東海道本線(その2・熱海~静岡) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回の東海道本線編は、JR東海エリアの熱海~静岡です。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ   備考  
東海道本線  東京~神戸  589.5km  支線は含まず  
  
  
今回紹介の区間  
路線名   区間   営業キロ  備考  
JR東海:東海道線  熱海~静岡  75.6km   全区間複線。直流1,500V電化  
  
  

踏破達成時……1999年3月  

   

   

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今回のスタートは熱海駅からです。
熱海駅はJR東日本の管理駅なので、駅名標は当然JR東日本タイプです。

  
  

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熱海駅にて。
JR東海エリアの静岡方面から来た熱海止まりの列車は主に3番線を使用します。
東京方面からの列車のほとんどが10両、15両編成なのに対し、静岡方面へは5、6連が多くデータイムには3連の列車もあり、熱海で輸送力がガタ落ちします。
『青春18きっぷ』のシーズンになると、私の感想ですが、もしかしたら大垣~米原や姫路(相生)~岡山よりも混雑が激しいのでは?

  

熱海を出発すると伊東線と一緒に間もなく短いトンネルをくぐり、伊東線にのみ駅がある来宮駅を横目にこちらは長い丹那トンネルに入ります。トンネルを抜けると函南に着きます。この付近に「新幹線」という地名があると聞いたのですが、どこにあるのか分かりませんorz

  

函南からは険しい地形をトンネルや築堤で通過して行きます。私はこの付近の車窓風景(南側)も好きです(画像はありませんが…)。

  
  

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2005年4月撮影。

  

三島駅は伊豆箱根鉄道駿豆線との乗換駅で、一部の特急「踊り子」が修善寺まで直通運転しています。また、新幹線の駅も併設されています。
そのためか、乗降者数は隣の沼津駅よりも多く、静岡県内のJR東海の駅では静岡、浜松に次いで3番目に多いです(参考:Wikipedia)。

  
  

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2006年9月、沼津駅西方にて撮影。

  

東京からのグリーン車を連結した普通列車は、現在は沼津駅までの運転です。
沼津駅とその付近は現在、高架化事業が始まっています。この写真の付近も将来は高架線に生まれ変わる予定です。

  

沼津を出発すると駿河湾沿いを片浜、原、東田子の浦と走行しますが、住宅地や千本松原に阻まれて駿河湾を見ることができません。小倉百人一首で有名な田子の浦も列車から見ることは無理です。

  
  

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しかし、山側を見ると天気の良い日は富士山が眺められますので、この区間は山側に陣取ったほうが良いと思います。
また、吉原駅は街外れに駅があり、中心街へは岳南鉄道に乗換です。

  
  

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身延線との乗換駅である富士に着きました。これより静岡までは身延線の特急「ふじかわ」も東海道本線上を走行します。
ちなみに新富士駅は1.5kmほど南東にあり、すぐの乗換は無理です。

  

この先、身延線が分岐し、富士川を渡ると富士山ともお別れです。そして富士川、新蒲原、蒲原、由比と進み興津までの間は断崖絶壁?とまではいきませんが、海岸まで山が迫った険しい区間を走行します。

  
  

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由比付近にて。駿河湾に山地が迫る狭い空間を山側から東海道本線、国道1号線、東名高速道路の順に平行に延びています。昔の写真などでは、東名がまだ無かったので駿河湾が見渡せたみたいですが、現状は……。
でも、海側車窓ですが富士山がかすかに見られます。

  

興津からは静岡市清水区の市街地に入ります。清水駅からはかつて『清水港線』が分岐していました。
清水~草薙間の一部区間では海側に静岡鉄道静岡清水線が並走しますが、静鉄は駅数が多く、スピードではこちらに分があります。

  

草薙の手前で静鉄と離れると今度は山側から来た東海道新幹線と並走します。東静岡駅付近では新幹線も地平を走り、静鉄が東海道本線と東海道新幹線を同時にオーバークロスする珍しい光景が見られます。

   

東静岡を出て高架に戻った新幹線をくぐった後、静岡車両区からの出入庫線と合流します。と同時にこちらも高架区間になり、程なくして静岡県の県庁所在地で、県下初の政令指定都市になった静岡市の玄関口である静岡駅に到着します。

   
   

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静岡駅は島式ホーム2面4線で山側に側線、東京方と神戸方の双方に留置線があるものの、全体にコンパクトな印象を受けます。しかし、県都の駅だけあって利用客は多いです。
海側には新幹線の駅があります。

  
  

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2005年4月、静岡駅の駅ビルを撮影。立派な駅ビルです。逆光ですみません。
写真手前側へは地下道を利用します。ペデストリアンデッキなどは無く、すっきりしています。 
  
(つづく)   

  

  

乗り鉄の注意点    

熱海~静岡は昼間帯でも1時間に片道最低3本の列車が運転されていて、さらに三島~沼津や興津~静岡では区間運転の列車が多数運転されています。利便性は高いと言えるでしょう。
東京~熱海との最大の違いは、なんと言っても列車の編成の長さです。東京~熱海はほとんどが最低10両あるのに対し、こちらは5両や6両が多く、昼間帯では3両の短い編成の列車も存在し、『青春18きっぷ』シーズンの熱海口では相当な混雑になります。

  

また、普通列車における使用車両のほぼ全てが211系と313系であり、基本的にロングシート車のみで、通勤ラッシュ時などは改善されたとは思いますが、乗り鉄や長距離旅行にはあまり適さないです。以前113系が幅を利かせていた頃はボックスシート車もまだまだ残っていたのですが……。

  

  

のりかえ(駅別)  

駅名   路線名  
熱海   JR東海:東海道新幹線。JR東日本:東海道本線(東京方面)伊東線  
熱海   アタミロープウェイ (山麓駅まで路線バスで約15分)  
熱海   伊豆箱根鉄道:箱根十国峠ケーブルカー (十国峠登り口駅まで伊豆箱根バスで約40分)  
三島   JR東海:東海道新幹線。伊豆箱根鉄道:駿豆線。東レ三島工場の専用線跡(簡易版)    
沼津   JR東海:御殿場線。国鉄:東海道本線貨物支線(沼津港線・蛇松線)の廃線跡  
吉原   岳南鉄道:岳南鉄道線  
富士   JR東海:身延線。国鉄:身延線の旧線跡  
清水   静岡鉄道:静岡清水線 (新清水駅まで徒歩10分)。国鉄:清水港線の廃線跡    
清水   日本平ロープウェイ (久能山駅までバスで50分)  
静岡   JR東海:東海道新幹線東海道本線(豊橋方面)  
静岡   静岡鉄道:静岡清水線 (新静岡駅まで徒歩7~8分)  
静岡   日本平ロープウェイ (日本平駅までバスで40分、久能山駅までバスで1時間15分)  
  
(参考:Wikipedia)