日記「今日見た映画 2016」61『栄光のランナー 1936ベルリン』 | やりすぎ限界映画入門

やりすぎ限界映画入門

ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『栄光のランナー 1936ベルリン』
☆☆☆☆★★[90]

2016年/アメリカ=ドイツ=カナダ映画/134分
監督:スティーヴン・ホプキンス
出演:ステファン・ジェームズ/ジェイソン・サダイキス/ジェレミー・アイアンズ/ウィリアム・ハート/カリス・ファン・ハウテン/シャニース・バントン/イーライ・ゴリー

■2016年 劇場公開作品 61本目

ものすごく歴史の勉強になった。1936年の「ベルリンオリンピック」がどんなっだったかを思い知った。

「実話」「スポーツ映画」と知り、「ものすごいヤバさ」を警戒して見たが、『ハナ 奇跡の46日間』『KANO 1931海の向こうの甲子園』のような衝撃はなかった。「スポーツ映画」でありながら、物語はナチスの人種差別政策に立ち向かう映画だった。

僕は「ジェレミー・アイアンズ」のファン。「ジェレミー・アイアンズ」が出てる映画は「ヤバい映画」が多いので油断できない。『栄光のランナー 1936ベルリン』も「ヤバい映画」には違いなかった。

ナチスの人種差別政策を訴えるため、アメリカが参加ボイコットしようとしてた真実が生々しかった。ナチスと「ジェレミー・アイアンズ」の交渉の駆け引きに引き込まれた。

何よりも黒人の「ジェシー・オーエンス」=「アメリカ」が次々と金メダルを獲り、ヒトラーの前でナチスの高官が嫌がる姿がすごかった。

ジェシーに感動して腕を組んでしまった、ナチス選手の存在もすごかった。ナチスにもヒトラーに反対だった人間がいたこと。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「カリス・ファン・ハウテン」の「カメラマン」が、「実話」か「創作」かは知らないが泣かす話だった。


[Previous]
日記「今日見た映画 2016」61『栄光のランナー 1936ベ…』
日記「今日見た映画 2016」62『知らない、ふたり』
日記「今日見た映画 2016」63『マジカル・ガール』
日記「今日見た映画 2016」64『ベストセラー 編集者パー…』
日記「今日見た映画 2016」65『奇蹟がくれた数式』
日記「今日見た映画 2016」66『ケンとカズ』
日記「今日見た映画 2016」67『グランドフィナーレ』
日記「今日見た映画 2016」68『さらば あぶない刑事』
日記「今日見た映画 2016」69『ジムノペディに乱れる』
日記「今日見た映画 2016」70『ミモザの島に消えた母』
[Next]

画像 2019年 5月