伊豆箱根鉄道・箱根十国峠ケーブルカー(静岡県函南町。2005年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回は、静岡県函南町は箱根と熱海の間に存在し、観光客の利用が多い伊豆箱根鉄道のケーブルカー路線、
箱根 十国峠ケーブルカー(正式名称は「伊豆箱根鉄道十国鋼索線」)を紹介します。
「十国峠」の読み方は「じゅっこくとうげ」です。
また、「箱根  十国峠パノラマケーブルカー」の愛称もあります。

   

尚、写真は2005年に訪問した時のもので古いですが、ご了承下さい。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  
伊豆箱根鉄道:十国鋼索線(通称:箱根 十国峠ケーブルカー)の概要  

区間   全長   高低差  方式  
十国峠登り口~十国峠  316m  101m   ケーブルカー(96人乗り車両×2)。軌間1,435mm  

  

  

踏破時・撮影時   2005年4月  

  

  

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山麓駅に相当する十国峠登り口駅は熱海駅からバスで約40分の場所にあります。
駅舎は「箱根 十国峠レストハウス」を兼ねていて、レストランや売店などがあります。

  
  

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十国峠登り口駅にて。車両は96人乗りです。西武系なのでライオンズカラーです。
車両は2両あり、1両ごとに「日金」「十国」の愛称が車両に書かれています。
また、箱根 十国峠ケーブルカーの軌間は標準軌(1,435mm)ですが、車両製作にあたり当時唯一の標準軌鋼索線であった妙見鋼索鉄道(現:能勢電鉄妙見の森ケーブル)の台車を転用したためです。

  
  

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十国峠登り口駅ホームより山頂方を望む。
路線長が316mと短く、山頂駅に相当する十国峠駅がよく見えます。

  
  

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十国峠登り口駅を発車しました。駅は頭端式ホーム1面2線の構造で、ホームは階段状になっています。

  
  

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中間地点で反対車両とすれ違います。

  
  

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間もなく十国峠駅に到着します。所要時間は3分です。

  
  

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十国峠駅に到着しました。ホームの屋根は年季の入った構造です。

  
  

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十国峠駅ホームより山麓方を望む。十国峠登り口駅が見えます。
また、天気が良ければ富士山も望めます。

  
  

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十国峠駅の駅舎です。2階に展望台のある構造ですが、いかにも昭和といった感じの駅舎です。
また、天気が良ければ展望台の望遠鏡で東京タワーや東京スカイツリーも見えるそうです。

  

  
情報(2015年1月現在)  

営業期間   通年。メンテナンス時は運休の可能性あり(要確認)。
営業時間   8時51分~16時50分。多客期は8:43より。
また初日の出対応の早朝運転あり(要確認)。
運転間隔   10分~15分毎。多客時は増発。
所要時間   片道3分。
運賃   片道:大人220円(小人110円)。往復:大人430円(小人220円)

  

  

乗り鉄の注意点  

ダイヤ・営業時間等については上の情報欄を参照下さい。

  

最大の注意点は、他の鉄道路線と接続していなくて、公共交通機関はバスでしかアクセスできないことに尽きます。尚、十国峠登り口を経由する熱海駅~箱根関所跡の伊豆箱根バスは1時間毎の運転で、1時間あれば十分楽しめます。

  

しかしながら、十国峠ケーブルカーは短距離路線で施設も老朽化していることから、決して将来安泰とは言えません。
将来的にはスロープカーなどに置き換えられる可能性もないとは言えません。早めの乗車をお勧めします。

   

   
十国峠登り口駅までのアクセス   

鉄道:JR(東海道新幹線、東海道本線(東京方面静岡方面)、伊東線)の熱海駅より伊豆箱根バスで約40分、十国峠登り口駅下車すぐ。

 

マイカー(東京より):東名高速道路の御殿場IC下車。乙女峠・湖尻(桃源台)・箱根峠経由で約2時間30分。
マイカー(名古屋より):新東名・長泉沼津ICまたは東名・沼津ICより伊豆縦貫道・国道1号・箱根峠経由で約3時間50分。
  
(参考:伊豆箱根鉄道のHP、Wikipedia)