■『グランドフィナーレ』
☆☆☆☆★[85]
2015年/イタリア=フランス=スイス=イギリス映画/124分
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:マイケル・ケイン/ハーヴェイ・カイテル/レイチェル・ワイズ/ポール・ダノ/ジェーン・フォンダ
■2016年 劇場公開作品 67本目
この年齢に「完全共感」は正直にできなかった。この年齢での友情も自分とは「まだ」遠い世界に感じた。ものすごい「お金持ち」しか住めない避暑地も、「自分とは全く関係ない世界」にしか見えなかった。
「こんな老後を生きれたらどんなに素晴らしいだろう」……。僕には「ファンタジー映画」にも見えた。自分の老後がこうなることは「99.9999…………%」「絶対ありえない」と思うと哀しくなった。逆に「俺もこうなりたい」と憧れてしまった。
とにかく「風景」「美術」の映像美が美しかった。「過去の女優」の丘の「幻覚」や「シャボン玉」のステージは印象に残った。きれいな映画だと思った。
僕が『グランドフィナーレ』で一番印象に残ったのは、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「レイチェル・ワイズ」の「極限の美」だった。
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画像 2019年 6月