■『太陽からプランチャ』
やりすぎ限界映画：☆☆☆☆★★★［95］
2014年／日本映画／96分
監督：窪田将治
出演：相馬圭祐／馬場良馬／世羅りさ／Sareee／倉貫匡弘／草野康太／山口ルツコ／藤本つかさ／志田光／立花あんな
■2014年 劇場公開作品 3本目
■第3稿 2020年 8月7日 版
『失恋殺人』『D坂の殺人事件』『屋根裏の散歩者』の「窪田将治監督」が、長編映画デビュー作『スリーカウント』に続き、「今」の「女子プロレス」を見せる。
「3年前」、「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」だったんじゃないかと「最近」振り返る日々。初めて見た時、「完全」に「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度じゃなかったことを、『太陽からプランチャ』でも思い知り、「かなり」、「反省」「懺悔」「償い」まで追い込まれた。
僕は「全く」「女子プロレス」に興味がない。「完全」に「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度じゃなかったことが増した「原因」だと「確信」。実は「女子プロレス」どころか、「プロレス」自体興味がない。興味が持てない理由を「自己分析」すると、極限のくそリアリズムを追究してしまう視点で、プロレスが「スポーツ」だと考えられなかったからだと思う。だが『太陽からプランチャ』を見て「窪田将治監督」に、僕の「考え方」、「信念」「価値観」「倫理観」を破壊される時がきたかもしれない。
僕の「うっすら」残る「女子プロレス」の記憶で思い出すのは、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「キューティー鈴木」。「栗原恵」「浅田真央」のように女優でなくても、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” には「アンテナ」が反応し「ガン見」になる。また「ある意味」、「ダンプ松本」も恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” だった。子供の頃TVで、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「キューティー鈴木」や「ダンプ松本」の試合を、リアルタイムで見てたのを思い出した。
だが『太陽からプランチャ』を見て、「今」「現代」、「女子プロレス」が子供の頃ほどTVで放映されなくなったことを、「今頃」思い知る。そういえばいつからか、「女子プロレス」をTVであまり見なくなった。変わってしまった時代に「今頃」気づき、「浦島太郎」の心境で、「震撼」「驚愕」「絶句」した。
だが「キューティー鈴木」や「ダンプ松本」のような「女子プロレスラー」を目指し、トレーニングする女子達は、「今」も消えてない。かつて「カメラマン」への夢を抱いて挫折した「相馬圭祐」が、「女子プロレスラー」達との出逢いをきっかけに、「絶対あきらめない」、「女子プロレス」がまた脚光を浴びる世界となることに懸ける「情熱」に影響を受けてく。「自分が本当に撮りたい写真」が何かを見出し、人生の「再起」に挑む。「女子プロレス」の人気を「復活」させたい、『太陽からプランチャ』に込めた「気持ち」、「窪田将治監督」の「女子プロレス」への「愛」が見えてなかった。
「絶対あきらめない」「情熱」、「トレーニング」「試合」が殆ど「ドキュメンタリー映画」にしか見えない。女優じゃない “本物” の「女子プロレスラー」、「志田光」「藤本つかさ」「世羅りさ」「山口ルツコ」「235」「Sareee」の恐るべき極限のくそリアリズムに、「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」まで追い込まれた。
プロレスが「スポーツ」だと考えられなかった僕の「信念」「価値観」「倫理観」を、「窪田将治監督」に破壊されたのは、プロレスの試合に「台本」がある上で、「プロレス」の魅力が何かを語られたから。
「プロレス」とは、人を「喜ばせる」「楽しませる」ために「怪我」「血まみれ」になるまで体を張って見せるショーなのだと、僕は感じた。「怪我」「血まみれ」になる「技」を見せるためには、何もなくしてできる訳がない。どれだけ「トレーニング」「努力」しなければならないか。どれほど「体力」が必要か。どれほど「痛み」に耐えねばならないか。「プロレス」が「スポーツ」であることを感じた。
「プロレスって凄いよね 怪我してもやるんだから」の台詞に、どれほど「窪田将治監督」が「女子プロレス」が「好き」か、僕のような「全く」「女子プロレス」に興味がない人間に、何が「女子プロレス」の魅力かを “本気” で伝えようとしてる「愛」に、「かなり」、「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」まで追い込まれた。
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■日記「今日見た映画 2014」3『太陽からプランチャ』
■日記「今日見た映画 2014」4『猿の惑星 新世紀 ライジング』
■日記「今日見た映画 2014」5『怪しい彼女』
■日記「今日見た映画 2014」6『リベンジ・マッチ』
■日記「今日見た映画 2014」7『ホットロード』
■日記「今日見た映画 2014」8『GODZILLA ゴジラ』
■日記「今日見た映画 2014」9『テルマエ・ロマエⅡ』
■日記「今日見た映画 2014」10『るろうに剣心 京都大火編』
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画像 2016年 6月