■『ミモザの島に消えた母』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]
2015年/フランス映画/101分
監督:フランソワ・ファヴラ
出演:ロラン・ラフィット/メラニー・ロラン/オドレイ・ダナ/ウラディミール・ヨルダノフ/ビュル・オジエ/アン・ロワレ/アン・スアレス/ リーズ・ラメトリー/ アンジェル・ガルニエ/ガブリエル・アジェ/ジャン=スタン・デュ・パック/ケイト・モラン
■2016年 劇場公開作品 70本目
恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「メラニー・ロラン」を「見なければならない」と思って見ただけのはずだったが……。
また1本、衝撃の「LGBT」映画を見てしまった。「LGBT」問題が「常識」まで変化した今、「これでもか」というまで過去にあった酷い「苦しみ」が暴かれてるように見える。最初「兄」の言うことを誰も信じなくて、「いやな奴」に見えるが、最期「一番正しい奴」になってしまう展開にはビビってしまった。
「父親」は子供に「母親」の死因を自殺としか話さない。母親の自殺が信じられない「兄」は、ずっと母親の死因に疑問を抱いて育つ。母親の話をしたがらない父親と、兄の間に生まれた確執が、何十年も続いてる。セラピーを受けるまでの確執が、最期は衝撃の真実で覆される。
「実話」か「創作」かは知らないが、こういうことが人間の世界でたくさんあったように見える、生々しい話に震撼した。
『ミモザの島に消えた母』を見て、「ノワールムティエ島」が冬に咲くミモザの花から「ミモザの島」と呼ばれてることを初めて知った。
「満潮になると消える道路」を何かのTVで見たのだが、フランス本土と「ノワールムティエ島」をつなぐ「海の中道」、「パサージュ・デュ・ゴワ」が『ミモザの島に消えた母』の舞台だったことを知っておしっこを漏らした。
また恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” が、「メラニー・ロラン」を筆頭に「ケイト・モラン」「オドレイ・ダナ」「ガブリエル・アジェ」……、だったことも強烈な印象に焼きついた。
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画像 2019年 5月