日記「今日見た映画 2014」69『紙の月』 | やりすぎ限界映画入門

やりすぎ限界映画入門

ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『紙の月』
☆☆☆☆★★[90]

2014年/日本映画/126分
監督:吉田大八
出演:宮沢りえ/池松壮亮/大島優子/田辺誠一/近藤芳正/石橋蓮司/小林聡美/中原ひとみ/佐々木勝彦/天光眞弓/伊勢志摩/井端珠里/井上肇/大西武志/藤本泉/清瀬やえこ/平祐奈/清水彩花/佐藤直子/猫田直/松岡恵望子/永井理沙/水野小論/俵木藤汰/稲森誠/今村雄一

■2014年 劇場公開作品 69本目

■第2稿 2020年 8月15日 版

まず、「角田光代」の「原作小説」があることさえ「今まで」「知らなかった」こと、また、「角田光代」が『八日目の蝉』の原作者だと「知らなかった」ことに「反省」「懺悔」「償い」。さらに、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『パーマネント野ばら』『美しい星』を見てたのに、「吉田大八監督」が誰か「知らなかった」こと、そればかりか、「自称」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「橋本愛」の「永遠の下僕」となることを誓ったにも関わらず、サボって「逃げた」、「今」もまだ見てない『桐島、部活やめるってよ』の監督だと思い知り、「かなり」、「かなり」「反省」「懺悔」「償い」まで追い込まれた。もう『桐島、部活やめるってよ』を、近いうちに見なければならないと、ビビッて震え上がるしかなかった。

「3年前」、「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」だったんじゃないかと最近「不安」に追い込まれ、「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度でしか見れてなかったことを「また」思い知る。『紙の月』というタイトルの意味を、「今頃」「ちゃんと」理解した。

「実話」を基にした「創作」。「刺激」のない平穏な結婚生活をしてた、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「宮沢りえ」が、ある日突然、「年下」の「超カッコいい」「超イケメン」「池松壮亮」の魅力に「骨抜き」になる。何が駆り立てたのか、「歪んだ」「自由」に目覚め、「ヒモ」「池松壮亮」のために銀行の金を「横領」、「破滅に向かって突っ走る」。

「女子」が主人公なので、男の僕に「完全共感」「理解」できる話ではないだろう。だが「恋愛は人生の花」だと「感じる」気持ちには僕も「完全共感」。「逆」の立場で「池松壮亮」が、「極限の美」の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” だったらどんなことになるか、「心の隙」は、誰にでもあるものかもしれない。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「宮沢りえ」が、「歪んだ」「自由」に目覚める理由を、実は「子供時代」からすでに、変わらない「兆候」があったことで見せた。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「平祐奈」が、父親の金を盗んで何も感じない「信念」「価値観」「倫理観」を持つ人間だったこと。人間の「想像力」「思考」が、単純ではなく、いかに複雑か、型に嵌めるようには絶対いかない「怖さ」を思い知るしかない。

「この世」は「全部偽物」だという「発想」、「視点」を変えれば、「前科」や「刑務所」も怖くないという「考え方」も感じたが、僕に真似できる度胸はない。凡人の僕は一般的な「幸せ」で充分だと思った。「全部偽物」な、「破滅に向かって突っ走る」「恐怖」と背中合わせで「大金持ち」の生活をしても、心から本当の「幸せ」は感じれなかったように見えた。

あと、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「藤本泉」、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「大島優子」、「全部」で「4人」いたの「ちゃんと」見てなかったのも、「反省」「懺悔」「償い」しなければならなかった。


[Previous]
日記「今日見た映画 2014」61『ハロー! 純一』
日記「今日見た映画 2014」62『リスボンに誘われて』
日記「今日見た映画 2014」63『横たわる彼女』
日記「今日見た映画 2014」64『めぐり逢わせのお弁当』
日記「今日見た映画 2014」65『複製された男』
日記「今日見た映画 2014」66『野のなななのか』
日記「今日見た映画 2014」67『大人ドロップ』
日記「今日見た映画 2014」68『リトル・フォレスト 夏・秋』
日記「今日見た映画 2014」69『紙の月』
日記「今日見た映画 2014」70『寄生獣』
[Next]

画像 2017年 10月