日記「今日見た映画 2014」62『リスボンに誘われて』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『リスボンに誘われて』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2013年/ドイツ=スイス=ポルトガル映画/111分
監督:ビレ・アウグスト
出演:ジェレミー・アイアンズ/メラニー・ロラン/ジャック・ヒューストン/マルティナ・ゲデック/トム・コートネイ/アウグスト・ディール/ブルーノ・ガンツ/レナ・オリン/クリストファー・リー/シャーロット・ランプリング/マルコ・ダルメイダ/ベアトリス・バタルダ/ニコラウ・ブレイネ/ブルクハルト・クラウスナー/アドリアーヌ・ルース

■2014年 劇場公開作品 62本目

■第3稿 2020年 6月27日 版

「本当に」、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「メラニー・ロラン」が見たい「だけ」で見た映画だった。「初めて」見た時少し「酔っ払ってた」か「寝ぼけてた」可能性が高い。『愛の風景』の「ビレ・アウグスト監督」とか、「ちゃんと」見てなかった。

真面目な大学の先生「ジェレミー・アイアンズ」が、突然仕事そっちのけで、「ポルトガル」「リスボン」に行っちゃう話の「緊張感」に「ガン見」。「仕事」「信頼」、「全部失うかもしれない」「不安」「恐怖」を超えても「興味」を持ってしまう事件の極限のくそリアリズムに惹き込まれた。目の前に「自殺」する恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” が突然現れたら、僕でも人生が「変わってしまう」かもしれない。

極限のくそリアリズムなら、数十年も真面目に在籍してる勤め先なら、有給休暇の申請もできるだろうし、一度戻って訳話して出直すこともできると思ったが、そんな極限のくそリアリズムは「いらない」ほど惹き込まれた。

独裁政権「エスタド・ノヴォ」時代のポルトガルでの「反体制活動」は「遠い世界」、自分とは関係ないと思ってたが、日本にも「戦争」はあったし、「政府」と「民衆」の対立を見て「他人事」ってことなどはないと「最近」感じるようになった。「反省」「懺悔」「償い」しかない。

「背景」は「史実」だと理解した。だが「独裁政権」への「反体制活動」、崇高な「政治思想」、「信念」「価値観」「倫理観」を持った戦いの最中でさえ、人間は「恋愛」なくして「生きれない」。崇高な「政治思想」「反体制活動」の真っ只中にいてさえ、人間から「恋愛」が「消せない」極限のくそリアリズム、「人間臭さ」が『リスボンに誘われて』の凄さだと思った。もの凄い「恋愛映画」だった。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「メラニー・ロラン」の恐るべき「極限の美」に「時間が止まった」。だが恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「マルティナ・ゲデック」にも「時間が止まった」。「マルティナ・ゲデック」が『善き人のためのソナタ』の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” だと「解かってなかったこと」、「寝ぼけてた」ことに「反省」「懺悔」しかなかった。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「メラニー・ロラン」「マルティナ・ゲデック」、「2人」の「恋愛映画」に「ガン見」で惹き込まれるしかなかった。

『あなたを抱きしめる日まで』のように、「過去」の真相が暴かれてくサスペンスに「ガン見」。「赤いコート」の女性の「正体」にも「ガン見」。「退屈」な人生が恐るべき「変化」をする最期に「俺もこうなりたいと」、「心から憧れた」。




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画像 2017年 8月