新井大師(總持寺)を望むことができます。
西新井大師へは5分足らずで行けますので、お時間があればせひ参拝されてみてはいかがでしょうか?

  
  

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大師前駅の周辺は市街地になっています。また駅に隣接してバス乗り場があります。
また、駅舎内には出札窓口や有人改札ブースが設置されていますが、正月など西新井大師への参拝客が多い時期に窓口は開きますが、有人改札ブースは使用されていません。そして。駅舎内には売店もあります。

  

なお、かつての大師前駅はもう少し南西側の場所にありましたが、環七通り拡幅のために1968年に現在地へと移転し、さらに1991年には高架化されました。

  

  

乗り鉄の注意点   

大師線では全ての列車が普通列車で、また全ての列車が西新井~大師前の線内運転です。
朝~データイム~夜間にかけて毎時6本の運転で、早朝・深夜は減便となります。

  

使用車両は亀戸線と共通運用の8000系2連で、東京都区内でありながら短編成の電車による運用です。

  

西新井~大師前の所要時間は2分で、あっという間に終点に着いてしまいます。

  

最後に、大師前駅は無人駅で、「きっぷうりば」もありません。
起点駅の西新井駅で大師前駅からの乗車券を買うことになります。西新井駅には中間改札があり、この中間改札が事実上大師前駅の改札口となっています。逆に大師前駅で下車する場合はこの中間改札できっぷが回収されます。同じような例は名鉄築港線やJR西日本の和田岬線でも見られます。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
西新井駅   東武鉄道:伊勢崎線【東武スカイツリーライン】  
  
(参考:Wikipedia)